残業時間の上限が月平均で60時間に規制されると、残業代は最大で年
8.5兆円減少する。大和総研は、政府が掲げる働き方改革で、国民の
所得が大きく減る可能性があるとの試算をまとめた。
個人消費の逆風となりかねないだけに、賃金上昇につながる労働生産性
の向上が不可欠となりそうだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170821-00000068-jij-bus_all
政府は働き方改革の一環として、罰則付きの残業上限規制の導入を目指
している。実現すれば、繁忙期を含め年720時間、月平均60時間が上限
となる。
試算によると、1人当たりの残業時間を月60時間に抑えると、労働者全体
では月3億8454万時間の残業が減る。年間の残業代に換算すると8.5兆
円に相当する。
残業時間の削減分を新規雇用で穴埋めするには、240万人のフルタイム
労働者を確保する必要があるが、人手不足の中では至難の業だ。
現状の仕事のやり方を変え、短い時間内で大きな成果を上げる社員が評価
され、成果が出ないのに残業をする社員は、評価されないシステムに変えて
賃金上昇につながる労働生産性を上げていくしかない。ドイツで出来て、
日本でできないことはない。と思えるのだが、いかがであろうか。
さて、日経平均は4日続落し、77円安の19393円大引けでした。
(出来高 概算14.0億株の商いでした。)
今朝方のNY市場、トランプ政権への懸念から軟調な展開。ただ、円安に
振れて、日経平均は買い先行スタート。だが、朝鮮を巡る地政学リスクへ
の警戒感からジリジリと下げ幅を広げ、終値19400円台割れとなった。
日経平均の続落で、5/1以来19400円を下回って取引を終えた。引き
続きボリンジャーバンドー2σ~ー3σレンジ辺りと、売られ過ぎが意識され
いつリバウンドしてOKな水準です。
注目のNY市場、手掛かり材料が不足する中、小動きスタート。プラス圏で
終了できるかポイントです。
明日の日経平均、為替が109円台なら、反発に期待したい。