「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

8月第2週 相場展望と予定

2017-08-06 23:58:41 | 相場展望

    
/31~週の日経平均は、NY市場がドル安/株高となったものの、為替の
円高や週末の米雇用統計を控え、膠着。安倍政権、起死回生の改造内閣を
発足したが、週末評価は、まだ充分でなく、もみ合い終了となった。

結局、日経平均は、週間で7円(↓0.04%)下落し19952円の大引けでした。

さて、8月第2週(8/7~8/11)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

明日からのポイントは、米雇用統計を通過し、業績好調な企業の割安感から
日本株の出遅れ感は強い。国内の主要企業決算から新興企業決算発表に
移り、多く予定されている。割安感ある銘柄、個別物色の展開から、節目の
2万円台を回復して、熱い8月相場を想定したい。

日経平均、8月第2週(8/7~8/11)レンジは19900円~20250円程度を
想定しています。

1.8月第2週(8/7~8/11)主なイベントと予定
 8/7
日本 6月景気動向指数
日本 東レ、鹿島、大成、サントリー、ソフトバンクG、楽天 各決算
 米  マリオット、CBS、タイソン・フーズ 各決算
 米  セントルイス連銀総裁、講演
 米  ミネアポリス連銀総裁、講演
 独  6月鉱工業生産
 世  OPEC加盟国/非加盟国専門会合
 8/8
日本 8月国際収支
日本 7月景気ウオッチャー調査
日本 清水、大塚HD、ミクシィ、UT G、ハーモニック・ドライブ・システムズ 各決算
 米   CVSヘルス、ラルフローレン 各決算
 米   国債入札 3年債(240億ドル)
中国 7月貿易統計
 独   6月貿易収支
 8/9
日本 JXTG、資生堂、日本マクドナルドHD、じげん、エン・ジャパン 各決算
日本 トランザス、マザーズへ新規上場
 米  4~6月非農業部門労働生産性、
 米  オフィス・デポ、マイラン、ウォルト・ディズニー、21世紀FOX 各決算
 米  国債入札 10年債(230億ドル)
中国 7月消費者物価指数
中国 7月生産者物価指数
 8/10
日本 オプションSQ(特別清算指数)算出日
日本 6月機械受注
日本 7月企業物価指
日本 郵貯、リミックスポイント、インフォテリア、アカツキ、そーせいG 各決算
 米  7月生産者物価指数
 米  新規失業保険申請件数(~8/5までの週)
 米  エヌビディア、ノードストローム、コールズ、メーシーズ 各決算
 米  国債入札 30年債(150億ドル)
 米  NY連銀総裁、記者会見
NZ 中銀政策金利
 世  OPEC月報
 8/11
日本 東京市場休場(山の日祝日)
 米  7月消費者物価指数
 米  JCペニー 決算
 米  ダラス連銀総裁、講演
 米  ミネアポリス連銀総裁、講演

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/4)

今日のNY為替市場、朝方発表になった米雇用統計が予想を上回る内容となっ
た事から為替市場ではドル買いが強まった。ドル円も買い戻しが強まり、米雇用
統計発表前の110円ちょうど付近から一時111円台を回復する場面も見られた。
コーン米国家経済会議(NEC)委員長が「秋にも包括的な税制改革法案を提出
したい」と述べたこともフォロー。

今回の米雇用統計は現段階では完璧に近い良好な内容であっただろう。完全
雇用に近い中、非農業部門雇用者数(NFP)は20万人を超え、労働参加率も
上昇。失業率は4.3%に再び低下している。そして、何といっても平均時給は
安心感をもたらしたであろう。前年比では予想を若干上回り、前月比でプラス
0.3%と高めの上昇となった。

今日の米雇用統計はこれまで同様に力強い米労働市場が示された。ドル安に
過熱感もある中、これまでのドル安の流れに一服感が出るか、来週以降の動きが
注目されるところではある。来週は米消費者物価(CPI)の発表などが控えており、
インフレ鈍化懸念を和らげるようであれば、ドル反転の可能性も期待できそうだ。

一方、ユーロドルは急落し、一時1.17台前半まで下落した。高値から100ポイント
超急落。本日の10日線は1.1760近辺に来ているが、その水準を一時下回った。
ただ、下値での押し目買い意欲は依然として根強く後半に1.17台後半まで戻して
いる。

為替市場はECBの出口戦略と、インフレ鈍化からの米利上げ先送りの見方が、
ユーロの過度な上値期待に繋がっている。過熱感も高まっていた中、きょうは
ちょうど良い冷や水になったのかもしれない。

来週以降、調整モードに入るか警戒される動きではあるが、目先は21日線が控
える1.16台前半の水準が下値メドとして意識される。ただ、この日発表になって
いたドイツの製造業の指標も強く、ユーロ圏の景気回復への期待値は高い。

ユーロ高・ドル安の流れはもうしばらく続くとの見方も根強く、9月末迄に1.22を
上値目標にしている向きもいるようだ。
                   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=384153
 米国債利回り
   2年債       1.349(+0.010)
   10年債      2.262(+0.041)
   30年債      2.841(+0.044)
   期待インフレ率   1.797(+0.023)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。朝方発表になった米雇用統計が
予想を上回る内容となったことから利回りは上昇した。コーン米国家経済会議(NEC)
委員長が「秋にも包括的な税制改革法案を提出したい」と述べたこともフォロー。

CMEがFF金利先物取引から算出しているFEDウォッチも12月利上げ確率を
50%台まで上昇させている。

ただ、市場ではまだまだ年内利上げに対する信頼感はなく、来週以降の米消費者
物価(CPI)などを確認したい意向が強い。

10年債利回りは一時2.28%台まで上昇し、30年債も2.86%まで一時上昇。
2-10年債の利回り格差は91(前日88)に回復している。
                   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=384154

3.NY株式市場 結果(8/4)

 NY株式4日
   ダウ平均      22092.81(+66.71 +0.30%)
   S&P500     2476.83(+4.67  +0.19%)
   ナスダック    6351.56(+11.22 +0.18%)
   CME日経平均  20045 (大証比:+95 +0.47%)

今日のNY株式市場でダウ平均は9日続伸し最高値を更新。2万2000ドル台を
維持している。この日発表になった米雇用統計が予想を上回る強い内容となった
事で寄り付きから買いが先行した。ただ、ダウ平均は上げ幅を伸ばすことはでき
ずに前日付近まで伸び悩む場面も見られたが、底堅い動きを維持し高値更新が
続いている。

今日の強い米雇用統計を受けて市場は、9月のバランスシート縮小期待を更に高め、
若干ではあるが年内の利上げ期待も高まっている。それを嫌気して金利に敏感な
公益や一般消費財などの売りが上値を抑えている一方で、米国債利回りが上昇
している事から銀行株が堅調に推移。

決算発表も大方終了し、株式市場の評価も良好。ただ、次の材料が欲しいところ
でもあり、次第に夏休み以降の動向を探る展開になりつつあるようだ。

ダウ採用銘柄ではゴールドマンやJPモルガンが上昇しているほか、シスコ、ファイ
ザーが堅調。一方、ディズニーやマクドナルド、メルクが下落している。

ナスダックは小反発。テスラやエヌビディア、フェイスブックが上昇。アップルが
反発しているほか、アルファベットも堅調。ただ、アマゾンは下げに転じている。
決算発表を受けての下げから抜け出せない模様。

スマホの指の位置を感知して画面操作ができるタッチセンサーなどを開発している
シナプティクスが大幅安。4-6月期の決算を発表しており、1株利益は予想を上
回ったものの、7-9月期の売上高見通しが予想を大きく下回ったことが嫌気されて
いる。

ローカルビジネス情報の口コミサイトを運営するイェルプが大幅高。4-6月期の
決算を発表しており、売上高、1株利益とも予想を上回った。通期の売上高見通しも
予想を上回っている。

ウェアラブル・カメラのゴープロが大幅高。4-6月期の決算を発表しており、1株
損益の赤字が予想よりもかなり小さかったことが好感されている。

ウェルズファーゴが軟調。昨年9月に発覚した架空口座スキャンダルによる制裁金等
法的コストが従来よりも13億ドル増加し、33億ドルになる可能性が明らかになった。

クラウド・ソリューションのアリスタ・ネットワークスが商いを伴って大幅高。
4-6月期の決算が予想を上回ったほか、7-9月期の売上高も強い見通しを示した。
                   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=384151

4.NY市場 原油先物9月限/金先物12月限 各結果(8/4)

 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=49.58(+0.55 +1.12%)

NY原油は反発。欧州の時間帯までは軟調だったが、米雇用統計が強気な内容
となったことに支援されて、プラスサイドを回復した。ただ、株高は好感されたもの
の、同時にドル高となったことや、ブルームバーグに続き、この日はプラッツも
7月の石油輸出国機構(OPEC)加盟国の高水準の産油量を発表したことで、
上値も抑えられた。一方、ベーカーヒューズ社が発表した米国内の原油稼働中
のリグ(掘削装置)が前週比で1基減少したことは支援材料。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=384149
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1264.60(-9.80 -0.77%)

金12月限は、続落。予想以上の米雇用統計を背景にドル高に振れたことが圧迫
要因になり、7月26日以来の安値1259.8ドルを付けた。
                   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=384148

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