「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

8月第4週 相場展望と予定

2017-08-20 23:58:37 | 相場展望

        
8/14~週の日経平均は、北朝鮮を巡るグアム周辺へのミサイル発射警戒
感が和らいだが、別の地政学的リスクがオン(トランプ大統領の白人至上主義
発言により、大統領助言組織が解散し、政策遂行が難航とスペイン・バルセロナ
で発生したテロ事件)で、ドル安/円高となり、日本の相場マインドを悪化させて
いる。

結局、日経平均は、週間で259円(↓1.31%)下落19470円の大引けでした。

さて、8月第4週(8/21~8/25)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

注目イベントは、8/21~の米韓 合同軍事演習、8/24~のジャクソンホール
会合が注目されます。明日からも、外部環境の動向を睨みながらの相場展開に
なりそうです。

業績好調な企業の割安感から日本株の出遅れ感は強まっているが、外部環境の
悪化で売られており、割安感ある銘柄、個別物色の押し目買いの好機と捉えれば、
ここからの下落は、限定的を想定したい。

日経平均、8月第4週(8/21~8/25)レンジは19300円~19850円程度を
想定しています。

1.8月第4週(8/21~8/25)主なイベントと予定
 8/21
日本 全産業活動指数
日本 7月百貨店売上高
米韓 合同軍事演習開始
 世 OPEC・OPEC非加盟の主要産油国、合同専門委員会会合
 8/22
日本 7月全国スーパー売上高
日本 JHR、INV 各決算
 米 7月FHFA住宅価格指数
 米 トランプ大統領、アリゾナ州で集会
中国 景気先行指数
 独 8月ZEW景況感指数
 8/23
 米 7月新築住宅販売件数
 米 ダラス連銀総裁、講演
 米 ロウズ、HP 各決算
 独 8月製造業PMI速報値
EU  8月ユーロ圏製造業PMI速報値 
EU  ドラギECB総裁、講演
 8/24
 米 7月中古住宅販売件数
 米 新規失業保険申請件数(~8/19までの週)
 米 カンザスシティー連銀、ジャクソンホールで年次シンポジウム(~8/26)
 米 ティファニー、ゲームストップ 各決算
 8/25
日本 7月消費者物価指数
日本 キタック、エイチ・アイ・エス 各決算
 米 7月耐久財受注
 米 イエレンFRB議長、ドラギECB総裁、ジャクソンホールで年次シンポジウム講演
 独 8月Ifo景況感指数

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/18)

 今日のNY為替市場は後半になってリスク回避の雰囲気が後退し円高の動きが
 一服している。要因はバノン主席戦略補佐官の辞任が伝わったこと。南部バージ
 ニア州で発生した白人至上主義を巡る衝突事件を受けたトランプ大統領の発言が
 波紋を広げている。企業のCEOも懸念を強めており、各企業のCEOと設立して
 いた経済諮問委員会も解散を余儀なくされている状況。同主義との関連が指摘
 されていた、バノン氏を解任すべしとの声がホワイトハウス内でも高まっていた。

 ただ、市場が懸念しているのはトランプ大統領自身の資質で、北朝鮮問題にしろ、
 今回のバージニア州の衝突事件にしろ、あくまで“大統領の口”が災いの発端とな
 っている。果たして来週以降、今回のリスク回避の雰囲気がフェードアウトして行
 くかなお不安感は残る。

 ドル円は序盤は売りが加速し、一時108.60近辺まで下落した。ドル売りというより
 も円高の動きがドル円を圧迫していたが、バノン氏の辞任が伝わったことで一気に
 形勢が逆転し、一時109.60近辺まで急速に買戻されている。ただ、同時に買い戻
 されていた米株も上値が重かったことから、ドル円も終盤は109円台前半に伸び
 悩んでいる。

 一方、ユーロ円もバノン氏解任で買い戻しが強まったものの、ユーロ自体は膠着し
 た展開となった。ユーロドルは1.17台半ばでの上下動に終始。トランプ政権への
 不透明感から前日は買戻しが強まったものの、21日線の付近でなお上値を抑え
 られている。10日線と21日線のデットクロスも示現しており、ユーロは依然として
 調整色が続いていると言えよう。

 来週はドラギECB総裁が、ワイオミング州ジャクソンホールで開催されるFRBの
 シンポジウムに参加する。市場では講演内容に注目が集まっているが、ここにき
 て出口戦略への意向を強調するようなコメントは出さないのではとの見方が強ま
 っている。ECBはユーロや欧州債の急速な上昇に懸念を持ち始めており、それを
 刺激するような発言は控えるのではとの見方が強まりつつあるようだ。

 また、来週水曜日にユーロ圏のPMIの発表が予定されている。一部からはユーロ
 高の影響が製造業のセンチメントを悪化させているとの予想も聞かれる。もし、製
 造業のセンチメントが悪化している様であれば、ユーロは調整色を更に強める可能
 性も警戒される。          http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=386421

 米国債利回り
   2年債       1.310(+0.014)
   10年債      2.196(+0.010)
   30年債      2.779(+0.005)
   期待インフレ率   1.767(+0.000)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。トランプ政権の経済運営への不
 透明感が強まる中、リスク回避の雰囲気から利回りは下げて始まったものの、
 トランプ政権のバノン首席戦略官の辞任が伝わり下げは一服している。ただ、
 不透明感は根強く利回りはプラス圏に浮上したものの上昇は限定的となった。

 10年債利回りは一時2.16%まで低下したものの、2.21%まで戻している。
 ただ、2.2%の水準は維持できなかった。2年債は1.31%に上昇。
 2-10年債の利回り格差は89(前日89)。
                   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=386422

3.NY株式市場 結果(8/18)

 NY株式18日
   ダウ平均      21674.51(-76.22 -0.35%)
   S&P500      2425.55( -4.46 -0.18%)
   ナスダック     6216.53( -5.39 -0.09%)
   CME日経平均   19460  (大証比:+20 +0.10%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は続落。前日の流れを引継いで序盤は売りが
 先行し、ダウ平均は一時100ドル超まで下落する場面も見られた。トランプ政権の
 経済運営への不透明感が高まっていることや、きょうもスポーツ関連が相場を圧迫
 している。ただ、トランプ政権のバノン首席戦略官の辞任が伝わり急速に買戻しが
 入った。

 ただ、ダウ平均は一時プラスに転じたものの上値は重かった。市場が懸念して
 いるのはトランプ大統領自身の資質で、北朝鮮問題にしろ、今回のバージニア州
 の衝突事件にしろ、あくまで“大統領の口”が災いの発端となっている。果たして
 来週以降、今回のリスク回避の雰囲気が沈静化して行くかなお不安感は残る。

 エネルギー株が上昇し、IT・ハイテク株も買い戻しが出たものの、小売りやアパ
 レルが軟調で上値を抑えている。銀行株も後半は戻り売りに押された。

 ダウ採用銘柄ではキャタピラーやシェブロン、エクソンモービルが上昇している
 ほか、ゴールドマン、JPモルガンも上昇。一方、ナイキが大幅安となっており
 指数を圧迫し、シスコやホームデポも軟調。

 ナスダックも小幅に続落。バノン氏の辞任でIT・ハイテク株にも買い戻しが
 膨らんだものの終盤に伸び悩んだ。アップルやアマゾン、テスラが下落したほか、
 シスコは続落している。

 農業機械のディアが大幅安。決算は好調だったものの同社は会見で、家畜部門の
 低迷と穀物価格の下落で、米国とカナダの農業機械産業の売上高は前年よりも
 5%減少する見込みだと述べたことが嫌気されている。農業機械は大型、小型
 ともに影響を受けるとしている。

 ギャップは決算を受けて上昇して始まったものの、その後は戻り売りに押され
 ている。アパレル業に対する先行き不透明感は拭えず、株式市場全体の地合い
 も悪化していることから、戻り売りに押されているようだ。

 半導体製造装置のアプライド・マテリアルズが上昇。5-7月期の決算を発表
 しており、利益、売上高とも予想を上回った。

 スポーツ関連株がきょうも軟調。きょうは大手スポーツ用品小売りのフットロッ
 カーが決算を発表し、冴えない内容となったことで株価が急落している。ナイキ
 やアンダーアーマなどメーカーも売りが優勢となっている。

 アパレル製品の安売りを手掛けるロス・ストアーズが大幅高。5-7月期の決算
 を発表しており、利益、既存店売上高とも予想を上回った。通期見通しも上方
 修正した。              http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=386418

4.NY市場 原油先物9月限/金先物12月限 各結果(8/18)

 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=48.51(+1.42 +3.02%)

 この日発表された米国内の原油稼働中のリグ(掘削装置)が前週比で5基も減少
 していたことをきっかけに噴き上げる展開となった。今週発表された米エネルギー
 情報局(EIA)の週報での米原油在庫の急減や、6月のサウジアラビアの輸出が
 過去2年9カ月ぶりの低水準となったことなども蒸し返される形となった。外部要因
 では、一時円でドル安が進展したことや、トランプ政権の首席戦略官、スティーブ・
 バノン氏の解任報道で、ダウ平均株価が安値から大きく切り返したことなども支援
 材料。                http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=386416

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1291.60(-0.80 -0.06%)

 金12月限は、小反落。時間外取引では、スペインのテロ攻撃とみられる車突入など
 を受けてリスク回避の動きとなり、欧州時間に一段高となった。日中取引ではドル安
 を受けて2016年11月以来の高値1306.9ドルを付けたが、バノン米首席戦略官の
 解任の可能性が出ると、ドル安が一服し、上げ一服となった。
                   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=386415

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