遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

ブロッコリー

2005-11-30 20:37:00 | あまってら農園
 ブロッコリーがいい出来です。表面が紫色になるのは糖分がました証拠です。糖分が不凍液の役割をして寒さに対抗しているのだそうです。
 ブロッコリーを美味しく食べるには、『茹でる』のでなく『蒸す』ことです。断然味が違います。太い茎の部分も皮を剥いて一緒に蒸すとびっくりするほど美味。
 固くしまっているものよりも、蕾が幾分開きかけたくらいの方が美味しい気がします。

全過程を終了・・・,森林大学

2005-11-30 15:45:08 | 暮らし
 とまれ、これで今年度の森林大学の全日程が終わり無事終了式を迎えました。
 お昼にはコンロを囲んで焼肉パーティー。今年は何回かこういうパターンがあってみんなすっかりうちとけ、このまま終わるのが名残惜しそう。『忘年会をやりたいね』の声も出る中、2月の雪の時期に長峰山・天平の森を歩いて『植物達の冬芽と獣達の足跡・生活痕探しハイキング』をやっては,と言う提案が出され、担当課で検討して頂くことになりました。提案者・・・?,もちろん私です。
 

椅子づくり・・・,今年度最後の森林大学

2005-11-30 15:40:53 | 暮らし
 今回は木工実習で木の椅子づくり。座面は5cm厚の桜の板,脚は桜の枝です。脚の先端を直径30mmに削り、予め座面の四隅に空けられた穴にしっかり固定して楔を打ち込みます。この作業が決め手で、キチンと固定すればびくともしません。脚の下側の面をがたつかないように調整し、後は面取りして角の丸く切った部分にやすりをかけ、最後に防虫・防腐剤の入った塗料をぬって完成です。
 参加者全員,ものすごい集中力で時間のたつのも忘れるほど。あっという間にお昼,あっという間に午後3時半。そして完成・・・,記念撮影。
 私・・・? 脚の取りつけも早く、昼前にも完成と言う時に座面の板を割ってしまい、その後はひたすら『つなぎ』の作業に没頭。自慢ではありませんが、ただ1人未完成だったのでした。
 『つなぎ』は楔形に切った木片を2つに割れた板に埋め込んで両者をつなぐ作業。割れた板をぴたっとくっつけるには楔形の木片(凸型)と寸分たがわぬ穴(凹型)を彫ることができるかどうかにかかっています。それも楽に填まるのでなくややきつめで叩き込むくらいの大きさであること。うまく行けばしっかり固定できる技能です。
 これはこれで面白い作業でした。負け惜しみでなく・・・! 

穴掘りスコップ

2005-11-29 20:58:01 | あまってら農園
 ハウス建設の強力な道具,穴掘りスコップです。2つのスコップが向かい合っていて、スコップのすぐ上の支点を中心に開閉するようになっています。
 2本の長い柄を両手で持ち上げて思いっきり地面に突き立て、間の土を挟んで取り出します。これを繰り返して堀り口を必用以上に広げることなく深い穴を掘ることができます。
 スコップは全体が重く、刃先は分厚く丈夫で少々の小石などは砕いてしまう威力があり、固い地面でも勢いをつけて力いっぱい突き立てれば掘り進むことができます。
 重いので持ち上げる時に使う肩先の筋肉が痛くなります。うっかり足の上に落としたら思わぬ怪我をすることになります。

着々進行,全骨格組み立て完了・・・・ビニールハウスづくり4日目

2005-11-29 13:05:38 | あまってら農園
 入り口(南)側の東側。少し幅が足りず下の畑にはみ出していますが、発芽直前のグリーンピースには殆ど影響なく、また内側のグリーンピースやホウレンソウ,ルッコラ等の作物にはまったく触れずにうまく境界線に立てることができました。
 こうして夕方までに31対のパイプを立て終えハウスの骨格が出来上がりましたが、一応立てたと言うだけで完全にきれいに揃っている訳ではありません。
 これから個々のパイプをつなぐ通しパイプ(正式名称不明)を上と下に入れながら調整していきます。埋めたパイプの深さのバラつきがそのまま通しパイプの凸凹に反映するので、殆んど総ての脚部をもう一度掘り直して調整しなくてはなりません。
 まだ先は長いのですが、全容が見えきたので作業に弾みがついてきました。

測量やり直して本格的に・・・ビニールハウスづくり3日目

2005-11-28 20:45:32 | あまってら農園
 行き当たりバッタリにハウスを立て始めたのですが、やっぱりキチンと測量して位置決めしないときれいに揃わないし、奥行きがどこまで取れるのかも分からないのでロープを張って測りなおしました。
 50cm間隔で印をつけたロープ,(4.5mX15.0m)X2でそれだけの広さが取れるかどうか試してみました。結果はギリギリOK。
 昨日立てたパイプの、入り口から5mの位置の西側のパイプを中心に、入り口側を30cm程東に振ると1番奥(15m先)は60cm西に寄ることになります。こうすれば畑の中にスッポリ納まることが判りました。
 フルサイズ取れるのならやり直しも何のそのです。直角の出し方もコンパスを使って角(180度)を二等分する方法で正確を期し、西5m(11番目)のパイプを中心に少しづつずらせて11対のパイプを立て直しました。今度は脚も棟もきれいにそろいました。
 明日中にはパイプを全部立て終えることができそうです。
 (写真は今春再建したやまび香房の大型ハウス=間口7mX奥行き30m。この経験が大いに役立っています)

拡張工事・・・ビニールハウスづくり2日目

2005-11-28 00:47:22 | あまってら農園
 ビニールハウスの組み立て2日目。
 農園の上の道路は畑の入り口の方から見て緩やかに左にカーブしています。このため法面下の通路もその下の畑も道路に沿ってカーブしています。これを直線にしないとハウスはうまく建てられないので、畑に向かって突き出ている部分の通路を思い切って削ることにしました。
 まず土留めのカラマツ材を止めるための杭を現在の位置より50cmほど法面側に打ち直して土留めを移動し、この部分の土壁を削り落として畑を広げます。これで曲がっていた畑がほぼ直線になりました。
 次にパイプを立てる位置を決めます。間口の450cmに合わせて奥行き450cmの正方形をつくって直角を出し、対角線の長さを450X√2=636cmとしてロープを使って位置を決めました。
 こうして決まった位置に正確にパイプを立てるためには、鉄の棒を打ち込んで引き抜きそこにパイプを差し込むのがベストなのですが、鉄棒がないので穴掘りスコップで穴を掘ることにしました。穴が大きいのでピンポイントでパイプを立てるという訳には行かず、位置がルーズになってしまうのが難点です。
 夕方までに10組のパイプを立てて今日の作業を終えました。

フキノトウ

2005-11-28 00:32:35 | あまってら農園
 第2農園は蕗の大自生地で、まだ耕していない所にはたくさんの蕗が出ます。柔らかくて味のいいフキで春先から夏にかけて大勢の人が採りに来ます。
 畑にも出てくるので耕すたび根を掘り上げるのですが、それでも次から次へと出て来る困りものでもあります。
 そんな畑のかたすみで早くもフキノトウを発見。そう言えば去年も年末に出ていましたっけ・・・。
 季節はずれのフキノトウは春一番に見つけたときのような感動もわかず、食べようと言う気にもなりませんネェ。

拡張

2005-11-26 13:26:03 | あまってら農園
 早くも予想外の事態に直面。東側は一段低くなっているので広げることが出来ません。西側の法面下の通路になっているところを削って広げることにしました。
 畑は東側が若干低くてゆるやかに傾いているので西側を相当深く埋めても、東側は浮き上がってしまいそう。
 その上、全体が道路のカーブに沿って湾曲しているので、直線を出すのも難しそうです。
 
 

何を最優先にしようか!・・・のんびり忙しい冬支度。

2005-11-26 11:47:29 | あまってら農園
 時間がない!
1;ビニールハウスを組み立てなくてはッ! 来春でもいいけどそれではせっかく手に入れたのがもったいない。ハウスで囲えばホウレンソウがもう少し成長するかもしれない。これが最優先かな。
2;小屋をつくる基礎部分の丸太の切り出しと穴掘り。穴を掘るのは簡単だけど、そのためには位置を決めなくてはならない。その前に小屋の図面を描かなくてはならない。それが大変! ボヤボヤしていると凍ってしまう。いや日陰はもう凍り始めている。
カラマツを倒して運ばなければならない。どうやって運ぼうか。・・・,良太がいたらなぁ~。
3;年内に引っ越さなくては!・・・って大ごとじゃん。
4;ホウレンソウ,ブロッコリーの出荷,発送。いつも後回しになってます。大根・ハクサイ・お菜の収穫と漬け込みははもう少し先だけど大仕事なのだ。
5;抜根して耕して、畑を広げなくては・・・。まあこれはボチボチやります。落ち葉をかき集めて堆肥づくりも。
6;善光寺街道ハイキング,境界線ハイキングの下見調査と企画,実施。境界線は来年かな・・・。
7;例会はやり直しだネ。元日登山,冬の活動計画,電車旅行,キムチ研究会,燻製研究会(今年はスモークサーモンだ)・・・等々。気ぜわしいから1月でもいいか!
8;柿がもう400個も。渋抜きと柿酢作りに挑戦!
9;明日は元日登山の下見で三城牧場から美ヶ原へ登るのだ!

 この中のどれだけやれるのでしょうか? 他にもいっぱいやることあるし・・・。でもちょっとづつ進んでもいますよ。
1;タマネギ,ニラ,の植えつけ,キヌサヤ,グリーンピース,ナバナの播種完了。オッと、ナバナにトンネルかけなくては。それにしてもキヌサヤ,グリーンピースの発芽が遅いのが気がかり。
2;サクランボ,ツバキ,ムラサキシキブ,グミ,ミツマタ,ルバーブ,フェンネル,日本サクラソウ,フシグロセンノウ・・・,明科の静子さんちの庭木と花の移植,ウメ,サクランボ等の果樹の定植完了。庭木がもう少しあったっけ。レッドロビンが7~8本,どなたか引き取り手いませんか!
3;ニセアカシア伐採,小枝の処理(焼却,堆肥化)完了。畑の開墾(少しづつ)
4;ビニールハウスのパイプ搬入。組み立てが大変!
5;懸案の小屋予定地のニセアカシア伐採処理。
6;ホウレンソウ,ブロッコリーの出荷(少量ながら)
7;柿採り,干し柿づくり,
8;例会(話し合いどころじゃなかったけど柿を採って皮を剥き干し柿に)
9;境界線ハイキング,最終行程の下見。成果なかったけど見通しは立った・・。

 今日はこれからハウスの組み立てに!

上田・万代書店行報告

2005-11-25 22:07:13 | 山のあしおと小学校
 剛君のお母さんから『剛・海・馬トリオ』の上田市・万代書店行報告です。

 8時半,剛の家集合だったのに生馬君と海君がきたのは8時10分。ここでカードで一勝負してから8時半に出発!!(おばさんには全く理解できない、難しい遊びです)
 松本駅に9時着。切符は上田までは買えた。上田駅では時間がなく走って切符を買いなおしたそうです。
 『上田原駅についたら電話するんだよ』と3人に言い聞かせて送り出したのに、1日待っても電話1本かかってこない。『便りのないのはよい便り。何かトラブルがあったら電話がくるものだから、きっと夢中でわすれてるんだよ』と優花と百花に説明し、自分にもそう言いきかす。(まったくもうッ!) 
 家にいるといっても女3人でガチャガチャやってたらあっというま暗くなって、5時になっても帰ってこないので一挙に心配が押し寄せてきました。 
 電車は4時23分に着いているはず。あれ~・・・? (まずい! 『祭日でも英語はありますので遅れないように』と電話がきていたのだ・・・) そんなことより、何があるかわからない世の中だから・・・。
 あわてて海君,生馬君家に電話できいたのですが連絡はないらしい。いくら予定では歩いて帰ってくることになってたとしても、5時から英語だってわかってるんだから50円のバスに乗るくらいの融通がきいてもいいんじゃないのぉ・・・? それとも電車に乗り遅れた・・・? まずい,まずい,まずい!

 仕方がないので自転車で探しに出たところ、少し下った交差点付近で3人を発見。交差点の向こう側へ向かって『おそぉぉぉ~い!』と怒鳴る!
 松本駅に着いてから海くんが切符をどこにしまったか忘れてしまい、改札を出られなかったのだそうです。(んんんん・・。それもあったかもしれないがカードの話しで盛り上がってだらだら歩いてきたに決まってる!) 
 『もう5時すぎてるんだよ!』 『えっ!』(こいつら何もかも忘れてる!)
 自転車で家までダッシュし、海君,生馬君家へ連絡。何だか私ってこんなに心配性だったのかしら? 
 5分ほどで3人組みが帰ってきた。優花と百花もお出迎え。『おっそいよぉ~』
 すぐに帰ろうとする2人を引き止めて『で、今日はいいもの買えたかな? 見せてくれ』と、この忙しいのに家に上げて見せてもらう。せっかくだから見てあげないといけないかと。(見てもわからないが・・・。) 
 3人ともおそろいの万代書店の黒い袋をとりだして見せてくれました。どれもカードがどっさり。すっごくうれしそう。  
 『ふ~ん、よかったねえ。じゃあ 早く英語行って!』 

 さすが男の子,カードしか買ってこない。わざわざ上田まで行って。お金をあまらせても必要ないものは買わない。さすが長男ズ。信じられない。もちろんお土産もなし。
『なあ剛、上田原で電話するっていったよなあ』,『あっ!』
 約束やぶったから剛だけ冷ご飯ね。約束やぶったから剛あまったおかずだからね・・・。 
 そして今日,学校から帰ってすぐ生馬んちへ自転車をとばす剛なのでした。もちろん海くんも来てるはず。(+他にもいっぱい!)

 電車もスケジュール通りに行けたし、欲しいものは手に入れられたし,すばらしい1日であったようです。無事に帰ってきてめでたしめでたし。
 ps:生馬君は携帯持ってったんだったよね。電源は入ってないし電話はしないし・・・。(ったく!ッ) 

 という長い『私の』報告+感想文でした。松本駅から家まで,徒歩で1時間はみておく必要があるようです。これで捜索したのは2回目なのですが、電車の時刻以外は子どもに時計を見る習慣はなく、ゆっくりだろうと家に向かっている子どもに罪はないのですネェ。
 
 剛の感想は、篠ノ井駅は親切だ。階段に「どこ行きは何番ホーム」と書いてある。あれで助かった。上田原駅の目の前が万代書店だった。地図なんかいらなかった。剛が車内の席取りに貢献した。
 
 以上です。剛・母
 (写真は05年3月,各駅停車広島への旅での剛・海・馬トリオ)


  

3人組・上田市『万代書店』へ

2005-11-24 23:58:06 | 山のあしおと小学校
 剛君のお母さんからのメールです。

 こんばんは。 先日はありがとうございました。干し柿はたくさんできましたか?
 さて、23日は善光寺街道歩きの予定が変更になったのをいいことに、3人組は念願だった上田の「万代書店」行きを決行することにしました。 
 かつてないほど積極的に電車の時刻や運賃をしらべ、もしものときのためにプリントアウトして生馬くんと海くんに手書きでしらせ、今日はわくわくしているのが伝わってくるほどでした。 
 少ない小遣いをなるべく使わないように、松本駅までは行きも帰りも歩きます。コンビニ弁当は金がかかるので、おにぎりとお茶は持参します。彼らは夢中になっているカードを買いに行くのです。欲しいカードはきっと高いのでしょう。 
 
 剛はいつも木偶さんにやってもらっていることが大変なことだということがすこしわかったことでしょう。 
 まず、往復1600円(子ども料金)に高いと苦情がでたこと。JR→しなの鉄道→上田交通,と乗り換えるのに、乗り換え時間がすくなく、会社がちがうのに支払いできるのかわからない。自分がつくった時刻表に間違いがないか心配,等々。 そして私たちも、いままでは木偶さんが責任をもってくれているので安心だったのですが、今回は私たちの許可のもと(実は校則をやぶって)子ども達だけで学区外へでかけるのでなんとか安全(学校にばれずに)に帰らせたいという気持ちです。(親が許可しているのですから問題はないのですが、他の子に影響するといけないので・・・。)
 この頃はいろいろな事件があるので、本当は『まだまだ日本もすてたもんじゃない』と思わせたいのですが、今回ばかりは『甘いはなしにはきをつけろ!!』 を忘れないようにと、今日も言いましたが明日も言います。  
 そんなわけで、あらためて木偶さんにいつもおんぶにだっこであることに気づき、感謝する次第でありまする。ありがとうございまする。
 子どもたちが無事に、るんるんで帰ってきますように。
 剛・母
 (写真は05年3月,各駅停車広島への旅での剛・海・馬トリオ)