遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

実はジャガイモ畑

2006-08-31 23:05:12 | あまってら農園
 草を刈った場所はジャガイモ畑だったのです。この畑,7月20日頃までは手入れをしていましたが、その時点での『バトル』の相手は草ではなくテントウムシダマシでした。 
 ジャガイモは気温25℃を越えると肥育しないと言われており、この頃すでに地上部は枯れかけていたのでした。

2段刈りで草を粉砕!

2006-08-31 22:37:03 | あまってら農園
 チップソーでは根元から切ってその場に倒すので、これをそのまま放置するとなかなか土に返ってくれません。いつまでもそのままだと邪魔になるので結局別の場所に集めて積み上げることになり、そうするとますます腐りにくくなっていつまでもそのままです。
 以前,八王子で草刈りの仕事をしていた時には、刈った草を車に積んで仮の置き場に集め、そこがいっぱいになると山奥の農園に捨てに行っていました。その移動の際に仮の置き場から車に積みなおす時,イネ科の草の場合は半年以上も前に刈った草であるにも関わらず青々としていました。 
 草と言うものは根元から刈ってそのままにしておくとなかなか腐らないものなのです。その上,その土地の肥料を吸い上げた植物体をその場から移動することになるので、吸い上げた肥料を元の畑に返すことができません。
 その点,ビニールコードで刈って粉々にした草はその場に広く散らばり、天気がよければすぐに乾いてチリチリになるので耕す時に鋤き込むことができます。吸い上げた肥料を元の畑に返すことができるのです。

第1農園の草刈り

2006-08-31 22:30:03 | あまってら農園
 第1農園です。真夏の40日間,手入れができませんでした。こんなに雑草が茂るまで放置してはいけません。あまりにも見苦しいので草刈りに着手しました。
 
 草刈り機(正しくは刈払機)には、チップソーと言う刃のついた回転鋸をつけて草を切る方法と、ビニールコードを装着し、これを回転させてその勢いで草を刈る方法があり、私はもっぱらビニールコードを使っています。
 ビニールコードの利点の第1は安全性です。毎年かなりの数のチップソーによる死亡事故が発生しています。(人間の肉は草より簡単に切れるのです!)
 ビニールコードの場合は、万が一コードに触れてもせいぜい腫れ上がるか出血する程度で、皮膚を傷つけることはあっても肉まで切ることはありません。  
 まあそれは別として、ビニールコードのいい点は刈った草が粉々に粉砕されることで、粉々になった草の葉はやがて土に返り肥料となります。
 

引き続き,懇親会&夜の森体験第2夜!

2006-08-31 21:14:53 | 山のあしおと小学校
 バーベキューで懇親会 & 夜森体験・第2夜

 引き続き,山のあしおと小学校・会員&家族&希望者の懇親会
日時;9月2日(土)午後5時~8時頃
場所;同上
参加対象;誰でも自由
参加費;おとな&中学生以上:1000円,小学生以下:500円
ただし、飲み物は各自持参でお願いします。
お願い;早く来られる人は火起こし等の準備をお願いします。

 引き続き,夜の森に同化しよう体験&小屋づくり作業,再び!
日時:9月2日(土)~3日(日)
以下,前日と同じです。


モロッコに支柱,ようやく!

2006-08-30 02:33:30 | あまってら農園
 種を播いて、後はほったらかしの無茶苦茶流・放任式モロッコ。草の中でお互いのツルを絡み合わせてのたうっていました。天に向かって勢いよく伸びたかっただろうに・・・,悪かったネ!
 ようやく支柱を立てましたが、いつもながら後手後手で帳尻を合わせるのに必死・・・デス。

夜の森で過ごそう体験・・・参加者募集!

2006-08-29 03:16:13 | 山のあしおと小学校
 夜の森に同化して獣のように過ごしてみませんか・・・,一晩中起きて森の気配に耳を澄ませるのもよし,シュラフに入って寝るもよし,子ども,おとな不問,お父さん,お母さんと一緒でもOK・・・,参加者募集!

日時;9月1日(金)夜間~2日朝
場所;安曇野市明科矢の沢・天平の森付近
集合;1日午後6時30分
解散;2日午前7時30分
服装;行動しやすい服装,長袖シャツ,上着,長ズボン,防寒着,保温着、雨具,帽子,手袋,靴,靴下,  
持ち物;弁当(夕食&夜食),間食(自由),お茶または飲料水(1㍑),懐中電灯またはヘッドランプ,シュラフ,敷物,食器(おわん2,皿,コップ,ハシ・スプーン等),米1合,蚊取り線香のトレイ(吊り下げ式)
朝食代;子ども:300円,おとな:400円(副食持参可)
※怖くなったらハウスのベッド,またはテントで寝れます(ただし,1人かも・・・!)
 
 引き続き,例会&小屋づくり
 朝食後,メンバーが揃えば例会を行います。例会不成立の場合は小屋づくりにとりかかります。
日時;9月2日(土)午前9時~午後3時頃
場所;あまってら第2農林園
服装;同上(ただし,衣類は天候に合わせて) 
   ※雨具はいつでも必携。
持ち物;弁当(当日参加の人),または昼食用レトルト食品・インスタント食品・パン等,お茶または飲料水(1.5㍑),筆記具,他
※ご飯を炊きたい人は米を持参して炊くことが出来ます。
参加費;なし

引き続き,山のあしおと小学校・会員&家族&希望者のバーベキュー懇親会

柱をコンクリートで固める!

2006-08-27 20:31:03 | 山のあしおと小学校
 丸太の位置が決まるとコンクリートを練って穴の底に流し込み、その上に丸太を立てます。錘を使って鉛直になるよう調節してから周りにもコンクリートを流し込んで固めました。こんな風にして基準となる4本の唐松の立ち木の間に丸太を立てて行きます。
 今日は等高線に対して直交する方向の片側に2本立て、次に等高線に平行するラインの低い方に穴を掘ったところで終了です。
 次はカラマツを倒して丸太をつくり、この穴に立てます。

深さ70cm超の穴を掘る

2006-08-27 20:24:31 | 山のあしおと小学校
 3人で交代しながら穴掘り。正君は細身ながら,いや細身ゆえに無駄な力を使わないよう要領よく掘るコツを覚え、雪ちゃんも身長ほどある重いスコップを持ち上げて、半分以上は2人で掘ったかな・・・!
 穴の深さは70cm。直径20cmくらいの丸太を立てるので大きさもそれなりに・・・,雪ちゃんが腰まで入れるほどです。
 

穴掘り・柱建て・・・8月例会は小屋づくりに変更

2006-08-27 19:58:06 | 山のあしおと小学校
 山のあしおと小学校・8月例会は参加者2名で不成立。せっかくなので小屋づくりに切り替え、雪ちゃん,正君には夕方まで頑張ってもらいました。
 今日の作業は、基礎となる丸太柱を建てるための穴掘りです。穴掘りスコップを使います。この穴掘りスコップと言う道具は、勢いと重みで穴を掘り進むので重く出来ており、持ち上げる時に非常に力を使います。そのため、大人でも肩の先が痛くなります。

中国新聞ニュース&社説

2006-08-26 18:56:32 | 私・あなた・世界&シニア便
1;8月19日付けニュース
細見谷「住民投票条例案」を否決 '06/8/19

 ▽廿日市市議会 7対25
 廿日市市議会は十八日、臨時会を再開し、住民から直接請求があった「細見谷林道工事の是非を問う住民投票条例案」を否決し、閉会した。(岡田浩一)

 傍聴には約百人が訪れた。請求者を代表し、哺乳(ほにゅう)類生態学者の金井塚務さん(55)=同市前空=が意見陳述した。「細見谷渓畔林は規模や生物の多様性に恵まれ、価値の認識が高まっている」と指摘した上で、「現在の未舗装路で林業やワサビ振興はできる。現地は地盤が軟弱で、幹線林道整備後も膨大な費用がかかる」と主張した。
 議員からは「幹線林道は税金の無駄遣い」「住民自らの判断に委ねるべきだ」などと住民投票の実現に賛成する意見が出る一方で、「地元の吉和地区住民は長年、早期実現を求めてきた」「住民投票では、人口の少ない吉和の住民の意思が反映されない恐れがある」などの反論もあった。
 採決の結果、二十五対七の反対多数で否決され、住民投票条例は設置されなかった。
 金井塚さんは「議員の多くは幹線林道を整備する緑資源機構などからの都合の良いデータを信じ、審議が深まらなかったのは残念。ただ、直接請求の運動で市民の関心は高まった。今後はセミナーなどで正しい情報を提供し、反対運動を続けていく」と話していた。

2;8月20日付け社説 '06/8/20
細見谷林道 宝の活用法再考したい

 いったん生態系を壊したら、取り返しがつかなくなるのが自然界である。太田川上流の廿日市市吉和の細見谷渓畔林は西日本でも有数の貴重な自然だという。後世のためにも大切にしたい。
 一昨日の林野庁の「期中評価委員会」は、細見谷を通る幹線林道の整備計画(一三・二キロ)で、渓畔林部分(四・六キロ)と道路新設部分(一・一キロ)について、さらなる環境調査を求め、着工の是非についての結論を来年度以降に持ち越した。現在の計画の不十分さを委員会として認めたのである。
 一方、廿日市市議会は、住民から直接請求のあった「細見谷林道工事の是非を問う住民投票条例案」を、反対多数で否決した。
 直接請求に必要な有権者の五十分の一(約二千人)の署名が、運動開始からわずか十九日間で集まるほど、市民の関心は高かった。しかし、あっさり否決された。市民全体に情報を浸透させ、議論を広げるせっかくの機会にもなったのに生かせなかった。
 細見谷渓畔林は、ブナやトチノキといった広葉樹が川に沿って茂り、ツキノワグマやクマタカ、サンショウウオといった動植物の宝庫になっている。生態学の専門家も「西日本ではほとんど見られない」ほど貴重だという。
 事業主体である独立行政法人・緑資源機構(川崎市)も、環境に配慮して当初の計画を変更、渓畔林部分を既存の砂利道と同じ三メートル幅の舗装路としたり、一部は舗装も見送る計画を立てている。
 ただ動植物の研究者らは、舗装路の場合、幅員を狭くしても基礎工事や溝の設置で「水みち」が変わり、湿性の植物群落の生態を破壊する可能性がある、と懸念する。さらに、完成すれば、多くの自動車が入り込み、排ガスがダメージを与える恐れがあるという。しかも、道路維持費も高くつき、自治体の負担は重くなる。
 渓畔林が破壊されたら、良質な特産ワサビの栽培も困難になるという。渓畔林の背後に広がるスギの人工林も高い標高では育成が難しい。産業振興面からもまだ考えるべき問題がある。
 西日本でもここでしか見られない「宝」を、生かす方法はいくらでもありそうだ。歩いて癒やされ、楽しく学習できる自然。従来の観光と違う独自の観光開発も考えられる。それに応じたワサビなどの特産品の生かし方もあろう。初めに道ありき、ではない。最初に自然ありき、で再考したい。