福井の悪い癖

１０月６日（木）１８時００分　名古屋ドーム
広島　００００００００３　　３
中日　０２２００１００　　　５
●福井（７勝９敗）

　先発の福井はまたしても発病。素晴らしい立ち上がりを見せ初回を０点でに抑え、乗っていけるかなと思った矢先の２回、何の前触れもなく自滅。２つの四球のあとピッチャー相手にも四球で満塁とし、荒木にタイムリーを浴びる。
　３回も２番手今井が四球が絡みで失点。その後のことはラジオを消したので知らない…。

　８回まで３安打に押さえ込まれた打線は９回にちょっぴり反抗、無死満塁から３点を奪うが、それが精一杯。

　あまりに散々な内容で７連敗…。

また援護できず…

１０月５日（水）１８時００分　名古屋ドーム
広島　１００００００００　　１
中日　００１００００１　　　２
●前田（９勝１１敗）

　先発は１０勝に王手のマエケン。いくら調子が上がりきらないとはいえ、最低限１０勝ラインはクリアして欲しいところだが…。

　試合はいつものように打線が沈黙。初回に栗原の先制打で得点したもののスミ１。今日は最近の傾向とは違ってランナーを出したのが初回と４回だけ。最大のチャンスはその４回、連打で無死１、２塁から送って１死２、３塁のチャンスを作るものの、丸、倉が凡退で点を奪えず。あとは中日先発の川井と２番手浅尾に手も足も出ずに０を並べる。
　
　マエケンはナイスピッチングを見せるが２発に沈む。３回には伏兵・大島に、８回にはブランコに一発を浴び、好投空しく敗戦投手に。とても責めれた内容ではないが、それでもあと一粘り欲しかったところ。去年はそれができていただけに求めるものも高くなる。
　あえて一言申すなら、１ボールからの２球目をカープ、２ボールとなった３球目も同じくカーブで被弾。カーブのようなタイミングをずらす球種を２球続けるのは特に外国人には御法度。ストレートで勝負してのＨＲなら「力負け」と諦めもつくが、配球ミスなら悔やんでも悔やみきれない。

　それにしてもこれで６連敗。長いトンネルはいつ脱出できるか？マエケンで勝てなかったらいったい誰で勝つ？

泥沼５連敗

１０月４日（火）１８時００分　名古屋ドーム
広島　０３０１０００００　　４
中日　０２１００３００　　　６
●バリントン（１２勝１１敗）

　策がない…。この連敗中は同じようなことの繰り返しで今日も決定打が出ずにもたもたしている間に逆転を喫し、逆転されたと同時に反撃する力もなく敗戦。これで２つの引き分けを挟んで５連敗。しかも決まって中盤までは競り合いながらも終盤に崩れ落ちていく展開。
　
　先発バリントンも好投しても援護がない試合が続く中で今日は４点の援護をもらいながらも守りきることができずに７試合勝ち星なし。味方の得点直後の失点は痛い。

　ただ、問題はやはり打線。幸先よく３点を先制したものの、４、５、６回と続けて先頭バッターを出しながらも奪った追加点は１点のみ。相手の山井、２番手久本ものらりくらりの投球でつけ入る隙は充分にあったにもかかわらず自ら流れを中日に引き渡す。

　終盤は前回の中日戦同様で浅尾、岩瀬の前になすすべなくお手上げ状態…。

負けも負けたり借金「１０」

１０月２日（日）１８時００分　東京ドーム
広島　００００００１００　　１
巨人　００００１００００　　１

　先発のジオは再三ランナーを出し、いつ崩れてもおかしくない投球内容。しかし粘りのピッチングで巨人打線を６回１失点に抑える。こういう展開は意外とあっさりと点が入るもので、唯一の失点は５回に簡単に２死を取り、３人目の打者のセカンドゴロを東出がエラーで出塁を許すと、盗塁、タイムリーとあっさり失点。

　その後も中継ぎ陣が踏ん張り、特に９回裏はサヨナラのピンチを招くもサファテに代わって抑え役を任されることになった今村がなんとか凌いで引き分けに持ち込む。

　この投手陣の踏ん張りに今日も打線は答えられず。５回表は１死２塁で丸が簡単に打ち上げてサードフライ。７回も先頭栗原が出塁するが続く松山はレフトへのファールフライと完全に巨人の術中にはまっている。松山あたりはこの内容ではなかなか１軍に残るのは厳しい。が、その後満塁と攻め立て代打・前田の際にワイルドピッチで同点に追いつく。ただ、ここから一気に勝ち越せないのも最近というか今シーズンの傾向。前田はあえなくピッチャーゴロ。死球で再び満塁のチャンスをもらったが東出センターフライで勝ち越せず。

　結果ドロー。これで今シーズンの巨人戦は終了。６勝１６敗２分けで完敗。おまけに東京ドームでは２勝のみ…。巨人には本来カープがやりたい走る野球のお株を奪われ、完全にカモにされてしまった。とにかく、走られ過ぎ。バッテリーを含めてもう少し対策が必要だし、攻撃陣は今年巨人にやられた攻撃をやりたい。


７回表・１死満塁で前田のピッチャーゴロで三本間で廣瀬が挟まれアウト

終盤に弱い…

１０月１日（土）１４時００分　東京ドーム
広島　１００００１０００　　２
巨人　００１０００２３　　　６
●永川（１勝２敗）

　前日の岸本のイニング跨ぎの失敗に続き今日も同じ失敗の繰り返し。２番手で登板の永川が６回の巨人の攻撃を０点に抑えると、７回も引き続きマウンドへ。ただ、これが裏目。その永川が７回に逆転されると、あとは巨人の流れを止められず。もちろん反撃の力もなく連敗。ただ永川に関してはこんなもの。競った場面で永川を出さざるを得ないチーム事情の弱さか…。

　先発は４か月ぶりに骨折から復帰の大竹。ベストピッチとは言えないが５回を１失点ということでまずまず。もっとも怪我の影響か、球威よりコントロール重視のピッチングはかえって力みが抜けて、今までよりも良く見えた。

　打線は相変わらず拙攻続き。２度の満塁の好機を潰し終わってみれば８安打を放ちながらも本塁打２本で２点のみ。特に４回には無死満塁で得点できず。打ててないわけではないが相変わらずここぞの１本が出ない…。

　それにしても、ここのところ終盤の失点が目立つ。９月に入るまでは踏ん張ってきた投手陣をなんとか
打線がカバーしたい。


４ヶ月ぶりの復帰登板・大竹

今季ワーストタイの「１１」

９月３０日（金）１８時００分　東京ドーム　
広島　１００００１００１　　３
巨人　００１０１００７　　　９
●岸本（３勝２敗）
　
　何から書くべきか…。まずサファテの戦線離脱に続いて豊田が昨日の試合で内転筋を痛め登録抹消。張りつめていた糸がプチっと切れたかのように悪いこと続き。

　先発福井は球威とテンポが良く、立ち上がりからランナーを出した割には順調な滑り出し。６回の味方の攻撃のチャンスで代打を送られたため５回を２失点。だが、その２失点の内容がいつものように四死球絡み。３回は先頭バッターにストレートの四球、５回にも１死から死球でいずれも失点に結びつく。
　
　早くも来期の話になってしまうが、福井に関してはフォームの修正をして以降安定感が出て来たし、思った以上に球威も増しているのである程度期待できるようなきがする。
　
　この試合をぶち壊したのは８回の岸本と１軍登録されたばかりのソリアーノ。岸本は７回を素晴らしい投球で三者凡退０点で抑えると、イニング跨ぎの８回は別人のように四球、さらには長短打を浴び決勝点を与えると、代わったソリアーノも流れを止めれず大量失点。

　これで中日戦から４試合続けて７回までは同点。しかし結果は３敗１引き分け。前半頑張ってきた中継ぎ陣の勢いに陰りが見える。もっともＣＳ進出も厳しい中で高いモチベーションを維持するのも難しいだろうが、そうは言ってられない選手も多いのでもう一度奮起を期待したい。

　膨れあがった借金はついに「１１」。何に楽しみを見出すか。寂しいことだが今年の興味も個人タイトルへ変わりそう。現時点でセーブ王のサファテは阪神・藤川に並ばれたので今後登板が無いことを考えればタイトルは厳しそう。
　
　栗原。今日の先制タイムリーでついに畠山に並び８２打点でトップに。それよりも興味があるのは打率。現在.３０３で第３位。長野が.３１３で少し抜けているがまだまだ射程圏内。
　
　その栗原は前半戦の大不振でオールスターの時に中日・落合監督に教えを請うたもよう。落合のアドバイスは「とにかくセカンドの頭を狙え、そうすればトップが早く決まる。」（解説の達川談）
　このブログ内でも何度も書き込んだが栗原はセンター中心のバッティングの時は良い結果が出ている。落合のアドバイスの話で自分が思っていたことがようやく繋がった気がした。
　とにもかくにも、なかなか首位打者のタイトルのチャンスは巡ってこないのでぜひ狙いにいってほしい。


８回・大炎上の岸本

新シリーズ『勝っても負けてもカープ～岳君の明日のカープ診断』登場｜

　


　かつて『塁上を赤ヘルが駆け巡る』と評されてからずいぶん時が流れ、97年の3位を最後にここ13年間連続Bクラス。今シーズンは、つい先日まであと1勝で5割復帰，Aクラスに手が届こうかと言うところまで迫りながら、アッという間に後退，借金10となって今季もAクラス入りが絶望的となった。






　それでもひたすら応援し続けるのは、万年最下位を争う時代からこの弱小地方球団をじっと見守ってきた広島人＆カープファンの哀しい性と言おうか・・。
　が、ここに1人の熱烈にして冷徹な観察眼で明日のカープを語る男が登場する。彼は、今春開設したブログに、今シーズン開幕後からカープの観戦記を書いていたが、非公開ブログ故にその名解説が世の目に触れることはなかった。
　そこで今シーズン中に書き溜めた彼のブログを時系列に沿って転載し、また今後は当ブログで直接執筆，投稿して明日のカープを語ってもらうことにした。

　以て再び塁上を赤ヘルが駆け巡る日の遠からんことを願う次第。

気付けば膨れ上がった借金は「１０」

９月２９日（木）１８時００分　マツダ
中日　２００１０００１０　　４
広島　００１１０１０００　　３　　
●豊田（２勝１敗）

　借金「１」の壁と題して記事を書き込んだのはわずか１か月前。堰をきったように転げ落ち、気付けばＣＳどころの話ではなくなってしまった…。

　試合は先制されながらも好投手吉見を相手に粘りを見せ３点を奪うものの後半力尽きる。先発マエケンは今年とくに見られる傾向で、見方が得点した次の回の失点が目立つ。２点を先制され１点返して反撃ムードといきたいところですぐさま和田にＨＲを浴びる。その後一時は追いついたがこの和田のＨＲが結局は大きな失点になってしまった。

　先発の役割としては充分かもしれないが、マエケンにしてはやはり物足りない…。今シーズン良いところまでいきながらも壁を越えられないのはマエケンが原因と言ってもよいだろう。

　

落合のしたたかさを学べ！

９月２８日（水）１８時００分　マツダ
中日　０００１００００００　　１
広島　０００００１００００　　１

　試合開始から３時間２９分、１０回裏２死で落合監督がタイムをとるとピッチャーの岩瀬に歩み寄りアドバイス、そして外野手の交代を告げたところで３時間３０分が経過。１１回の攻防はなくなった。
　ＣＳに向けてわずかな可能性を残して何が何でも勝ちたいカープと、浅尾、岩瀬まで投入して負けさえしなければいい中日。明らかな遅延行為だが、落合曰く「ルール作った人に言って。」
　遅延行為をしろと言うわけではないが野村監督にもこれくらいの図太さが欲しい。

　試合はこの日も９安打を放ちながらも１点で９回１失点と好投したバリントンを援護できず。２回にはバリントンのライトフライでタッチアップから本塁を狙った廣瀬がタッチアウト。６回にも１、２塁から赤松のレフトオーバーで同点としたものの１塁から一気に本塁を狙った廣瀬がまたしてもタッチアウト。相手野手が上だったと言えばそれまでだがもう少しなんとかならんもんか…。

　５４勝６３敗で５位。ＣＳ進出も極めて厳しい状況。せめて２．５ゲーム差の阪神よりは上にいって５位の定位置から脱却して欲しい…。

方程式が崩れた

９月２７日（火）１８時００分　マツダ
中日　００１００１２０１　　５
広島　２０００１１０００　　４
●サファテ（１勝３敗３５Ｓ）

　チーム状態の下降線に合わせるかのように、これまで踏ん張ってきた今村、サファテの継投で逃げ切ることができずに敗戦。
　それにしても、打線は１２残塁と相変わらずふるわない…。
　
　しかも、これまでリーグトップの３５セーブをあげているサファテが登録抹消で今季絶望…

９連戦の結果は…

９月１８日（日）１３時３０分　マツダ
阪神　６　－　３　広島　●バリントン（１２勝９敗）

９月１９日（月）１３時３０分　マツダ
阪神　４　－　１２　広島　○今村（３勝７敗）

９月２０日（火）中止

９月２１日（水）中止

９月２２日（木）１８時００分　横浜
広島　３　－　４　横浜　●前田（９勝１０敗）

９月２３日（金）１４時００分　横浜
広島　０　－　１　横浜　●バリントン（１２勝１０敗）

９月２４日（土）１４時００分　横浜
広島　２　－　１　横浜　○豊田（２勝）　Ｓサファテ（１勝２敗３５Ｓ）

９月２５日（日）１４時００分　横浜
広島　１０　－　４　横浜　○今井（１勝）　


　台風の影響で２試合を雨に流したが４勝３敗。このペースじゃ厳しい…。

連敗ストップ

９月１７日（土）１８時００分　マツダ
阪神　００００００００１　　１
広島　４１００００００　　　５
○前田（９勝９敗）

ボロボロ5連敗

９月１５日（木）１８時００分　マツダ
ヤクルト　０００２０２３０１　　８
広　　島　０１０００００００　　１
●ジオ
　ここまでか…。

反撃の兆しなく４連敗

９月１４日(水）１８時００分　マツダ
ヤクルト　０１２００００４０　　７
広　　島　１０２０１０１１０　　６
●今村（２勝７敗）
　ここに来て登板機会がグッと増えている今村だが、上位が遠のいた今来期の飛躍への試練だと思って投げ続けてもらうしかない。その今村は８回に２点のリードを守れずに宮本に２ランを浴び、ランナーを残したまま降板。代わった豊田も勢いに乗ったヤクルト打線を抑えて事ができずに決勝打を打たれる。
　
　負けるときは打線が打てず、打線が打ったかと思えば投手が崩れる…。勝てない時はこんなものか。

　それにしても、追撃ムードの８回裏、１死２、３塁で送った代打は山本…。初球をショートゴロで１点は取ったもののアウトカウントを増やす（ヤクルトは前進守備せず）。そして代打攻勢でお次は石原…。で、案の定凡退。
　実績の少ない山本に打率１割台の石原…。「勝つ気はあるんか！？」と思わず言いたくなるような采配は今年何回目だろうか…。
　この時点で石井琢も前田も控えていたのにただ「左対右」と言うだけで、またしても宝の持ち腐れ。

白旗？

９月１３日（火）１８時００分　マツダ
ヤクルト　０００００２２００　　４
広　　島　０００００１０００　　１
●福井（７勝８敗）
　巨人戦ではヒットを打ちまくりながら決定打が出ずに、いわゆる拙攻で勝つことができず。勢いがしぼんだチームはさらに下降線をたどる…。
　この日は高卒３年目の赤川に６回を３安打に封じられ、再び”貧打線”に逆戻り。得点はバーデンのＨＲのみ…。
　先発福井も６回２失点ということで粘った投球とは言えるかもしれないが勝負所で優位なカウントからタイムリーを浴びるといった様にもったいない投球。
　ただ、やはり投手陣に責任を負わせるのはあまりに酷。打線が投手を助けてあげたいところ。
　「借金７」。巨人、阪神もモタモタしているだけに食らいつきたいところだがその気配が全く見受けられない…。白旗を揚げるにはまだ早い。