遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

ハナイグチの美しさ

2008-09-30 19:14:50 | 花・植物・自然界

    
 タイミングよく発生直後のハナイグチをゲット! 一昨日はなかったから昨日から今日にかけて出てきたものと思われるが、目を見張る美しさだ。


    
 カラマツ林のハナイグチはいつも誰かに先に採られてしまう。今年こそはと見廻った時には早すぎてまだ1本も見つからず、4日後に廻った時にはすでに採られた後だった。


    
 ブームが一段落した頃に遅れて出てくるのがいて、ようやくゲットした。キノコはゆでるとゴミが簡単に取れるが、それでは美味しいダシを捨ててしまうことになるのでぬるま湯で丁寧に洗ってゴミを取ってからゆで、ゆで汁を利用する。


 石づきの部分は山に置いて来るのがキノコ狩りのルール
   
  幼菌は茹でてスライスし、ニンニク醤油で頂くのが最高! 成菌は汁の実やうどんの具などに・・。味,食感ともに抜群のキノコだ。
 

今年のアケビ,去年のアケビ,アケビいろいろ

2008-09-28 09:29:28 | 花・植物・自然界

  
 ここは昔よく採った場所。道路の真上でしかも高いところにあるので誰も採らないせいか、毎年コンスタントに実をつけている。ここは見て楽しむ場所。
 
 知人に書籍を送るついでに栗やアケビ等の秋の実でも入れようと思って去年鈴なりになっていたアケビの『シロ』に行ってみたら、チラホラとぶら下がっているだけで採るほどなかった。しかも開いた実は黒く汚れていて食べられる状態ではなかった。

 (07年10月9日)
   (07年10月9日)
 去年はどの山に行ってもアケビの実が目につくほど豊作だったので、今年はその裏年に当たるのかもしれないが、もっと探せば見つかるかもしれない。


 おなじみのアケビの完全開果の写真・・・。6個の実がきれいに開いて絹のレースを思わせる実が覗いている。
 (2005年9月30日)

復活

2008-09-23 18:34:18 | あまってら農園
 
 一度は諦めて放棄したカタダイコンが復活してそろそろ1回目の間引きの時期を迎える。よかった!

 ネズミダイコン発芽・・・軸が紅い
   遅れていたビタミンダイコンも発芽

 
 くらまも発芽(左)。 一番速く蒔いた干し理想はまた一段と大きくなり順調。

1本立ち

2008-09-20 18:13:59 | あまってら農園
 
 8月23日播種の干し理想は理想的な生育で、間引きで多少ぐらついていた根もしっかり張って1本立ちした。後は収穫まで何もしない。

 
 キャベツが結球し始めた。

 
 見事に育ったブロッコリー。この時期のものは育ちが早く、次々と採れる。


 畑を変えて中条ダイコン(ネズミダイコン)とくらまを播種。ギリギリセーフか!
 諦めた第1農園のカタダイコンは、その後被害が広がることなく最小限に留まり、残った大半の芽が日増しに青さを増してきた。 
 一方、追い蒔きした干し理想も発芽したが、こちらはどれだけ追いつけるか不透明。期待せず見守る。ビタミンダイコンのみ発芽が遅い。

海童(わだつみ)祭り・・・島の暮らし

2008-09-20 12:17:12 | 平郡島にて・平郡島から

     

 9月初旬の頃,島のある地域では海童(わだつみ)祭りと言う祭りが行われる。 古式に則った神事の後、担ぎ上げられた神輿の下をくぐると家内安全と健康が叶うと言われており、島中の善男善女達がその時を待ってどっと繰り出す。

     
 どこにこれだけの人達ががいたのかと思うほど沢山のお年寄り達が、神輿の下をくぐり、安堵したような表情を見せながら三々五々と帰って行く。
 この後、神輿は軽四に乗せられて地区内を廻り、神社に帰って祭りは短時間で終るが、島の人達にとってはなくてはならない大切なお祭りのようだ。

     


茜色

2008-09-19 18:28:50 | アルプス

 一日中ぐずついていたのが、夕方になって突然晴れ、西山が真っ赤に燃えた。

 もう少し北寄りの、常念が最も美しく見える位置から撮りたいと思い、車を走らせるうちにみるみる燃え尽きて消し炭のように色褪せ、やがて消えた。ただそれだけのこと。


花壇・庭・農園

2008-09-19 10:39:32 | ささえあい

 キキョウが咲き乱れる庭で珍しい4枚花弁の花を見つけた。

 千日紅がいっぱい


 こんなきれいな花を食べるなんて『もってのほか・・・,』と言う名の食用菊

 オクラの花は芙蓉に似る。

 ミニトマトや柿の実にそっくりの黄色いトマト


 あちこちに野草も・・

 
 庭にはツゲの木が多く、今日の仕事はその刈り込み
 

 ⇒ 
 素人なのでこの程度でご勘弁を!

雑木林が敷地

2008-09-18 23:38:54 | ささえあい

 ショウゲンジ。アミガサをかぶった虚無僧に似ているところからコムソウとかボウズとも呼ばれる。ラップで来るんでレンジチンしてお浸しに・・。身が充実していてアジがいい。
  
 雑木林・・,ここが仕事場。明るい林床は比較的乾燥しているが、キノコの発生も見られる。自分の敷地でキノコを調達できるところがスゴイ!
   
 オオカメノキ?
   ナツハゼ


 林内にはクヌギの高木が多く、無数のドングリが落ちてあちこちに若木が生えている。
  
 ヤマウルシも多い。これを全部引き抜いて欲しいと言うのが仕事内容の1つ。

 林の中に歌碑
  

 カワラナデシコ
   キキョウ

 林の奥から振り返るとはるか先に家の壁が見える。こんな暮らしもあるんだ・・。

 


1日中チョキチョキ

2008-09-18 01:30:54 | ささえあい

  

 松川村の学者村と言われる一画。700坪もあると言う広大な敷地のお家のぐるりに植えられたイチイの木の刈り込み・・。その広いこと・・!


 道路に面した西側から刈り込み。ここだけで直線にして70mもあり、しかも道路も私道。ざっと刈り込むのに4時間かかった。午後は北面と東面の合わせて100m。
 1日中チョキチョキやって肩が固まってしまった。明日は庭の中の樹木の手入れ。


  
 庭と言うより樹高20mを越えるナラ,アカマツ,クヌギ等が生い茂った雑木林でキノコが採れる。


放棄

2008-09-16 22:56:54 | あまってら農園

  
 昨日まで青々としていた苗が萎れかけていた。異変は現在進行形だったのだ。
 根切り虫(夜盗虫)かもしれないと思って萎れた苗の周辺を掘ってみたが見当たらない。第一夜盗虫の被害がこれほど広範囲に及ぶことはない。
 原因不明,追い蒔きしても同じだろう・・。諦めるしかなく放棄! ダイコンを第1農園に集中させたことが悔やまれる。

 キムチ用のダイコンだけでも何とか確保したいと思って大急ぎで第2農園を耕運・施肥して55日系の総太りを蒔こうとしたら種が見つからない・・。
 1日も早く蒔かなければならない時になんてこった!



  
 松本1本ネギ,京都九条ネギ,ナバナ,コマツナを播種。隣はルッコラ,さらに隣はハクサイとキャベツ。ホウレンソウも蒔かなくてはッ!

ショック!・・・何これッ?

2008-09-16 00:13:06 | あまってら農園
   

 異変 
 1週間,畑を留守にした間にダイコンが発芽しているはずだったものが写真の通りの砂漠状態・・。
 
 こうなっているはずだったものが・・・,

 
 すでにきれいに発芽してすくすく育つはずだったものまで部分的に枯れている。


  
 発芽がした後で異変が起こった。日照りで萎れたようなものと、虫に喰われたような跡があるものとがある。
 未だかつてなかったことで昨日は愕然,呆然として何もする気にならなかった。

 1日置いて気を取り直し、これから蒔きなおして間に合うかどうか種苗屋さんに相談すると、あちこちで一度発芽した後で苗が枯れる被害が出て蒔きなおししている人が多いと聞いてすぐに種を買いに走った。
 カタダイコンや干し理想等の75日系は無理だが、総太りやネズミダイコン等の55日系はすぐに蒔けば間に合うだろうとのこと。
 それでも干し理想はどうしても欲しいのでビタミンダイコンと共に大急ぎで蒔きなおした。総太りとネズミダイコンは明日,マルチを敷いてから蒔く。

 話しによると、発芽後の苗が枯死したのは長雨による根腐れという説と日照りによるものと言う説があってハッキリしないとのことだが、そのような長雨やひどい日照りがあったと言う事実はないと言う。何とも不思議なことだ。

 
 一方こちらは8月23日に蒔いた干し理想。順調に育って間引きの時期を迎えた。オオイヌノフグリがビッシリと生えていたので手取り除草して間引く。

  

アッと驚くブロッコリー・・・早すぎた実り

2008-09-15 00:52:21 | あまってら農園
 
 まさかこんなに育っているとは・・,と思わず絶句! 
 毎年,秋口に苗を買って、12月頃,紫色に霜焼けしたものを収穫する。苗が1株50円もするので、今年こそはと種から育てたのだが・・,
 いくらなんでも早すぎる。今時,寒さに晒されてもいないものを収穫したのではあの独特の甘みはないだろうに・・,とがっかりした。

 記録を見ると、夏至直後の6月27日播種となっている。播種の時期があまりにも早すぎたせいであって、暑い夏に順調に生育して早々と大きな蕾塊をつけたのだからブロッコリーに文句は言えない。
 播種を早くしたのは、毎年,夏(遊ぶの)が忙しくて播種の時期を逃してしまうからだが、播種が1ヶ月早ければ収穫も1ヶ月早くなるだろうと単純に思ったのが大間違いで、早ければ生育のスピードがうんと速くなり、遅ければ生育に時間がかかって収穫期が遅くなる・・,と言うことが頭に入っていなかった。

  
 同時期に蒔いたハクサイ,キャベツも順調に育って、ハクサイなどは早々と結球し始めてしまった。年末のキムチづくりに向けてつくったつもりがこれではタイミングが合わないし、今の時期にハクサイなんて・・・,だ。
 ハクサイ,キャベツは1ヶ月遅れでもう1度蒔いたのでそちらは霜の頃に結球すると思うが、ブロッコリーは3ヶ月も早く終ってしまいそうで、何とも締まらないことになった。
 唯一,期待できるのは、主幹の蕾塊を採った後、脇から出てくる蕾で、実はこちらの方が主幹の蕾塊より美味しいと言うことはあまり知られていない。
 12月の収穫では主幹の蕾塊が精一杯で、脇芽を伸長させる余力はないが、今ならそれが期待できそうだ。

鉄路

2008-09-14 12:02:43 | Xトレイン
 子どもの頃,鉄路はどこまでも無限に続いていて、それを辿れば必ず日本のすべてを見ることができると信じ、地図を見ながら見知らぬ町や村に思いを馳せていた。
 鉄道のない地域もまだ敷かれていないだけで、いずれはどんな辺鄙なところにも網の目のようにレールが張り巡らされて、いつかそこへ行けるんだと思ったりもしていた。
 どこまでも繋がっていると言うことが、子ども達や若者達の夢を支えていた。
 成熟した社会と言うものは 、そんな風に都市であれ田舎であれ、人口の多少に関わりなく公平に機会をつくるものだと思ってもいた。
 時を経てローカル線が次々と廃止されたり、新幹線と引き換えに本線さえもが廃止され、繋がっていたレールはズタズタにされて夢も砕け散った。
 だが諦めたくはない。線路がなければ歩いてそこを繋いでやろう・・。

 窓の外に広がる景色や人々の暮らし・・,青々とした海や緑いっぱいの野山,丘や小川,小さな町や村の田んぼや畑やそこで働く人々,街の活気と雑踏,踏み切りで待つ人々・・,そう言うものを見ながら人は旅をする。時には窓を開けてその町の空気に触れたり、わずかな停車時間であっても何気にホームに下りて見たくなったりもする。
 眺めたり触れたり、話したり考えたり、物思いに耽ったりしながら人は旅をする。それにはそれにふさわしいスピードがある。
 新幹線や高速道路で日本中が繋がって高速で走りぬけたところで、子ども達や若者達や人々の夢は育たない。

 鉄路の旅を追い続ける一方で、廃止されたローカル線を執拗に歩いて見ようと思っている。


旅をする若者にエール!

2008-09-13 02:17:06 | たび・出会い

 相生で次の電車に乗り替えた時、若い男性が『登山ですか?』と声をかけてきた。旅行の時も登山用の大型ザックにテントと炊事道具,釣り道具,衣類等を詰めているので重くはないが嵩張って結構目立つらしく、声をかけられることがよくある。
 登山でないのに登山の時より大きな荷物を持っていてこの手の質問をされると、何だか騙しているようでいささか気恥ずかしい。まあしかしこれが一番便利なので何と思われようと旅のスタイルはこれしかない。

 『登山ではないけど山屋だよ』と答えると『広(島)大の学生ですが、高校の時,山岳部だったので・・』と言って隣に腰をかけた。
 教育学部で高校の国語教師を目指して古典を学んでいると言うその若者は、青春18切符が使える最後の日なので『京都まで』行くのだが、『出来れば彦根まで行きたい』と言う。

 外国に興味はなく、その金と時間ががあったら日本を知り尽くしたいと言う共通点から話しが弾み、電車旅のことや文学の旅の話しなどして楽しい時間を過ごした。
 古典を学ぶ立場から芭蕉の奥の細道を追跡的に歩いてみたいと言う若者の言葉から東北の文学旅に話しが及んで、象潟や山寺,尿前,平泉などを廻った経験談を話し、また光太郎庵や賢治記念館,啄木記念館,小泊の太宰治の記念館や津軽鉄道の旅,遠野や三陸の旅等について語った。もちろん信州の旅も推奨した。
 電車の旅は好きだが時刻表を調べて計画を立てるのは苦手で、行き当たりばったりの自由な旅をしたいと言う若者に対して『自分もかつてはそう思っていたが、自分が望むように都合よくは電車は来てくれないので、しっかり調べて計画を立てて行かないと時間と金を無駄にするよ・・』と言いたかったのだが、それは彼が自分で経験していずれ分かってくることだろうと思い、『時刻表を調べるのって面白いけどなぁ~』と言うに留めた。

 京都へは『源氏物語千年紀』の関わりで、また、彦根へは安政の大獄を強行して桜田門外の変で暗殺された井伊直弼が第13代藩主だった彦根城を見ておきたいのだと言う若者に対して、私は無責任にも『京都から彦根までは近いから、どうせなら彦根まで行っておいたら・・』と言ってしまい後刻,後悔することとなる。
 電車でも車でも何度も通っているのに私は彦根の位置を正確には把握しておらず、京都から30分程度だと思っていたが、彦根は米原の1つ手前で、電車は野洲で乗り換えなくてはならず、京都からは1時間もかかって15:16の着だった。
 岡山の実家まで帰れればいいと言う若者に残された彦根での滞在時間は最大19時までの3時間あまりであろうか・・。

 松本に帰って調べてみると彦根発18:54の快速が相生着21:40で、21:57の岡山行きに接続して岡山着23:01でこれが最終となる。
 多分これを利用することになるだろうが、もしそれより遅いと彦根発19:51の文字通りの各駅停車で相生着23:44(赤穂着23:56),最終的には彦根発20:26の快速で姫路着22:46,40分待って23:31の赤穂行きに乗れば相生着23:50(赤穂着は0:02)で、いずれも相生または赤穂泊まりとなり、岡山までは帰れないことになる。
 果たして彼が18:54の快速に乗ったかどうか・・。彦根城を訪ねて興が乗れば3時間あまりではすまなかったかもしれない。

 気になってメールを入れておいたら翌日返信があり、『昨夜は午後10時くらい,相生で終電を迎えてしまいました・・,で始発でやっと岡山に着きました。やっぱり僕には少し計画性が必要みたいです』とあった。若者らしくネットカフェで夜を過ごしたらしい。宿賃と相生~岡山間の運賃を無駄遣いさせてしまったが、多分それは想定許容範囲内だったのだろう。
 ※多分これ⇒ 彦根19:24⇒21:47姫路22:05⇒22:24相生

 若い人には旅をして欲しいと思う。とりわけ教職を目指す人であれば尚更旅をして見聞を広めたり、思索を深めて欲しいと思う。