平郡島・梅ほころぶ/菜の花も・・
1月15日夜から23日夕刻まで益田Mランドでのツリーハウス造り,24日から27日まで平郡島でのみかん畑の手入れを終えて2週間ぶりに大町に帰った。
自宅前の20mの平地に雪が積もって入れないのではないかと心配したが、積雪は思ったほどでなく無事に車を乗りこむことが出来た。
水道の元栓を閉めて出たので破裂の心配はなかったが、当然ながら開栓しても蛇口が凍って水は出ない。
ミカン畑の手入れ・枯れ木の伐採と草刈り/さっそくイノシシが来た!
今回,山陰で8日間も過ごして見てその温かさに驚いた。まず零下になることがなく、宿舎にあった暖房をつけることは殆どなかった。それどころか初日には2枚の布団が暑過ぎて夜中に2枚ともはねのけていたらしく、逆に風邪をひいてしまった。0℃~3℃は温かい・・,と言うのが実感だ。
しかし、山陰の天候の悪さには閉口した。8日間の滞在で完全に晴れたのは1日しかなく、青空を見たのは3日くらい,他は殆ど雨交じりの曇天で終日雨の日も1日あった。ただ風があまり強くないのが樹上の仕事には救いだった。
五十谷三島に会った展望台の跡/同展望台から海を見る
逆に平郡島では風の強さが島の暮らしに大きく影響することを感じた。気温はさほど低くないにも関わらず風の寒さは身にしみるが、それより何より海の仕事が命の漁師さん,特に素潜り漁にとって風=波浪は生活を脅かす大敵なのだ。
そんな中で4日間の滞在中,宿泊や食事,作業の用具の便宜を図って下さった上に、荒天をついて漁に出かけ土産にと大量のナマコを持たせて下さった漁師さんや地元の方々には感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
ツリーハウスをこの木に・・,の依頼あり
さて帰途に就く日,午後便で島を離れる時は珍しくも横殴りの雪で海も荒れてかなり揺れた。岩国から高速道路を走って戸河内ICで待つ相方を迎えに行く途上,広島JC辺りでは風花程度だったのが、広島北JCから中国道に入るとホワイトアウトとなり、加計ICを越えた辺りからは吹雪の雪道となる。
戸河内ICで降りると道の駅付近は真っ白。そして191スキー場をはじめ、県北の各スキー場から帰る車でごった返している。中には鹿児島ナンバーの車まであって、九州各地からのスキーやスノボーの客が殺到する様が窺い知れた。
西中国山地は相変わらず多雪地帯,時には豪雪地帯にもなり得ることを改めて感した。
横殴りの雪/あの雲を通り抜けてきた
かくして2週間も寒さから遠ざかっていて、大町に帰ったら低温に適応できないのではないかと言うのが大きな心配だったが、幸か不幸か相方の車の暖房が殆ど効かなくて震えながら11時間走って帰ったお蔭で-9℃にも難なくなじめ、今また無事に極寒生活に戻った次第。
因みに昨日は昼ごろから水が出るようになったので、冷水で洗い物をしたり米を研いだり、先ずまともな生活が出来た。
今日はまだ蛇口が凍っているが間もなく融けることだろう。
オランダフウロ・・?/一輪だけでも暖かく・・