遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

帰りました。

2006-03-31 22:24:38 | 広島
 20時27分,松本駅着。無事帰りました。お母さん方、お出迎えありがとうございます。3人とも元気いっぱいです。
 今朝は4時40分に起きて、バスと電車に乗りっぱなし。乗り継いだバスと電車10本の乗車時間は11時間50分,乗り継ぎ・待ち合わせ2時間27分でした。
 今夜はゆっくり休みましょう。
 次は新潟能生漁港で海釣り教室ナノダ!

たくさんの親切にありがとう!

2006-03-31 18:45:29 | 広島
 中津川発18:03。最後の電車です。席を探す子ども達を目ざとく見つけて初老のお客さんが動き、4人掛けの席を譲って下さいました。
 50年間,この線を通っていると言う南木曽の方でした。初めての乗客か常連さんかひと目で分かるそうです。旅先での人様の親切は有り難く快く受けたいもの。お陰さまでゆったり座って帰ることができます。
 たくさんの人々の善意や親切に支えられた旅でした。

 子どもをめぐる不穏な事態が続発する昨今,大人の声かけに対して子ども達の顔に一瞬のためらいがよぎり、目で私の判断を仰ぐのが分かります。
 『人を見たら悪魔と思え』と教えなくてはならない時代,『可愛い子には旅をさせよ』の言葉は遠い昔の夢物語になってしまったように見えます。
 でも,だからこそ、この世は圧倒的多数の人々の思いやりや善意,勇気や愛,そして平和に生きる喜びや希望で成り立っているし、それを必要としていると言う事を身を持って感じて欲しいと思っています。
 勇気を持って子ども達を私に託し、体験の旅に送り出して下さったご家族の勇気にこそ敬意をはらい、また感謝しております。
 (写真,廿日市駅前『味のサファイア』にて)

名古屋着5分遅れ,待ってちょうライナー!

2006-03-31 17:06:21 | 広島
 福山を過ぎる辺りから今日のダイヤが少しだけ乱れていて、わずかな遅れが出ていると言う印象を受けていましたが、大垣までは時刻表通りに進行してきました。 しかし、大垣発の次の列車が少し遅れて到着し、その影響で名古屋に着くのが5分あまり遅れてしまいました。
 次の列車まで3分もありません。ホームが分かっていれば走って間に合わなくもないでしょうが、大勢の客をぬって走るのは危険なので普通に歩いて間に合えばよし,間に合わなければ次善の策をとろうと決めました。
 結果,ほんの数秒差で18:03が発車。18:30発のセントラルライナーに乗ることにして駅員さんに中津川の到着時刻を尋ねると、『次の瑞浪行きに乗って多治見か瑞浪で降り、後から来るそのセントラルライナーに乗れば310円の乗車整理券が要らないよ』と教えて下さいました。
 後で知ったことですが、このセントラルライナーと言う快速電車は、次に発車する電車分の整理券しか買えないという発売形式のため、並んでいても定員に達するとと乗車できないと言うもの。名古屋圏の事情に疎い私には有難い情報でした。 
 多治見着17:52。同17:57発セントラルライナー中津川着17:33。次の電車までは30分の待ち合わせです。予定通りに来ていると中津川で53分も待たなくてはならなかったのですが、今回はこの長い待ち時間があったために逆に救われた感じです。
 大垣の駅のホームにはストーブつきの待合用ボックスがあったのですが、中津川のホームのベンチは吹きっさらしです。この差は何なのでしょうか・・・? 
 あまりに寒いので駅の待合室に逃げ込みました。




帰路②

2006-03-31 14:00:52 | 広島
 相生発11:21の野洲行き普通電車,終点まで行かず、京都で次の米原行きに乗り換えます。京都着13:13。
 京都発13:30,米原着14:20。同14:43発,大垣着15:16。
 ここまでは8両編成でゆったり座れたのですが、次の名古屋行きは2両編成。たくさんの乗客が乗り込んでたちまち満員です。でも運よく一番前に座れました。
 こんな風に、大都市圏の中間点でいきなり車両数が減ると言う事があちこちで見られます。実際の乗客の多寡,利用実績の数値からははじき出されてこうなるのでしょうが、あまりにも現金ではないですかッ!
 大垣発15:25。名古屋着12:55の予定。

 車中メール集

 ユキちゃんからお母さんへ(再送信):『ユキより』
 『おさしみ食べたよーん(たい)。おいしかったよ。おかあさんにもたべさせてあげたいな。かえるのをたのしみにまっててね〓おみやげも、いっぱい持って帰るネ。ユキ』

 ユキちゃんからお母さんへ:『おそいぞー』
 『まったく〓おそいんだから。おとといおくったんだんだよ。こまるよ。こんかいはゆるすけどね。』

 木偶からお母さんへ:『ユキちゃん,返事待ってますよ』
 『一昨日メールを送って、返事をお待ちですよ~。』

 お母さんからユキちゃんへ:『Re おそいぞー』
 『ごめんごめん〓だってさ〓〓「お返事書いてねっ」てなかったからさぁ〓〓〓〓 ごめんね〓待ってるからね〓〓〓〓』

 ユキちゃんの独り言
 『返事って言わなくっても返事くらいするもんだよネェー・・・』

 バッテリーがそろそろ限界!

帰路①

2006-03-31 11:47:51 | 広島
 6:13発のバスで西広島着6:30。同6:46発岡山行き乗車,福山で乗り換え,8:53着。同9:14発。終点の相生着11:16,同11:22発・新快速野洲行き乗車。この電車で近畿圏を一気に通過します。
 
 先頭車両に陣取りました。子ども達は電車の進行方向の景色を見るのが大好き! 運転席のすぐ後は広くて行く手を見るのに格好の車両です。
 昨年,福知山線で大惨事があっただけに先頭車両には不安がつきまといますが、この位置で次々と現われる景色をワクワクしながら見るのは電車の旅を好きになる大きな要素なのであえて先頭を選びました。

 ナオ君のお母さんからブログにコメントが入っていたので、ナオ君にも返信のコメントを送ってもらいました。
 
 次は京都で乗換え

帰ります。

2006-03-31 06:12:28 | 広島
 4時40分起床。昨夜のうちに荷物は殆んどパッキングをすませ、朝はパンだけの簡単な食事。掃除機をかけ,忘れものチェック。これより後,出るゴミはすべて各自持ち帰り,または許される範囲で駅などのゴミ箱へ。
 5時40分に宿を出ました。ただ今6時,バス停です。最寄りのコンビニまで歩いて弁当を買いました。あとはバス、電車に乗って帰るだけ。バスの時刻は6時13分です。
 
 今日はいい天気。今頃晴れたってなぁ・・・!


自由行動日は余裕日

2006-03-31 00:39:59 | 広島
 さて、今夜が最後です。明日は5時前に起きてもらいます。荷物は今夜中に整理してパッキングし、明日の朝食は調理しなくてもいいもので・・・,と言うことで、朝食用のパンとカップ麺,電車の中で食べる行動食を買ってきました。
 今夜の食事はお好み焼きで終わりかと思ったら、まだカップ麺を食べるんだって!
 『お風呂は?』『入らない~!』『じゃぁ 早目に寝て!』『はぁ~い』と返事はよかったものの、やっぱりゲームをやってるようですネ。
 天候がパッとしなかったために洗濯物が乾かせませんでした。ストーブと電気カーペットで乾かすしかありません。

 広島での行動日を3日とったのは正解だでした。2日間だと宮島と平和公園でいっぱいいっぱいでゆとりがなく、バタバタと子ども達を追い立てるようになります。
 私にとってきついだけでなく子ども達もきつく、それでいて物足りなさが残るにちがいありません。その点で今回は子ども達を追い立てず、入浴や洗濯,食事にもゆっくり時間をかけることができ、こちらもゆっくり考えたり修正することが出来ました。

水族館大好き! お好み焼き大好き!

2006-03-30 23:55:11 | 広島
 自由行動日に子ども達が選んだ行く先は再び宮島の水族館。一昨日と同じパターンで島に渡ったのが13時30分。男の子2人はその時刻に始まるアシカショーに間に合うようにとすっ飛んでいきました。
 ユキちゃんはトモさんと手をつないで後からゆっくり行くのだそうです。トモさんに一緒に入ってもらいましたが、よほど気に入ったのか、4時前まで出てきませんでした。
 おかげで私はヒサカキやアセビ,ヤブツバキ,シキミの花の写真を撮りに行くことができたのですが、今日も冷たい風が吹いて寒かったこと,一昨日以上でした。
 ポカポカ陽気を期待していたのに、広島に来てからずっとこんな天気です。

 島から本土に戻ってまたまたお好み焼きを食べに『味のサファイア』さんへ!
常連のような顔をして鉄板の前に座り、たらふく食べて満足そうでした。
 お店のマスターやママさん,常連のお客さんともすっかり仲よくなりました。

春を運ぶ匂い

2006-03-30 23:00:46 | 広島
 広島の西部地方には4月3日にお花見の節句と称して近くの丘や山に登り、日頃食べることのできないようなご馳走のつまった重箱を囲んで食べたり遊んだりする風習がありました。それは子ども達にとっての一大イベントで、私達は徒党を組んで山に登り、シロと称する基地をつくってグループ間でチャンバラごっこをして遊びほうけたものでした。
 私達がシロをつくった山にはアセビが多く、花見の時期には沢山の花が咲いていました。またヒサカキの花が咲く時期でもあり、その匂いが全山にあふれてもいました。
 当時はそれがヒサカキの匂いだとは知らず、春になるとあたり一面にむせるようにただようその甘い匂いを『春のにおい』だと思っていたのでした。
 ですからヒサカキの匂いを嗅ぐと反射的にふるさとの山で棒切れを振り回していた時代が甦り、意識が一気にそこに飛んで行ってしまうのですが・・・,

 もしかしたらヒサカキと思い込んでいたあの匂いは違うのものなのかもしれない・・,そう思うとどうしても確かめずにはいられなくなり、大元公園から多々良海岸の方に向って往復3kmの道を歩いてみました。
 道々、アセビやシキミ,ヤブツバキ,ヤマモモ,タイミンタチバナ等に交じってヒサカキもたくさん咲いていました。そしてあの甘いにおいが漂っていました。
 紛れもなくそれはあの懐かしい『春の匂い』です。
 安心しました。私にとってヒサカキの匂いはやはり『懐かしい,いい匂い』でした。

宮島の春・・・アセビ・ヤブツバキ・ヒサカキ

2006-03-30 16:51:44 | 広島
 広島時代,冒険学校4月の行事は宮島・弥山~駒が林のお花見登山と決まっていました。
 紅葉谷コースから弥山を経由して,あるいは大聖院コースから直接、駒が林に登り、広い岩棚の上で弁当を食べた後,岩場で遊んで大元公園に下り、カン蹴りで遊んだり潮干狩を楽しむのが恒例になっていました。
 その宮島の春の到来を告げるのはアセビとヤブツバキツバキの花,そしてヒサカキの匂いでした。

ヒサカキの匂いをめぐって!

2006-03-30 15:51:36 | 広島
 今春、ヒサカキの『匂い』をめぐって面白いやりとりがありました。
 ある人がヒサカキには『ガス臭』のような独特の臭気あると言う文を載せたところ、『同感だ』と言う反応が寄せられた一方で、あれは春を告げる『いい匂い』だとする反応があり、数ではその方が多かったのです。
 私自身も『懐かしい,いい匂い』だと思っていたので『ガス臭』と言う表現には『ええッ!』と思い、違和感を感じたのでした。
 何かに似ていて、その何かが思い出せず、誰かに言われて『ああ、そうだった』と思い当たって納得すると言うことはままありますが、この場合はストンと落ちる感じがしなかったのです。
 しかし、『ガス臭』を支持する声も根強くあり、ネットで調べて見てもいくつかの記事に『ガス臭』の表現があるものが見られました。

 いろんな反応を見て『これは面白い展開になってきた』と思う一方で、私はある不安に囚われてもいました。それは『自分がヒサカキだと思っていたのは実は違うものの匂いだったのではないのか・・,』と言う不安です。
 そんな経緯があって、次に宮島に来る機会があったらぜひともそれを確かめたいと思っていました。
 今日はその絶好の機会なので『ヒサカキ』の匂いを探して山道を歩くことにしました。

 なお、このヒサカキの匂いをめぐるやりとりについては、管理人の方から当のブログ記事を本記事にトラックバックして頂きましたのでぜひご覧下さい。

やまび香房にて

2006-03-30 13:29:30 | 広島
 ここは五日市神原のやまび香房,弟の農園です。広い畑に大きなハウス・・・,ハウス内てはルッコラの他にワイルドルッコラ、ホウレンソウ、ラディッシュ、ミズナ等が栽培されています。コマツナの花の前で。

やまび香房にて

2006-03-30 12:06:05 | 広島
 長い長い食事が終わり、10時前からトモさんの車で出かけました。今日は適当にドライブです。まず、木偶の弟が経営するやまび香房に立ち寄りました。
 やまび香房は、一昨年の台風19号で大型ハウスが壊れ、加えて弟が病気で倒れたため、一時農園の存続が危ぶまれた時期があったのですが、その後の奮闘で復活し、現在に至っています。
 私は去年の7月以来帰省する機会がなく、その後の様子が気になっていたのでこの機会に寄らせてもらったのですが、農園は見事に復活していて、むしろ以前より充実している感さえしました。
 
 子ども達はコマツナやハクサイの花~これも菜の花~やツクシを摘んだり、草叢のテントウムシを捕まえてハウスに放ったり,緑いっぱいの広い畑をのびのびと走り回っていました。
 ルッコラの葉を『食べてご覧』と勧められたのですが、畑の野菜をちぎってその場で食べるというのにはちょっと抵抗があったようです。『辛かったら吐き出してもいいんだよ!』と言うと『吐き出すくらいならいいや!』・・・,だそうです。 子どもには子どもなりの考え方があるようで、勧め方を間違っちゃいました。

 やまび香房のルッコラはやはり超一級品でした。緑がきれいで柔らかく穏やかな味です。私の畑のものなどくらべものになりません。
 それ以上に驚いたのは、露地でこぼれ種から勝手に生育したルッコラです。全体が大きくワイルドでいかにも健康そうに育ち、濃緑・肉厚の葉だけでなく茎までもが柔らかく、甘さと辛味が織りなす味わいが複雑,かつ濃厚です。
 野性味にあふれ、しかも柔らかさと穏やかさを失わない味のこれまでに見たことのないルッコラで、おそらく他の誰の追随も許さないだろうといささかショックを受けました。
 田んぼを改良した土と山の畑を改良した土と、この差は如何ともしがたい気がします。ただ、これまで「醗酵に時間がかかるから~」と敬遠していた落ち葉の堆肥場を設けていたことから、その辺りに秘密があるのかもしれないと思いました。

 1時間あまり農園で遊んだ後,子ども達の希望で、再度宮島の水族館に行くことになりました。
 (左,やまび香房経営者,右,トモさん=やまびルッコラのファン)