遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

森の中

2015-10-05 13:55:00 | 花・植物・自然界

 151003クリタケ/ヌメリイグチ?



 チャナメツムタケ/シロナメツムタケ


 今年は残暑がなく、早くから涼しくなった上に雨が多くてキノコがいいと言うのでいつもの高原に行って見た。
 いつもと同じ倒木でクリタケを発見。チャナメツムタケにシロナメも少々。




 ハナイグチ幼菌/同成(?)菌



 ハナイグチ晩(?)菌/同終焉



 ヌメリスギタケ(orモドキ)



 山上の沼/ニガクリタケ(多分)


 静まり返る沼のほとりで、いつののようにハナイグチをゲット。生まれたばかりの幼菌から立派な若者、初老の菌、そして朽ち果てようとする姿等、キノコの半生を見る。





 シバグリ/キノコ色々


 キノコもそこそこ採れたけど それ以上にヤマグリがいっぱい採れた
 この森は 真昼間からクマが出る森だが
 あっちもこっちも クリの実だらけで
 誰も拾った形跡がない

 処理が面倒なので ヤマグリなど拾ったことはないが
 ついつい手が出て200個ばかり‥
 そう言えば 今年はついぞ『熊が出た』の放送を聞かない


 信州のお年寄りはゆでたヤマグリを数珠つなぎにして干し
 カチカチになったものを 正月ころに割ってそのまま食べると聞いた
 堅い実を口に入れてモグモグやっていると そのうちに柔らかくなり
 スルメより長持ちすると言う
 その甘さはヤマグリならではのものだとも‥

 それをカチグリというそうだが 同じものを子どものころに食べた記憶がある
 カチグリと言う呼び方にも覚えがある
 ただし ヤマグリではなく大きなクリだった
 なのでカチグリは 信州だけのものではないのではないだろうか



 タチシオデか



 ママコナ/ ヤマガシュウ


 帰り道
 ママコナの傍らでタチシオデの実を見つけた。
 来春の楽しみができた。




 紅葉




 上から見る/下から見る


森の中のプニョ

2014-09-23 11:20:48 | 花・植物・自然界


 今季初キノコ探しで見つけたこのキノコ
 『キクラゲ見つけ!』と思って引き抜こうとすると
 ちょっと様子が違った。
 足が苔の奥深くに食い込んでいるが
 引っ張るとスゥーッと伸びながら切れることもなく出てくる。
 その足のつけ根の部分が半透明で
 まるで寒天ゼリーのよう揺れているのを見て
 躊躇わず口の中に放りこむ。



 
 ニカワハリタケ~自分はこれをプニョと称している~と思われた。
 味はないがプ二プ二した食感が楽しい。
 次にこの森に来る時には醤油かシロップを持って来なくてはッ!




 持ち帰って軽く茹で 醤油味とポン酢味で賞味。
 ハナイグチの幼菌はスライスしてニンニク醤油で頂いたが…,
 食べ終わってから歯医者の予約を思い出す…。
 後の祭り!

宮の森自然園

2014-03-18 10:52:26 | 花・植物・自然界

 2014年3月16日・宮の森自然園のザゼンソウ


 3月16日,ザゼンソウを見にの宮の森自然園に行く。












 この時期は未だ残雪がたっぷりで木道を歩くのも難しいが、融けたばかりのわずかなスペースにいち早くザゼンソウが芽を出し、今まさに開こうとしているところだった。
 例年より雪が多かった分だけ開花は遅いが、今は何もないような所にも、やがて次々と芽が出て来て足の踏み場もないほど賑やかになる。
 なので観賞・撮影には細心の注意を要する。






 開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり約25℃まで上昇する。そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すことで、この時期には数の少ない昆虫を独占し、受粉の確率を上げているのだそうだ。~ウイキペディアより。
 別名達磨草。仏炎苞と呼ばれる苞が僧衣を纏って座禅する僧を思わせる。

 座禅して 身をすくめたる 達磨草











座禅して 身をすくめたる 達磨草

2014-03-17 20:20:13 | 花・植物・自然界

 咲き初めたザゼンソウ


 ザゼンソウを訪ねて大町市宮の森自然園に行く。



 宮の森自然園


 宮の森自然園は、周りを田んぼに囲まれた町中の自然公園で、きれいな流れがあって湿地を好む希少な植物が見られる。




 未だ開かず


 この時期は未だ残雪がたっぷりで木道を歩くのも難しいが、融けたばかりのわずかなスペースにいち早くザゼンソウが芽を出し、今まさに開こうとしているところだった。今は何もないような所にも、やがて次々と芽が出て来て賑やかになることだろう。




 仏炎苞の隙間からわずかに見える。
 

 ザゼンソウは開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり約25℃まで上昇する。そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すことで、この時期には数の少ない昆虫を独占し、受粉の確率を上げている。(ウイキペディア)

圧倒的ブナ林~信越トレイル・鍋倉山

2014-03-14 05:02:12 | 花・植物・自然界

 若木熱く 根雪融かして 春を呼び   ~2009年5月16日・信越トレイル~

 がっしりと 仁王に立ちて 天を奪る



 なよとして 雪かわしたる 四分音符

 隙あらば そこぞ我が世と 埋め尽くし



 初々の みどり支える 白き肌

 ゆらゆらと 大気を泳いで なお高く 



 老骨の 蒼息吐息を 纏いたり

 我らいざ 蒼き樹海を つくらむや



 千年を 見据えて若木 群棲す





 千年を 包んで優しき 褥とす

 老木の 志は高くして 根に涙

タカサゴユリ&シンテッポウユリ論争

2013-12-05 11:51:27 | 花・植物・自然界

 何ユリなのか…!?/廿日市某所のササユリ 


 高校の同窓生で構成するmixiの閉鎖コミュニティーに、西中国山地で撮った『ササユリ』の写真を載せたところ、広島市佐伯区在住のS君からのコメントで、
 『おはようございます。現在我が家に1株百合が咲いています、紅葉の時期に、秋咲く百合でしょうか…!? 』
 と言う文と写真が寄せられた。

 山野や空き地,あまり手入れされていない庭等の草刈りをする仕事柄、野生化したと思われるテッポウユリに似たユリを見かけることがあり、それが何と言うユリなのか分からずにいた。

 テッポウユリに似ているが、花はテッポウユリのように豪華・純白ではなく、やや細長くて表面が薄い紫褐色を帯び、花びらもテッポウユリほどの厚みがなく薄っぺらな感じ。葉は細めの葉がびっしりと輪生しているものから疎らなものまで様々。
 全体としてテッポウユリほど立派ではなく貧弱と言うか弱々しい感じである。
 つまり、S君のこの写真のユリがそれに酷似している,と言うよりまさしくそのもの。
 


 S君からの2枚目の写真/吉和のササユリ


 翌日,
 『こんにちは。
 根性百合か???、咲くか???。 』
 ともう1枚。

 この際と思って『テッポウユリ 近縁種』でネット検索した結果、タカサゴユリ,シンテッポウユリと言う名前が出てた。いずれも初めて目にするもので、そこに『日本帰化植物友の会通信~タカサゴユリかシンテッポウユリか?』と言う記事があり、なかなか面白かった。
 件のユリはおそらくタカサゴユリの園芸種が逃げ出して野生化したものの雑種ではないかと思えてきたが、如何に…!?


 タカサゴユリ・シンテッポウユリ論争
 http://www.zennokyo.co.jp/kktmo/kk_pdf/05.pdf




6月の白い花

2013-06-09 11:33:22 | 花・植物・自然界

 朴の木/エゴノキ


 梅雨空には白い花が似合う・・,6月の山は白い花が多い。


 ウツギ(卯の花)/〇〇〇ウツギ?




 カンボク(2012年6月14日)





 オオカメノキ(ムシカリ)





 サワフタギ(?)





 マタタビの擬似花





 ミズキ





 ヤマボウシ/ノイバラ




 以下,園芸種


 カモミールの丘

 



 シャスタ―デージー/〇〇〇ウツギ(?)



植物の名前考~1 ママコノシリヌグイ

2012-07-29 01:38:37 | 花・植物・自然界

 ママコノシリヌグイ(タデ科イヌタデ属)~似た仲間はミゾソバ,ウナギツカミ,イシミカワ等。 

 植物の名前考~1 ママコノシリヌグイ 

 ママコノシリヌグイは他の草などに寄りかかりながらに細くて長い蔓性の茎を延ばし、盛んに分岐して薮を形成する。柄のある三角形の葉が互生する。5~10月頃,枝の先に米粒ほどの小さな花が10個ほど集まって咲く。花は基部が白で先端はピンク。ミゾソバの花に酷似する。
 最大の特徴は枝の稜に沿って下向きに鋭い棘が並んでいること。この棘は葉柄と葉の裏にもあり、引き抜こうとして引っ張ると下向きの刺が刺さってかなり痛い。この特徴から『刺ソバ』の別名がある。
 同じような刺をもつものにウナギツカミやイシミカワがあり、これら3種は兄弟と言えるほどよく似ている他、秋に赤い花をつけ、子どものまま事遊びにも使われるミゾソバも刺はないが同じタデ科イヌタデ属の仲間。
 我が農園にも毎年大量に繁茂し、引き抜くのに苦労させられている。よく見ると同属のアキノウナギツカミもあったが写真を撮り損なった。

 この『ママコノシリヌグイ』についてネットや図鑑で調べると『ずいぶん酷い名前をつけたものだ』とか『即刻改名すべきだ』等と批判的なものが多いが、自分は植物の名前の中でも最高傑作ではないか思っている。


 『ママコノシリヌグイ』とはショッキングな命名であるが、初めてこの名前を知った時にはその名の意味するところよりも、発想の奇抜さに度肝を抜かれ、常人にはちょっと考えつかないそのような名前をつけたのは一体誰で、どこからその発想が出て来たのだろう・・? と言う興味と疑問が湧いた。
 3兄弟の1つであるウナギツカミの場合,刺のある茎や葉でウナギを掴めばうまく掴めるのではなかろうか・・,と言う発想は奇抜でも不自然でもなく、いかにも誰かが考えつきそうな名である。
 ※イシミカワの名の由来は全く不明
 だが、鋭い刺のあるこの草で継子の尻を拭おう等と発想する者はそうそういない。
 
 たしかにこれで子どもの尻を拭いたらそれこそ血だらけになるに違いない。そう言う恐ろしげな名前であるにもかかわらず、自分にはその語の響きに残忍さや陰湿さが感じられない。それどころか、本来なら避けるべき名前を植物の公式名にすること自体におおおらかさと言うかユーモアを感じて思わず笑ってしまった。難しくて堅苦しそうな学問の世界とのアンバランスが可笑しかったのだ。 
 仮に誰か特定の人が命名したのだとすると、その人はかなり自由な考え方ができる人だと思うが、そう言う人が生真面目で融通の利かなさそうな学者先生達の中に果たしているものだろうか・・。


 ここまで考えてきて、もしかするとこれは誰か特定の人の命名ではなく、昔から人々の間でそう呼ばれていたものを追認したものなのかも知れないと思うようになった。
 そこで、昔から人々の間でママコノシリヌグイと呼ばれていたと仮定して・・・,

 そのような恐ろしげな名を思いついた人は、果たして継子いじめの当事者である継父・継母その人だったのだろうか・・!? と言うと自分にはそうは思えない。
 これを名づけた人は、継子いじめのむごたらしさを現すものとして、刺だらけのこの草で赤子の尻を拭くようなものだと表現したのではないかと思えるのだ。




 この草の名前が仲間内で話題になったある時、ある50代くらいの女性が『赤子の尻は拭けないが、義母の尻なら拭いてやりたい』と言ったことがあった。ギョッとしてふり返るとその人は慌てて『冗談です!』と打ち消したが、その顔は泣き出しそうに歪んでいた。
 その女性が『ママコ』を『ギボ』に置き換えた途端に『~ノシリヌグイ』が一気に現実味を帯びたのを生々しく覚えている。

 これに比べると『ママコノシリヌグイ』にはそのような現実感がない。つまりそれは、実際に行われることではないが、「刺だらけのこの草で嬰児の尻を拭くような惨いこと」なのだとそれを戒める意味で名づけられたものだからではないだろうか。
 シンデレラの話しを引き出すまでもなく、信州・池田町には継子の足を持って逆さに吊るし、すり鉢のような谷底に落としたと言う『継子落とし』伝説を持つ奇勝があり、洋の東西を問わず継子いじめは古くからの深刻なテーマである。嫁姑の問題もしかり。

 時として人の心には魔が巣食う。魔を宿してしまった心はいがみ合い憎しみ合うこともしばしばであり、それは誰にも起こり得る。
 『ママコノシリヌグイ』は逆説的にそれを戒めるに格好の素材としてその名を冠したのではないか・・,と言うのが自分の到達した結論・解釈であり、植物の名前の中で最高傑作ではないかと思う所以である。




 最後にこの草の名を詠んだ歌をと思って探したが、さすがに見つからなかった。

 いや,あった


 現代歌人ファイルその155・やすたけまり
 http://d.hatena.ne.jp/yamawata/20110921/1316612912

 根もとから一センチにはトゲがないママコノシリヌグイこわくない



 すごい観察力,そして柔らかな肯定的感性に共感!

ブナが芽吹く時

2012-06-05 01:48:54 | 花・植物・自然界

 芽吹きの瞬間/くっきりと立山連峰



 ブナの双葉 ̄第3・4葉/犇めく芽吹き


 今年1回目の黒部湖畔遊歩道・ネイチャーガイド研修では、去年にない新たな発見があった
 
 今回の黒部湖畔遊歩道での最大の発見は、この『ブナの芽ぶき』であろう。
 まず、2年生,3年生のブナの幼樹がよく見られる場所でブナの芽吹く姿~双葉の上に第3・4葉が展開しているのを誰か(私)が見つけた。(写真左)
 よくよく見るとそのような芽吹いたばかりの双葉~第3・4葉のものが無数に見られる。それは、昨秋,特別にブナの実が豊作だったことを物語るものだった。

 さらに、まだ実の殻を被ったままの、まさに芽吹く瞬間の姿が発見され(写真中)、それが1つや2つでなくあちこちで観察される(写真右)に至って一同大興奮した。
 それはそこにいる全員~森の主のようなトモさんさえもが初めて見るものだった。



 7枚花弁のノウゴウイチゴ/ノビネチドリ


 もう1つの発見~ノウゴウイチゴ(能郷苺)・・,去年,何回も通ったのに、この花には一度も会わなかった。
 ほんのわずかな時期のズレで咲く時期に遭遇しなかったのだろう・・。1年通ったくらいでは知りつくせぬほど自然は奥深いものらしく、初めて見る植物は他にもあった。



 赤牛岳/白馬岳


 朝から午後まで晴れっぱなしの黒部湖畔。正面に見上げる立山連峰は言うにおよばず、北に白馬岳,南に赤牛岳・水晶岳と、展望を欲しいままにして明日への英気を頂いた一日。


~今季最多得点~

~得てしてこんなもの~

~3試合の結果のみ~



秋色・唐花見湿原

2011-10-18 01:44:37 | 花・植物・自然界
                                           5位確定~『明日のカープ』へジャンプ


 ミヤマウメモドキ


 ミヤマウメモドキの真っ赤な実が
 今年も目につく





 秋色の 大町市・唐花見湿原



 


 黒い肌の シラカバ




 幾何学紋様の苔




 色づく ヒツジグサ






 カエデの実 霜枯れた葉に 何の蛹か・・




 もう一つの赤




 キノコの見えぬ秋



 5位確定~『明日のカープ』へジャンプ

わらびの日

2011-06-08 21:19:09 | 花・植物・自然界


 大量の収穫に頬が緩む。知人・友人・ご近所に配る分も確保


 夫婦相和して1年分のわらびを採る

 リンゴ園で働く人達が毎年楽しみにしている慰労会を兼ねたワラビ狩り


 この広い原っぱがわらびの宝庫/アカバナイチヤクソウ



 樹間から乗鞍岳を望む/西穂高も

 採りながら登り詰めると稜線から乗鞍岳・西穂高岳を望むことが出来た。



  自分の収穫はこれだけ。去年よりちょっとだけ頑張ってみた・・。太いわらびの根っこの部分をたたいてトロロにするのが最高!

ウマブドウ

2010-10-27 00:49:14 | 花・植物・自然界

                
 リンゴ園脇の薮に絡んでいたノブドウが美しく色づいた。当地ではこれを『ウマブドウ』と呼ぶそうだ。
 有毒で食べられないブドウだと思っていたが、この地方では薬用として焼酎に漬けて飲用するそうだ。心臓にいいとか・・?


                

やっとキノコ

2010-09-22 22:05:28 | 花・植物・自然界

 ハナイグチ・・,少し表面が乾いている感じ。小さいものが多い。

 このところ,雨の日が多いのでそろそろだろうとカラマツ林を探し廻るも一向に姿が見られなかったハナイグチが、思いがけずアカマツ混じりの雑木林で大量に発生しているのが見つかった。


 やや小ぶり,カラマツ林のハナイグチとは少し違う感じ。

 これまで、この雑木林ではヌメリイグチと思われるイグチは見られたが、ハナイグチは一度も発生を見たことが無く、まったくノーマークだったので驚いた。カラマツ林のものより小さめで、表面が少し乾いている感じがする。


 ヌメリイグチ・・?

 よくよく考えて見ると、以前,この場所に別の場所で採ったハナイグチの石づきの部分をまとめて捨てたことがあったような気がする。
 発生が広範囲に及ばず、一ヶ所に限られているところを見るとその可能性も否定できない。

 ハナイグチは美味しいキノコだ。特に幼菌をゆでてスライスし、ニンニク醤油で刺身風にして食べると絶品。


コオロギがいない

2010-09-18 21:18:44 | 花・植物・自然界

 唐花見湿原・ヒツジグサ

 カレンダーではとっくに秋だが、秋になったと言う実感がまるでわかない。
 畑で草刈りをするとコオロギが慌てふためいて逃げ出す。それを追い立てるように刈り進んで行って壁にぶつかったりすると、追い詰められたコオロギが回転するビニールコードでバラバラになる(本意ではないが・・)のだが、今年は畑で殆どコオロギを見ない。
 そう言えば夜になっても虫の鳴く声を聴かない。例年ならコオロギだけでなく色んな虫の声でうるさいほどなのに、今年は極端に少ない。

 
 唐花見湿原・コガネグモ/?タケ

 栗とかアケビ,マタタビ等,山の木の実を求めていつものコースを走って見たがどうも様子が違う。栗は早ければ8月下旬には木の上で口をあけて茶色い実を覗かせ、木の下には実がこぼれているものだが、青くて固いいがぐりは落ちていても実は1つも落ちていない。木の上で弾けているものもない。
 そもそも山が青々として木々の葉が真夏のように猛々しく、秋を思わせる寂しさがまったく感じられない。



 生活の上で感覚的に秋を感じられない訳が2つある。
 その1,夏の間はシャワーだけで済ませているが、ある時点でブルッと身震いが来てお湯に浸かりたくなる日が来る。今年はまだブルッと来ないので未だシャワーだけだ。
 その2,スーパーや生協のチラシでおでんを見てつくりたくなると秋である。今年はまだその気にならない。

 田圃では稲が倒れるほどの実をつけて刈り入れがピークを迎えていると言うのに・・,だ!