遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

母の鍬打ち・・・音に会いたい④

2007-05-31 23:42:59 | 私・あなた・世界&シニア便
 これまでは専ら、土塊の固さとか湿り具合,気象条件等を問題にしてきたのが、ここに来て初めて鍬の歯に目を向けるようになった。
 
 私が求めていた音はおそらく『共鳴』なのだろうと思う。と言うことは2枚以上の歯が震動して響き合って出ていると言うことだ。そこに気づいた時,なぜ乱杭歯では出ない音が新しい鍬では簡単に出たのかと言う疑問が氷解した・・・。
 いや、そうではない。思考の経過はこの逆で、新しい鍬が鳴ったから『共鳴』だと気づいたのだ・・・。まあそれはどっちでもいい。
 つまり新しい鍬は、2つ,あるいは3つ,4つの歯がきれいにそろっているから共鳴が起こりやすかったのだと言う際めて単純な答え(仮説)が出たのだ。それはまた、私がいかにひどいボロ鍬を使っていたかと言うことでもあった。
 
 だが、その仮説に到達した時,また一つ別の疑問が湧いた。

音に会いたい・・・母の鍬打ち③

2007-05-31 22:39:49 | 私・あなた・世界&シニア便
 ところがである。何年かの後,私はこの音が簡単に出せることを知った。それはしかし、がっかりするようなつまらない話しになる。

 鍬とか鋤,鎌などの鍛造した刃物は、歯の太さや厚みとか角度等,思うようなものになかなか出会えないので、これは・・・! と言うものを見つけた時には少々無理をしても買っておくべきである。
 私のボロ鍬は、乱杭歯のように4枚の歯があっちを向きこっちに反り、あるいは折れ曲がったり欠けたりしていた。いい鍬があれば買い換えたいと思っていたところ、ある年,願ってもないような鍬を見つけたので、効率が悪い古い鍬に見切りをつけて新しい鍬を買うことにした。
 その新しい鍬の最初の一撃でその音が出た。しかも1度だけでなく何回もである。はじめこそ喜んだものの、そのうちにつまらなくなってきたのは言うまでもない。

 これまでの鍬では滅多に出なくて、新しい鍬ではこうも簡単に出るのはなぜか・・・? 今度はその疑問に取りつかれ、鍬を振るう時はそればかり考えるようになった。
 そしてある仮説を得る・・・,
 (再掲)

前掛山にて・・・浅間山④

2007-05-31 08:33:56 | 境界線・新境界線
 鋸岳、仙人岳、蛇骨岳、黒斑山、牙山、剣が峰そして田代湖の向こうには四阿山、根子岳が遠望できる。外輪山の尾根を前掛山に向う。尾根は強風で気をつけて歩かないとバランスを崩し崖に落ちてしまいそうなほどである。
 前掛山(2524m)はじっとしていられないほどの風だったので、記念撮影を済ませて早々に下山にかかる。下山後は菱野温泉で汗を流し適度の疲労を感じながら帰途に就く。

噴火口へ・・・浅間山③

2007-05-31 08:29:42 | 境界線・新境界線
 火山館で休憩したあと湯の平口へ。ここからトーミの頭に行くことができる。樹林帯を抜けると自生した落葉松だけが目にすることができる唯一の植物となる。  
 足場の悪い登山道を進み避難用シェルター手前から浅間山噴火口へ。この日は風が強く写真を撮ってからすぐシェルターに下山する。

 

ギョウジャニンニクの大群落・・・浅間山②

2007-05-31 08:25:32 | 境界線・新境界線
 朝食後、ストレッチをしてから一ノ鳥居に向う。不動の滝を見ながら長坂を登り右に牙(きっぱ)山を見てカモシカ平へ。
 火山館下の登山道でギョウジャニンニクを発見。よく見ると沢を挟んで一面ギョウジャニンニクが自生している。山菜ブームなのによく採られなくて残っているものだと一同感心する。


じゅんちゃレポ・『境界線』5月山行~浅間山①

2007-05-31 08:23:23 | 境界線・新境界線
 5月27日(日)
 豊科IC近くのスワンガーデンに集合し小諸市の天狗温泉浅間山荘に向かう。5時前の出発だったので到着後山荘前で朝食を摂る。M夫妻が朝食にとおこわ(もち米)の中にうなぎが入っている手作りのチマキを用意して下さった。
 おこわに巻く笹は山で頃合をみて調達して冷蔵庫に保管,縛る紐もタタミを編む井草となかなか手がこんでいて、あまりにも美味しく、食べたあと写真を撮影するのを忘れてしまったの残念。

 

木への思いを語る・・・07森林大学

2007-05-31 01:08:16 | あまってら農園
 開会行事の後、自己紹介を兼ねて参加者がそれぞれの好きな木を発表した。出された樹木は、ケヤキ,アカマツ,イチイ,カツラ,ハシバミ,ブナ,ナラ,クヌギ,カシワ,アジサイ,アオモリトドマツ,サクラ,ヤマボウシなど。アオモリトドマツとイチイを除いて殆んどが夏緑広葉樹で、中でもケヤキをあげた人が15人中4人もいて、この木の人気の高さが伺えた。
 カツラをあげた人はハート型の葉と芽吹きの美しさ,木の真っ直ぐさを讃え、カシワをあげた人は、次の葉の芽吹きを見届けて葉を落とすやさしさを、アジサイをあげた人は花の色の変化と花期の長さを選んだ理由とした。県木としてのアカマツの純林の美しさ,イチイの気品,ハシバミの実を採る楽しさ,ナラの木の有用性等々,どの木にも選んだ人それぞれの思い入れがあって面白かった。
 
 私が選んだ木はブナとアオモリトドマツ。ブナは個々の樹形が個性的であり、かつその純林の美しさは比類がなく、極相林に至る森林の形成過程にも興味深いものがある。
 また、森林限界直下のオオシラビソの森の中に身を置いた時の気持ちは言い表わしようがなく・・・。
 (写真,西中国山地・恐羅漢山のブナ)

森林大学・開校式

2007-05-30 11:33:08 | あまってら農園
 2年ぶりに長峰山森林大学に参加。今年のメインテーマは炭焼き。今日第1回は里山へのガイダンスとして里山の現状と炭焼きについて。
 2回目以降のテーマは
②里山の手入れⅠ/6月13日(水)
 雑木林の植物,昆虫などの生態と維持管理の手法の学習
③視察研修・筑北村/7月11日(水)
 森林・林業施設,筑北村の炭づくりの見学
④炭焼き窯講習Ⅰ(窯づくり)/9月12日(水)~14日(金)
 本格的な炭焼き窯をつくる
⑤里山の手入れⅡ/10月17日(水)
 雑木林の手入れの仕方と炭焼き用材の伐採実習
⑥炭焼き窯講習Ⅱ/10月31日(水)
 薪割機による炭材作製実習と道具の手入れの学習
⑦炭焼き窯講習Ⅲ/11月7日(水)
 炭焼き窯による炭焼き実習
⑧里山の手入れⅢ/11月8日(木)
 多様な生き物が棲む里山の手入れの学習
⑨炭焼き窯講習Ⅳ/11月9日(金)
 炭焼き実習