遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

丸太の会&Xトレイン合同・森くら訪問のご案内

2006-04-30 22:57:51 | Xトレイン
丸太の会&Xトレイン 大町市『森のくらしの郷』訪問 
 ~ツリーハウス見学と山菜料理のつどいのご案内~
 
 5月8日(月)の丸太の会は、大町市・森のくらしの郷(大町市平2115)に会場を移し、各駅停車Xトレインと合同で行います。
 内容はいつも通りのお話し会を1時間に縮め、その後、山菜を採ってお昼に山菜の天ぷらを楽しみます。  
 午後は森のくらしの郷のフィールドで森林浴をしながらツリーハウスを見学します。運がよければカモシカに会えるかもしれません。
 いつもとは違った場所,違った雰囲気で、話しも弾むかと思いますので、ご家族様お誘いの上、ぜひご参加下さい。なお、参加される方は事前にご連絡下さい。
 
日 時:5月8日(月)10時00分~14時30分
場 所:大町市・森のくらしの郷 (大町市平2115 TEL 0261-23-6860)
参加費:1人300円・・・山菜料理の費用として
参加方法:
 池田方面から参加される方は、午前9時20分に、池田町役場駐車場にお集まり頂き、車に分乗して行きます。
 大町周辺、および以北の方は午前9時50分までに大町ダム入り口にてお待ち下さい。
申し込み・連絡先;各駅停車・Xトレイン代表:森田義彦
     TEL&FAX:0263(64)4080 携帯 090-1661-7327
※お手数ですが、前日までにお申し込み下さい。

臨時例会+泊り込み合宿のお知らせ

2006-04-30 22:54:25 | 山のあしおと小学校
   山のあしおと小学校,臨時例会&泊まりこみ合宿のお知らせ

 先にお伝えしましたように、来る5月6日(土)に臨時の例会を行います。連休中ですが、今後の活動を決める大切な会ですので、特別な事情がある場合を除いて、必ず参加して下さい。
 なお、話し合い終了後、ハウスに泊まって遊んだり、木工や竹細工,畑仕事,基地づくりなどの活動をしたりすることができますので、希望者する人はあらかじめ連絡の上、キャンプの用意をして来て下さい。

日時;06年5月6日(土)、午前10時30分~午後3時30分頃
場所;安曇野市矢の沢・あまってら第2農園ハウス
集合;現地:午前10時20分
 明科駅:午前10時(電車で来る人・・・,松本発9:32 ⇒ 明科着9:46で)
解散;現地:午後3時30分
 明科駅:午後4時(電車で帰る人・・・,明科発16:10 ⇒ 松本着16:23で)
話し合いの議題;前期の活動計画づくり
服装;汚れてもいい服装で来て下さい。
持ち物;弁当,水筒と飲み物、間食,木工用具,筆記用具など

泊り込みについて
6日の夜、泊まる人の日程
6日夜;夕食と遊び・活動(夕食は各自持参するか、みんなでつくる,活動は考えておく)
7日午前;朝食と遊び・活動( 同上 )
7日午後;昼食と遊び・活動・かたづけ( 同上 )
解散;午前中に帰る人:10時40分解散・・・明科発11:12 ⇒ 松本着11:25
    同     :11時40分解散・・・明科発12:12 ⇒ 松本着12:26
   午後も活動する人:午後3時30分・・・明科発16:10 ⇒ 松本着16:23

泊り込み希望の人の服装・持ち物
服装;夜は冷え込むので、冬服+セーターが必要です。
持ち物;シュラフ,または毛布(夜はまだ冷え込みます),
    食器(おわん2 皿1 コップ1 箸・スプーン)
    ※おわんや皿は火傷などの防止上、大き目のものがよい。
    食糧,3食分、各自用意するか、みんなでつくる。
    ※つくる場合は1食分,約300~500円用意のこと(買出しは自分達で)
    ※1食だけつくって他は各自持参でもよい。
    工作要具、材料など,各自持参してもよい。
    その他
参加費;食事をつくる場合は1食当たり300~500円
参加連絡;5日まで,

夫神岳登山・・・お父さんといっしょ!

2006-04-29 12:38:21 | 山行
 4月29日(祝)8時,四賀化石館集合。車3台に分乗し、保福寺峠廻りで青木村に向かう。保福寺峠でウエストン碑に寄る。ウエストンと同じ目線で北アルプスを見る。好天で銀嶺がまぶしい。
 峠に車を停め、案内板の地図で今日の行程を大雑把につかんでもらう。ここは6月に予定している保福寺峠~十観山トレッキングの基点でもあり、そのコースも見てもらう。峠からは目指す夫神岳も見えている。
 以下 

自分達で決めて活動するスタイルに!

2006-04-29 01:37:49 | 山のあしおと小学校
 山のあしおと小学校の子ども達へ
 
 今年度前期の活動計画はまだ決まっていません。私は一応案を提示しましたが、これを会の活動とするかどうかは皆さんで決めてもらいます。4月22日にその話し合いをすることになっていたのですが、不成立でしたので次回に持ち越しです。
 もちろん,決まらなければ何もしないと言う訳ではなく、当面は私が提案した内容を進めて行きます。でも、それではいつまでたってもおとなが決めた計画にただ参加しているだけで、自分達が本当にやりたいことを決めて、その計画に沿って活動することにはなりません。今までの4年間の活動はそうでした。
 もうそろそろそう言うスタイルをやめて、自分達で計画しようではありませんか!
 もちろん,何から何まですべてを話し合うことは無理だと思います。なので、当面は1つか2つの活動の計画を立てて下さい。そのための話し合いをやります。
 
 みなさんは、1;何をやりたいか,2;どんなふうにやるか,3;自分達にできることは何か,4;おとな達に何をして欲しいか,を話し合って下さい。
 例えば、仮に『5月中に海釣りに行く』と言う計画を立てるとします。
 いつ,どこへ行くか,何をねらうか,服装や持ち物,道具等,準備するものは何か,釣り方や仕掛けはどうするか,費用はいくらくらいかかるか,交通手段をどうするか,引率者をどうするか・・・,など、必要なことがらをすべて考えて計画書をつくります。これは自分達でできます。次に、海釣りに適した場所やねらう魚種,釣り方や道具,仕掛けなどを調べる・・・,これもできます。費用は自分達の小遣いの範囲でできるのか、それとも保護者に一部負担してもらうのか・・・,額によっては家族の援助を得なければなりませんネ。一番の問題は交通手段と引率です。電車やバスなど,すべて公共交通機関を利用するのか、それとも自家用車で行くのか,同行のおとなは何人欲しいのか・・・,等々。
 これらの中で、自分達だけで解決できるものと、家族やおとなの協力を必要とするものを分けて、協力を要請して下さい。
 家族やおとな達は、経済的な面や交通手段,つりに関する情報や知識・技術などの面で可能なかぎり協力します。
 本当に海釣りに行きたいのなら、誰かが連れて行ってくれるのを待つのでなく、自分達で計画して下さい。そのためにどう協力して欲しいのかをはっきり示してもらえればおとな達は協力を惜しみません。
 
 次の例会は5月20日となっていますが、もし提案どおりに5月27~28日に海釣りに行くとしたら、20日から話し合いを始めたのでは遅すぎます。なので、連休中ですが、5月6日に話し合いを持ってはどうでしょう。すでに家族での予定が決まっていれば無理ですが、そうでなければこの日が最適です。
 なお、4月例会の日に泊まりたいと言う希望があったので6日に話し合いを行った場合は泊り込みができるようにします。みなさんの気持ち次第です。
 なお、各家庭ですでに予定が決まっている場合,6日には話し合いは行いません。その場合は5月20日に例会を行いますが、この日はお泊りはできません。
 5月20日の場合,27~28日にこだわらず、6月に延ばすことを考えれば遅くはありません。大切なことは自分達が決めるということですから・・・。

アイゼン調整OK・・・,GO!

2006-04-29 00:42:44 | アルプス
 白馬岳春山合宿の準備に着手した。装備を一つひとつ点検しながらパッキングして行く。
 真っ先にアイゼンを調整した。留め具の穴の位置は2つ分も長かった。これを靴に合わせて調整し、アイゼンをつけた靴を履いて外を歩き廻ってみた。OKだ!
 アイゼンの問題が片づくと、途端に意欲が湧いて来た。今回の白馬岳が今ひとつ気が乗らなかったのは、前回八ヶ岳でのアイゼンのトラブルをそのままにしていたせいだと言うことがこれで分かった。

 羽毛のシュラフはコンパクトに収めるのが難しく、どうやっても膨れ上がってしまうので一苦労だ。シュラフカバーが見つからない。夏山の時,シュラフ代わりに使っているのでどこかへ入り込んでいるらしい。
 ワカンも見当たらない。昔はよくやったラッセルももう20年くらいやったことがないし、手袋は右左チグハグだし・・・。
 これまで機会がなくて春山は初めてなのでサングラスもないし、日焼け止めなんて買ったこともない。でも春山だけはこれがないと人様に顔向けできなくなる。
 まあ,その辺のところは明後日までにそろえればいい。アイゼンさえOKなら安心だ。明日の夫神岳登山の時,アイゼンをつけて歩いてみよう。六角レンチも買っておこう。
 
 

カモシカに会ってきました。

2006-04-27 23:45:06 | 森のくらしの郷&ぐるったネット
 友人がツリーハウスを見たいというので大町の『森の暮らしの郷』に案内しました。去年の夏以来,8ヶ月ぶりの森くら訪問です。
 矢の沢を中自然とするなら、森くらは背後にアルプスを負う『大自然』です。冬は雪が深くて歩いて入るしかありません。その雪が融けた後はあちこちで道路が崩れたり、山側から小規模な雪崩や土砂崩れが発生した跡が生々しく、これからの修復が大変です。
 連休を前に、大勢のキャンパーやナチュラリスト,カヌーイストを迎える準備で活気づいて、いよいよ森と水のシーズン到来! と言う感じです。
 この広大な森林のあちこちには20棟あまりのツリーハウスが点在しています。その多くは、個人やグループで資材とノウ・ハウを買い、週末や連休を利用して自分達で長い時間をかけてつくったもので、東京や大阪,京都,奈良,金沢などの遠方から来てつくっている人も少なくないとのことです。
 金沢から毎週のように日帰りで来ている人は『手を貸そうか』と言う申し出を『1人でやります』と断わってコツコツとつくっているそうです。出来上がるのは何年先かと言う感じですが、つくる過程を楽しんでいるのでしょう。
 私もそのノウ・ハウだけを頂いて、矢の沢の唐松林にツリーハウスを懸ける構想だけは持っているのですが、具体的には何も進んでいません。でも、今日はいいヒントをもらいました。一歩進むことができそうです。

 ここはカモシカやサルに出会える場所です。そして会えました。
 白っぽい毛のオスで、去年突然現われたおじいちゃんだそうです。ここではカモシカは先住者なので悠然としており、しっかり写真を撮らせてくれました。(写真は後日)
 サルは相変わらず我がもの顔で暴れまわっています。

夫神岳登山計画・ご案内

2006-04-26 21:25:51 | 山行
 下記の通り、青木村・夫神岳登山を行いますのでご案内いたします。

日時;06年4月29日(祝)

目的地;青木三山、夫神岳、頂上往復

集合;4月29日午前8時・松本市四賀地区化石館集合/現地集合の場合は9時40分,マルベリCP場・P

解散;  同  午後3時40分頃、化石館にて   /現地解散の場合は午後2時頃,同駐車場にて

行程;08:00集合/化石館/出発08:20 ⇒ 09:20青木村・夫神09:30 ⇒ 09:40駐車場P10:00 ⇒ 10:10大明神様10:20 ⇒ 11:30山頂・昼食12:30 ⇒ 13:30駐車場・交流会14:30 ⇒ 15:30化石館/解散15:40頃 

服装;上着、シャツ,ズボン,防寒着,保温着,雨具(上着+ズボン式に限る),帽子,手袋,靴,靴下
※ 今年は天候が不順で寒い日が多く、天候の急変が予想されるので、防寒、保温対策とあめ対策には万全を期して下さい。特に
① 保温着としてウールのセーター等、保温性の高いものと,防寒着として風防の完全なウインドヤッケ等の両方を用意して下さい。
② 雨具は上着+ズボン式の完全防水のものを用意して下さい。(保温着+防寒着+雨具の3点セット)

持ち物;ザック:持ち物と着脱した衣類が全部入る大きさのもの
   ※歩行中、手にものを持たないで荷物は全部ザックに入れること。
ザックカバー:カバーがない場合は荷物を大きめのビニール袋にスッポリ入れてザックに収納する。
弁当と行動食,間食等:適宜(午後お腹がすくことがあります)
飲料水:子ども1・5ℓ,大人2ℓ程度,お茶か水、スポーツドリンク等限ります。ジュース類は不適。
ビニール袋:3枚以上(ゴミ用、ぬれ物用,車酔い対策はビニール袋の中に紙袋を入れておくこと)
タオル,ハンカチ,ロールペーパー、またはティッシュ等
その他:筆記具,地図,磁石,カメラなどは随意に。

参加費;会員登録し会費を納入した方は無料。
    非会員の方、会費未納の方は1家族200円+2人目からは人数×100円

保険加入;会員,非会員を問わず、参加者される方には原則としてスポーツ安全保険に加入して頂きます。
ただし損害賠償保険を伴う他の山岳保険に加入しておられる方はこのかぎりではありません。
保険料:中学生以下,500円,高校年令以上,1500円  
※07年3月31日まで有効。
※4月27日までに申し込まれた方意外は加入できませんので早めにお申し込み下さい。
※お願い:会費,参加費,保険料等の納入の際は、封筒に入れ、氏名,項目,額を明記して誰が見ても分かるようにしておいて下さい。受け取った後で確認するのは非常に難しいので、ご協力をお願い致します。

自家用車の分乗について;
集合場所と現地間の輸送は参加者の方の自家用車に分乗させて頂きたいと思いますので、ご協力をお願い致します。搬送中,万一事故が起きた場合はスポーツ保険の補償対象になります。また、損害賠償責任が生じた場合も補償の対象になりますので、その点からもスポーツ安全保険への加入をお願い致します。

交通費の負担について;輸送に当たっては、参加者全員で全体の交通費を負担します。1km当たりの単価を20円とし、今回の輸送距離は往復で60kmとして計算させて頂きます。
(1台当たり1200円・・・分担割合は幼児を除く小学生以下の子どもを3分の2人とします)
例①:5人乗り普通車で大人3人(運転手込み)と子ども(小学生)3人の場合
  ガソリン代:1200円  人数換算:5人
  1人当たりの額:1200÷5=240円(子どもは160円)となります。
※ただし、これは1台だけの場合で、全体としての車の台数と参加者数によって負担額は変わります。
例②:車3台で参加者が総勢13人(大人9人,子ども4人)と仮定した場合
  ガソリン代:1200×=3600円  人数換算:(11+1/3)人
  1人当たりの額:3600÷(11+1/3)≒320円(子どもは約220円)となります。
※空席率が高ければ1人当たりの額が大きくなりますがやむをえませんのでご了承下さい。
※ある車の同乗者が同じ家族または親しいグループで、特にガソリン代を請求しないか、その家族またはグループ内のルールに則って処理されるという申し出があった場合は適用を除外できるものとします。

申し込み;4月26日までに森田宛に申し込んで下さい。(保険なしの場合は27日も可)

戸谷峰登山,下見行④・・・下山(後)

2006-04-26 15:31:25 | 境界線・新境界線
 ここまで下れば下山路のほぼ半分下ったことになるのだが、下るほどにピークとピークの間のギャップは返って大きくなり、激しいアップダウンを強いられることになる。また、里が近いので松本側の小日向地区や四賀側の淀沢,白張沢方面に下りる道があり、うっかりするとそちらに下ってしまう危険性がある。ここはどこまでも主稜線の一番高いところをはずさないように進まなければならない。
 13時50分発。1321mのピークは上が広く、北に延びる尾根があってその先に1227mのピークが見えており、そちらに引っ張られる危険がある。
 また南西側にも品庄沢を経て小日向地区に下るルートがあり、野間沢の登山口からずっと一緒だった真新しい赤い小さなビニールテープはそちらへ下って行った。
 境界尾根のルートはそのどちらでもない何の変哲もないところ下って行く。下から上がってくる場合は間違いようがないのだが、下る場合は非常に分かりにくい所なので、ここにもハッキリと自分だけに分かるマーキングを施して置いた。
 それに導かれて少し下ると、稜線と言うにはあまりにも小さいコブとその先の小ピークを見つけることができ、そこまで来ると、北の尾根でも南西の下りでもない,主稜線のルートが分かるようになるのである。

 14時20分,送電線下を通過。ハシリドコロの花を見つけ写真を撮る。 
 ここから次の1126mのピークの手前にそれより少し高いピークがあり、そこでテープを見失う。ピークの上には倒木が積み重なっているのでできれば避けて通りたいところだが、テープがない以上,一番高い所を踏んで行くしかなく、倒木の上を遮二無二突っ切ってその先のルートを探したりしたのでかなり時間をロスした。
 ここは前回,倒木を避けて東側にマークをつけた所だと思われる。下りの場合はある程度見当で歩くことができるが、登る時には迷いやすい所なのでできればマークを見つけておきたいところ。引き返すのはつらいので、振り返ってルートを目と頭にしっかりたたき込む。送電線と鉄塔の位置関係が目安になるのは救いである。東側(右)下に白張沢上部に新しくつけられた林道を見る。
 相変わらず厳しいアップダウンを繰り返しながら最後の1118mピークの登りにかかる。大きなピークではないが、激しい登り下りの後にはきつい登りである。
 ここも厄介なところでピークへの登りの斜面がだだっ広くて分かりづらく、右により過ぎるといつの間にか東斜面を下って林道に出てしまうことになるので左寄りに進む方がよい。 
 登りきると立ちはだかるようにまた新たな峰が現われるが、それは峠の向こうの峰で目の前の小さなコブの先はスパッと切れており、そこがめざす稲倉峠である。
 16時丁度に稲倉峠に着く。
 (写真,ハシリドコロ)


戸谷峰登山,下見行③・・・下山(前)

2006-04-26 15:28:36 | 境界線・新境界線
 12時03分,1581mのピークに着く。ここは稜線からちょっと西に下がっただけで北東の風を避けることができ、風がなければポカポカと暖かい場所なのでここで昼食をとる。12時40分発。
 大きな下りの後,小さなコブを1つ越えて登り返し、1503mのピークを通過する。そこから先はひたすら下る長い尾根なのだが、派生する尾根が多く、間違いやすい所が何ヶ所かある。
 特に1503mのピークの手前から西南西に伸びる尾根は、それまで西進していた勢いでそのまま迷い込んでしまい易い。ここには特殊なマーキングを施して置いたのと以前にも迷った記憶があったのとで、今回は間違えずに通過できた。3年前のテープは古びて色褪せているが頼りなる。
 もう1つ,1350mまで下がって来た辺りで直角に左折する所があり、ここはそのまま直進するとまっすぐ北に伸びる尾根に入ってしまう。そしてその尾根には途中から道がついていて金山沢と言う沢に出ることができるので、間違っても下山できるのだがとんでもないところに出て何キロも歩かされる羽目になる。
 そこを慎重に通過して急な斜面を下った後,50mばかり登り返して13時40分,1321mのピークに着く。山頂から2時間,実働1時間20分。
 地図には記名されていないが、地元の人達はこの山を『本郷山』と呼んでいるらしく、その名を書いた札がかかっていた。
 (写真,シラカバ無惨)

戸谷峰登山,下見行②

2006-04-25 14:38:19 | 境界線・新境界線
 2つ目の72号鉄塔を10時43分に通過。右手からの風が強くなる。10時55分,73号鉄塔のある所で主稜線に出る。
 ここは戸谷峰から六人坊を経て三才山に至る縦走路に当たり、左折すると一息で戸谷峰山頂に着くことができる。
 一帯はニリンソウの群生地だがほとんど葉も出ていなくて5月13日までに咲きそろうかどうかいささか不安である。周りの木々の葉が出揃うまでに咲いて種をつけなければならない花達であるから心配することはないが、例年に比べて遅いことは確かだ。
 11時05分,登頂。東側は吹雪いている。雲が低くジッとしていられない寒さなので、ザッと周りを見て早々に下山する。11時20分発。 
 
 10分ほど進んで下り始めると西側(左手)の尾根が競りあがってきたのでおかしいと気づき引き返す。境界線のルートは山頂から少し下がった辺りに南西向きの日当たりのいい岩場があり、そこからしばらくの間は松本の街を見下ろしながら歩けるはずだから西側に大きな尾根があってはいけないのだ。最初の出だしから間違っていたらしい。
 引き返しながら3年前の下見の時にも同じ間違いをおかしたことを思い出す。まったく忘れていた訳ではないが、間違った後から思い出すような記憶はないに等しい。戻って11時40分再出発。
 

戸谷峰登山,下見行・・①

2006-04-25 10:11:59 | 境界線・新境界線
 5月13日予定の戸谷峰登山のための下見。
 午前8時30分,Oさんと岡田・六助池で待ち合わせ、稲倉峠に移動。木偶の車を峠に置き、Oさんの車で登山口のR254,野間沢橋に移動。
 9時20分発。送電線鉄塔の巡視路をたどる。一帯はカラマツと広葉樹の混交林だが、カラマツの芽がわずかに色づいている他はいずれの木も芽吹き前なので何の木か殆んど特定できない。
 そんな中に1本だけ幹が針葉樹のようにまっすぐ伸びて、濃いピンクの芽をつけた木があった。何の木かまったく分からなかったが、同じ木をもう1本見つけ、2人相前後して『カツラだ!ッ』と声を上げる。カツラの芽吹きを見たのは初めてだったが、遠くから見るとまるで桃の花のようで、殆んど色のない世界でそこだけが周りから浮き上がって見えた。足元にはニリンソウがチラホラ散見される。中に小さな蕾を抱えているものがいくつかあった。
 高さにして200mほど上がったところで沢に突き当たる。道は直上する沢を避けてここを右折しており、沢に並行する小尾根を廻り込むように高度を上げると横巻と書かれた看板があり、そこからは緩やかな巻き道となる。横巻はこの巻き道の始まる場所を指すものと思われる。
 小尾根の東側に出た途端に冷たい風が吹いてきて急に寒くなり、ヤッケを着る。ついでにお茶を飲んで5分後に出発。殆んど高低差のない水平道をしばらく進んだ後、左折,直上して一息で送電線71号鉄塔に着く。
 やけに寒いと思ったら風に乗ってしろいものが舞っている。昨日より気温が10℃も下がるとの予報はウソではなかったようだ。そのくせ朝から黄砂のせいか、遠景が黄色く霞んでいると言うおかしな天気である。10時05分から休憩,同20分発。


土留め完成!

2006-04-24 00:46:41 | 暮らし
 頼まれたのは、雨が降るたびに畑の土が道の方に流れ出し崩れていくのを防ぐための土留めをつくる仕事です。
 近くのキャンプ場のご好意でヒノキの丸太を要るだけ使っていいと言ってもらったので、その材木を使わせて頂くことにしました。
 1m間隔で杭を打ち込み、その内側に丸太を2列に並べて柵をつくり、さらにそのすぐ外側にもう一つ目隠しの柵を設けて完成です。
 がっしりした土留めです。

ニリンソウの群生地

2006-04-23 17:41:49 | 暮らし
 峠から青木側に少し下った所にニリンソウの大群生地がありますが、まだまだ冬枯れのままでした。
 全国から花の便りが毎日のように届いて来ますが、保福寺峠下のニリンソウが咲くのはもう2週間くらい先ではないでしょうか・・・。
 
 四賀村から青木村に行くには国道143号で会吉トンネル,青木トンネルを越えて行くのと保福寺峠越えの2通りのルートがあります。
 四賀村と青木村の境界には、保福寺峠~二つ石峰~入山~御鷹山~滝山~三ツ頭と南北に連なる1300m~1600m級の山塊があります。
 この山塊の西側を北進しながら時計廻りに青木村に廻りこむのが前者,保福寺峠を越えてから山塊の東側を反時計廻りに北進して青木村に至るのが後者で、青木村役場までの距離はどちらを廻ってもほぼ29kmです。
 前者がうねうねと山腹につけられた道を黙々と走るのに対して、後者は峠を越えて少し下ると行く手に大明神岳,天狗岳などの上田~青木村方面の山が見え、やがて夫神岳とともに青木村の集落も見えて来て目的地をハッキリ視認しながら走れるのが特徴です。また、東山道の茶屋の跡などの史跡が随所にあって楽しめます。