遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

-2℃の温かさ~大町暮らし

2014-01-31 13:28:13 | 大町暮らし

 1月29日16:15の爺ヶ岳

 我が庵は いつ春になりにしか 常は固き 蛇口緩みて 迸る水

  

 ここ3~4日の台所は-2℃~0℃前後と異常に温かく、それまで毎日のように固く凍って出なかった水道の水が朝から出ると言う異変(?)が続く。
 それどころか、普段は冷蔵庫より寒いのにちっとも寒いと言う感じが無く、ストーブを点けようと言う気にもならない。
 -2℃~0℃はこんなにも温かいのかと改めて知る日々である。
 
 今週月曜日の朝,温度計が-8℃を示していた。その割には寒くなかったので温度計が壊れたかと思ったが、報道によると大町の気温-10.5℃となっており、屋内の気温としてはほぼ正確な値を示していたことが分かった。




 1月29日16:15の蓮華岳

 毎朝のように水道が凍結する我が大町暮らしの様子は・・
 -10℃以下の時は何もかもがガチガチに凍っていて、気温が上がらなければ古い反射式のストーブとファンヒーターをダブルで点けていても、水道は終日凍ったままである。
 -4~-8℃程度の時も水道の蛇口は動きもしないが、ダブルストーブで炊事しているうちに蛇口が緩んで水が出るようになる。それが朝のうちなのか、昼過ぎなのか、或いは夕時なのかは、最低気温とその後の気温上昇の度合いによる。
 -2℃程度では蛇口が動かないこともあれば、動いても水が出ない場合,はじめから出る場合等様々だが、朝食の支度をしている間にたいてい出るようになる。こう言う日はオーバーな言い方でなく温かいと思う。




 1月29日16:15の鹿島槍ヶ岳

 毎朝水が凍って、汲み置きの水で調理や洗い物をするのは面倒であるが、3年目になるとそれも当たり前のことになり、朝から水が出ることに驚くようになる。同時にこんな冬でいいのだろうかと不安にもなる。

 水道を捻ると水が出る。こんな当たり前のことが有難い我が大町暮らし・・。冷たい水で洗い物をするのは億劫だがそれにも慣れて普通のことになった。
 0℃以下の日が続くかぎり、食材や惣菜が凍ってしまう心配はあっても、腐る心配がないのが安心で、ものぐさな自分には都合がいい面もあり、まぁそれなりに楽しんではいる。

そりゅあ当たり前~のシルエット…ナノダ

2014-01-28 13:26:35 | アルプス


 2014年1月27日16:46蓮華岳/同爺ヶ岳



 同鹿島槍ヶ岳

 2014年1月17日16:46の北窓アルプス

 残照のアルプスを狙ってこの日を待っていたが
 我が北窓から見る夕刻の蓮華・爺・鹿島槍は
 南西の斜面のみわずかに光る シルエットだった 




 2014年1月27日17:00の蓮華岳/同爺ヶ岳

 同鹿島槍ヶ岳


 更に30分後の17:00 わずかな残照さえ消えて
 ゆっくりと 闇に飲み込まれるシルエット‥




 2014年1月13日16:39,明科ハクチョウ池からの蓮華岳/同爺ヶ岳



 2014年1月13日16:39,明科ハクチョウ池からの常念岳/2014年1月27日14:19の常念岳


 朝日に赤く染まるアルプスを
 心躍らせて眺めるその位置から
 夕陽を浴びるアルプスが見える筈がないのは
 ちょっと考えればわかることなのに
 何となく そんな光景を期待していたのは
 もっと南の松川辺りから見る
 夕日に輝く爺ヶ岳の残像が
 強く刻印されていたからか‥


 この次こそ 残照のアルプスをしっかり焼きつけたいものだ


註 三山の方角と斜面の向き
 我が北窓から見ると‥
 蓮華岳は真西より10度ほど北寄り(西10度北)
 爺ヶ岳は西45度北
 鹿島槍ヶ岳は西50度北になる。
 
 それなら北寄りの山の方が西日をよく反射しそうなものだが、それぞれの山の斜面の向きが違っており
 蓮華岳の主稜線はほぼ真東(東10~15℃北)を向いているので、南向きの斜面は西日を浴びようがなく殆ど陰になる
 爺ヶ岳は3つある稜線の中央稜が南東に突き出しており、その稜線の西(左)側が西日を反射するので残照が一番よく見える。
 鹿島槍ヶ岳は北峰と南峰を結ぶライン(弧)が南東を向いているので 西日を裏側から受けることになり シルエットしか見えないのだ。

廃物料理

2014-01-26 14:57:57 | 喰う寝る○太

 ダイコン皮,ダイコン葉,アブラゲ,お茶の葉とイカナゴの炒め煮/ブロッコリーとイカナゴのバター炒め


 ハウスに埋めたダイコンを掘り出してみると全然凍みておらず健全だったので、厚めに切っておでんの具として煮込む。





 ダイコンの皮と干した葉



 使い終わった茶の葉/雪の中のブロッコリー



 厚く剥いた皮と漬物用に干したダイコンの葉,これに煮だしたお茶の葉とアブラゲを加えて炒め、冷蔵庫で干からびていたイカナゴを合わせて炒め煮をつくる。




 茹でた小房と茎~萎びてはいても野菜は野菜



 
 雪の中のブロッコリーは凍ったり融けたりを繰り返して萎びていた。乾燥野菜,或いは凍み野菜と思えばいいと思って持ち帰り、茹でバター炒めにしてみたが不味かった。

 不味くても『水上勉』流に不平不満を言わず食べるのだ!!



木曽節ごちそうさん

2014-01-22 13:05:26 | 山のあしおと小学校

 南木曽駅から妻籠宿を経て馬籠峠へと向かう/峠下の最後のポイントは一石栃番所跡


 妻籠宿から馬籠宿を目指す行程上の大きなポイントになるのは大妻籠,倉科祖霊社,男垂の滝(男滝・女滝),一石栃,馬籠峠等であろう‥。
 馬籠宿を15:00に出るバスに乗らないと南木曽駅発17:20の松本行き電車に乗れないので、馬籠の宿まで行くことは断念して馬籠峠を15:15に通るバスに間に合うよう、一石栃をめざしてあまり急がず道行きを楽しみながら歩いてきた。


 ここまでくれば峠は近い/立場茶屋・いちこく御休処


 その最後のポイントとなる一石栃白木改番所に着いたのが14:25,そこから峠までは15分ほどなので30分の余裕を残して悠々セーフである。
 むしろ持て余すことになるかもしれないその余った時間に思わぬプレミアムがついた。



 いちこく御休処主人に招かれ/ストーブのある広い土間に入る


 『いちこく御休み処』と大書された看板のある戸口から現れたその茶屋の主と思われる大柄の人に、『休んで行けや』と招かれて中に入ると、そこは三和土の大きな土間で、中央に昔ながらのストーブが据えられ、片側には長い置き座があってその上に大きめのテーブルが置かれ、その両側の長椅子には蔓で編んだ丸い敷物が並べられていた。

 

 お茶のもてなし/木曽路のあれこれを語る茶屋の主


 勧められるままに座るとストーブの上の黒光りする薬缶からではなく、奥の方にある電気ポットから急須に湯を注ぎ、それをテーブルの上の湯呑に注いで梅の漬け物と一緒に並べ、『やってくれや!』と言ってから木曽路のあれこれについて話し始めた。

 


 新たな客が来て‥/木曽節が飛び出す


 茶屋主の話しを聞いている間に、そこまでの道中,後になったり先になったりして来た単独の男性が入って来て、一緒に並び茶飲み話しに加わる。更に若いカップルが入ってきて賑やかになったところで主が突然、『木曽節を歌うで聴いてくれや』と言って大音声で歌い始める。




 一石栃に1軒だけ残る立場茶屋/水船には氷が張っていた


 
 その名調子に手拍子を合わせて、たまたま行き連れた6人の間に漂う束の間の和やかな空気を惜しみながら、テーブルの上にしっかりおかれた竹製の筒の切り口に寸志を落として茶屋を出る。




 雪降り積もる坂道を登って/馬籠峠に着いた


 14:47発,雪を敷いた最後の坂をひと登りして15:01,標高801mの馬籠峠に着く。路はすべて山の中だった。


 シーズン中の雑踏とは無縁の静かな旅を楽しめた冬の木曽路である。もう1つ早い電車で出ていれば,或いはもう1つ遅い電車で帰るなら馬籠まで行けたと思うが、その先を後日に残しておくのも粋と言うものであろうか‥。

 
 山行記録『木曽路』 
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-398096.html 

房総・白間津お花畑

2014-01-16 11:53:56 | たび・出会い

 田圃を利用した白間津のお花畑け/ストックが主流

 
 碧海を背に色とりどりの花が咲きそろう房総半島,白間津のお花畑け。




 キンセンカ/アイスランドポピー


 色とりどりと言っても、植えられた花は露地ものはストックやキンセンカやアイスランドポピー‥,ハウスにはキンギョソウ、スターチスと、その種類は少なく、絢爛豪華とは言えない素朴で庶民的な花ばかり‥。




 深紅のキンギョソウ/真っ白なストック


 房総のお花畑やボピー園を見に行きたいと思いながら、機会に恵まれないまま10余年が過ぎた。そんな折、思いがけない機会を得て広島から電車と軽トラを乗り継いで来る。




 花売り場にモ鮮やかな花が並ぶ


 2月,3月は何度かあるが1月の房総は初めて。風が冷たく、花も最盛期には少し間があるが、華やかなストックやキンギョソウの花は気分を高揚させてくれる。




 働く婦人達/食用のナバナも‥。

 
 どの田圃にもぎっしりと植えられている様や、それを育てて人々を迎える農家の夫,妻,爺,婆達の笑顔と素朴さがいい。




 いらっしゃい! お好きな花をどうぞ 


 1年の半分は稲作に精を出し、半分を花づくりに勤しむ人々との会話はこの上なく楽しく、こころ弾む。




 アイスランドポピー


 まだ、咲き乱れる~とは言い難いが、ボビーの花には気持ちが浮き立つ。







 花いっぱいの房総半島冬最中!

 この風景を 瀬戸の島に そっくり持って行きたい!




ヘイッ カモン!

2014-01-01 10:49:37 | 安曇野

 オナガガモ/同


 カモ カモ エブリバディ
 ヘイッ カモン!
 オラガ カモン
 オナガ カモン!

 


 キンクロハジロ/オオバン

 

 仲間もいっぱい いるでよ!
 マガモ オオバン キンクロハジロ




 ヒドリガモ/ホシハジロ

 

 コガモ ヨシガモ  ヒドリガモ
 スズガモ カルガモ ホシハジロ 




 ウミウ?/ハクチョウ・只今73羽


 コサギ ゴイサギ アオサギ ウミウ
 ハクチョウ 只今73羽




 おもてなし/オナガガモ


 カモカモ エブリバディ
 ヘイッ カモン!

 カモン! 安曇野へ
 羽づくろいして 待ってるでせぃ!