目標とする時期より2ヶ月近くも早い10月上旬にブロッコリーが採れて始めた。去年も早かったが今年はそれ以上に早い。こんな時期のブロッコリーが美味しい筈がない。
うまく行けば10月中旬~12月中旬の2ヶ月間にわたって少しづつ採れ、寒さが増すにつれて味がよくなっていくのではないか~,と言う目論見は見事に外れ、一時にワッとつぼみが膨らんでアッという間に花になってしまう~,と言う状況になった。
7月10日発芽
7月10日播種・同17日発芽・・,そもそも播種の時期が早過ぎた。
8月1日定植
次々と面白いように採れたがちっとも美味しくなくて感動がない。しかもこの農園で初めてとなる虫害をまともに受けてかなりの数を廃棄した。
原因は播種の時期が早かったということに尽るが、それにこの夏~秋の猛暑が重なった。さらに欲張った密植が虫害を招いた。
それは予測できないことではなかったが、あわよくば・・,と言う欲が災いしたと言う他ない。
移植直後
炎天下の移植にもかかわらず持ちこたえ、その後は順調に育った・・,かに見えた。
何とか持ちこたえた
ブロッコリーは、寒さに晒されると不凍液の役割を担うアントシアニンを増やして頂花蕾を凍結から守る。霜に遭ったブロッコリーの蕾の表面が紫色に変化するのはその結果であるが、アントシアニンには同時に甘みの元でもある。なので寒さこそがブロッコリーの甘みの条件となる。
それを無視して早播きし、おまけに虫にまでやられたのだからしゃれにもならない大失敗と言う他ない。
順調に成長
初収穫の虫害は今期の失敗を告知するものだったことに、その時は気づかなかった。
10月7日,虫害
ブロッコリーの苗は9月のはじめに出回るが、買えば1株50円もするので苗を買っていては採算が合わないから種を播く。
それはいいのだが、9月頭に定植するなら8月上旬に播種して育苗管理すればいいものを、なぜ7月中旬に播いたかと言うと、8月は遊ぶのに忙しいからと言うふざけた理由しかない。この辺りがプロと遊び半分の違いだ。
大収穫
ハクサイは如何?
さて、まだ100株ほど残っているブロコリーをどうするか・・,意欲が萎えてしまったので廃棄してタマネギ畑に切り替えたいところだが、まだ蕾のかけらも見えないものもあり、これから寒さが募って2~3度霜が降りれば一気に好転するかもしれないので様子見とする。虫も霜には勝てないだろうし・・。
そうなると草に覆われた畑を耕してタマネギ畑を起こさなければならない。
まだバッタがいた
タマネギ用
ブロッコリーは霜を待つ。でも、キヌサヤ・グリーンピースが発芽する前,タマネギの根が活着しないうちに霜が来ては困る。と言う訳でタマネギの植えつけが待ったなし。
お天道様には勝てっこないので、今日もせっせと畑起こし・・ナノダ!