遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

リンゴの日

2010-11-24 00:24:15 | 安曇野

                
 11月23日は恒例の『リンゴの日』。真っ赤に実った沢山のリンゴの中から好きのものを選んでもぎ取り、格安の値段で入手出来るので朝早くから大勢の人で賑わう。

 
                
 リンゴのとり方は、果柄(円座)の付け根に当てた指をてこにしてひね。こうすると円座をつけたままとることができるが、無理に引っ張ると円座が抜けてしまう。自分で食べる場合には関係ないが、リンゴ農家にとっては、円座の有無は市場価値に関わる重要なポイントとなるので必ず円座を残してとる。


                                
 リンゴを選ぶときはお尻の色を見て、蜜のような透きとおった黄色味を帯びているものを選ぶ。さらに尻の真ん中のへたの部分が開いているかどうかを見る。左の写真のように開いているものはすぐに食べられるが、閉じているもの(右)は年明けくらいが食べごろになる。逆に言えば閉じているものは日持ちがする。


                

発芽 & 活着

2010-11-15 13:57:27 | あまってら農園
 キヌサヤ発芽
 タマネギ活着

 10月25日播種のキヌサヤ・グリーンピースがやっと発芽,約20日かかったがひとまず安心。11月4日播種の方は発芽に至るかどうか分からないが、ダメなら来春播けばよい。
 同じく25日植えつけのタマネギはとっくに活着し、今月4日に植えつけた方も立ち上がりかけていてこちらも一安心。

 ニンニクは順調
 芽を傷つけたか・・,
 根だけ出た半片
 ニンニクの種の大きなものを縦半分に切って植えると言う実験の経過。5個中,4個は縦半分に切り,1個は横に切って見た。
 縦半分切ったもののうち3個は片方だけ発芽し、残りの半片は発芽しなかった。発芽しなかった方を掘ってみると、1つは腐っていたが2個は根だけ生えていて芽がなくて困っていた。今後どうなるのだろう・・?
 もう1個は芽を傷つけたらしく、発芽したものの成長できないままでいる。横半分に切ったものは発芽しなかった。
 結論としては、発芽点が1個しかないので2つに割ってもどちらか一方しか発芽・成長できないと言うことが分かった。むしろ、そのまま植えた奴が勝手に2株立ちになるのを待ち、それを引きはがして2つにした方がよさそうだ。

少しだけ甘くなった

2010-11-15 11:38:47 | あまってら農園

 霜に遭って紫変したブロッコリー

 前回(10月31日)の収穫以後、それまでボコボコと採れていたのがウソのようにパタッと成長が止まり、2週間たってようやくこれだけの大きさになった。
 その間に何回か霜に遭って頂花蕾が不凍液を蓄え紫変し始めた。まだ充分な甘さではないが以前より美味しくなってきたのは確かだ。

 脇花蕾
 第2群
 主花蕾の収穫後も脇花蕾が採れる。こちらの方が味がいいのは一段と寒さに晒されるからだろう。現段階でこの大きさなら収穫できるが、12月に入ると信州では脇花蕾の成長は期待できない。10月中に採れたものは脇花蕾も美味しくない。なので主花蕾・脇花蕾ともに美味しくつくるのは非常に難しい。

 一方,約1ヶ月遅い8月9日播種,9月11日定植のブロッコリー・第2群にやっと蕾がついた。10月であれば蕾が見え始めて1週間で収穫に至るが、こちらは2週間以上かかりそうだ。その頃には一段と甘みが乗っているかも・・。

 ルッコラ
 ホウレンソウ
 ルッコラ・ホウレンソウは3回目を播かなかったので、今あるものを採りつくすとお終い。冬のホウレンソウが少し足りないかも。期待は出来ないがもう1回播いてみる!

只今21羽 ~ 御宝田遊水池の白鳥

2010-11-14 03:03:11 | 安曇野

       11月11日現在21羽 
 犀川御宝田・白鳥遊水池の白鳥飛来数は11月11日現在21羽。08年11月24日時点の126羽にくらべると少ない。


                
 10月20日時点の6羽からあまり増えていないが、これから一気に増えるのかな・・?


        キンクロハジロ 
 マガモ,オナガガモ,ヒドリガモ,キンクロハジロ等々・・,カモ達の数いつものように踏んでしまいそうなほどおびただしいと言うほどではない。

謎の光り ~ 停止流星 (再掲)

2010-11-13 02:58:21 | 月・星・太陽・暦・天体&気象・自然現象
 2005年12月15日午後5時42分頃,ビニールハウスづくりで冷え切った身体を温めるために長峰荘で入浴中のこと・・。
 露天風呂につかって宵の明星・金星が明るく輝く常念岳方面の空を見ていた。一度目をはずしてもう一度その方向を見上げた瞬間,金星の北北北西ないし北北西(北極星を天の北極と仮定して金星と北極星を結ぶ大円に対して)約5度くらいのところで何かが明るく光ってすぐに消えるのを見た。
 それは金星よりやや暗く木星くらいの明るさだったが、光り始めたところを見ていないので最大光輝を過ぎていたとすればもっと明るかったかもしれない。あるいはその時が最大光輝だったのかもしれない。いずれにしてもその光は動かずにその場で光って消えたと思われた。

 普通,流星は光りの線として見えるが、それは私達が流星を横ないし斜め横から見ているからで、流星が真っ直ぐ自分の方に飛んできたとしたら、その場合は1点に生じた光がその場で明るさを変えた後にその場で消えて行く・・,つまり全く動かないで光って消えることになる。
 数ある流星の中にはそう言う流星があっても不思議ではないし、実際にそう言う流星がある。これを『停止流星』と言う。
 今回,金星の近くで見た謎の光は、この停止流星ではないかと思う。光り始めたところを見逃したので『全然動かなかった』とは言い切れないが、消え方からしてその場で光り始めてその場で消えたことはほぼ間違いない。

 停止流星は確率的にはかなり頻繁に起こっているのではないかと思う。ただ、それを見ることができるかどうかと言うことになると確率は格段に下がる。
 最近ではしし座流星群が話題になったりして流星が関心をもたれるようになって来たが、そもそも流星を見たことが無いという人も沢山いるのだから停止流星を見ることが出来る人は極めて稀だと言える。

 私自身は過去に1回半,停止流星を見たことがある。それははまったく動かずその場で光って少し明るくなってそのまま消える『謎の光』だった。
 当時(1960年頃)は日本で3つしかなかったプラネタリウムに入り浸っていたのだが、あまりに不思議だったので館長で木星観測の世界的権威者だった佐藤健氏に報告して初めて『停止流星』と言うものを知った。
 半分と言うのは完全な停止ではなくほんの30秒(角度),月の直径ほど動いたので停止に近いという意味だが、動いたことで逆に流星であることが確認できた。
 そう言えば3年前のしし座流星群の時,角距離で数度以下と言うのもいくつかあった。あれは流れた距離が短いのではなく、流れる角度が私達のいる方に向かっていると言うことで、真正面に入れば点になるとい言う訳だ。

 流星群にはその中心に当たる放射点と言うものがあるので、そこから真っ直ぐ飛んでくる流星は停止流星になる可能性が高いのではないだろうか・・。
 流星が自分達に対してどう言う角度で進入してくるのかを想像すると言う楽しみ方もあるということだ。うまく行けば停止流星を見ることが出来るかもしれない。

 ただし、仮に遭遇したとしても動けばはっきり記憶に残るが、1点で光ってそのまま消えるのだから、自分1人だけが見た場合,見たことを証明することは難しい。
 人に認めてもらわなくても構わないのだが、自分自身が果たして本当に見たのかどうかさえ疑わしくなることがあり、人の記憶のもろさ,曖昧さから、数日後には『あれは幻だったのではないか』等と思ったりもしかねないと言うあやふやさを伴う。
 停止流星はそう言う意味でも印象深い『謎の光』なのである。

 しし座流星群のピークは18日。出来ることなら露天風呂に浸かって夜空を見上げたいものだ。


アストロアーツ しし座流星群
http://www.astroarts.co.jp/special/103p/index-j.shtml

同,特集・ハートレー彗星
http://www.astroarts.co.jp/special/103p/index-j.shtml

同・ハートレー彗星に最接近した探査機ディープインパクト
http://www.astroarts.co.jp/news/2010/11/05epoxi-hartley/index-j.shtml

同 おうし座流星群
http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2010/201011/1101a/index-j.shtml

 コメント欄参照

生き物達

2010-11-06 12:02:07 | あまってら農園
 

 よたよたしながらもまだ生きている虫たち。



 初めて見る虫~赤いカメムシ?~もいた。残りわずかな命。

 今年は2尾のみ
 08年・幼虫大量確保
 耕す土の中から出てきたのはカブトムシの幼虫。以前は堆肥の山の中から100尾あまりの幼虫をゲットしたことがあったが、業者が変わったのでこれは別のルートのものらしい。

 幼虫ベッド
 失敗だった。
 100尾余の幼虫は堆肥と稲藁で作ったベッドに寝かせて羽化させることを試みたが、全部ネズミに食べられてしまうと言う苦い経験がある。堆肥の山の中にそのまま置いておけば何尾かは冬を越すことが出来たかもしれないものを、余計なことをして全滅させてしまった。自然のことは自然に任せておくのが一番いいと言う事だ。

初霜・初氷か・・?

2010-11-05 12:01:23 | あまってら農園
 第2農園(770m) 初氷・・?
 第1農園(710m)
 農園の水を溜める桶に氷が張っていた。天気がよかったから朝方冷え込んだのだろう・・。おそらく初氷と思われるが、夕方まで融けなかった。

 霜・ジャガイモの葉
 霜・ピーマンの葉
 こちらは畑に勝手に生えたジャガイモ。昨日まで生き生きしていた葉が萎れているのは霜が降りた証拠だ。
 
 氷はいいとしても霜は困る。まだタマネギの植えつけが終わっていないし、キヌサヤ・グリーンピースの発芽は半月以上先になるので少々焦る。でもブロッコリーはこれで甘みが乗ってくるかもしれない。
 毎年繰り返されることだが、霜と播種・植えつけのタイミングは難しい。



 8時間かかってようやくこれだけ耕したと言うのにタマネギ(赤)は8日(月)まで苗待ちとなった。何てこった,ったく!

 グリーンピース
 ソラマメも播いてみた
 10月25日に播いたキヌサヤ・グリーンピースは未だ発芽の兆しなし。今日播いた種が発芽するのは月末か・・,寒さが厳しければ発芽しないかもしれない。

みかけ100点,味0点 ・・・ ブロッコリー大失敗

2010-11-04 10:51:59 | あまってら農園
 

 目標とする時期より2ヶ月近くも早い10月上旬にブロッコリーが採れて始めた。去年も早かったが今年はそれ以上に早い。こんな時期のブロッコリーが美味しい筈がない。

 うまく行けば10月中旬~12月中旬の2ヶ月間にわたって少しづつ採れ、寒さが増すにつれて味がよくなっていくのではないか~,と言う目論見は見事に外れ、一時にワッとつぼみが膨らんでアッという間に花になってしまう~,と言う状況になった。

 7月10日発芽
 7月10日播種・同17日発芽・・,そもそも播種の時期が早過ぎた。
 8月1日定植
 次々と面白いように採れたがちっとも美味しくなくて感動がない。しかもこの農園で初めてとなる虫害をまともに受けてかなりの数を廃棄した。
 原因は播種の時期が早かったということに尽るが、それにこの夏~秋の猛暑が重なった。さらに欲張った密植が虫害を招いた。
 それは予測できないことではなかったが、あわよくば・・,と言う欲が災いしたと言う他ない。

 移植直後
 炎天下の移植にもかかわらず持ちこたえ、その後は順調に育った・・,かに見えた。
 何とか持ちこたえた
 ブロッコリーは、寒さに晒されると不凍液の役割を担うアントシアニンを増やして頂花蕾を凍結から守る。霜に遭ったブロッコリーの蕾の表面が紫色に変化するのはその結果であるが、アントシアニンには同時に甘みの元でもある。なので寒さこそがブロッコリーの甘みの条件となる。
 それを無視して早播きし、おまけに虫にまでやられたのだからしゃれにもならない大失敗と言う他ない。

 順調に成長
 初収穫の虫害は今期の失敗を告知するものだったことに、その時は気づかなかった。
 10月7日,虫害
 ブロッコリーの苗は9月のはじめに出回るが、買えば1株50円もするので苗を買っていては採算が合わないから種を播く。
 それはいいのだが、9月頭に定植するなら8月上旬に播種して育苗管理すればいいものを、なぜ7月中旬に播いたかと言うと、8月は遊ぶのに忙しいからと言うふざけた理由しかない。この辺りがプロと遊び半分の違いだ。

 大収穫
 ハクサイは如何?
 さて、まだ100株ほど残っているブロコリーをどうするか・・,意欲が萎えてしまったので廃棄してタマネギ畑に切り替えたいところだが、まだ蕾のかけらも見えないものもあり、これから寒さが募って2~3度霜が降りれば一気に好転するかもしれないので様子見とする。虫も霜には勝てないだろうし・・。
 そうなると草に覆われた畑を耕してタマネギ畑を起こさなければならない。

 まだバッタがいた
 タマネギ用
 ブロッコリーは霜を待つ。でも、キヌサヤ・グリーンピースが発芽する前,タマネギの根が活着しないうちに霜が来ては困る。と言う訳でタマネギの植えつけが待ったなし。
 お天道様には勝てっこないので、今日もせっせと畑起こし・・ナノダ!