遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

終着,松本駅~旅の終わりに

2007-03-29 21:41:48 | 山のあしおと小学校

 列車が遅れてる!
 多気からは快速電車でさすがに速い。だが、弥富の駅で列車の遅れに気づく。蟹江で2分の遅れ。終点の名古屋を目の前にして赤信号で突然停車。ジリジリと時間が経過し、9分ある名古屋駅での乗り換え時間が3分を切った。
 信号が青になってからホームに入るまでの時間の長さ,スピードののろさに一時は諦めかけたが、残り1分を10番から7番まで走って階段を駆け上がり滑り込む。予定通り帰れそうだ。


 中津川で最後の列車に乗り換える。
 一昨日辺りから『会いたい! 会いたい!』を連発していた2人,お父さん,お母さんのお出迎えに満面の笑み。
 長旅,お疲れさま。今夜は美味しいものをいっぱいご馳走してもらおう!

 2日間で27時間の帰路,往路を合わせると40時間におよぶ乗車時間は小学生にとってはちょっと無理があったかもしれない。 
 特に帰路の紀勢本線,和歌山から多気までの区間は長く、特急でも新宮乗り換えで併せて5時間かかる距離を普通列車で9時間あまりかけて走ったのだから、子ども達は退屈したに違いない。
 それでも兄妹は最初から最後まで仲良く、ある時は先頭車両に立って移り変わる景色を眺め、ある時は座席でもつれ合ってはしゃぎ、本を読み、パズルに集中し、ある時はぐっすりと眠って長い電車旅を耐えた。

 時には静かな車内では兄妹のはしゃぐ声が際立ってハラハラさせられ、時には車掌さんがすっ飛んで来たり(写真)して、ひんしゅくを買ったであろう場面もあるが、一方でそういう子ども達の動きをニコニコしながら見つめてくれるお年寄りもいるものだ。

 旅の終わりに

 最後の電車は中央西線。中津川からの列車は時間帯からいつも利用客が少なめで混むことがなく、最後のこの列車に乗って初めて帰って来たと言う安堵感に浸ることができる。
 前年の同じこの電車でのこと・・。中津川発18:03の最後の電車に乗り込んで席を探す子ども達を目ざとく見つけて席を移動し、4人掛けの席を譲ってくれた人がいてゆったり座って帰ることができた。
 50年間,この線を通っていると言う初老のその乗客は、初めての客か常連かがひと目で分かると言う。
 同じ電車に今年も優しい目のお年寄りがいた。
 (05年・第2回)
 (05年・第2回)
 子どもをめぐる不穏な事態が続発する昨今,大人の声かけに対して子ども達の顔に一瞬のためらいがよぎり、目で私の判断を仰ぐのが分かる。
 たくさんの人々の善意や親切に支えられた旅である。旅先での人様の親切は有り難く快く受けさせたい。
 『人を見たら悪魔と思え』と教えなくてはならない時代,『可愛い子には旅をさせよ』の言葉は遠い昔の夢物語になってしまったように見える。
 しかしだからこそ、この世は圧倒的多数の人々の思いやりや善意,勇気や愛,そして平和に生きる喜びや希望で成り立っているし、それを必要としていると言う事を身を持って感じて欲しいと思う。
 勇気を持って子ども達を私に託し、体験の旅に送り出して下さったご家族の勇気に敬意をはらいまた感謝して、来年もまたどこかへ出かけようと思う。
 (05年・第2回)
 

帰るよッ!

2007-03-29 15:07:58 | 山のあしおと小学校
 3月29日・多気駅にて列車待ち

 駅へ向かう2人。大きくて軽いザックと、やや小さめでずっしり重いザック。

 紀伊田辺駅
 6:20起床。宿舎の扇が浜ユースホステルは食事のサービスがないので早めに出て途中のコンビニで朝と昼の弁当を買う。今日も乗り換え時間はすべて数分程度で、買い物をする暇がないのだ。
 7:52発,新宮行きに乗る。多気までは快速もなく、すべての駅に止まる長い電車旅になる


 いささか退屈
 今日の日程は・・・,
 田辺7:52⇒10:45新宮10:51⇒14:35多気15:21⇒16:39名古屋16:48⇒18:05中津川18:08⇒20:28松本/解散 の予定。
 田辺から新宮まで3時間弱,新宮から多気までは3時間40分もかかる。長い長い電車の旅によく辛抱するもんだと感心する。
  車窓から見る畑には早くもキヌサヤの花が咲いていた。紀伊半島は暖かい。そしてデカイ!

 向かいは大島
 串本辺りから入り組んだ海岸沿いを走るようになり、穏やかな入り江や島が見られる。道路を走って志摩半島を廻れば三陸リアスを思わせる美観を楽しむことが出来るが、列車は尾鷲から海岸を離れ志摩半島のつけ根を横断することになる。




 
 列車待ち

 多気駅で45分の待ち時間があったので駅から出て固まった身体をほぐす。ここから快速で名古屋へ。まだまだ長いが、先が見えてきた。

4時半起き~四国経由,和歌山へ・前

2007-03-28 17:29:59 | 山のあしおと小学校
 3月28日・4時半起き


 4時半起床。2人ともすでに起きていた。パッキングは昨夜のうちに完了。朝食も昨夜のチラシ寿司の残りで簡単にすませる。
 宿舎を提供して下さったTさんが車で送って途中まで同行して下さることになり、駐車場の関係で廿日市駅に変更。
 五日市駅に6:00までに着き、同15分発の電車に乗るところを6:00発にお電車と思い込んでいて早く出すぎてしまったので、1本早い電車で広島まで行き、岡山行きを待つ。広島発6:37。

 瀬戸大橋を渡る


 岡山着9:24。同33発,瀬戸大橋線に乗り換えて瀬戸内海を53分で渡り、四国高松に10:26着。高松発10:50の高徳線で徳島に向かう。
 紀伊水道を渡る
 徳島着13:22。ここから徳島港までが忙しかった。13:32のバスで徳島港着へ。度々信号につかまり遅々として進まず、タクシーにするんだったと臍をかんだが何とか間に合った。
 14:02徳島港着。切符を買うのももどかしく14:05のフェリーに駆け込み乗船。予定の時刻通り和歌山へ向かうことが出来てホッとする。
 南海フェリー
 紀伊水道は大きい。太平洋側を見ると四国の阿南市方面の陸地が見えるだけで紀伊半島方面の陸地は見えず、ただ大海原広がるだけ。内海側,淡路島方面は霞んでいてよく見えなかった。
 広い客室
 南海フェリーの客室はゆったり広く、横になって休むことができ、船内には簡単な娯楽施設や売店もあって、数えられるほどの客が思い思いに船旅を楽しんでいる。手足を伸ばして1時間あまり眠る。


 『和歌山』の駅が3つ
 5分遅れで16:10に和歌山港着。この5分の遅れにもやきもきさせられた。和歌山港から和歌山駅までのアクセスはちょっとややこしい。まず動く歩道のある長い通路を歩いて南海電鉄和歌山港駅に行き、ここから16:23の南海鉄道・難波行き特急で和歌山市駅(16:28着)へ。JRに乗り換えて16:32発の電車で和歌山駅着16:38となり、和歌山駅発17:18の電車に乗って紀伊田辺に向かう。
 『和歌山港駅』『和歌山市駅』『和歌山駅』と、『和歌山』のつく3つの駅があることを把握してないと絶対に間違う。

扇ヶ浜ユースホステル泊

2007-03-28 09:32:29 | 山のあしおと小学校
 扇ヶ浜ユースホステル泊 
 紀伊田辺駅

 あわや・・!
 紀勢線でのこと。和歌山発17:18の電車に乗ってこれでもう紀伊田辺まで乗り換えはないものと思い込み、安心して本を読み始めた。子ども達は早起きの長旅に疲れてぐっすり眠っていた。 
 あとから思えば周りが少し騒ついて、それから妙に静かになっていたような気がする。ふと気づくと隣のホームに『紀伊田辺』行きと書かれた列車が止まっていて、先程までこちらの列車にいた人達が乗っているのが見えた。
 通りかかった職員に尋ねて乗り換えと教えられ、慌てて子ども達を起こす。網棚の荷を下ろし、半分眠っている子ども達を追い立てるようにして発車寸前の電車に駆け込み、ことなきを得た。

 時刻表を見誤る・・・JTBの時刻表の表記の場合

 一瞬パニックに陥りそうになるも間一髪セーフ。何が何だか訳が分からなくて地元の人らしい乗客に聞き、紀伊田辺が紀勢線の本線上にあること,先程乗り換えた駅が御坊駅であることが分かる。支線への乗り換えでなければ乗り継ぎだったと言うことなる。
 後刻、時刻表を調べて見落としに気づいたが、それは時刻表の表記方法の違いによるものだった。即ち、和歌山から田辺まで同じ欄に書かれてはいるが、御坊駅の所に列車番号と言う欄が挿入されて、和歌山発のものとは違う列車番号が記され、3分の時間が与えられていた。それは乗り継ぎを意味するものだったのだ。
 これはJTBの時刻表の表記の場合。


 こちらはいつも使っているコンパクトサイズの別の時刻表。同じように御坊駅で列車が367Mから2367Mに変わるが、2367Mの欄が別に設けられているので見誤ることはない。
 このように表記すると欄が1つ増えるのでページ数が膨れ上がるのではないか等といらぬ心配をするが、空欄になった元の367Mの欄は、下の方で別の列車の時刻表を記載して有効利用しているので使った欄は同じなのだ。
 このような表記方法が当たり前だと思っていたので見落としてしまったと言う話しだが、元々,1つの駅名の間に『列車番号』と言う欄があり、それは「列車が変わるので乗り換えなければならない」ことを意味すると言うこと自体に注意を払っていなかったのだからその不明を恥じる他ない。表記方法のせいにするのはお門違いと言うべきで、1つ勉強したがあぶないところだった。

 19:08,紀伊田辺駅着。今夜泊まるYHには夕食がないので、駅前食堂で夕食。2人ともチャーシュー麺をきれいに食べたのには驚いたが、オムライスの大盛りを頼んだら800円のところが1400円になったのにはもっと驚いた! 

 YH
 今夜の宿は扇ヶ浜ユースホステル。ユースホステルは格安で泊まれるのと、利用者のマナーがよく節度が保たれているのとでこう言う旅にはうってつけの宿で、子ども連れでも安心して利用できる。
 このYHに限らず食事がないYHも多く、また余分なサービスはない場合が多いが、その方があり難いし、そう言う客がよく利用する宿であるから安心なのだ。  
 以前泊まった高山のYHは客の殆んどが外国人だった。世界中を旅するバックパッカーの若者にとっては、安さと共に安心・安全が重要な要素になっていると言う話しだった。
 そう言う宿であるからどこの町にもあると言うほどではなく、和歌山県の沿線部では、有田,田辺,串本,新宮,太地にしかない。串本まで行くのは無理だし、有田では朝の出発が早すぎるので田辺は位置としてはちょうどよかった。

 

宮島にて

2007-03-27 08:55:43 | 山のあしおと小学校
 朝はサンドイッチ
 (06年)
 3月27日(火)。
 6:30に正君が起きてきたのでさっそく朝食の用意を始める。2人が決めたメニューはサンドイッチ。トースターでパンを焼き、マーガリンをぬってハムと卵焼き,キュウリを乗せ、さらにレタスを乗せてはさむ。雪さんも加わり、ここまでは2人とも自分でやる。他に焼き魚(鮭)と目玉焼き,味噌汁。
 食べながら今日の行動を決める。と言うか、すでに宮島水族館と決まっているらしい。
 2人の食事は黙っていると2時間くらいかかるのが分かっていたので早めに起きてもらったのだが、やっぱり9時過ぎまでかかった。

 小雨もよう

 朝から肌寒く今にも振り出しそうな空もよう。次男が休暇をとって夫婦で一日つき合ってくれることになった。
 彼の目当ては、北海道出身のヨメさんと一緒に潮干狩りをすることにあるらしく、貝掘りの道具だけでなく、あわよくばと穴シャコ釣りの絵筆まで用意していた。
 (06年)

 水族館へ
 潮が引いていれば大鳥居の下を歩いて向こうに渡ることが出来るが、まだ引き潮の途中らしい。なので少しだけ現れた浜を歩いて、まずは水族館へ!
 子どもたちは真っすぐ水族館へ。つられて十?年ぶりに入ってみた。


 前回入館したのはたしか93年の七尾中学校での修学旅行(京都)に向けた班別自主行動の実験をやった時だったかナ・・・?
 その時は仕事でひと廻りチェックしただけなのでろくに見ていないが、なかなか見応えがあった。春休みなので子ども達が多いが、世界遺産のせいか外国人の客も多い。
 
 子ども達は前後3回行なわれるアシカショーを全部見たかったらしいが、1回目はすでに終わっていたので2回目を見終わって、さらに2時間後の3回目を見るのだと言う。この子ども達の旺盛な好奇心とエネルギーに敵うおとなはいない。羨ましい限りであるが退散! 浜が気になる。

 潮干狩りは不発~アサリが美味しい季節だが・・,

 潮は引いていなかった・・・!? いや一旦引いてもう満ち始めていたのかも知れないが、水族館の中から見る限りではそんな様子はなかった。
 干潮は1時すぎだったらしいが引きが小さくて本来の遠浅の浜が全然姿を見せず、雨と寒さのせいもあって貝掘りに繰り出す人の流れも起こらず、しばらく様子を見る間に波はゆっくりと戻り始めた。

 (06年)
 次男は北海道出身の嫁さんに潮干狩りを体験させたかったようだが、まったくいけない日にぶつかっってしまった。それでも未練たらしく手前のまだ潮が来ていない砂浜を掘って見たが何も収穫がなかく、代わりに護岸の石垣の牡蠣の中にアオムシ(チョウセンゴカイ)がいるのを見つけた。これは私も知らなかったことでちょっと儲けものをした気がする。
 (06年)
 獲れたてのアサリは最高だが今回は手に入らなかった。自然が相手であればこういうこともある。(写真は06年)
 松本辺りで送りのアサリを買ってもちっとも美味しくないが、瀬戸内のアサリはこれから美味しくなる。
 潮干狩りは瀬戸内に住む者の特権だ。潮を選んでまた行くがいい。

 夜はハゲ刺し,吸い物,チラシ寿司

 夜はチラシ寿司。即席の寿司の素にアナゴ,エビ,イクラ,キヌサヤ,錦糸卵などを混ぜ込んだ簡単なもの。
 生きのいいカワハギがあったので刺身と吸い物にする。箸がよくのびる。珍しく生のホタルイカをゲット。内臓を取り除いて洗って食す。内臓も食べたいと言うのでさすがにこれだけは茹でた。2人とも魚介類の食べ方がうまい。焼き魚も骨だけ残してきれいに食べるのはお母さんゆずりか。
 明日は4時半起き。いつでも出れるようにパッキングして早々に休む。

平和記念館見学・・・平和公園にて・後

2007-03-26 17:58:01 | 山のあしおと小学校
 広島へのこだわり

 午後からは館内の見学,ガイドさんは自らの被爆体験を交えながら案内して下さった。『どうしても自分の感情が入ってしまう・・・,』と、気にしておられたが、熱のこもった説明でむしろその方が生々しく、貴重な体験談を伺うことが出来た。


 今年は散々迷った末に広島行きを決めた。北海道や東北,あるいは熊野古道等,様々な場所やコースを検討し、昨日地震があった能登半島も候補の1つだった。
 迷ったのは、呼びかけの対象がほとんど去年のメンバーの周辺に留まり、連続して同じコースを廻ることにためらいがあったからである。
 ところが、今回参加した2人は『電車に乗るのが好きだからどこでもいい』と言い、『宮島の水族館』に行って、帰りに『お好み焼き』を食べたいから、広島でいいと言う。
 加えて、知り合いの家屋を借りることが出来るという利点と、何よりも『ひろしま』へのこだわりから、今年のコースを決めた。

 資料室にて
 今年で3年連続の広島行きで、参加者は一昨年,7名,昨年は3名,今年は2名と数字だけ見ればじり貧であるが、それは問題ではない。
 今回参加の2人にとっては昨年と同じ平和記念館の見学であるが、今ひとつ反応が弱かった昨年に比べると、今年は積極的に、熱心に見ていた。もし来年来ればまた違った反応を見せるかもしれない。
 つまり、それは『ひろしま』は『一度見て』おけばいいところではないと言うことを示しているのかもしれない。 
 自分に引き換えてみても,去年は何気なく通り過ぎてそこあったことさえ印象になかった展示物の前で釘づけになり、何故気づかなかったのかと思うことが何度もあって、それは去年もそうだった。展示物が変わっていることがあるにしても、何十回と訪れている者にとっても見尽くせないものが、ここにはあるということなのだろう。

 お目当てはこれ!・・・サファイア・スペシャル

 平和公園での学習を終えて今夜と明日の食材の買出しを済ませた後は、廿日市駅前の『味のサファイア』へ直行! 目当てはもちろんお好み焼き。全国あちこちにある『広島風~』ではなく『広島』のお好み焼きそのもの。鉄板で熱々をフーフー言いながら食べるのが楽しみだったのだ。
 メニューは、生エビ,生イカ,肉,卵,天カス,うどん入りのサファイ・アスペシャル。カウンターに陣取って2人で1枚分をきれいに平らげた後は、常連のおじさん,おばさん達と意気投合して談笑。すっかり人気者になった。
 
 この日,佐伯FHCの小形さん,藤井さん,知さんも集合して山行計画や夏山合宿のことを話した。

22512日&168日目~平和公園にて・前

2007-03-26 11:19:45 | 山のあしおと小学校
 核の時計
 3月26日(月)
  
 6:30起床。野菜たっぷりの味噌汁と目玉焼き,サケ,ナットウの朝食。2人の食事は相変わらずゆっくりでたっぷり1時間はかかる。
 今日は平和記念館のボランティアガイドさんの案内で、公園の碑めぐりと記念館での学習に一日を費やす予定。車を借りて10時前に出発。
 昨年,一緒に歩いてくれた知子お姉さんが今年も同行してくれることになり、1年ぶりに再会する。
 写真は記念館の中にある核の時計。上の数字は1945年8月6日からの日数で、22512日目。下の数字は、直近の核実験が行われてからの日数で、昨年の北朝鮮の核実験から168日目を表す。

 嵐の中の母子像

 公園の桜
 平和公園の桜はほとんどが咲き始めたばかり。中に1本だけ3分咲きくらいの木があり、その花の下で車座になって弁当を広げている一団があった。
 今日の広島は快晴。陽射しは暖かだが、なぜか信州のそれよりも風を冷たく感じる。

 原爆ドームを背に

 折鶴を折って・・。
 折鶴を折ってブースに入れる。正晴君は4連の鶴を折り始めた。4連の折鶴は、1枚の紙に4分割するきり目を入れ、それを切り離さず真ん中でつながったままに
しておいて、それぞれの四角い紙で鶴を折る。
 時間がかかるのでゆっくり折ってもらうことにして先に出発点に帰る。ガイドして頂いた方とはここでお別れのあいさつ。


 桜の下でお弁当 
 3分咲きの桜の木の下がちょうど空いたのでここで弁当を食べる。知子姉さんがおにぎりをいっぱいつくって持ってきてくれた。卵焼きも。感謝,感謝!
 空がどこまでも青い!

 午後からは館内の見学,ガイドさんは自らの被爆体験を交えながら案内して下さった。『どうしても自分の感情が入ってしまう・・・,』と、気にしておられたが、熱のこもった説明でむしろその方が生々しく、貴重な体験談を伺うことが出来た。

出発・・・『各駅停車・広島へ~平和を考える旅』

2007-03-25 07:56:40 | 山のあしおと小学校

 3年目になる『各駅停車・広島へ~平和を考える旅』 
 昨夜来の雨が残る松本駅を定刻の6時37分に出発。今年の参加者は正晴君、雪穂さんの兄妹2人だけ。電車の好きな2人が、このちょっと無謀な計画につき合ってくれて、今年も「行き~13時間」,「帰り~26時間」におよぶ長旅に挑む。
 
 乗り換え

 中津川着8時45分。同駅9時00分発、名古屋へ。先頭車両に陣取る。
 今年は国鉄がJRに移行して20年目に当たるそうで、それを記念して、通常11500円の青春18切符が8000円になると言う嬉しい誤算があった。その分,利用者が増えて混むかもしれない。
 雨ほとんど上がり、視界広がる。

 旅は順調に・・

 名古屋では13分待ち、大垣では5分で次の列車に乗り換えて米原へ。一昨年は大垣で、それまで8両編成だったのがいきなり2両編成になり、8両分の乗客が殺到して大変だった。それを覚悟していたが、今年は何故か8両編成で、混乱なくゆっく乗り換えることが出来た。米原からの混雑を予想して早々に弁当を食べる。
 米原着11時40分。同11時53分発。姫路まで乗り換えのないこの長距離の快速電車はいつも人気が高いが、今日はゆったり座れた。
 じゃれあって時にはけんかもするけど、2人はいつも仲よし

 仲良く!

 姫路で約50分の待ち時間がある。昨年はこの時間を利用して姫路城まで行ったが、ちょっと忙しがしくて帰りは走らされた。今年は慌しいのはやめて駅で次の列車を待つ。
 15:05発,赤穂行き。相生で乗り換えると糸崎まで乗り換えなしの長距離列車となる。
 備後赤坂付近で行く手正面に傾き始めた太陽を見る。列車は夕陽に向かってまっすぐ走り、まもなく糸崎。

 西へまっしぐら

 太陽に向かって海沿いの線路をひた走る。
 広島着19:21,今日最後の列車に乗り換えて19:44,五日市着。次男の出迎えを受け、宿舎とする次男夫婦の家に向かう。
 昨年は着いてから買い物をして調理したので夕食は9時過ぎだったが、今年は用意してもらっていたのですぐに食事となり、風呂に入って早々に休むことが出来た。かくして1日目の長い電車旅が終わる。
 感謝! 感謝!

犬のスペース

2007-03-24 10:19:52 | 踏み跡
 人間で言えば90才くらいの老犬がいる。狭苦しい感じになるがそのスペースには一応囲いをした。途中でステインがなくなってしまったが、とりあえず白木のままつくって後で塗ることにする。
 犬はこのスペースから母屋と別棟との通路を通って自由に行き来することが出来るようになっているが、階段を登るのに苦労するらしく、今のところあまり寄りつかないとのことだ。そのうち物置になってしまいそう。

かんぬき

2007-03-24 10:08:31 | 暮らし
 かんぬきを売っていたので使ってみたが、奥の閂と柱の間が短いので外れるかもしれない。おりを見て奥の柱に棒が入る四角い穴を彫ることにする。
 メインの扉以外はあまり使わないので、フェンスで固定するよりは開閉できる方がいいと言う程度のもの。

二十四節気・・・『春分』~西暦3月21日,太陰太陽暦

2007-03-23 01:28:25 | 月・星・太陽・暦・天体&気象・自然現象
春分 (しゅんぶん)  3月21日頃 二月中,二至二分 (如月:きさらぎ) 太陽視黄経0度
『日天の中を行て昼夜等分の時也』(暦便覧より)
この日をはさんで前後7日間が彼岸。花冷えや寒の戻りがあるので暖かいと言っても油断は禁物。昼夜の長さがほぼ同じ頃であり、この後は昼の時間が長くなって行く

広島へ

2007-03-22 15:05:52 | 山のあしおと小学校
広島市佐伯区

 広島へ~春休み・各駅停車の旅~3月25日(日)~29日(木),4泊5日

 今年も各駅停車で電車の旅をします。今年は北海道に行くことも検討しましたが、時期的なことや経費の関係で広島に落ち着きました。これまでと違う点は平和記念館での学習以外の行動を予め決めず、厳島神社や岩国の錦帯橋等を視野にいれつつ、行ってから考えると言う半ば自由行動にしたことと、帰り道を行きとは別のルートにすることです。
 東海道・山陽線を使わないで帰るルートは、山陰~北陸廻りと四国~紀伊半島廻りが考えられますが、松江・米子を入れると途中2泊になるので、今回は途中1泊(和歌山県田辺市・扇ヶ浜ユースホステル)で四国~紀伊半島廻りとすることにしました。

  春休み・各駅停車の旅計画
07年,3月25日(日)~29日(木),4泊5日
 
1;参加対象:小・中・高校生、学生、青年、一般成人
  
2;日 程:3月25日(日)松本~各駅停車乗りつぎ~広島
  3月26日(月)厳島神社+自由行動
  3月27日(火)平和公園+自由行動
  3月28日(水)広島~(瀬戸大橋船)~高松~徳島~(フェリー)和歌山~田辺・泊
  3月29日(木)田辺~新宮~名古屋~松本

3;行 程:
  3月25日,穂高駅6:00⇒6:27松本駅6:30集合/出発 6:37⇒ 8:45中津川9:00 ⇒10:17名古屋10:30⇒10:59大垣11:04⇒11:40米原11:53⇒14:16姫路(姫路城)15:05⇒15:24相生15:25⇒17:57糸崎17:59⇒19:21広島19:30⇒19:44五日市(スーパーで買い物)宿舎・夕食・泊

  3月26日,平和記念館学習+自由行動
  3月27日,自由行動

  3月28日,利松 5:30(バス) 6:00五日市 6:15⇒9:24岡山9:33⇒10:26高松10:50⇒ 13:22徳島14:05⇒16:05和歌山港16:23⇒16:28和歌山市駅16:32⇒16:38(17:08)和歌山17:18⇒19:08田辺⇒扇ヶ浜YH泊
 扇ヶ浜YH/ TEL:0739-22-3433 FAX:0739-22-3433
  ペアレント 楠本 宏子 〒646-0033和歌山県田辺市新屋敷町35-1
  収容数:15人 宿泊費:2625円 朝食:なし,夕食なし ※ビジターは600円増し

  3月29日,田辺7:52⇒10:45新宮/10:51⇒14:35多気15:21⇒16:39名古屋16:48 ⇒18:05中津川18:08⇒20:28松本(解散)20:45⇒21:16穂高・解散

4;集 合:3月25日午前5時50分,JR穂高駅,または午前6時00分,JR松本駅
  解 散:3月29日午後8時30分,JR松本駅,または午後9時20分,JR穂高駅

5;服 装:上着(予備)・シャツ(予備)・ズボン(予備)・保温着(ウールのセーターがベスト)・防寒着・雨具(上着+ズボン式がベスト、傘があるとよい)・下着(予備)・靴下(予備)・運動靴またはハイキングシューズ・帽子・手袋,  
※①防寒と雨対策に万全を期して下さい。
※②電車の床に直接座る場合があります。汚れてもいいものを着用して下さい。

6;持ち物;ザック(中型)・ザックカバー・弁当(27日)・行動食・飲料水・水筒・ビニール袋・旅行の要綱・筆記具・常備薬・保険証(写し)・現金・他
※③カメラ・地図・各種ゲーム・手引書・本などは自由に。
※④弁当・飲料は駅で購入可 
※⑤長時間の列車での過ごし方は、ゲームや読書等、各自工夫のこと。
※⑥課題があるので筆記具はいつでも出せるように用意しておくこと。

7;宿 泊:広島市佐伯区利松(民間住宅)1泊1500円~3泊(寝具あり)
      和歌山県田辺市扇ヶ浜YH

8;食 事:3月25日:昼,弁当/夜,自炊
  3月26日:朝,自炊/昼,各自(コンビニ・食堂等)/夜,自炊
  3月27日:朝,自炊/昼,各自(コンビニ・駅弁等)/夜,自炊
  3月28日:朝・昼,各自(コンビニ・駅弁等)/夜,外食 
  3月29日:朝,昼,各自(コンビニ、駅弁等)

9;参加費:約28000円
  A(預かり分):9000円,
  内訳,宿泊費:1500×3=4500円 ,
  食費(25日の夜から28日の朝までの朝食と夕食):1食500円×6=3000円 
  諸費(引率に伴う諸経費等):1500円(トクトク切符不使用分を含む)
  B(自払い分):約19000円
内訳
  JR運賃:1日2300円×3=6900円 南海フェリー:1000円 
  その他:五日市駅~宿舎間のバス代(3往復),宮島航路往復,広島市内の電車賃,徳島駅~徳島港,和歌山港~和歌山駅・・約2000円(見込み)
  宿泊費:ユースホステル,3225円+600円
  食費:昼食代:26日~29日までも昼食と28日の夕食,29日の朝食,計6食分 約4000円(見込み)
  予備費:参観料・見学費等,その他,1000円(見込み) 計19000円(見込み)
 ※⑦参加費には小遣い,間食代は含まれていません。

 なお、道中,旅を短縮せざるを得ない場合は、広島滞在を26日までとするか、27日まで滞在して、帰路を往路と同じ,山陽・東海道線経由でまっすぐ帰ることがありますのでお含みおき下さい。

連絡先:090-1661-7327,または、dekunoro1@docomo.ne.jp へ

お帰り, 太陽!

2007-03-22 13:37:24 | 山のあしおと小学校
 今日が太陽にとっての元日。今年一番美しい太陽だ。この日,全国各地で平和への願いと祈りをこめて様々な集会やイベントが行われる。
 金沢からは『ピースウォーク,in 金沢』の催しが今年も行われる旨の便りが届いている。『ピースウォーク』の名称は、この金沢の催しから頂いた。