遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

みかん畑再建に向けて

2015-11-20 19:31:07 | 平郡島にて・平郡島から

 入り口の3本~殆ど実がなく、まだ青い

 今や入り口に3本しか実のなる木がなく、その3本も半分以上イノシシに取られ、枝をへし折られて著しく傷められていた。
 収穫はコンテナに2/3ほどで、まだ青い部分があって完全には熟していないが、完熟を待っていると木を傷められるのでやむを得ず全部採る。



 これで全部

 奥の方には去年と今年植えた苗木があるが、草に埋もれて枯れてしまったり成長が悪いだけでなく、草刈りの際に誤って切ってしまったものもあり、何本残ってるのかさえ分からなくなっている。



 まずは草刈り

 このままでは全部の苗をダメにしてしまいかねないので、腰を据えて再建に取りかかる。
 まずは草をきれいに刈って、どこに何が植わっているか、枯れたり切ってしまった苗は何か等を確認する。



 3本の竹で櫓&真ん中に副え木

 対策は2つ。その1はこまめに草刈りをして苗を草に埋もれさせないこと。これさえできればそれ以上は必要ないのだが、更に苗を保護するために、しっかりした保護策を施すこと。
 
 草刈は来春以降のことになるので、冬の間に出来ることととしてしっかりした3本櫓で苗を囲い、真ん中に副え木を立ててどこからでも見えるようにする。



 12本健在。

 全部で12本の苗に支柱を施し、枯れたり誤って切られた場所(6か所)にもう一度植え直すための目印を施す。

 

 ひとまず終了/他所のみかんは美しい

 新しく植えた苗は、ハッサク、甘夏柑、晩白柚、土佐分担(パール柑) だいだい、レモン、ゆず、ネーブル等、みかん以外の柑橘類ばかりである。
 今のところイノシシはみかん以外には手を出さないことが分かっているので、入り口の3本のみかんのイノシシ対策は、先日収穫した道脇の6本と共に来秋までに考えるとして、当面は苗の保護・育成に全力を挙げることになる。

 イノシシの被害は痛手だが、おかげで踏ん切りがついた面もある。やられっぱなしでは終われない。

長深山・ルート調査再び

2015-11-19 00:29:12 | 山行

 長深山を仰ぐ/『ヘグリ』到着

 

 柳井市在住のF氏来島

11月12日(木)
 前日に続いて長深山ルート調査の2回目。海は相変わらず荒れているが今日は相方のF氏がフェリーで来ることになっており、9:20に西港船着き場に着いて待つ。9:33にフェリーが着き、初対面の挨拶もそこそこに歩き始める。



 前日と同じ出発点/農道を直進

 途中のベンチでルートを確認。F氏が用意した地図によると、長深山に向かうルートは2本あり、1つは昨日自分が歩いたルートで、もう1つは鶴甫と言う地区よりも先の方から入って長深山の山頂は通らずに東隣の深山に至るもので、史実に詳しいF氏はこちらの方が古い道らしいと言ったが、今回は取り敢えずハッキリしている道を辿ることにして昨日と同じ登山口に向かう。但し、市道からの入り口は昨日より5m先の川沿いの道で、上の方で合流して9:51に最終民家を通って山道に入る。



 石垣の畑/

 その道を前日とは違ってまっすぐ進めばみかん畑の小屋がある柵の入り口に到達するものと思い、Sさんと言うご夫婦に会ってから行こうとこの時は思っていた。
 その道はつづら折りになっていて思ったより長く、途中の両側にも立派な石垣の棚畑があったが、いずれも耕作されなくなってから相当の年月を経ているらしく太い木が繁茂して薄暗かった。







 昨日見たポンプ小屋に出た/昨日と同じ場所から畑を見る

10:02から5分ほど休み、歩き始めてすぐの10:09、昨日と同じ小屋に出てハタと首をひねる。みかん畑の向こう側の入り口に着いて畑を通らせてもらってここに出て来るものと思っていたのが外れて、昨日のような薮漕ぎをすることもなく尾根道に出られることになる訳で、これは出張所長さんの説明とも違っていた。



 昨日と同じ石段/同じ目印

 とまれ畑を通る労なく登山道に入ることが出来、10:11に昨日と同じようにみかん畑を見下ろし、10:16に昨日と同じ石垣の階段を登り、10:23には昨日と同じ目印に新しい目印を施して順調に進む。
 10:28、ひときわ太くて高く抜きんでている松を見てこれがS夫人の言っていた大きな松の木であろうと見当をつける等して10:35にNTTの反射板に至る。

 ここでF氏が『かつて友人が少し先から入ってここで合流して』いると言ったので、別の道があるのかもしれないと思って奥の方に分け入って見たが道は見つからず、しかしその先にも石垣の棚畑が続いているところを見ると道があったであろうことは想像できた。



 道を探す

 10:39発。そこからが道なき道~と言うよりあったとしても荒れて通れない道になる。S夫人が『何回も登った。道はある』と言っていたので、目印を追って注意深く登ることにした。
 確かに昨日目印を見失った地点からも目印は続いて、それを追っていくと道は右の方に折れ曲がっていたが、やがては 尾根の中央部に戻り、横倒しになった木の真ん中に赤いテープが巻かれた見覚えのある場所に戻った。つまり前日は遮二無二直進していたことになる訳で、それでも正解だったということだ。



 石垣の脇に道あり

 そこから先にも石垣があり、F氏は中央の階段を登って直進しようとしていた。自分は前日の経験から石垣を無理に突破しようとして道を見失ったが、石垣の左右いずれかの脇に道はある筈だと考え、この場所では石垣に沿って左手に進むと、倒れかかった木や蔓に阻まれてはいるがしっかりした道があることが分かった。



 空が見えた/前ピークの広場に到達



 頂上の三角点/しっかり目印

 こうして着実に目印をつけながら前進し、11:28に前日のナタメを発見。そこから木の間越しに空が見え、11:29に前ピークの広場に着く。さらにそこから太陽の方向に向かって緩やかな斜面を南進し11:36に三角点のある山頂に到達して目的を果たす。



 深山への道発見/ここで折り返す

 その後は12時をリミットとして深山方面に歩いてみようと言うことになり、南東に向けて斜面を下る。11:46に明瞭な道を見つけ、そこに二重の印をしており返す。この道は長深山の山頂を通らずに主脈に出て深山に向かう道で、F氏の説明では明治時代からすでにあったとのこと。どう言う歴史があるのか知りたいところで、その起点の特定を含めて次回の課題となる。深山へのルートは主脈を外さないようにしながら障害物を避けて進めば遠からず踏破できると言う感触を得た。
 ここまでの経路を含めて、一帯は外側から見れば分厚い森林であるが、マントの中は長年に亘って日光の恩恵を受けない状態で下草などの繁茂がなく、倒木と蔓植物が障害になるだけなので、道を拓くことはそれほど難しくはないと言うのが感想である。



 下山へ

 12:01に三角点、同:03に前ピークを通って下山開始。ピンクのマークを辿って難なく下り、所々に新たな目印をつけ加えたりしながら順調に下って、12:49に反射板、13:06に海を見下ろす場所を通過。



 みかん畑の怪

 13:10にみかん畑の柵を越えて中に入る。そこから逆に表側の入り口に行ってSさん夫妻に会いに行こうとしたところ、その畑はSさんの小屋のある畑ではなかったことが分かり、引き返して元の道を下る。



 下山

 その謎が分からないまま最終農家まで下ると玄関に若い男性がいて、話を聞くと彼はS夫妻の子息で、2人は今日もみかん畑にいるとのこと。結局その謎は解けぬまま市道まで下がり、魚類供養塔を見たりして14時に船着き場に戻り終了となる。



 八幡神社/魚類供養塔

 今回の調査で深山まではすぐにも行ける見通しが出来た。夏場より冬の方が落葉する分だけ見通しがよくなるので、近いうちに深山までを歩きたいと思う。





長深山・ルート調査~後

2015-11-18 15:18:44 | 平郡島にて・平郡島から

 白菊咲き誇る/みかんづくりの夫婦

 10:54発。下りの手がかりは大雑把な方向感覚と記憶、登った時の痕跡しかない。とりわけ始めの1歩が肝心である。
 が、その方向感覚も記憶もいい加減なもので予定通り間違えた。




 この目印に迷わされた/ヌタ場発見~来るときには見なかった

 最初のナタメを辿って少し降りた辺りで次を探したがなかなか見つからず、ピークに戻ってやり直したりしてるうちに、赤い目印を見つけた(11:04)のがミスを誘い、登って来る時に右手(南側)の方が明るく空がよく見えていたと言う感覚も手伝って南(左)側に寄りすぎ気味に下る羽目になったらしい。
 
 その辺りにも棚畑の石垣などの人造物があり、どう下っても大差はないと構わず下るとヌタ場になったため池(11:20)があり、更に下ると左右に高みのある凹地に向かっていることに気づく。




 運搬用のワイヤー発見/続いてため池

 左側(下に向かって)は長深山から西南西に延びる尾根、右手が登って来た尾根で、自分は今その中間の谷にいると判断し、トラバース気味に下りながら右手の尾根へと移動していると、11:41に集果用のワイヤーが見つかった。これが登りはじめに見たワイヤーの延長であれば、登ったコースより南(左)側にいることは明らかなので更に右寄りに下ると、周囲をコンクリートで固めた長方形のため池があり(11:47)、その50mほど先で崩れかかった出づくり小屋を見つける(11:48)。




 出づくり小屋あり~廃屋同然

 そこから2分ほどで目の前が明るくなり、木の間越しに海が見える場所に出て目の前の薮を掻きわけ、11:52みかん畑の上の端に着く。




 目の前が明るくなり/みかん畑に出る

 柵に沿って右手に進めば登ってきた道に出る筈であるが、みかん畑を通らせてもらって別の登り口を調べたいと思い、大声で『こんちわァ~、畑を通らせてもらってもいいですかァ~』と、2~3回叫ぶと女の人の声で『そのまま降りておいでェ~』と言う返事があったので柵を飛び越えてみかん畑に入り、ゆっくり下ってくと、オーナーらしい婦人が現れて柵の下の入り口まで誘導し、下りの道を教えて下さった。






 『みかん食べてく?』『のどが渇いたので1つだけ』と言う会話があって主人らしい人がいる作業小屋へ案内し、持ちきれないほどのみかんを差し出されたのを5~6個だけ押し頂く。
 『畑を通るのはご迷惑だからと思って向こうの尾根を登ったが、下り道を間違えて畑の真上に出てしまった』と言うと『畑を通るなら閂を開けて、イノシシが入らないよう元通りにかけてもらえばいい。向こう側(出口)も同じ』とのことで、『明日、もう一度登るつもりなのでお願いします』と無害通行のお許しを頂く。




 ミカン農家にて

 昨年も東地区の駐在さん一家がここを通って長深山に登りなさった』と言う話しから、『反射板の上の途中から道が分からなくなった』と言うと、『上まで道はある。何回も登ったよ』と夫人が言い、尾根上の一画を指さしながら『途中に大きな松の木があってそれはここからも分かる。ほら、あれッ』と言われた。もう少し丁寧に目印を探すべきだったようだ。
 しばらく歓談し行動食のクッキーをお礼に置いて12:10に辞去。




 フユイチゴがあった/ビワの花咲く晩秋

 『ここからは農道を下ればいいよ』と言う夫人の教え通りに車道を下っていると後ろから軽トラで主人が追いかけて来て『農道の下の市道が通行止めになっている。別の道を教える』ので乗れと言われた。『えッ? じゃぁ この車は?』どうやってここに来ているのかと聴こうとする前に、『ここから家まで5分もかからないが(その20mが通れないので)海岸(南側の)沿いの道を東地区まで走り、県道を廻って家に戻る。2時間(約30㎞)の大廻りだ』と‥。




 転げ落ちるほどの急坂/集果用モノレール

 あまり広くもない農道の急な坂道を結構なスピードで下降点まで送ってもらった(12:18)が、それは歩けばかなりの距離で、その下降点からゆっくり歩こうにも走りだしてしまうような細い山道を駆け下って12:26市道に出る。




 港が見える道/長深山をふり返る

 出張所に寄って山頂の手前まで行けたことを報告し、山頂標識の有無を聴くと『三角点標識があり、昔は「長深山」と書いた看板があった』とのことだった。12:45に船着き場に戻って終了とする。






みかん畑 無残‼

2015-11-17 03:10:28 | 平郡島にて・平郡島から

 イノシシにへし折られて丸坊主/2013年~同じ木


 9月5日の防除以来、約2か月ぶりにみかん畑に行って、絶句‥。あれほど青々と茂って勢いがよかったのが、下の方の枝はへし折られ引きちぎられ、残った枝は1個の実はおろか葉っぱもなく丸裸で、踏みつけられて泥田と化した地面には折れた枝が散乱していた。
 上の写真は2013年と今年の同じ木の比較




 


 

 1枚の葉も残っていない枝、白い折れ口 引きちぎられた真新しい枝は作屋のものか‥?
 どうやればこうなるのだろう‥




 奥の2本を助けるべく‥


 幸い奥の2本はまだ被害が少ないが、襲われるのは時間の問題である。まだ青い実もあるが、全部採るしかない。
 結果はコンテナ5箱分だった




 2013年の実りはこうだった


 2013年にはコンテナ7箱以上も採れた。

長深山・ルート調査~前

2015-11-14 14:18:13 | 平郡島にて・平郡島から

 強い北西風で海は大荒れ/山際に咲き乱れるツワブキ


 前夜から強い北西風が吹いて海が荒れ、平郡東地区から西地区に至る県道は至る所で波しぶきがを被っていたが、その一方で山際にはツワブキと野菊の花が咲き乱れていた。

 このところ天候不順でできることが限られ無聊を託っていたところに『長深山に登る人が来るので一緒に登ってはどうか』と言う声がかかり、兼ねてからの懸案としていた島の脊梁山脈・長深山(451m)~深山(468m)ラインの調査をする機会が突然やってきた。




 野菊もいっぱい/カラスウリの実赤く‥

 がしかし、前夜来の強風~波浪注意報のせいで相方となる人が来られなくなり、1人での決行を決める。とは言え、下調べもなしで手がかりが何にもなく、頼みは地元の方々の情報だけである。船を出そうとしていた漁師さんに聞くも分からず、野菜づくりに精を出すご夫婦も『‥‥‥』




 第3島人に登山口を尋ねる/出張所の所長さんにも


 3番目に尋ねたご婦人が『鶴甫と言う地区の一番上のミカン農家さんの所からよ‥』とにこやかに教えて下さった。『これからお仕事ですか』と言うと『みかん畑にネ。寄って食べて行きなさい』と言って下さったのを丁重にお断りして、教わった方に向かう。
 市役所の支所のそのまた出張所兼診療所の前を通りかかると管理人さんがおられたのでまた尋ねると、『40年前に登ったことがある』とおっしゃったこの方が、個別詳細地図をコピーして、昔あった筈の道を書き込んで下さった。




 地図をコピーしてルートを書き込んで頂く


 診療所の上からも行けるが、その道は今は歩けるかどうかわからないと言うことで、先刻のご婦人の言われたように、一番上のミカン農家さんの所からが登るルートと両方を書き込んで下さった。地図とルート図と言う願ってもない手がかりを得て、そのみかん畑を目指し勇躍坂道を登る。が、その坂道の傾斜のきついこと‥。

 


 最後に農家から山道に入る~竜脳菊が見られる(9:07)


 ようやくその農家に着いてそこからみかん畑に続く細道を登る。そのまま登ればみかん畑に至り、『柵を空けて畑の中を通り抜けると、長深山から真西ないし西・西北西に延びる尾根に出る』との説明だったが、みかん畑を通らず尾根に出るには『もっと前にある細道を左折する』とも教わっていたので、その道を選ぶ。




 集果用のワイヤー(9:15)


 多少の薮漕ぎの末にその尾根に出ると道らしき踏み跡があり、それを辿ると集荷用のワイヤーに出くわす。




 発動機小屋~今は使われていないらしい(9:16)



 道がしっかりしてきた~ここにもツワブキ


 さらにそこに今は使われていないと思われる消毒剤を播くポンプの小屋があり、その脇を通って上へ上へと進むと次第に道がハッキリしてきた。



 現役の発動機小屋(9:27)


 9:27、先刻来、ポンポンポンと言う音を立てていた発動機のある小屋に到達。そこはみかん畑の西下側の端と思われ、そこから柵をめぐらしたみかん畑に沿って細道が、またそれに並行して尾根の道が伸びていた。



 モノレールを潜って(9:34)



 崖を攀じ登ると(9:36)/海ッ‼(同)


 迷いようのないその道を進むと、今は使われっていないモノレールが現れ、その下を潜ってひと登りすると突然右手の視界が開けてみかん畑超しに海が見える場所に出た。おりしも西港を出たばかりのフェリー『ヘグリ』が眼下を航行中である。




 ヘグリが航行中(9:37)/階段付きの石垣(9:38)


 その辺りには昔の耕作地らしい石垣のある畑が数段続く。面白いのはその石垣に階段がつけられていたことで、このような石垣を見るのは初めてである。それはかつて盛んにこの棚畑が耕作されていたことを物語っていた。



 みかん畑の上に出た(9:42)/目印が現れる(9:43)


 9:42、みかん畑の上に出る。みかん畑の方から続く道がここで合流し、しっかりした道になると同時にテープによる目印が現れた。 目印には、赤いビニールテープの他、青や黄色のビニールテープ、青い荷造りテープ、タフロープ、赤ペイント等、少なくとも6種類以上があり、可なりの人に登られていることが分かる。



 NTTの反射板(10:00)


 もらった地図によると尾根は東10°南の方向にまっすぐ伸び、その先にNTTの反射板があることになっていた。10:00にその反射板に着く。



 この先通行困難(10:09)/



 目印もあることはあるが‥(10:18)


 そこまでは問題なく行けると言うのが出張所の管理人さんの話しだったが、そこから先は多分倒木などで歩きづらいだろうとの言葉通り、はっきりと道と言えるものがなく、倒木が折り重なって進路を阻み、また大小無数の様々な蔓植物が簾のように垂れ下がったり横に這ったりして侵入が躊躇われた。折り畳みの鋸でこれらの蔓や邪魔な木を切って道を切り開きながら進むこととなる。併せて無数にあるアオキの幹や枝を折って帰り道のための目印とする。




 重要なポイント(10:20)/石垣にもペイント(10:26)



 頭上の木々は青々と~/臨床は明るいが荒れている



 そんな中にも時折目印があり、また石垣の棚畑があってそこにもペイントがあったところを見ると、そこが道なのだろうがハッキリせず、その目印も石垣の消失と共になくなって後はただ高みを目指して進むのみとなる。




 相変わらずだが(10:34)/こんな所にも石垣(10:43)


 こう言う時、登りはいいのだが下りが怖い。確実な目印をつけて行かないと迷うのは必至であるが、何も持ってないのでナタメ代わりに枝を折って行くしかなかった。




 その向こうに空が(10:49)/ハッキリ見えた(10:50)


 そう言う不安を抱えながら手探りでひたすら登り、前方の木々の間に空が見え、やがてだだっ広く平坦な高みに着く。



 倒木を潜り抜け(10:52)/岩だらけのピークへ(同)


 大きな石がゴロゴロしてはいるが、山頂を示す標識のようなものはなく、右手(南)に向けて更に緩やかな登りが続いていたが、そこに踏み込むと下りの方角が本当に分からなくなる危険を感じてそこまでとし、10:54から下山に向かう。
 



 広くて緩やかなピーク(10:52)/太陽の方向にn緩やかな登りが続く(10:53) 


 そして予定通り間違った‥。 続