遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

干し理想,埋め戻し

2007-11-30 18:42:48 | あまってら農園

                  
                  
 今朝のNHKニュースで紹介された群馬県・赤城山麓の大根干し,数万本の大根が干された様子は壮観だった。品種は我が農園のものと同じ干し理想。こちらは60cmくらいで長いと思っていたら、なんと70~80cmにもなるとか・・。驚く長さだが抜くのが大変だろうと思う。

 大根の収穫は待ったなし! いつ凍るか分からない。が、問題はどうやって干すか,だ。4~5本づつ束ねて葉のつけ根をきつく縛り、架をつくって振り分けにして干すのがいいのだが、夜間冷えて凍ってしまうので毎日取り込まなくてはならない。これが大変な作業である上に、農家ではないので家の中に大量の大根を保管する場所がない。取り込まずに毛布をかけても凍るときには凍る。プレハブの小屋に取り込んでも凍ったことがある。
 まごまごしていられないのでとりあえずハウス内に埋め戻すことにした。ハウス内の土は凍ることがないので当座は凌げる。他の種類もそうすることになりそう。


           最長不折は60cm 
           
 干し理想は下に行くほど太くなっているので意外と力が要る。引き抜く時,少しでも斜めの力が入るとすぐに折れるので両手で慎重に抜かなくてはならなが、それでも何本かは折れた。
 片手で抜こうとすると首の部分の皮がズルッと剥けてしまうことがある。これは表面が凍った証拠だ。
 大急ぎで溝を掘って70本の大根を斜めに生け、首まで土をかけて一件落着。

 
 ハウス内は冬でも20℃以上になることがあるので、いつまでも置いておくと切った葉が伸び始める。根がついているうちは葉が伸びてもかまわないが、掘った大根の葉が伸びるのは自分が蓄えた栄養を消費することになるので、放置するとスカスカになる。せっせと使わなければならない。何としよう・・。            

暖かさに騙された!

2007-11-30 14:05:38 | あまってら農園
 11月1日播種
      11月30日現在
 キヌサヤの播種,発芽に失敗した。例年並みなら青い芽が吹いて今頃は5~10cmに育っていなくてはいけないところだが、わずかに芽が覗いている程度で、未だ発芽していないものも多い。この状態で霜が降りると全部やられてしまう。
 タマネギの活着度も心なしか充分でない。去年のこの時期はしっかり根づいてぐんぐん成長し始めていたのだが、今年はその兆しが見られない。根が充分張っていないまま、霜柱に持ち上げられると全滅する恐れがある。
 例年なら10月下旬までには1級の寒波が来て、それが警戒心を呼び起こすのだが、今年はそれがなく、暖かい日が続いていたので油断していたと言う点は否めない。
 播種も植えつけも去年とほとんど同じ時期で遅くはなかったのだが、急激に気温が下がる可能性にまで考えが及ばず、成り行きに任せて瀬戸内方面の旅に出たところ,帰って3日後にいきなり雪が来た。寒くなってみればそれが平年並みと気づくのだが、今年はその落差が大きかった。
 06年12月6日
          06年12月25日 

 発芽がうまく行かなかった原因は雨が降らなかったことだが、元々雨の少ない地域であるから発芽までは潅水が必要でもあったわけで、大事な播種後の1週間に遊んでいたのであるから、これは天罰とも言うほかない。
 代わりに大根の生育はすこぶるよい。両方いいのは頬かむり・・。

イカの塩辛

2007-11-29 00:32:51 | 喰う寝る○太

 
 イカの塩辛,黒づくり。
 大きな肝臓のあるスルメイカを使う。肝臓と身を捌いたその日に和えるのでなく、それぞれを冷蔵庫で1日程度脱水してから和えるのがコツ。
 肝臓に強めの塩をして脱水するが、身に塩をして保存すると絞まりすぎて硬くなるので、身には和える時に塩を施す。
 2杯分の肝臓で1杯分の身だけを和えるくらいがよいが、贅沢すぎるので今回は肝臓3に対して、身1,エンペラ3,ゲソ1とした。これでもかなり濃厚な味になる。肝臓にイカ墨を混ぜて黒づくりとした。


 イカの肝臓,3杯分はやや強めの塩をして1日冷蔵庫内に置いて余分な水分(左)を絞る。


 柵に取った身,エンペラ,ゲソをそれぞれ水気を取り、塩をせずに冷蔵庫内に1日置いて脱水する。イカは皮に甘みがあるので皮をつけたままで。ピチットシートがあればより効果的に脱水できる。

 1日置いてから細く切った身に軽く塩をして両者を混ぜる。塩をすることで身の甘みを引き出すが、肝臓に強い塩をしてあるので身にはほどほどに。
 すぐにでも食べられるが、3~4日置くと味に複雑さが出る。

 後から継ぎ足したり別々につくったものを混ぜると必ず腐敗する。

大根辛し 秋の風    

2007-11-28 21:02:06 | あまってら農園
 
 大根4種,左上:ビタミンダイコン,左下:カタダイコン,中:総太り,右端:干し理想
 
 大根が収穫の時期を迎えた。今年はすこぶる出来がよい。
 ビタミンダイコン
 カタダイコン(地大根)

 中国野菜のビタミンダイコンは上半身がきれいなグリーンで甘いのが特徴。おろしによい。
 カタダイコンは反対に上部に緑色の部分があるだけで全体的に白く、下に行くほど太くなっている。身がしっかりしていて歯ごたえがよく、漬物に利用される。

 総太り
      干し理想(足なが娘) 

 総太りは穏やかな味で、煮物やおろしに使われる。
 干し理想は足長で、60~70cmに達する。漬け大根として利用されるが信州ではあまりつくられない。

 身にしみて 大根辛し 秋の風    芭蕉『更科紀行』

Xトレイン,・・・挑戦!『食の研究会・ベーコン・キムチ・松前漬けづくり』のご案内

2007-11-27 16:47:06 | Xトレイン

                 
 12月15日(土)と12月22日(土)の2日間,生協池田センターに於いて、恒例のXトレイン『燻製研究会・ベーコンづくり、およびキムチ・松前漬けづくり』を行います。
 初回の15日(土)は、午前から午後にかけてベーコン用のスパイスの調合と肉の塩漬けを行います。ベーコン用の豚肉は塩漬けをした後、各自家に持ち帰って熟成させ、1週間後の12月22日(土)に煙をかけます。
 並行して予めお申し込み頂いた、ホタテ,タコ,イカ,ゆで卵,タクアン等、ご希望の燻製づくりを行います。
 午後からは1回目のキムチ・松前漬けづくりを行います。

 
 12月22日は、ベーコンの燻煙を行います。並行して、キムチ,松前漬けづくりを行います。初回同様,燻煙中に、ホタテ,タコ,ゆで卵,タクアン,ビーフジャーキー等,お好みの燻製をつくることが出来ます。
 事前にお申し込み頂ければ材料の調達(実費)、塩漬け、塩抜き等の用意をしますので、ご希望の方は早めにご連絡下さい。

 なお、燻製づくりは材料や資材の調達に時間がかかりますので、参加ご希望の方は12月10日(月)までにお申し込み下さい。

                  

1;日程
12月15日(土) 9:30~16:00
10:00~16:00・・・ベーコン用のスパイスの調合・塩漬け
並行して、ホタテ,タコ,ゆで卵,タクアン等の燻煙⇒完成/かたづけ
12:00~13:00・・・昼食・休憩
13:00~16:00・・・キムチづくり,松前漬けづくり/かたづけ

12月22日(日) 9:30~16:00
9:00~16:00・・・ベーコン等の燻煙・温度管理⇒完成 
  並行して、キムチづくり,松前漬けづくり⇒完成/かたづけ
  並行して、ホタテ,タコ,ゆで卵,タクアン等の燻煙⇒完成/かたづけ
12:00~13:00・・・昼食・休憩
14:00~16:00・・・試食パーティー/かたづけ

A:ベーコンづくり

               
1;;材料,および費用; (①+②)  ※参加は各家庭単位とします。
(1)材料費(実費)
豚バラ肉1kg,約1300円・・・全体で10個,1家庭で2個までとします。(500gも可)
その他,魚介類、ゆで卵、タクアン、チーズ、他・・・実費、または各自が調達
(2)参加費;1500円
内訳:スモークチップ,ウッド,調味液用のスパイス各種,試食用食材(費、燃料費、他 
※材料費(①)は別途
2;つくり方・・・別記
3;その他
①ベーコンのスモーク中に、空いた場所で魚介類やゆで卵,タクアン、ビーフジャーキー等をスモークすることが出来ます。事前にお申し込み頂ければ材料の調達(実費)、塩漬け、塩抜き等の用意をしますので、ご希望の方は早めにご連絡下さい。

B:キムチづくり

                
1;;材料
(1)漬け材料 A白菜L玉3個 B大根千切り300g Cニンジン千切り200g Dニラ半束
(2)タレ材料 Eトウガラシ(中辛中引き) Fすりおろしニンニク100g Gすりおろしリンゴ150g 
Hすりおろしタマネギ100g Jすりおろし生姜 Kアミエビ塩辛100g L砂糖200g 
Mカタクチイワシ塩辛エキス150g N塩(白菜の重さの3%) 
Oだし汁250c(昆布,煮干,鰹節等で濃目のだしを取る)
⇒各自用意するもの・・・ABCDFGHJLNO
⇒共同購入するもの・・・EKM

                 

2;材料の調達について
(1)漬け材料の調達と準備
 塩漬けした白菜および、ニンニク,リンゴ,ダイコン,ニンジン,生姜,タマネギ,砂糖,塩,だし汁(予めつくっ   
て置く)は、分量分を各家庭で用意して持って来て下さい。
※千切り,すりおろしは当日,会場で。
※あまってら農園の無農薬白菜,大根をお求めの方は予めご連絡下さい。1セット(白菜3玉,大根,1本,玉葱3個セット)600円程度(9日までにお申し込みあれば10日の丸太の会の際にお渡しできます)


(2)タレ材料の調達と準備
 トウガラシ(300g,約1100円),アミエビ塩辛(500g,約600円),カタクチイワシ塩辛エキス(約  
 700円=3人分)は、事前に申し込みされた方の分を共同購入しますので、必要量をお知らせ下さい。
※ご自分で調達できる方,手持ちがある方はこの限りではありません。
※トウガラシ,アミエビ塩辛,カタクチイワシエキスはこれより安価な店があるようです。


3;道具の用意
 まな板,包丁,采はし,ボール,または鍋,パット等の容器(3個),保存容器(タッパー,ジップロック等),   
おろし金,キッチンタオルペーパー,ラップ,布巾・タオル,
※使い捨てビニール手袋は用意しておきます。
※混ぜあわせ用のボールは大きい方が作業しやすい。大なべでも(の方が)よい。
※保存容器は4分の1の株が12個できるので、それに対応する大きさと量が必要。大き目のタッパーに複数保
存する、あるいはジップロックで1個づつ小分けして保存するなど。

4;別記
5;費用
  費用は実費(1個口あたり1000~2000円程度)+500円(会場費,見本づくり用の費用等)
 ※1家庭何個口でも可。ただし時間内にやり切れる量で。


6;昼食,試食交流会について
  昼食は、各自で弁当,お茶を用意していただきますが、大根、白菜,ニンジンなど、野菜中心の温かい鍋物をつく  
ることができます。
また、つくったキムチを試食し、交流(親睦)会を行います。食の研究会の一環ですので、参考になる伝統食や手  
料理などありましたら負担のない範囲でお持ちより下さい。(人数分は不要、少量で結構です。)
※少し多めにつくった作りおきの料理とか平素の漬け物などで充分です。わざわざつくらないで下さい。
 ※食器類は各自でご用意下さい。(汁椀は大きめで)

7;申し込み
Xトレイン代表:木偶宛て 松本市七嵐379 携帯090-1661-7327
   TEL・FAX:0263(64)4080  
材料調達の関係で12月10日(月)の丸太の会までに森田宛申し込んで下さい。
※参加は各ご家庭単位とします。
 ※あまってら農園の無農薬野菜の申し込みは9日まで。⇒10日丸太の会渡し

                




ビニール掛け

2007-11-26 20:17:03 | あまってら農園

 春の嵐でビニールが吹き飛んで・・・,


 妻面との境が引きちぎられた。きちんとコードで押さえる作業を怠った罰だ!

 夏の間はビニールをかけたままだと室温が上がりすぎて中が砂漠のようになってしまう。両サイドを捲り上げて風を通せばいいのだが、『水は天からもらい水』だけなのでそのまま放置。


 例年なら10月までには覆うのだが、今年は横着して2ヶ月以上も寒さに晒した。その方がいいと言う面もあるが、いくら何でもそろそろ限界・・・。

 とりあえずビニールをかけたが・・・,

 両端の部分が引きちぎられた時のままでボロボロ・・。

 本体部分もあちこちに穴があるが、全部やりかえる金もなく・・・,


 端っこと妻面のみを補修。何とかこの冬だけは乗り越えたい。


第20回,日本の森と自然を守る全国集会,愛知瀬戸集会

2007-11-26 04:02:42 | 花・植物・自然界

 20回目を迎えた『日本の森と自然を守る全国集会』が、12月8,9,10日の3日間,愛知県瀬戸市で開催される。
 知床の原生林や白神山地の保全等,全国各地の自然保護に先進的,先鋭的に深く関わってきた重要な集会である。
 第3回の盛岡集会以来,奈良集会,米沢集会,東京集会,厚木集会,穂高集会,木曽福島集会,埼玉集会,仙台集会・・,と過去9回の全国集会に参加して来たが、仙台集会以後の4年間は参加の機会を得ることができず、気がかりで仕方なかった。
 今年は近県の瀬戸市での開催なので何とか参加したいと思っているが、7日から8日にかけて忘年会を入れてしまったので、8日の昼前から駆けつけることになりそうだ。
 1人でも多くの登山者や自然愛好家,自然保護運動の活動家,一般市民の方々に参加して頂きたいと願っている。
 最終日の10日は現地見学会で、東大愛知演習林,鉱山跡,ホフマン工事,海上の森などを見学する。

会場;サンパレア瀬戸
テーマ;人工林,里山林,都市の緑
   ~森と緑づくりのための行政,市民,研究者の協働~
プログラム
12月8日(土);開会式,基調講演,討論会,交流会
12月9日(日);分科会,総括集会
 第1分科会:『人工林問題の核心』
 第2分科会:『森林環境税制を考える』
 第3分科会:『鉱業法で蚕食される都市の緑』
 第4分科会:『域環境・現場・原体験(博物)館』
12月10日(月);現地見学会
参加費;1000円
主催;日本の森と自然を守る全国連絡会
問い合わせ先;東京大学愛知演習林 蔵治光一郎氏  
 Tel:0561-82-2371 kuraji@uf.a.u-tokyo.ac.jp
 HP:日本の森ホームページ
    http://www.nihonnomori.com
   ※コメント欄からアクセス可。

鉢伏山の山行記録・3

2007-11-25 17:16:45 | 境界線・新境界線

 展望台下の暖かいガラス張りの部屋で悠々と弁当を食べているところへ3人の女性グループが上がって来てそのうちの1人が覗き込み、怪訝な顔で『何かの工事関係の方ですか』と言った。何で・・・? 『ただの登山者です』っての!
 遅れて食べ終わった仲間達もやってきてしばらく暖を取ってから予定より早く下山開始。(12:30)
 直後に東京から来たという30人くらいの中高年の集団登山のグループとすれ違う。扉温泉への道に入ろうとする時,展望台で会った3人の女性グループが王ヶ頭方面を指差して『美ヶ原はあれですか』と聞く。富山から来たのだと言った。県外からの登山者が意外に多い。

 美ヶ原・王ヶ頭,王ヶ鼻方面
 2008年に因んで元日に登ろうかと言う話しが出ている美ヶ原・王ヶ鼻に向かって下る。その王ヶ鼻の左,ほぼ真北方向に旧四賀村境界線上の戸谷峰を見つける。よくよく見ると長峰山や光城山も見えており、刈谷原峠を経て昨年歩いた稲倉(しなくら)峠から戸谷峰に至る『境界線ハイキング・第3行程』のルートの全貌を南側から見ることができることに気づく。
 一行の中には昨年の第3ルートに参加した人が4人もいて、『あんなに歩いたんだ!』と感慨深げである。これは思わぬ発見であった。
 中央左が戸谷峰

 前鉢伏山を12:45に通過し、13:07に林道へ。その途中でオオタカと思われる中型のタカの飛翔を見る。鳶より二まわり小ぶりで腹部が白く、尾羽の先端が丸く弧を描いている。タカの特徴である主翼の中央付近がやや前に飛び出しているのと、主翼が体長の前半分に寄って頭部に近い点がクマタカと異なる。ハヤブサに比べるとかなり大きく、ややずんぐりしている。
 しばらく頭上をまわっていたと思うと真下に向けて鋭くまっすぐ突っ込んで山陰に消えた。

 林道で一行を追い越してジグザグを一気に下る。雪はあらかた融けているが部分的に凍っているところもあり、気が抜けない斜面ではある。駆け下りて13:20に小屋に着き、後続を待つ。
 木の間越しの太陽が眩しい

 13:27発,後はSLにまかせて1人先に駆け下る。ゆっくり下ることができないいつもの悪い癖で14:07下山。一休みして30分ほど待つも一向に降りてくる気配がなく、さらに10分待って白樺コースを迎えに行き合流。15:07全員下山。
 1時間待ったがみんな元気。

鉢伏山の山行記録・2

2007-11-25 13:18:50 | 境界線・新境界線
 
            

 小屋の上の最後の丸木橋を渡ってからは、前鉢伏山から北に派生する尾根に向かっての急登となる。はじめは60mほどほぼ直登するが、そこからはできるだけ急登を避けようとして巻き道かと思うほど折り返しを長く取ってあり、それだけに道幅が狭く、そこに雪があるので滑りやすい。下りで凍っていれば嫌なところである。
 20分あまりで200mほどを登ると右に伸びる林道にぶつかる。この林道は最近拡幅されたもので、前回(2004年)の時にはただの細い登山道だった。
 そこからは尾根道となり、1637mのピーク付近で5分の休憩をとる。(11:10~15)

               
 標識の『鉢伏山まで30分』の数字に首をかしげながら、目の前の鉢伏山を越えると北北西~北西方向に白銀のアルプスが見え、11:22,鉢伏山への広い道に出る。山頂方向に少し歩いたところにある閉鎖中のヒュッテを風避けにして昼食休憩を取る。(11:35~12:25)
 一同はそこで食べ始めたが、陽だまりを探してウロウロするうちに1人山頂に着くこととなった。山頂には円筒状の展望台があって下部が部屋になっており、中に入ると周囲がガラス窓で暖かく、座る場所もあるのでそこを特等席として弁当を食べる。
                
      
                
 温かい味噌汁,温かいご飯,熱いお茶・・。冬の日帰り登山は土方弁当に限る!

鉢伏山の山行記録・1

2007-11-25 11:31:42 | 境界線・新境界線
 
                
11月24日(土)
 扉温泉・檜の湯Pに集合。8:50,登山口からいきなり雪で凍った丸木橋を渡り、『奥社』と書かれた鳥居をくぐって冷蔵室のように冷え冷えとした大和合沢沿いの道を進む。さらに3つの丸木橋を越えると左手から群鷹館の下から白樺林を通って来る道を合わせる。こちらが本来の登山道で、以後は営林署の造林宿舎まで一本道となる。

              
 緩やかな道は沢から離れて右手の山腹をジグザグに登り、薄暗く湿った凹地状の檜林を抜けてさらに登ると再び沢音が聞こえ始める。沢は40m以上も下にあって、その分だけ登山道が先に高度を上げているのであるが、やがて沢が追いかけてきて併走するようになる。2万5千図ではこの後,道が沢の右岸に出ることになっているが、実際にはそのまま左岸を行く。
 営林署の造林宿舎までを1時間と踏んだが、もう少しかかりそうなので3分ほど休憩をとる。(10:42~45)
 そこからまた道が沢を離れて30mほど上がり、そのままほぼ水平に進んで20分あまりで造林宿舎に着く。
 宿舎は標高1240m付近の日当たりのない谷のどん詰まりの,そこから急な登りになると言う位置にある。沢は小さな流れとなっていてここが最後の水場でもある。細くなった水流のしぶきが氷柱をつくっていてきれいだが、半そでシャツ1枚の身には少しばかり寒く感じられる。(10:08~20)
 今は荒れてしまった宿舎
            氷柱                  

鉢伏山

2007-11-24 21:21:15 | 境界線・新境界線
 鉢伏山・山頂にて
        諏訪湖を望む 

 扉温泉より前鉢伏山経由,鉢伏山。参加者11名。快晴。山頂より北北西~南西方向に北アルプス連峰のすべてと乗鞍,御岳方面がすべて見え、とりわけ白馬岳から,鹿島,爺,蓮華,燕,大天井,常念,蝶までの稜線がスッキリと輝いて見えるが、槍・穂高岳のみ頂上に雲がまとわりつく。北には美ヶ原の全景,東に霧ヶ峰,蓼科山,南眼下に諏訪湖,西に高ボッチ。
 美ヶ原・王ヶ頭,王ヶ鼻(2008m)
       茶臼山(2006m)        

 山頂付近は風が強く、陽射しの方向から風が吹いてきて、風を避ければ日陰でやや寒い。



チヌのダンゴ釣り

2007-11-24 11:26:45 | 獲れたて瀬戸内・わし&岳じゃが情報

大島、伊保田にて先日知り合ったチヌの団子釣りの達人と待ち合わせて、釣り方の指導を受ける。仕掛け自体はさほど難しくはないが、達人曰く、『団子のねり方次第』ということらしい。
この日は満潮は15:00過ぎということで、11:00前に釣り場に到着してまずはダンゴのねり方、あるいはタナの取り方、いかにダンゴを崩さずに底まで持っていくか等々のレクチャーを受けて、実践練習。
ほいじゃが、ダンゴが沈むまでに崩れてしもうて、なかなかええ具合にできん。悪戦苦闘しとる間に達人に35cm級のチヌがヒット。
チヌの場合は餌取りと違ってウキがスーと沈んでいくんで気持ちがええ。
結局、チンタラしとるんをみかねたんか達人がマンツーマンで指導、まずはあたりを知って楽しんで欲しいという事で、ダンゴをポイントに落として、わしがあたりを待つという方法に変更。
そして開始から5時間、ついにウキがスーと沈んだ。ここで、焦らずにまずはリールを2、3回まいてそれからあわす。そして強い引きを楽しみながら最後はタモで取り込んで自分で釣ったとは言えんが何とか一匹ゲット。
達人のに比べるとちぃとこまいがそれでの30cm級のチヌ。

この釣り方にはある程度経験が必要らしいけぇ、もうちょっと慣れがいるみたい。
第1段階としてはまずまずじゃろう。

ちなみにこの釣り場は魚が豊富で周りの人の話を聞けば、30cm級のメバル、カサゴ、ヤズ、チヌ、タイ、ハゲ、アジ、タチウオ、カレイ・・・かなり豊富らしい。

渚を歩く・・・平郡島・五十谷三島にて~5

2007-11-24 01:11:44 | たび・出会い
 
 アワビ,カキ,ヤサラ,ヨメガカサ,フジツボ,ウニの殻,アコヤガイ,イカの甲,螺貝,カニ,カメノテの手,菱の実・・・,さまざま
              
 島を去る日の朝,すべての荷物をまとめて港へ向かう前にわずかながら自由に過ごせる時間がとれた。獲ることと食べることに忙しくてのんびりする時間があまり無かったので、みんな申し合わせたように渚に散って行った。

 渚は 珊瑚の砂浜 寄せて返す はるかなしらべ
 だれも いない夜の海 潮のかおりが 風に流れて
 い・つ・ま・でも ここにいて わ・た・し・の腕のなか  
 〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇

 遊佐みもりのこの歌・・・『海』 最後のフレーズが思い出せなくて気になってしょうがない・・。知ってる人いないかなぁ・・!
 

秋の樹木

2007-11-24 00:17:54 | 私・あなた・世界&シニア便


 秋は忍びやかに木の間をぬって近づき、夕べの霧となって人里をひたす。

 明日は、あの大木に斧をいれようと、ほの暗い灯の下で砥石をとりだした人よ。

なりわいのために木を伐る悲しみを思い給え。
 
秋の木は 霧にぬれて、泣いているではないか。
                          
                               加太こうじ