今回収穫のみかん
前回(10月)のみかん
広島の岳君からの瀬戸内情報
前回10月中旬に摘果作業を行ってからちょうど2ヶ月。その時は糖度9でまだ緑じゃったみかんは、食べごろを迎えとった。
見事なオレンジ色につられて畑に着くなり、Junさんの『まぁまずは1つ』の言葉にのっかってさっそく味見! 甘さの中にもちょっとした酸味があってなんとも言えない味。糖度は12ということ。
ペロペロっと2,3個食うた後にさっそく収穫作業の開始。まだ青いもの、小さいもの、鳥がつっついたものを除いてひたすら獲っていく。もっとも、鳥が食ったのはうまい証拠で、鳥はその嘴でえぐるようにつっついとるけぇみかんの全体の半分はまだ食える部分がのこっとる。Junさんに教わるがままに食うてみたが確かにうまい! これも収穫作業の特権か・・!
12月にしては暖かい一日で陽がさせば汗ばむくらいの陽気。当然喉が渇けば作業を中断してみかんを頬張るのもこの作業の醍醐味。昼食をはさんで、この日は夕方まで作業をして終了。
夕食はJunさんが突いてきた新鮮なカレイの刺身にタコのさくら煮等純平群産の豪華な食事。
午前2時前。
夜の五十谷海岸にサザエやアワビ、トコブシを取りに行こうということで出発。夜磯であるが、Junさんが『夜磯、夜磯』と言うたびに『夜磯=場所の名前』とおもっとって、『夜の磯』ということに気づくまでかなり時間がかかった。
この日は偶然じゃけど、潮の引きが大きな日でかなり沖まで出ることができた。後日談じゃが、Junさんも夜磯は平群に来てから初めてとのこと。
家を出発する時に降っていた小雨もいつの間にかあがって月明かりも照るほどの天候。懐中電灯を片手に這いつくばりようにして岩の下や、石をはぐって探していく。
最初に見つけたのはトコブシ。形はアワビとそっくりじゃが、アワビに比べると小さい。決定的な違いはアワビの殻の突起部分はとんがっとって触ると明らかに『ボコボコ』しているのがわかるが、トコブシはどちらかというと殻が滑らかな丸みを帯びている。ただ、これを見ただけで分かるようになるには1回の磯遊びだけじゃ難しい。
その後もJunさんに聞いてはトコブシやサザエをとっていく。中にはアワビもおったが明らかに小さい放流サイズ。
三島の方に行くにつれて、トコブシよりもサザエが目立ってきた。サイズもだんだんと大きくなったが、Junさんに言わせると『小さい』らしい。とはいえ、食べるには充分なサイズ。ところどころにナマコもおった。
約2時間,暗闇の中の磯を立ったり、座ったり、這いつくばったり、石を抱えたりの作業は意外と疲れる。小ぶりのバケツじゃが、いっぱい近くなったところで夜磯を終了する。
以上
そのJunさんから大量のミカンが送られてきた。