丈余の草
手取り除草後
小型管理機が故障して以来,すべて手起こしで耕している。足腰に来るが健康上はすこぶるよいしガソリンを使わない点でもいい。
ガソリン代高騰の折、除草も刈り払機を使わず手取りでやってみた。と言うのも、草の繁茂の度合いにも程度があって、鉄道草と言われたヒメムカシヨモギやオオアレチノギク,ビンボー草とも言われたヒメジョオンに加えてアカザやシロザ,アキノノゲシ等の茎の立つ雑草が背丈よりも高く、また木にように固く太くなっている状況下ではビニールコードでは歯が立たず、チップソーで刈っても倒れた草が累々と積み重なってそれを取り除かなければ次の作業に移れず、手の施しようが無いのだ。
ここまでに雑草をのさばらせた罪は罪として、これを何とかしないと大根の播種に間に合わない・・。
ところがよくしたもので、今を盛りと生い茂っている時期は根もがっしりしていてなかなか引き抜けないが、盛夏を過ぎて草の勢いも幾分衰えかけた今時分になると思ったより簡単に引き抜ける。
丈余の草が密生してもの凄いと言うよりほかないように見えるが、畑の中では小さな華奢な草はすでに駆逐されてしまっており、残るのは両手で掴んで引き抜く大きさのものばかりなので、1本1本抜いてみると意外と簡単に始末できるのだ。
太い茎の下には大きな根っ子がある。木の根のように深くはないが、枝分かれした無数の小さな根がいっぱいに広がり、その細かな根がしっかりと土を掴んでいるので、それを叩き落すとバラバラに砕けてまるで耕したようになる。沢山の太い根を引き抜くとそこいら中が柔らかく耕したようなふかふかの感じになる。雑草もここまで大きくすると土を耕してくれるのだ。
手取りの場合
チップソーの場合
チップソーで刈った場合は、そこに倒れた草を取り除くのに大変な労力を要する上に、土中に残った根っ子を取り除きながら耕すので二度手間,三度手間になるが、手取りの場合は、草を抜く作業とその草を移動させる作業,根っ子取り除く作業が一連となり、実に効率がよい。チップソーで刈るのと同じ時間を頑張れば柔らかくふかふかの土が現れるのだ。
滝のような汗でびしょびしょになるのも,綿毛になった種子がふわふわ飛んで鼻に入ってくるのもどちらも同じだが、手作業の場合は1本1本抜く度にその場所の土の様子がよく分かるし、バッタやカマキリやコオロギを殺すこともない。
手では抜けず1本だけ残ったギシギシ。これだけは厄介だ。
手取り除草後
小型管理機が故障して以来,すべて手起こしで耕している。足腰に来るが健康上はすこぶるよいしガソリンを使わない点でもいい。
ガソリン代高騰の折、除草も刈り払機を使わず手取りでやってみた。と言うのも、草の繁茂の度合いにも程度があって、鉄道草と言われたヒメムカシヨモギやオオアレチノギク,ビンボー草とも言われたヒメジョオンに加えてアカザやシロザ,アキノノゲシ等の茎の立つ雑草が背丈よりも高く、また木にように固く太くなっている状況下ではビニールコードでは歯が立たず、チップソーで刈っても倒れた草が累々と積み重なってそれを取り除かなければ次の作業に移れず、手の施しようが無いのだ。
ここまでに雑草をのさばらせた罪は罪として、これを何とかしないと大根の播種に間に合わない・・。
ところがよくしたもので、今を盛りと生い茂っている時期は根もがっしりしていてなかなか引き抜けないが、盛夏を過ぎて草の勢いも幾分衰えかけた今時分になると思ったより簡単に引き抜ける。
丈余の草が密生してもの凄いと言うよりほかないように見えるが、畑の中では小さな華奢な草はすでに駆逐されてしまっており、残るのは両手で掴んで引き抜く大きさのものばかりなので、1本1本抜いてみると意外と簡単に始末できるのだ。
太い茎の下には大きな根っ子がある。木の根のように深くはないが、枝分かれした無数の小さな根がいっぱいに広がり、その細かな根がしっかりと土を掴んでいるので、それを叩き落すとバラバラに砕けてまるで耕したようになる。沢山の太い根を引き抜くとそこいら中が柔らかく耕したようなふかふかの感じになる。雑草もここまで大きくすると土を耕してくれるのだ。
手取りの場合
チップソーの場合
チップソーで刈った場合は、そこに倒れた草を取り除くのに大変な労力を要する上に、土中に残った根っ子を取り除きながら耕すので二度手間,三度手間になるが、手取りの場合は、草を抜く作業とその草を移動させる作業,根っ子取り除く作業が一連となり、実に効率がよい。チップソーで刈るのと同じ時間を頑張れば柔らかくふかふかの土が現れるのだ。
滝のような汗でびしょびしょになるのも,綿毛になった種子がふわふわ飛んで鼻に入ってくるのもどちらも同じだが、手作業の場合は1本1本抜く度にその場所の土の様子がよく分かるし、バッタやカマキリやコオロギを殺すこともない。
手では抜けず1本だけ残ったギシギシ。これだけは厄介だ。