遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

椿とさそり座~悩みの春暁

2015-02-25 10:14:56 | 平郡島にて・平郡島から




 悩んだ・・
 FBに『・・まだ暗い5時台 外に出ると満天の星で南天にさそり座が大きく立ち上がっているのに驚く~』と書いたのが後で気になり始めた。
 庭から見える空は屋根と塀に挟まれて狭いので、南天にさそり座が立ち上がって見えたと言うのはおかしくはないか・・、寝ぼけて見間違えたのではなかったのか・・と。





 もし間違っていれば大ウソを書いたことになり、そう思うと居ても立ってもいられなくなる・・
 一昨日の5時過ぎに起きて見ると南天には雲。3時台に見た時にはカラス座が見えていたが、その2時間後にさそり座が見えると言うことにますます確信が持てなくなる。
 昨日は6時の船に乗って柳井市に行く用があり、いい機会だと思ったが生憎その時刻には曇っていて星が見えず、疑念は募るばかりで一日中悩んだ。






 何が何でももう一度確かめなくては~と、今朝の5時に出てみると、間違いなくさそり座がいた。しかもアンターレスに近いℬ星の傍に土星(-0.3等)を抱えている。
 目立ったのはこの土星のせいで、同時にそのすぐ南にアンターレスがあるのをしっかり見ていたのだろう。
 『やっぱり見間違いではなかった‥』とホッとして、立ち上がるさそり座の全体像を見ようと海べりの埋め立て地まで歩く。







 天頂付近に麦星~牛飼い座・アルクツルスが明るく輝いていたが、北斗七星の柄に当たる4つの星から連なる春の大曲線末端の真珠星~おとめ座・スピカと、そのすぐ先のカラス座はすでに西山に没して見えず、代って琴座のヴェガが天頂に迫り、東の空には夏の大三角形があった。







 寒さをちっとも感じさせない春間近い朝のひととき。ひと安心してまた寝なおす。
 瀬戸の島は今、ヤブツバキの花盛りだ。  


早春~島の花

2015-02-23 19:22:22 | 平郡島にて・平郡島から




 2月23日(月) 
 みかん畑に通う道 満開の梅







 足元には ホトケノザ一輪
 雨水を過ぎると
 確かに雨の日が多くなり
 一雨ごとに暖かくなる


 




 二ホンスイセンは道端に咲き
 近づくと いい匂いだ
 梅の香も スイセンも
 馥郁というがふさわしい







 海を見下ろす峠道に 菜の花賑やかで
 早い年も遅い年も 真っ先に春を告げる
 

 ※雨水は2月19日


あれから7年~再開・日本海津々浦々

2015-02-22 12:57:27 | 海岸線を歩く

 親不知トンネル/富山湾最奥部


日本海の海岸線を歩く~コース不明のミステリー・ツアー
☆海岸線を歩いて津々浦々の景色と人々の暮らしを見る



 園家山CP場/大屋海岸


☆コース 
 第1候補輪島~羽咋 
 第2候補寺泊~新潟 
 第3候補;魚津~滑川蜃気楼ロード(再)
 第4候補;能登半島or奥能登(再)
 第5候補;その他(その場で考える)
 のいずれか



 常願寺川のハマダイコン/生地の魚市場


☆日時;2015年4月20日(月)~22日(水)
 ※4月18日(土)~19に日’(日)は森くら主催のホタルイカ身投げツアーに参加
☆園家山CP場(ホタルイカ身投げツアー宿泊地)から出発点に移動し
 海岸線を1日20㎞~30㎞を歩く



 蜃気楼を待つ


☆時速4㎞以下であらゆるものをしっかり見ながらゆっくり歩く
☆歩き終わったらバスで出発点に戻り車を回収して宿泊場所を探し幕営
 または軽トラキャビン泊...




 定置網/定置網の漁網


 日本海の全海岸線を歩くことを思い立ってから6年。なおもぐずぐずと先送りする優柔不断に決着をつけて第1歩を踏み出したのが2008年5月3日。4年間(5回・20日)かけて輪島まで到達したところで一服したまま、たちまち4年が過ぎた。
 2011年からは東に向かっても歩き始め、2回(5日)で寺泊まで進んであと2~3日で新潟と言う所で止まったままになっている。



 フィッシャリーナ/


 これ以上間をあけると頓挫してしまいそうなので今年は再開したいと思っていたところに森くらさんがホタルイカ身投げツァーなるものを企画してくれたので、これに乗じて再開の振りだしに充てることを思い立つ。




 果てしない海岸線~古志の松原/射水火発の巨大煙突


※2012~14年は渥美半島・伊良湖岬を出発点とするココナッツウォークに転じ、紀伊半島・熊野~潮岬間,および福島原発を挟む広野町・南相馬市と閖上地区・気仙沼を歩く。



 日本海アルプス/ハマナス


僕らの鷹狩山スノーハイク~詳報

2015-02-20 12:28:10 | 山のあしおと小学校

 鷹狩山にて/爺ヶ岳


 山のあしおと小学校と森のくらしの郷(森くら)共催・子ども達対象の鷹狩山スノーハイク。参加者は小2女児、小2男児・小4女児姉弟と母、小4女児と両親、小4女・小5女児・小6男児兄妹と両親、中3男子、応援スタッフ3名とnobouの計17名(子ども8名,おとな9名)。




 カンジキに戸惑い/ノッポさんのスーパーじゃんけん


 大町市でグルッタネットや森くらの強力な応援スタッフと保護者の協力を得てのカンジキによるスノーハイク、雪山登り。雪中ゲームや20㎏ザックリレー、尻セードで雪の中をはしゃぎ廻り、昼は豚汁とぜんざい、ココアでお腹をパンパンにした後、元気よく走り回り、飛び回りながら無事に下山し、雪まみれの1日を過ごした。




 カンジキを履く


 2月11日8時,大町市山岳博物館P集合。グルッタネットはじめ、様々な分野で八面六臂の活動を展開している『ノッポさん』リードのじゃんけんゲーム準備体操で楽しく体をほぐし、鷹狩小径の入り口に移動してカンジキを装着。慣れないカンジキ装着に時間がかかって8:45出発となる。



 さあ 出発


 大町市は2月に入って大きな降雪もなく比較的天候が安定している。鷹狩山は大町市の東に位置し、山岳博物館のある山麓から林道が通じているので無雪期に歩いて登る人は皆無に近いが、林道が不通になる冬季間は鷹狩小径と言うハイキングコースを利用して山頂を目指す人があり、しっかりしたトレスが出来ている。




 栗鼠の足跡/ハンノキの仲間の花芽か


 そのトレースを辿ってカンジキのトラブルもなく、栗鼠の足跡を見たり、カラ類の巡回の声に耳を澄ませたりしながら50分歩いて『山の子村』と言う野外体験フィールドに到達。ここでノッポさんのリードによる雪中ゲームを楽しむ。




 雪を積み上げろ‼!



 優勝チーム/マッターホルン賞


 最初は~3~4人のグループで固めた雪を積み上げ、高さを競う雪のタワーづくり。雪を積み上げるだけの単純な遊びながら子どももおとなも夢中になるところが雪のフィールドよさ。




 雪を掘れ!!


 上に向かって高さを競った次は雪を掘って深さを競うゲーム。地面に到達したら周りを高くすると言う、これも単純なゲーム。




 宝探し/


 最後は旗の代わりに松ぼっくり(宝)を投げ、雪に埋まった『宝』を探してダッシュ‥‥,と、まだまだ遊び足りない顔の子ども達だが、山頂まではまだ5分の3を残して時刻はすでに10時。ノッポさんと子ども達を促し、一足先に出て30分で林道着(10:32)。




 林道に(ほぼ中間点)出た/20㎏ザックリレー



 全員が担ぐのだ!!


 平坦な林道に出たところで子どもたち全員に20㎏のmyザックを担がせることを思い立ち、担ぐ子と両脇でサポートする子の3人1組で高学年50歩、低学年30歩を課す。担ぐ子と立ち上がらせて手を添える子、見守る親達のまなざしが面白かった。最後に6年生と中学生が最後まで担ぐと言うので任せる。




 頑張る6年生 



 道のない急斜面を行く


 林道を100m歩いた先の『登山道・近道』と書いた看板のあるところから林道を捨てて急斜面の登りにかかり、トレスを辿ること20分で折り返してきた林道と再び交差する。ここからは左右に斜上する林道があり、そのどちらを選んでも大きく迂回することになる。子ども達にはそのどちらでもなく、斜面をてんでバラバラに好き勝手に直登するように指示。ノッポさんが子ども達に付いてくれて先行。



 おじさん・おばさん達は迂回/子ども達は先行



 最後は頼れる中学生


 大荷物は6年生から中学生にリレーされ、自分はどん尻を行く。林道を迂回し始めた親達もいつしか別の登山者に引きずられて斜面を登り始める。こうして20㎏のザックは子ども達によって山上に運び上げられることとなり、予定より40余分遅れの11:42ゴール。身軽な子ども達はとっくに着いて雪の斜面を滑ったり転んだりしながら跳ねまわっている。




 実だくさんの豚汁



 どんどんお変わり


 ひとしきり遊ばせた後、展望塔2Fの展望室に入り豚汁つくりにかかる。大きめ鍋に具だくさんの豚汁は煮えるまでにかかり、『腹へった~,弁当食べていい?』と言うノッポさんと子ども達をもう一度外に追い出して腹減らしさせ、小1時間たってやっと豚汁が出来上がったところで昼食となる。




 氷あずきも・・


 大鍋いっぱいの豚汁はあっと言う間に売り切れ、残った具を追加してつくった豚なし・みそなしの??汁も完食。ココア・ぜんざい・ざらめ雪の氷あずきも好評だった。




 街に向かって一気に下れ!1



 尻セードならこの男


 存分に遊び、存分に食べて飲んで山頂からの展望を楽しみ、14時前から下山開始。子ども達は瞬く間に滑り降りて視界から消え、おっかなびっくりの大人たちが遥か後ろを降りてくると言う図式で14:19に林道着。




 アッと言う間に中間点



 走って遊んで突っ込んで‼!/ラストお疲れさん


 山の子村のブランコでひとしきり遊ぶ子ども達を置いて先行するも、数分後には猛スピードで走り降りてきた子ども達に追い越される。走ってきて傍らの雪溜りに飛び込んで止まるのだから勝ち目がない。




 下山/遊び足りない子ども達


 かくして15:09、山博駐車場着。子ども達は大きな雪の塊を転がしてがけ下に落とそうとしたり雪の中にダイ・インする等、次の雪遊びに興じていた。
 集合写真を撮り、次の雪遊び・各駅停車旅での再会を約して15:30解散。




 また来年も登るよッ‼


 鷹狩山では初となる子ども達対象のスノーハイクは、あまり計画性のないぶっつけ本番、出たとこ勝負の企画だったが、当日飛び入り応援参加のノッポさんとネイチャーガイドのONちゃんに大いに助けられ、またポカポカ陽気の好天にも恵まれて成功裏に終えることができた。


 天候に恵まれた楽しい1日デシタ


 同行した親御さんたちは、一緒になって雪にまみれて遊びながらも過度に手出し口出しせず、程よい距離を保って見守ってくれている、と言うより子ども達を放っておいて自分達も楽しんでくれている。それが一番のお手本であると言える。



担いだよ 20㎏ザックリレー

2015-02-11 01:01:35 | 山のあしおと小学校

 頑張る2年生~30歩/同


 鷹狩山スノーハイクの後半
 中間点の林道から山頂までは
 それまでの緩やかな登りから一転して
 踏み跡のない急斜面になる・・ 




 頑張るお姉ちゃん~4年生48歩


 豚汁の食材・ぜんざい・ココアと 
 大鍋 コッフェル コンロ ガスカートリッジ 
 水等が詰まった
 20kgのザック




 軽々と5年生妹&6年生兄


 その急登を
 子ども達だけで交代しながら担ぎ上げた
 低学年は背負った子の両側にサポートをつけ・・
 力のある高学年は一人で・・




 急斜面のラッセル~頑張る兄貴


 最後の急斜面を担ぎ上げたのは 
 頼もしい6年生&中3の男の子達でした



 最後はやっぱり中学生



かんじきをつくる

2015-02-10 09:16:29 | 山のあしおと小学校




 カンジキづくりの講習会に参加
 ワッカの部分は出来合いのセットを使う
 なので作業はロープを固定するだけで
 簡単といえば簡単







 クロモジの木を撓めて
 自分でワッカを作りたいと想いながあら
 なかなか果たせず
 今年はこれで妥協する







 午後はつくったかんじきでスノーハイク
 爪カンジキでないが網目状のかんじきでもないので
 多少はキックステップが効く

 11日の鷹狩山スノーハイクにむけて
 鷹狩小径を下見してきた








2015・春休み,各駅停車瀬戸の旅‥参加者募集!!

2015-02-08 09:35:07 | 山のあしおと小学校




期日;2015年3月23日(月)~29日(日)
日程;暫定 ※印の部分は変更有り
23日;大町・松本~広島,山口 
24日;柳井~上関・上盛山展望台~柳井港~平郡島
25日;平郡島滞在‥‥釣り,磯遊び等
26日;同 ※または午後便で宮島or広島へ
27日;平郡島(朝便)~宮島 ※または平郡島(朝便)~平和公園
28日;平和公園~尾道 ※または宮島~尾道
29日;尾道~松本・大町
※日程の大枠は変わりませんが、平郡島から本土に帰るタイミング、宮島と平和公園をどちらを先にした方が効率的か等について考慮中です。
※日程の最終決定は宿舎の交渉や路線バス・電車の時刻確認等、現地調査後(2月下旬)になります。







主な見学・活動内容
平郡島;釣り・磯遊び・みかん畑の手入れ・漁師さんとの交流等
上関町;上関港~上盛山展望台往復ハイキング(往復約6㎞)
宮島;厳島神社見学・駒ヶ岳登山・水族館見学
平和公園;平和記念館・公園見学(ボランティアガイド付き)
平和公園~宮島間の移動はアクアネット高速艇











費用;※昨年例 小・中学生約35000円 高校年令以上約44000円
上記費用は計算上の上限額で実際にはこれより少ない費用に収まっています。

参加対象;山のあしおと小学校会員、および森の暮らしの郷会員の小・中学生。高校年令~一般成人も可
※同会会員の紹介あるか方も可。
参加条件;スポーツ安全保険に加入するか、これに代わる保険に個人で加入すること。
定員10名