遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

ピッケル頼み・2

2015-01-31 20:35:52 | 山のあしおと小学校

 50㎝もはみ出した/雪止めが破損 


 前回の氷・雪落としから4日後、暖かい日が2日続いて屋根の雪が大きくずり落ち、50cmもせり出してきた。しかもその際に雪止めのL鋼が押し出されて宙ぶらりんになっている。








 脚立に上がるより、伸ばして梯子遣いにして屋根に立てかける方が安定するし、より高い所で作業できる。

 幸いなことに、前回頑固な氷の塊をかなり落とした後、氷の層があまり発達しなかったので、比較的楽に落とすことができた。




 ズリ落ちた雪が再び抜気筒を圧迫している。


 残るは屋根から大きくはみ出した分厚い雪の層だけである。3.6mの1×4材を下から雪に突き刺して穴をあけ、それを繰り返して切っていくと大きな雪の塊がドサッと落ちて雪落としが一気に進んだ。

 屋根に上がっても大丈夫そうだが、それはもう少し先にしよう。



ピッケル頼み

2015-01-25 17:30:55 | 大町暮らし




 雪は多いが暖かい日が続く大町‥。加えて暮らしぶりが激変

その1;水道が凍らない…
 毎朝水道が凍り、台所でストーブを炊いて水が出るのを待っていた昨年と違って、凍結対策が万全な市営住宅なので、水道が凍る心配がない。
その2;ストーブがいらない。
 だだっ広くて隙間風が容赦なく吹き込んでいた前の家と違って、普通の住宅で部屋数が少なく狭いのでそこそこの室温が保たれている。
 0℃~-2℃程度は寒くはないし、水道のために台所を温める必要がないので石油ストーブはまだ炊いたことがなく、灯油も買っていない。







 しかし、屋根の傾斜が緩いので北側の屋根の積雪が多く、融けたり凍ったりを繰り返して下の方がカチンカチンに凍った屋根の氷が徐々にずり下がってきており、このままでは抜気筒が壊れるのは時間の問題。
 氷塊と化した屋根の雪を落とすのは楽な作業ではない。そもそもスコップなどでは歯が立たないし、不安定な脚立の上で、重いツルハシ等振り上げられるものではない。
 と言うことで、今季、山ではまだ1回しか使っていないピッケルの登場となる。こんな使い方はしたくないが、これ以上のものはない。
 2時間かかってやっと軒からはみ出した氷塊を落としただけ。飛び散ったり落ちてくる氷の塊は石と同じくらい固くて危ない。







 先月頃からTVの受信感度が極端に落ちて、NHK以外ほとんど受信しなくなってしまった。アンテナを見た朝さんに『VHFに繋いでるじゃん』と言われて見れば確かにそうだ。残置されていたアンテナにテキトーに繋いで受像していたものだから安心していたのがいけなかった。

 天気の良い日を見計らって屋根に登り、元の家で使っていたアンテナを針金とガムテープで固定してアンテナコードをつなぎ直すとたちどころに受信感度が上がって一件落着。朝さん様々だ。
 TVがない生活は時間が有意義に使えてよかったのに、またまた怠惰な生活の戻りそう‥。

紺碧の空に聳える白峰~岩嵩山・スノーハイク

2015-01-21 11:50:08 | アルプス

 これぞ白馬岳~主稜の襞が美しい/新人トレーニング・スノーハイク


 1月18日(日) 大町労山・スキー&スノーハイクの日。新人トレーニングを兼ねて岩岳スキー場のある岩嵩山をめざす。
 スノーハイク組は長老他3名,うち1名は新人女性。スキー組は3人。




 10:10,どんぐり村リフト(休業中)起点に駐車/10:25,前夜から一転して青空が広がる


 長老をゴンドラ駅に送って、休業中のどんぐりリフト起点へ。駐車スペースがなく、入り口の道を除雪して2台縦列駐車。前夜の大雪から一転して晴れ渡り、ガスの中から白馬鑓ヶ岳が顔を出す。子の後、徐々にガスが晴れて最高のロケーションとなる。




 10:25,山頂まで1時間半か‥/10:28,八方尾根、唐松岳は風強し


 駐車スペースづくりに手間取って10:12の出発。50㎝近い新雪でトレースなく、ゲレンデまでの全コース膝上までのラッセルとなる。天真爛漫,『きれい~ッ!』『超楽しい~,気持ちいい~』を連発して興奮気味の新人さんにも容赦なく地獄のラッセル。『騙されたァ~,ハイキングじゃなかったのォ~』と喚きながらも楽しそうに頑張る。




 10:38,2本目の支柱前から見下ろす/10:58,直登を避けてジグザグにトラバって登る


 急登のリフト下を登る。急斜面は断然ワカンのものだが、新雪でスタンスが決まらず踏ん張っても足元は崩れ、ピッケルも効かない。スノーシューはさらに苦戦を強いられており、大幅に時間を食う。




 11:12,リフト終点が見えてきた/11:39,雪煙を上げる唐松嵩方面


 1時間かかってようやくリフトのほぼ中間点に到達。行く手に終点の小屋を見る。長老からは『まだか まだか』と矢の電話。もう1時間はかかりそう。
 唐松岳が』見えてきた。雪煙を上げるのは2554m峰か!?




 11:39,ようやく現れた白馬鑓・杓子岳/11:46



 11:46,不帰ノ嶮~不帰Ⅰ峰,Ⅱ峰,Ⅲ峰/同,唐松岳



 同,八方尾根・八方山荘付近/同,唐松岳方面



 同 再び不帰ノ嶮

 小刻みにトップを交代しながら登る、11:39、ようやく白馬鑓と杓子が見えるも、本峰は未だ姿を見せず。
 11:46、北方尾根、唐松岳方面を見る。不帰Ⅰ峰~Ⅲ峰がカッコいい。




 11:57,間もなくリフト終点/12:13,白馬岳現る



 12:14,白馬三山/12:22,ゲレンデに着いた



 12:34,ゲレンデに入る

 中間点から1時間10分かかってようやくリフト終点に到達。目の前に白馬岳本峰と三山が揃い踏みする。
 山頂下のレストハウスまではまだ遠いが、ここからはスキーヤー・ボーダーがひしめくゲレンデを行く。

 


 改めて白馬岳/杓子岳・白馬鑓ヶ岳



 鹿島槍ヶ岳/五竜岳



 唐松岳/八方尾根越しの鹿島槍ヶ岳・五竜岳



 12:48,ゲレンデに着くと速い二人/12:57,お待たせの長老と合流


 ゲレンデに着くと若い人は速い。構わずゆっくり写真を撮る。




 

 



 

 
 紺碧の空をバックに聳え立つ白峰~今季一番の晴天となった。

 いくら見ても飽きない光景を繰り返し写す。




 14:01,ネズコの森からの白馬岳/k蓮華岳・小蓮華尾根



 14:31,東屋の屋根が‥


昼食後、ネズコの森周回コースを歩く。直近で見る白馬岳主稜の尾根襞が美しい。いつか登ってみたい小蓮華尾根。




 15:28,ここから一気にダウンヒル/16:25,帰り道から見上げる五竜・武田菱


 15:12、下山開始。ゲレンデ通り抜けてリフト終点から一気のダウンヒル。尻セードを繰り返してアッと言う間の下山。
 新人さんはここでも『超たのしい^』を連発。わずか30分あまりで駐車場に着く。

 帰路、麓の道から見上げる五竜岳東壁ににくっきりと武田菱。その後ろには早くも次の雪雲‥。

上関から祝島を見据える

2015-01-12 06:22:39 | 平郡島にて・平郡島から

 上関・上盛山(315m)の灯台型展望台~屋上からは360度のパノラマ灯台を模した上関・上盛展望台


 灯台の足元に咲くニホンスイセン

 柳井市内で柑橘類の苗を買い求めた後 
 ポッカリ空いた午後便までの時間に
 上関まで足を伸ばして見た



 東望~眼下上関大橋の向こうに平郡島を望む。左に重なる小島は掛津島。その左にかすむのは大島の南端・沖家室島


 イラストマップで見る

 予備知識もなく 標識に従って
 室津半島から上関海峡の大橋を渡り
 上盛山展望台に登る




 展望台からの東望パノラマ写真~左の大きな島は室津半島(本土)の皇座山


 南東方向のパノラマ写真~平郡島の向こうに佐田岬が見える。八島の向こう側が昨夏のタコ壺漁の漁場

 白亜の灯台を模った展望台からは 
 文字通り360度のパノラマが展開し




 南西望パノラマ~上関大橋で室津半島とつながる長島の突端~上関原発の予定地方向で、その先に祝島がある。祝島からすれば目の前に原発ができることになる。



 海岸線の道路を辿って長島南端の四代までは行けるが、その先には立ち入れない。高速増殖炉『もんじゅ』のある敦賀半島もこんな感じだった。


 本土やあらゆる方向の島々~
 平郡島を見る 大島を見る 祝島を見る 
 遠くは四国・九州の岬や半島~ 
 佐田岬を見る 豊後水道・国東半島を見る




 長島のほぼ中間、西海岸側の長島地区まで行ってみた。叶島と言う小島の向こうは本土山口市の方向(北西)になる。


 平郡島・五十谷三島遠望。ちょっと驚き


 柳井港から平郡島に向かうフェリーから上関方向に沈む夕日を見る



 次なる目標を定めて柳井港に戻り 
 いつも通りの平郡航路から
 上関に沈む夕日を見る 
 帰りには祝島に行って見よう

鷹狩山からおめでとう!!

2015-01-02 02:07:28 | 大町暮らし
 
 鷹狩山にて/鷹狩小経を行く

 鷹狩山から大町市街を見下ろす/南鷹狩山


 2015年が勝手にやって来て また1つ皺が増えた
 何をしても焦るが 何もしないと余計焦る

 
 今年は地元の鷹狩山(1164m)からのスタート
 山岳博物館(780m)から林道を歩けば3.6km
 楽ではあるがちょっと長いし 林道ではなぁ~
 ボヤいていると『鷹狩小径』を教えられた
 鷹狩小径‥‥名前がいい
 博物館からの標高差は380余m



 
 6:00出発~6:15 真っ暗な鷹狩小径を行く/6:43 ようやく白んできた雪道/8:44 山の子村を通過

 
 暗やみの中 もやもやを抱えながらの出発 
 星も見えない空からは あるか無しかの小雪
 温かいとは言わないが さほど寒くもなく
 10分歩いてヤッケを脱ぎ 次いで手袋も外す



  
 7:06 先行するjun1さん/7:20 カモシカの足跡くっきり

 前半~山の子村の先の林道の出合までは
 直線的だが緩やかな斜面で
 雪はたっぷりだが 踏まれていて歩きやすい
 カモシカの爪痕がくっきり‥



 
 7:27 林道に到達/7:40 急斜面トレースなし/7:41 難渋


 林道を少し登ってから直登するトレスを追う
 ちょっときつくなるが結構踏まれている
 再び林道を横切る辺りから 遮二無二直上
 10か月ぶりのワカンで息が上がる





 頂上直下


 
 8:02 登頂

 2時間かかって登頂し 先着4人様と新年の挨拶
 『昔は展望台に人が溢れるほど登ったものだ』とは
 古きを知る常連のため息か‥



 
 鷹狩小径を下山


 9:30 山の子村通過/山頂を望む


 晴れていれば眼前に広がっている筈の 
 蓮華・爺・鹿島etcの山々に別れを告げ 
 スッキリと心晴れて山を下る



 
 9:50 除雪の雪壁を越えて/9:52 下山
 

 鷹狩小径‥‥マイお気に入り登録NO1¡