遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

児童虐待防止ネットワークシンポジウム

2006-02-27 15:11:04 | ささえあい
 シンポジウムは、コーディネーターの明治学院大学社会部社会福祉学科教授・松原康雄氏の進行による同氏の問題提起から始まり、弁護士で長野県弁護士会子どもの権利委員会委員の北川和彦氏,おさひめチャイルドキャンプ園長の西村武氏のそれぞれの現場からの報告に続いて池田町の取り組みが報告されました。
 
 以下,編集中

 (写真,報告する丸山主任児童委員)

児童虐待防止ネットワークシンポジウム

2006-02-27 13:57:42 | ささえあい
 2月27日(月),伊那市生涯学習センターホール(いなっせ内)において子育て支援セミナー『児童虐待防止ネットワークシンポジウム』が行われ、豊科ボランティアセンターから4名が参加しました。 
 このシンポジウムには、北安曇郡池田町・主任児童委員の藤原公子さんと丸山近子さんがシンポジストとして同町『虐待防止ネットワーク』の先進的な取り組みを実践報告されました。
 藤原さんは報告の中で、『不登校の親の会』の取り組みについてふれ、『丸太の会』の活動の様子を紹介されました。
 (写真,実践報告する藤原主任児童委員)

 
 

じゅんちゃレポ・・・カジカ②

2006-02-26 19:14:10 | 安曇野
 じゅんちゃのフォットレポート,かじか②です。

 養殖技術が確立されたので、はじめてのカジカ祭りが実施された。今回はイベントの実行委員でもある友人からお誘いがあり、どんな様子か見にいった。
 簡単なプレハブハウスの中に水槽があり、地下水がビニールパイプの中からいきよいよく出ている。カジカは水槽ごと大きさが違うが元気よく群がっていた。
 
 こんがり炭火で焼いたカジカをお土産にいただいた。子供の頃,烏川や川窪沢,ワサビ畑の排水等で夢中でカジカを追いかけたころがなつかしく思いだされた。
 (写真,建物の中のカジカの水槽)


じゅんちゃレポ・・・かじか①

2006-02-26 19:09:34 | 安曇野
 じゅんちゃのフォットレポートは安曇野の名物『カジカ』です。

 北穂高地区にはカジカ公園がある。
 町の特産に『河川にカジカを増やそう』と、当時町の事業としてカジカの養殖を始めたが、3年ほど前停電でポンプが止まり、カジカがほぼ全滅して町もこの事業から撤退した。現在は公園のみが使用されている。
 一方,穂高西中学校の南に井戸を掘り、ポンプで地下水をくみ上げてカジカの養殖をしている人がいる。
 養殖をしているのは石川モータースの社長で、趣味がこうじて養殖技術を確立し、今では販売もしている。
 (写真,水槽で群がっているカジカ)


世界遺産めぐり&平和を考える旅・・・その2~⑪賑やかなつどい

2006-02-25 19:03:25 | 山のあしおと小学校
 FHCの仲間終結・・・賑やかなつどい

 7時過ぎに帰宅。Oさんからお好み焼きとおにぎり,刺身の差し入れがあり、子ども達は大喜びする。
 夜は広島の山の会(佐伯FHC)の会合を行い、山仲間5名とOさん夫妻を交えて賑やかなつどいとなる。広島と長野の子ども達がアルプスで交流する『アルプス冒険学校』を白馬岳で行う計画を話し合う。

 アサリが静かに口をあけて砂を吐いていた。明日は愉快腹さんが採ってくれたワカメも食卓に上ることになる。

世界遺産めぐり&平和を考える旅・・・その2~⑩大鳥居の下で

2006-02-25 18:50:51 | 山のあしおと小学校
 大鳥居を包囲・・・海,切符が不明,生馬は忘れ物!

 帰りは干潟を歩いて大鳥居の下を通るのが近道。間近で見る大鳥居の大きさにびっくりする。この巨大な柱が左右に2本,それを安定させる脇柱が左右に2本づつ配置されて大鳥居はドンと砂の上に置かれているだけだが、その自重で決して倒れることがないのだ。
 
 干潟でのんびりしすぎて桟橋に戻ってみるとほとんどの店が閉まっていた。島では5時には閉まってしまうのだ。
 子ども達は船に乗るまでのわずかな時間に桟橋の店で土産を物色していたが、お目当てのものは買えなかったようで諦めて5:55の船に乗る。
 ところが1人だけ,海の切符が出てこない,まごまごしているうちにベルが鳴り船が出てしまった。
 次の船に乗った直後に愉快腹さんから電話が来て、生馬が買ったみやげ物を忘れたと言う。電話で調べてもらったが分からず、明日,時間があればもう一度来ることにする。忘れ物は2000円の紅葉饅頭だとか。大物ぶりに超がついたぜぃ!

 

世界遺産めぐり&平和を考える旅・・・その2~⑨続・潮干狩り

2006-02-25 17:23:35 | 山のあしおと小学校
 続・潮干狩り

 子ども達は愉快腹さんが用意してくれた道具で砂浜を掘り始めたが、初めての体験で要領が分からず、なかなかアサリを掘り当てることができない。
 あっちこっち飛び回ってレクチャーしたり、上手なおばちゃん達の側でやり方を見させたり、その近くで掘らせたりしているうちにポツポツながら子ども達の袋にもアサリをがたまってくる。泥んこの靴を脱ぎ捨てて裸足になっている子もいる。
 小さ目のものを捨て、みんなの分を集めると1時間あまりでバケツいっぱいになり、ほどほどのところで切り上げる。
 子ども達は楽しかったのかどうかは分からないが、熱中していたことは確かだ。尤も時々出てくる小魚やエビやゴカイにも目が行く。つまり海とか干潟そのものが珍しいのだ。
 干潟には絵筆や毛筆を使ってアナジャコを釣るという楽しい遊びがある。これを教えれば男の子達は絶対その遊びのトリコになったはずである。そこまで気が廻らなかったのが残念だった。

 採った貝は海水で砂を吐かせるのがベストなのだが、船に乗って帰らなければならないのでそうも行かず、よく洗ってビニール袋に入れ、リュックに詰める。
 貝の砂を吐かせるには相当濃い塩水をつくる必要がある。それはバケツいっぱいの水に両手で掬うほどの塩の量である。
 ただしバケツを何かで覆って置かないと朝までにそこらじゅうが水浸しになる。

世界遺産めぐり&平和を考える旅・・・その2~⑧潮干狩り

2006-02-25 17:07:01 | 山のあしおと小学校
 潮干狩り

 眼下に大鳥居を見下ろしながら北尾根を下り、30分あまりで遊歩道に着いたが、潮がまだ引き切っていないので遊歩道を紅葉谷方面に廻って時間を稼ぐ。
 再び大元公園に戻ると浜はちょうどいい引き具合。さっそくズボンの裾をまくって浜に繰り出す。 
 はじめはチラホラ程度だったのが手に手にバケツや柄ものを持った人たちが次々と押し寄せ、遠浅の浜はたちまち老若男女,貝掘りの人々でいっぱいになる。
 みんな貝掘りに関しては経験豊富で手馴れたものだが、とりわけ頭に手ぬぐいを巻いたおばちゃん達は、探り当てる読みといい,砂を掘る手つきといい,貝を取り込む素早さといい、惚れ惚れするような技を披露してくれる。
 彼等は右手で一度砂を引っかくと瞬時にしてそこに何個の貝があるかを見抜き、左手でその貝を手にして泥水で洗ってすぐにバケツに入れる。泥水の中に何個の貝が残っているかもちゃんと見えているので1つの取り残しもない。
 流れるようなその作業は淀みがなく続き、バケツはたちまちいっぱいになる。 
 
 

世界遺産めぐり&平和を考える旅・・・その2~⑦続・駒が林登山

2006-02-25 15:51:10 | 山のあしおと小学校
 駒が林にて

 駒が林(509m)も弥山(530m)も標高は低いが、海抜0mからの山なので結構急登である。大きな岩が随所にあり、岩登りのゲレンデになっている所もある。照葉樹を主とする植物が豊富な山道の周辺にはヤブツバキの赤い花が目立つ。
 11時前に登り始め、ゆっくり歩いて12時半頃山頂につく。
 駒が林の頂上は大きくて広い一枚岩で眺めがよく、弁当を食べるには格好の場所である。みな相当に腹を空かしていたらしくあっという間に食べ終わり、大きな岩によじ登ったり、餌をねだって近寄って来る鹿を追っ払ったりして遊び始める。
 少し下がったところに落差100mあまりの絶壁があってその上部でちょっとスリリングなボルダリングの真似事が楽しめるのでそこにつれて行きたかったのだが、岩がぬれているので今日はなし。
 下山は駒が林の北尾根をダイレクトに下る。

世界遺産めぐり&平和を考える旅・・・その2~⑥駒が林登山

2006-02-25 15:02:53 | 山のあしおと小学校
 駒が林登山~パッチコの花
 
 厳島神社から大元公園を経て駒が林への登山にかかる。
 愉快腹さんから『ミミズバイ』と言う南方系の植物を教わり、優花と来鳴はその葉を大切そうに持って歩いている。03年常念岳下山途中の『置いてけぼり事件』以来『登山はイヤ』と言っていた優花だが、今日のところはその後遺症はなし。
 
 春先の宮島で目につくのはツバキとアセビの花である。それにヒサカキのいかにも春を思わせるムッとした甘い匂いが加わってふるさとを実感する。
 アセビの花の小さな柄をつまんで花を額に勢いよくぶつけると『パチッ』と弾けるような音がする。この遊びから、広島の子ども達はアセビのことを『パッチコ』,あるいは『パチンコ』の花と呼んでいた。なにぶんにも花の柄が小さいくて子どもの指でないとつまめないのでこれは子ども達だけの遊び。

世界遺産めぐり&平和を考える旅・・・その2~⑤台風の被害

2006-02-25 14:40:52 | 山のあしおと小学校
 度重なる台風による被害

 前年9月の11号台風で壊れたために修理中のところもあったが、文化財なので吹き飛んだ小さな板きれ1枚でも棄ててはならず、それを使って修復しなければならないと言う話しには目を丸くしていた。
 10年前,前年の11号台風とまったく同じコースで同じような被害を出した台風(11号)があり、その時も宮島は大きなダメージを受けた。
 その修復がまだ完全には終わっていないところへの度重なる台風の襲来で、建物が倒壊したり登山道が廃道になったりして宮島は大きく傷つき変貌した。
 (写真,流失した建物跡)

世界遺産めぐり&平和を考える旅・・・その2~④厳島神社

2006-02-25 14:27:31 | 山のあしおと小学校
 世界遺産・厳島神社

 桟橋からは人ごみを避けて山よりの町並みを歩き、厳島神社の回廊入り口に出て回廊に入る。
 回廊では朱塗りの見事な柱や大鳥居を真正面に望む能舞台等を見る。愉快腹さんからは、潮が満ちると浮き上がって板と板のすき間から波力を逃がす回廊の仕組みや、海の砂を掘って埋めるのでなくただ砂の上に置かれているだけで建立以来一度も倒れたことがないと言う大鳥居の不思議などについて教わる。
 おりから大河ドラマ『義経』で大鳥居を背景にした舞台で踊る画像が流されていることもあって子ども達の関心も高いようだ。
 
 

世界遺産めぐり&平和を考える旅・・・その2~③続・宮島の鹿達

2006-02-25 13:40:59 | 山のあしおと小学校
 野性の鹿,野性を失った鹿

 大元公園の休憩所には鹿の胃の内容物を展示したコーナーがあり、その説明によると死んだ鹿の胃を調べると100%,例外なくビニールゴミが出てくると言うことである。
 この休憩所は観光コースの西側の一番はずれたところにあってほとんど立ち寄る人がなく、人々の目に触れないよう配慮(?)されている。 
 
 野生を失った鹿は哀れと言うしかない存在だが、一方,宮島には山の奥深く,決して人間からの施しを受けず、野性を保って毅然として暮らしている一群があり、愉快腹さんはかつてその集団に遠巻きに囲まれたことがあると話した。
 彼等は一定の距離を保ってそれ以上は決して人間に近づかず、人間が近寄ろうとすると威嚇の声を発して退かないので恐さを感じたと,何よりも体が大きくて目に力があり、威厳に満ちているので存在それ自体に圧倒されたと言うことである。
 愉快腹さんにはこの後も宮島の動植物について色々教わった。
 (写真,鹿の胃の内容物。全部プラ・ビニゴミ)

世界遺産めぐり&平和を考える旅・・・その2~②宮島の鹿達

2006-02-25 13:11:46 | 山のあしおと小学校

 野性を失った鹿達

 10分で宮島に着く。世界遺産になってから外国からの客が増えているようだ。
 桟橋から出るとすぐに鹿が集まってくる。あちこちで鹿の餌を売っており、観光客がそれを与えるので鹿はそれを目当てに群がってくるのである。
 が、子ども達が『可愛い~ッ』と駆け寄って鹿を撫でようとすると、すかさず愉快腹さんから『さわっちゃダメッ』と言う声が飛び、子ども達はビクッとして手を引っ込めた。
 
 愉快腹さんによると、宮島の鹿は観光客が餌を与えるようになった結果、落ちているものなら紙でもビニールでも何でも食べてしまい、特にビニールゴミ等の不消化物を胃に詰まらせて栄養不良を起こしているために発育が悪く、抵抗力も弱くてほとんどのものが皮膚病等の病気を持っているのでさわらない方がいいと言うことである。子ども達は声を失って愉快腹さんの説明に聞き入っている。
 確かに宮島の鹿は見るからに貧弱で毛並みも悪くみすぼらしい。
 (写真,愉快腹さんの説明に聞き入る子ども達。鹿の写真は撮るにしのびなく、よって写真はない)


 野生の鹿と野性を失った鹿

 大元公園の休憩所には鹿の胃の内容物を展示したコーナーがあり、その説明によると死んだ鹿の胃を調べると100%,例外なくビニールゴミが出てくると言うことである。
 この休憩所は観光コースの西側の一番はずれたところにあってほとんど立ち寄る人がなく、人々の目に触れないよう配慮(?)されている。 

 
 野生を失った鹿は哀れと言うしかない存在だが、一方,宮島には山の奥深く,決して人間からの施しを受けず、野性を保って毅然として暮らしている一群があり、愉快腹さんはかつてその集団に遠巻きに囲まれたことがあると話した。
 彼等は一定の距離を保ってそれ以上は決して人間に近づかず、人間が近寄ろうとすると威嚇の声を発して退かないので恐さを感じたと,何よりも体が大きくて目に力があり、威厳に満ちているので存在それ自体に圧倒されたと言うことである。
 愉快腹さんにはこの後も宮島の動植物について色々教わった。
 (写真,鹿の胃の内容物。全部プラ・ビニゴミ)

世界遺産めぐり&平和を考える旅・・・その2~①宮島へ

2006-02-25 12:17:32 | 山のあしおと小学校
 宮島へ

 5時起床,借家にはまだガスが引いてないので実家から電磁プレートを借りてきて湯を沸かし、子ども達のお茶をつくる。
 6時に子ども達を起こし、昨日各自が買ってきた朝食を食べさせる。朝の分を買わなかったという奴が必ずいるだろうと思って余分を買っておいたがやっぱりいた。自分のよりうまそうだから『そっちをくれッ!』と言う奴もやっぱりいた。
 昨夜のうちに借りてきたワゴン車に6人を詰め込んで宮島口へ向かう。街中を通る時には女の子2人に頭を低くして隠れてもらい、無事到着。
 宮島口で同行・案内をお願いしておいた愉快腹章さんこと,Y先生と合流する。

 宮島口の桟橋近くのコンビニで各自弁当を買わせる。必要なものの購入や拝観料,見学料等の支払いは自分でやらせるようにしているが、ひとたびコンビニに入ろうものならなかなか出て来るものではない。
 自分の財布からお金を出して自分で買う以上は得心が行くまで選びに選んでいるのだろうから、あまり急かさず気長に待つしかない。
 そんなこんなで乗船は9時40分前なる。