遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

広島労山Pと邂逅

2009-09-30 10:00:00 | アルプス
      確保中 
 前剣の門へ
 8月1日(土)・続き
 約40分の待機後、下山ルートを使って登るようにとの指示に従って少し後戻りし、8:50から行動を再開する。
 下山ルートは金属製の橋がある鞍部の下を通っており、見上げると救助隊員の人が踏ん張ってザイル確保しているのが見えた。その橋の先の小突起の岩山を下から廻りこんで次の平蔵の頭への登りにかかる鞍部が前剣の門と呼ばれる場所と思われた。
   ガスの中から 
 見えてきた~前剣の門付近
 そこに至る鎖場の岩がぬれており、またガスの動きが早くて後から来る@kiの姿が見えたり見えなかったりするのでゆっくり待ちながら離れないよう慎重に進む。
 平蔵の頭に向かって20分ほど歩いた時、前方から『おッ! 〇〇さん!』と突然声をかけられ、訝りながら立ち止まって顔を上げる。瞬時にはわからなかったが、下山中の10数名のパーティーの中で笑いかけていたひときわ背の高い人は広島労山のA氏だった。
     A氏(右) 
 平蔵のコルへ
 数年ぶりの予期せぬ再会に驚きかつ懐かしみ、前夜からの行動ルートを聞いたり朝の事故のことを話したり、5分ほど立ち話しをして別れる。ほぼ全員が頂上ピストンの中に3名ほど北方稜線を上がってきた人がいたと言う。今回の剣岳縦走が北方稜線を視野に入れていたものであるだけに、もう少し詳しいことを聞きたいところだが、そう言う場合ではもちろんない。9:35まで話して平蔵のコルに向かう。

100%活着・・・ダイコン移植作戦

2009-09-29 01:12:02 | あまってら農園

          
 双葉で移植したダイコンの幼芽は意外な強さを見せ、カンカン照りが続いたにもかかわらず、28日までにほぼ100%が活着して本葉を伸ばし始めた。今ではどれが移植苗だかわからない。
 できるだけ根の部分の土を動かさないように大きく掘り取って移植したと言うこともあるが、実験的に根を剥きだしにして移植してみたもの(下)も、当初は痛々しかったが根づいた。


 1ヶ月遅れでやっと芽が出揃ったダイコン畑。それも播種後の10日間あまりせっせと潅水してやっとこの状態である。
 9月はじめにこうなっていればなんの問題なかったのだが、今頃この状態ではどうしようもない。移植を試みた幼芽が根づいたと言ってもそれはあくまで実験であって収穫を期待してのものではない。
 発芽にこれほど苦労したことも、またこれだけ粘って発芽させたのも初めてだが、発芽に失敗したことは初めてではなく、その時はあっさり諦めていたので苦労もしなかったと言うこと。
 隣の畑より1日遅れて播き、その1日が分かれ目になって発芽に至らなかったことがあるくらい明科,四賀は雨が降らない所で、今月の雨は2日だけだった。

 細すぎてわかりにくいか・・
   雑草が目立つ 
 一方、タマネギの方はうまく行って、乾燥避けのワラの間から細い芽が無数に伸びてきた。こちらも播種以来水遣りを欠かさなかった。やっぱり放任主義ではダメみたい・・。
 タマネギの種も決して安くはないので今年は少量だが、来年からは規模を大きくできそうだ。
 うまく行ったのでネギも播くことにした。


          
 ホウレンソウ,ルッコラもやっとこさ・・。

 獣害
    踏み荒らし  
 1本くらいくれてやっても・・,ナンテ訳にはいかず、放って置いたら全部食われた。まあ本気でつくっていたものではなかったので構わないが、キャベツの苗を踏み荒らされた。許せないのはこっちだ!         

渋皮煮

2009-09-28 08:17:20 | 喰う寝る○太

          
 栗の季節になった。昨年は借家の敷地内にある栗をもらって渋皮煮を作って見たが、品質にバラつきがあって傷があったり真っ黒に変色していたりであまりいい出来ではなかった。そこで今年は生協の共同購入で買った500gで試す。


          
1:栗の実は沸騰したたっぷりのお湯に漬けて冷めるまで置き、冷めたら鬼皮を剥く。


          
2:タンサン大さじ1を加えた水1ℓに鬼皮を剥いた栗を入れて水から茹で、沸騰したら火を止める。急激に沸騰させると栗の実が壊れるので弱火で静かに熱する。


          
3:灰汁で真っ黒になった茹で汁を捨てて水を変え、再度同じように茹でる。これを4回くらい繰り返す。

          
4:表面についているケバを歯ブラシ等で丁寧にこすって落とす。冠状動脈のように張りついている黒い筋状の部分は爪楊枝等を使って剥がす。
 ※渋皮を破らないように。

          
5:たっぷりの水に栗の実を入れ、途中で300~400gの砂糖を3回に分けて加えながら躍らせないように弱火で静かに煮る。穴を空けたアルミホイルで落し蓋をする。
 煮汁がひたひたになるまで煮つめたら火を止めて朝まで置く。冷める過程で味がしみ込む。

          

事故現場

2009-09-27 13:07:09 | アルプス
 2つの岩場の間の橋
    金属製の橋 
 8月1日・続
 問題の橋にさしかかったまさにその時に現場が封鎖されたため自分達が最前線に位置することになり、救助隊員がザイルを固定して平蔵谷に降り、女性を発見した様子を伝える無線を通して生々しい事故状況のすべてを聞かされることとなる。その内容をここに記すことは憚られるので詳細な記述は避けるが、要するに呼吸,意識ともになく厳しい状況ということで、後刻,死亡が確認されたことを知る。

 現場は登り専用のルートで前剣を過ぎて一旦下り、次の小さなピークの岩場を巻くようにつけられた鎖場との間の幅5mほどの鞍部にかかる金属製の橋(写真)。右は平蔵谷に繋がる雪渓であるから踏み外せばひとたまりもなく、一気にもって行かれる。気の抜けるところなどどこにもない剣岳の稜線でも特に慎重さを要する場所である。
 がまた、前剣を通過してホッとして、次の岩場のわずかばかりのスタンスに設けられた鎖場(写真)を目の前にしてその凄さに圧倒され、束の間呼吸を整えると言うか、緊張の連続が一瞬途切れやすい場所でもある。そこにわずかな隙が生じたのかもしれない。
 捜索活動開始
   確保中の隊員  
 橋に立って降りた隊員を確保する隊員。この小窓の向こうに落ちた。
 事故が何故起きたのか、その瞬間を見た者はパーティー内に誰もいなかったと言うことでその状況を知ることは出来ないが、滑りやすい金属製の橋だったことが災いしたのかも知れない~,等とも思って見た。
 転落したその瞬間,あるいは止まらない猛スピードの恐怖と絶望の中で、彼女は我が不注意と不運を一生分の思いで呪ったのだろうか・・。だが彼女の時間は戻らなかった。
 2ヶ月近く経った今になってしきりに思われる彼女の胸中にまでその時思い至らなかったのは、自分もまた事故現場に遭遇したショックと興奮の中にいたせいだろうと思う。
 小さなニアミスをいつも繰り返して、たまたま事故にあわずに今日に至っている自分は事故を論評する立場になく、この事故についての言及も本意ではないが、居合わせた者として感じた最小限のことを書かせてもらった。
 ガスの中,見えない@ki 
          
  
 雨で条件が悪く、ただでさえ遅れが生じていたのに加えて事故に遭遇した緊張感も加わってその後の動きがより慎重になる。登頂が予定より大幅に遅れることになるのは明白で、その日のうちに馬場島に抜ける目標を断念,目の前のルートに全神経を集中して進むこととなる。

修行中

2009-09-26 10:06:28 | 暮らし
 てっぺんを当たる  
    イチイの木  
 本職の庭師さんについて修行中。イチイの木の刈り込み・整形をやってみろと言われて試みる。
 てっぺんの向こうに見えているのは師匠。6mの梯子を立てて作業中。主人(依頼主)自らも木の登って刈り込み作業をしている。師匠に言わせるとプロ級の腕前で植木屋泣かせだそうだ。

 
 刈り込みが浅いと言われてやり直し。新しい葉を落としただけでは年々太くなって将来どうしようもなくなるので、太い枝は思い切って深く切れ! 切るとそこから新しい芽が出て葉を繁らせるので密になり表面全体を覆うことになると・・。
 一旦整形したもの全体を少しだけ縮めるのは難しかったが合格をもらった。右の円いつくりもOK。

 
 一つひとつの枝に乗った緑の円盤が青空をバックに美しい輪郭を描くイチイの高木は師匠の仕事。まだ片面(裏側)だけで、この後正面側からの仕事が残っているが、庭に池があるので立てる梯子は8mを越える大変な作業になるそうだ。梯子は4本のロープだけで立っている。          

剣沢から一服剣・稜線へ

2009-09-26 01:08:45 | アルプス
 剣岳は雲の中
 CP場を見下ろす 
8月1日(土)
 3:30起床。雨は落ちてはいないが途中で降られる公算が大きく前進するかどうか判断に迷うところ,出発の準備を進めながら自分達より早く動き出したテントの行き先を伺う。2つのパーティーが動き出したのと、幾分空模様が明るくなったのを見て5:25に出発する。もちろん天候が悪化すれば途中でも撤退する。
 前日、剣沢到着時点では全貌を望むことが出来た剣岳はガスの中にあり、前方には一服剣方面へのなだらかな登りと、その先の稜線から立ち上がる前剣の急登部を望むのみで、そこから先は見えていないことが不安を掻き立てる。
 ぬれた岩場の重装での縦走,加えて決して経験豊富ではない若者を同行していることが重圧になってかつてない緊張を強いられ、雨を口実に室堂へ逃げ帰りたい気分だ。でも行く!
 前剣方面
     剣沢方面  
 右下隅は剣山荘,遠くに見える剣沢小屋の右手の山を越えた所がテン場         
 剣荘の脇から稜線に向かう登山道に入る。6:16,雨が落ち始め@kiが雨具を着る。前方に3人のパーティーがあり、その先に稜線があって右手に小さなピークが見えており、数人の登山者が認められるそこを一服剣と見当をつけたが、後で調べるとそれは違っていて前剣直下の大岩らしかった。

          
 6:32黒百合のコルからの道を合わせるとそこからは稜線の一本道となる。2つの鎖場を越えて6:43に一服剣(2618)を通過。そこは小さな手書きの板切れの標識があるだけの何の変哲もない所だった。
 時々雨が降り岩はぬれているが天候は落ち着いており、今のところ大荒れする心配はない。


雨やよし! 

2009-09-25 01:03:45 | あまってら農園
 1日半後
          
 移植したその日の夜から翌日にかけてわずかながら雨が降った。これなら何とかなるかもしれない・・。


          
 ぐったりしているように見えても、立ち上がろうとしている幼い芽・・,それにしてもこの日は暑かった。

 タマネギ発芽
     潅水終了 
 タマネギはうまく行った。活着した苗の潅水はこれで終了。以後は自力まかせ,天まかせ。

 獣まかせ
     花さかせ 
 控えめな獣害あるも獣まかせ・・,1つ2つはくれてやる。

 カボチャは未だ花咲かせ・・,深まる秋にあらがういのち。

キュウリのしょうゆ漬け

2009-09-23 23:43:02 | 喰う寝る○太

          
 大量に採れたキュウリを常備菜として利用~キュウリのしょうゆ漬けをつくる。
材料;キュウリ2kg(12~14本),生姜1個,塩少々,醤油3カップ(600cc),酢・みりん各半カップ(100cc),砂糖400g


          
つくり方:
①キュウリは1口大に乱れ切り。(大きいものは縦割りして) 生姜は千切り。
②キュウリに塩をしてしんなりさせる。
③分量の醤油,酢,みりん,砂糖を合わせて煮立てる。煮立ったら火を止めてしぼったキュウリと生姜を加え、2~8時間(一晩がよい)置く。 
④冷めたらキュウリを引き上げ、再度漬け液を煮立てて火を止め、キュウリを漬けて冷ます。
⑤さらにもう一度、全部で3回これを繰り返すとキュウリは茶色(写真)になり、食べてみて醤油がしみ込み、コリコリした食感になれば完成。保存食となる。
 1回目終了時
    2回目終了時  
 文句なく美味しく、大好評であっと言う間に食べつくし、漬け液を煮詰めて2kgを追加。さらに2回(4kg),3回(2kg)とつくったがすぐに売り切れる。

 砂糖400gとなっているのが気になり、また買い置きが足りなくて初回は350gでやったがやはり甘すぎるので2回目は300g,3回目はさらに減らして200gにしてみた。
 結果は初回が一番美味しくて、砂糖を減らすとともに甘すぎる感じははなくなったが色が浅くなり旨みも減ってきた。砂糖を減らせばいいと言うものでもなさそうだ。

          
 キュウリの他にナスや青いトマト,モロッコインゲンなどを入れてみた。何を入れても味はいいが、ナス,トマトはフニャフニャと頼りなく、キュウリだけがコリコリ感があってこの漬け方に合うようで福神漬けとは少し違う。
 この漬け方を教わったのが今夏最大の収穫。キュウリはそろそろ終わらせたいが、もう2回くらいつくれそうだ。

 レシピはNHKの今日の料理,08年7月27日公開 作者は川本光子さん
※コメントのURLから公開レシピに進めます。

双葉ダイコン移植作戦

2009-09-22 21:11:44 | あまってら農園
 植えつけた後で発芽
   移植を試みる 
 諦めて次の苗を植えた後で元の種が発芽した。せっかく出たこの芽を何とか生かしたい・・,と言うことで双葉のダイコンの移植を試みる。

 数本の双葉の苗の塊を出来るだけ大きく抉りとってバラバラにならないようカバーしながら予め掘っておいた移植先の穴に植えつけたっぷり潅水。一つひとつ慎重に掘り取り、運び、全部で35ヶ所に植えた。

          
 地上部は双葉でも、根はかなり深い所にまで達している。移植は本葉が出るまで待ってしっかりした苗に育ててからの方がいいに決まっているが、ダイコンの場合は移植する野菜ではなく、根を育てるものだから移植するなら根が伸びないうちの方ががいいはずだ。
 その上、苗の塊の中には現在発芽中の種や発芽前の準備段階の種もあるかもしれないのでそれらが移転先で発芽する可能性にも期待してできるだけ早い段階でのこの方法がいいと考えた。果たして結果やいかに・・。

剣沢にて・・・7月31日(金)・続

2009-09-22 11:45:45 | アルプス

 7月31日(金)・続
 天候は相変わらずの曇りだが、この時点では剣岳方面が晴れていて眼前にその全貌を望むことが出来た。写真を撮るにはやや暗すぎ、何となく翌朝も同じように晴れているだろうと思い込んで撮らなかったのが仇になって全体像の写真はなし。
 すぐに設営してテントに入り、一服後に@ki嬢にお任せの夕食。

 夕暮れのひと時,一番星を探してテントを出る。剣岳はガスに覆われて見えず、月齢7日の月が西空で顔を見せたり付近の雲を白く染めていたが、天頂付近はガスの動きが激しく、目指す明るい星はなかなか見つからない。
 北から西にかけての雲は薄くて時に晴れ、空が暗さをます中,剣岳山頂方向に北極星を見る。その西に北斗のひしゃくの柄の部分が見えては隠れ、その曲線が描く先に金色の麦星,さらにそのはるか先の山際近くに青白い真珠星があり、月はその傍にあった。

 東から南の空は雲が重くガスの動きも鈍く、ようやく天頂付近に現れた明るい星を琴座のヴェガと見当をつけて大三角形を探すも、ある時はわし座,またある時は白鳥座と切れ切れに星座のかけらが認められるだけで、3つの明星が同時に姿を見せることはなかった。
 ただ一度、風とガスのいたずらか,白鳥座の全体像だけを切り取ったように見せた瞬間があった。その翼の先から先までの長さは嘴から尻尾の先よりも長い。
 結局星空から翌日の天候を伺うことは出来ず、成り行きに任せることにして早々に寝る。
 夜半,爆睡してもう日付が変わっただろうと時計を見るとまだ0時前だったのにがっかりし、それからの長い時間をうつらうつらと悶々を繰り返しながら過ごす。少し寒かった。シュラフとセーターを持って来たのは正解だったようだ。


セーフ!

2009-09-21 18:13:16 | あまってら農園

          
 祈るような気持ちで畑に急行・・,30余株のキャベツとハクサイの苗は何事もなく寒冷紗のトンネルの中でやや萎びて潅水を待っており、今日のところはセーフ! 
 ただし、比較のために植えたハクサイ6株も無事だったところを見ると、昨夜はたまたまご出勤がなかっただけとも考えられるので、まだ安心は出来ない。


          
 とまれ、1晩で全滅と言うことにならなくてまずはよかった!

 ルッコラ播種
 おろぬきダイコン 
 ルッコラの種がやっと届いてやや遅目の播種。最初の播種で発芽したダイコンは間引き。


           
 一時は終わりかと思われたキュウリが依然好調を維持して次々と花を咲かせ、実を太らせている。今月に入ってからの収量は300本超。全収量は20株で900本に近い。型もまだ大きくは崩れていない。

          
 もうしばらくは続きそうだが、そろそろ天井のビニールを張りたいので今月いっぱいで処分と言うところか・・。

再試行・・・コオロギかもしれない!

2009-09-21 00:40:15 | あまってら農園

          
 夜盗虫が見つからないことや夜盗虫では説明がつかない高い位置の枝切りから、根きりの犯人がコオロギである可能性が出てきた。コオロギなら無数にいるし、昼間でも食うので茎から水が滴っているものがあったのも頷ける。
 もしコオロギが犯人であるなら寒冷紗でトンネルをかければ防げる筈なので、もう一度植えなおしてみることにした。
 比較用
      不可解 
 土中に潜む夜盗虫だったら寒冷紗は何の役にも立たないのでお笑い種に終わるが、今後のこともあるので試しておきたい。比較のために隣の畝に6株ほど裸で植えておいた。それにしても下手くそなトンネルだネ・・。
 解せないのは右の写真の株。これほど大きく育っているのに何故だ・・!?
 
 18日の差
     ダブった 
 小さい方は9月12日に追い播きしたダイコンの双葉,大きい方は8月26日に播種したものが所々で発芽して育ったもの。その差18日。
 一方,9月12日に播種したものの横に別の種の芽が出た。1ヵ所に5粒までしか播いていないので両者は明らかに別のもの。品種が違うので双葉の色も違っている。

やっぱり水不足だった

2009-09-20 09:55:44 | あまってら農園
 ダイコンが発芽
          
 発芽しなかったダイコンを諦めてハクサイの苗を植えつけ、せっせと潅水していたら播種していたダイコンが芽を出した。やっぱり水不足だったのだ・・。
 移植して育てるキャベツやハクサイと違ってダイコンではどうしようもなく、せいぜいおろぬき菜にしかならないが、種たちは自然の摂理に従って懸命に芽を出したまでのことで責められないどころか『よくぞ芽を出した』とむしろ誉めてやらなくてはならない。

   まばらな発芽 
 発芽の時期がどうのこうのとこちらの都合で喜んだり舌打ちしたりするが、発芽それ自体は喜ばしい出来事である。
 昨年,ダイコンの発芽にバラつきがあったので本葉が出た時点で移植を試みたがやはりうまく行かなかった。なので今回は双葉の段階で、その周りの土ごと大きく掬い取って移植してみてはどうかとも思っている。試してみる価値はありそうだ・・。

          
 こちらはタマネギの苗床。こうやって陽射しを和らげながら毎日潅水しているが、黄タマの方は少し芽が出ているものの赤タマは一向に発芽の兆しが見られない。気長に待つしかない。
 遅いトウモロコシに獣害もチラホラ。

犯人は誰・・・!?

2009-09-19 00:56:26 | あまってら農園

          
 9月11日植え付けのキャベツ。活着して順調に大きくなり始めた矢先、半分以上がスッパリと芽を切られた。
 他の畝のハクサイ,キャベツにも数日前から被害があり、夜盗虫に違いないと思って付近を掘り返して捜したが見つからない。
 普通は2~3株倒されて、付近を掘り返すとあまり遠くないところに必ずいるので、それを潰せばほぼ終息する。ところが今回は幾ら探しても1尾も見つからず、手を拱いているうちにどんどん広がって買って来て植えた苗がほぼ全滅となった。

 疑問点が2つある。1つは切り口がまるで刃物で切ったようにスッパリときれいに切れていること。夜盗虫の切り口も確かにきれいだがあまりにもきれい過ぎる。3枚目の写真の右端のように斜めに切れている点も不審だ。
 もう1つは茎の一番下でなく、枝の部分が2ヶ所以上切られている点。これもまったくなかったことではないが、今回はあまりにもその位置が高い点だ。
  斜めに切れている
    この列全滅 
 茎の地面すれすれのところを切るのは明らかに夜盗虫の仕業だが、今回の場合は幾ら探しても1尾も見つからないままに、各畝の端から始まって順番どおりに進行しているのが特徴で、すでに50株の苗がやられた。
 1株45円で額にすれば2250円の損害だが、収穫できないダメージはそれ以上である。
 いずれにしても発芽に失敗して買って植えた苗までもが虫(?)にやられて踏んだり蹴ったりだ。

 もしかすると、帰省中に播いておいたキャベツ,ハクサイ,ダイコンも、発芽しなかったのではなく発芽した後にやられたのかもしれない。
 その可能性が出てきたと言うことはまた、昨年の原因不明の立ち枯れとの関連にまで話しが及ぶかもしれない。
 ここも全滅
 この大きさでも・・ 
 無農薬と言うのはこう言ったことの連続で、地主さんは薬を使えとしきりに勧めるが、薬は使いたくないので取り敢えずは回避と言う手段を採ってアブラナ科を諦め、ホウレンソウを播いた。

 ところで、この夜盗虫(⇒夜盗蛾)が新型インフルエンザのワクチンづくりに一役買っているとか・・,自然界は複雑怪奇にして事実は小説より面白い・・。

買い換えたいけれど・・・,山靴ご苦労さん

2009-09-18 02:08:09 | 山行
 買い換えようと思ってからすでに5年は経った山靴を、もう限界と言いつつ今年も履いてやっぱり踵がズル剥けて・・,その上雨がしみ込むようになって下山時の靴の中はぐしょぬれ。
 剣沢のテントの中で相方の@ki嬢が私の足を見てしみじみと『足が可哀想・・』言ってくれた。『もう限界だから今年こそ買い換えるつもりだ・・』と言うと『去年もそう言ってましたよ』と・・。『そうだっけか・・?』

 で、某スポーツ店へ行ってみた。幕営縦走型で冬にも使える靴となると4万~5万円。斬新なデザインで色も奇抜なものが多く、自分の好みである皮の色そのままのバックスキンのもの等は皆無だ。
 表のショーウインドウにオーソドックスな靴が2足並んでいるのはオーダーメイドとのことで、7万円近い価格だ。
 色やデザインを妥協して4万円くらいのものを~、と手に取りかけてコバがないことに気づく。コバとは登山靴の上方部分と底の部分を留めるストレッチ縫いの部分で、これがないとワンタッチ式のアイゼンを掛けることが出来ない。
 ところが最近は雨の進入を防ぐためにラバーでふさいでいるタイプが多く、それに伴ってかアイゼンの方もワイヤーをコバに掛ける従来の型から紐またはプラスティック製のバンドで靴の前面をスッポリと覆うタイプのものが主流になりつつあることが分かってきた。
 そうなると今持っているアイゼンが使えないので買い換えなくてはならず、新たに2万円近い出費となる。だとしたら6万円の靴を買うのと同じことになる。
 6万円出すくらいならでオーダー出来るのではないか・・,と考えて再びそのスポーツ店へオーダーメイドの相談に行って驚いた。オーダー出来ることは出来るが仕上がりは何と3年先になると言うのだ・・。しかもコバはつくれないとも・・。

 冬用のプラブーツは今はまだ使える状態なので、夏は軽登山靴にして夏と冬を使い分ける考え方もある。だが、夏山と言えども3泊以上の幕営縦走となれば軽登山靴は役に立たないし、逆に日帰りなら地下足袋でも充分なので軽登山靴を買う気はない。
 加えて、90年代に購入した前世紀の遺物とも言えるプラブーツはすでに経年劣化している筈である上に、突然破壊と言う恐ろしいリスクがあるので遠からず使えなくなり、その時点で冬用を新たに買う羽目になるのは目に見えている・・。
  
 ここに至って登山靴の購入は暗礁に乗り上げてしまった。