遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

秋色・黒部湖畔

2012-08-31 19:55:11 | 森のくらしの郷&ぐるったネット

 アキノキリンソウ咲く/アサギマダラと遊んだ

 

 7月8日のトレッキング以来,およそ2ヶ月ぶりの黒部湖畔は秋色に染まりつつあった。



 オオカメノキの実/ツタウルシも黄葉


 アキノキリンソウやノコンギク,シラヤマギク等,秋の花がが咲き、オオカメノキやタケシマランの実は赤く、ツバメオモトの実は濃い青に色づき、ツタウルシの葉も黄色く、ヤマブドウは赤くなり始めていた。




 ヒロハユキザサの実ひしめく/フユノハナワラビ


 足元には早くもフユノハナワラビ・・。



 アサギマダラ/カニコウモリの繊細な花


 御山谷半島でアサギマダラを見かけた。白い手ぬぐいを振るとすぐに2頭,3頭と寄ってきて優雅に舞い、手や頭に止まって翅を閉じたり広げたり・・。
 長い口吻を伸ばして皮膚を舐めるのは塩気を求めているのか?



 ダムを見上げる

世界の中心で星を釣る

2012-08-26 22:47:13 | 平郡島にて・平郡島から



 上弦の月

 夜釣り談・続き

 竿を立てようとする力と逃げようとする力。強引に引かず一服したいのだか、敵もその一瞬をむざむざと逃しはしない。一気に突っ走られると竿をのされる。こちらの一服に相手も合わせて休んでくれたら勝負ありだが、結局のところ強引に引かなくても相手に強引に引かれてたわめ切れす、3度、4度とこの夜は切られまくった。
 昨年末に空気を吸わせたのに上げ切れなくて逃がした奴と比べると強い割りに重さを感じないのは潜るのでなく沖へ走るからであろうが、姿見ずだから何と言っても始まらない・・。



 月と光柱と

 この日、宵の口から夜中までは五十谷(いや)の浜で南西から南東の海域の空を見ていた。20時頃には麦星のすぐ傍らに珍しく冠座が見えた。大町の空では明るすぎてめったに見られない星座だ。
 21時を過ぎると蠍座が横に寝て海に迫り、代わって射手座が南中しようとしており、南斗六星が一番端の星までくっきりと見えていた。
 銀河の中心方向に当たる射手座付近から西に傾き始めた夏の大三角形に連なる天の川は上弦の月にもめげず賑やかで、その月が時を経て海に没する寸前には海面に長く伸びた光の柱と月との対照が美しく、その光景を飽かず眺めて己1人の時を貪る・・。
 ふり返って下半分を小山に遮られた北天に目を転ずると、そこは大方形を擁するベガサス,アンドロメダ,カシオペア等々,神々の世界・・。



 光柱

 頃はよしと北斗が山に飲み込まれるのを追いかけるように大波止に移動して見上げると、そこは先刻までの空を遥かに凌ぐ煌めく星野で、しかも方向感覚が狂って別の世界に迷い込んだのかと思わせるほどの異空間だった。
 同じ平郡東でも五十谷と大波止では見える空がまるで違う。大波止では北に海があり北斗七星が海の水を汲むようにマスを海中に沈めていた。
 ここは昼間でも、五十谷で四国の島影を見て峠を越えると目の前が本土側の島となり、景色も風も海の色も劇的に変わるのでいつも不思議な感覚にとらわれる所なのだ。
 北東の水平線近くに小さく光るのは御者座のカペラで、その西にすでにブレアデスと木星が高く昇り、近くにはヒアデス星団やアルデバラン等冬の星達が季節を先取りするかのように存在をアビールしていた。
 煌々と光るその木星よりもなお明るい金星の輝きはいかばかりかと期待が膨らむ。

 一方,いつになく活発な喰いには昨年末のリベンシへの予感のようなものがあった。それを果たすべく暗い海面に目を凝らしアタリを待つもう1人の自分がいて、そこは自分だけの世界だった。自分を中心に天空が廻り世界が廻っていた。
 自分だけの夜,世界の中心でこれから金星を釣るのだ!

 2時20分。東の島影にボツンと赤い火が点った。近づく漁船の灯火にも見えたそれが次第に明るさをましながらゆっくりと高度を上げて行く・・。



 日の出も素晴らしかった。


俺の時間・俺の釣り

2012-08-26 19:26:08 | 平郡島にて・平郡島から

 クロメバル/カサゴ


 平郡東港の大波止と言う堤防がお気に入りの釣り場。
 21時干潮と言うのは普通なら最悪の条件だか、焚き火を囲んで食事や炉辺談話でひとしきり盛り上がってそろそろ横になる者が出始める頃から釣り場に向かうには具合がいい。

 23時から釣り始める。いきなり強い引きがあり竿をたてようとしたがラインが短かったためにのされて簡単に切られてしまった。まっすぐ沖に向かって突っ走る動きはメバルではないが1.5号をアジが簡単に切るとも思えない。ワカナかもしれない。


 
 釣果/アジに邪魔された


 ラインとハリを改めて釣り直し、すぐに20cm超のメバルをゲット。続いて同じような型を2尾揃えて気分をよくしたが、ハッキリしないアタリに対応できず放流サイズにハリを飲み込まれ鰓を切ってハリを出すと言う失敗が2度続いてしばらくアタリが止まる。
 ラインが横になっているのでおかしいと思って仕掛けを調べ、ガン玉が外れて無くなっているのに気づく。
 仕掛けを変えると再び喰いが立って来て黒メバルとカサゴをたて続けに上げる。いずれも20cm超で、その間に放流サイズが数尾混じる。

 調子に乗って来た矢先にまたしても大きな引きがあり竿を立てようとして引っ張り合いになる。強引に引かず竿をたわめて我慢しようとしたが結果、切られた。
 根に潜るのでなく沖に走ろうとするところがメバルと違う。アジも活発に来ていたが30cm級でも切られることはなかったのに・・だ。

化け物ウナギ

2012-08-22 10:04:46 | 獲れたて瀬戸内・わし&岳じゃが情報
某市某キャンプ場近く。太田川に通ずる川にて。

前日に道路脇の土を掘り起こして大量のドバミミズをゲット。夕方に仕掛けて翌朝引きあげに行くと…



77cmの大物ウナギ。太さはわしの腕っぷしくらいありそうなぶっといやつ!36cmのギギもかかっていたが、こちらも充分大きな部類に入るがそれを感じさせない。





ウナギ漁のプロは意気揚々と凱旋。さっそく蒲焼きにして余すところなく美味しくいただく。ウナギに感謝!


七輪からはみ出そうなくらいの太さ



キュウリの粕漬け

2012-08-22 02:35:44 | 暮らし
 8kgの粕床にきゅり若50本を漬け込み/天日干しの途中で夕立に逢い、漬けなおしてまた干す  採れ過ぎたキュウリを片っ端から濃い塩漬けにして保存。一定量溜まった所で天日干しして粕漬けにする。  塩漬けにはキュウリに対して同量かそれ以上の塩を使い、利用する時は塩抜きして使う。こうしないとキュウリが融けてどろどろになったり、カビが来たりする。  塩抜きし過ぎると粕漬けの段階でもどろどろに溶ける。  酒粕3kg、100円/酒粕6kg,砂糖1kg,みりん200cc,ホワイトリカー800ccを練り合わせた   粕漬けの段階で塩が抜けるので今回は塩抜きせずに漬け込んだが、塩が強すぎるかもしれない。そうなるともう一度新しい粕床に漬けなおすことになる。難しいところだ。  シマウリ・本ウリ12本を下漬け/重石10kgは10㍑の水タンク。  本ウリ・シマウリの粕漬けに備えてまずは下漬け。2つ割りして種を取ったすねにたっぷりの塩をして重石をかける。  今日(8月22日)から27日まで平郡島へ行って来るので本漬けは帰ってから。

燕岳

2012-08-11 22:03:42 | 山のあしおと小学校

 8月8日燕岳山頂にて/8月9日,日の出




 
 中房温泉登山口にて/第3ベンチで2度目の休憩





 第3ベンチ/富士見ベンチにて





 重いかい・・?/合戦小屋着





 合戦尾根から大天井山荘を望む/合戦尾根~ウサギギク/ハクサンフウロ







 合戦の頭付近/展望広がる

 

 槍ケ岳/燕山荘間近





 燕山荘着/30分も待たせてしまった

大流星を見た~朝日町大屋海岸キャンプ場にて

2012-08-06 02:34:37 | 山のあしおと小学校
8月6日,広島・原爆の日午前2:00。護岸堤に座って海と空を見ている。正面に北極星が見えているが、瀬戸内育ちの自分には海の上に北極星を見る経験があまりないので奇妙な感じを拭えない。先ほどまで賑やかだった子ども達は、テントにも入らずコンクリートのスロープの上で眠ってしまった。
18夜の月はかなり明るいが、あっちこっちの雲の切れ目から星が見えている。1時間ばかり前、カシオペア座のW字の上辺りから突然金星を凌ぐ明るさの大きな流星が走り、薄い雲を通してもなお鋭く強い光を放ちながら南に流れて消えた。火球と言う程ではないが、これまで見た中で1,2を争う大きな流星だった。今夜はよく流れる。ラッキーだ!
月が楠中し、いつの間にか東の山の上に木星が出ている。まもなく金星がめらめらと燃えるように登ってくる筈。それまで粘る。アルデバランが見えてきた。
沖のイカ釣り船の灯が明るすぎる。

8月14日に金星食!

2012-08-03 20:29:40 | 月・星・太陽・暦・天体&気象・自然現象
 3日未明,土用干しの梅が気になって外に出ると、全天で一番明​るい金星と、惑星で2番目に明るい木星が並んでいて壮観だった!
 この日の金星はおうし座・プレアデス星団の西にあって明るさは​―4.4等とかなり明るく、満月の光にも負けていなかった。
 木星はおうし座にあって―2等。

 この金星が、8月14日の未明に月と重なって、いわゆる星食が​起こる。
 金星は2:42頃から約1分かけて月の輝いている側に重なって​見えなくなり、3:27頃から約1分かけて暗い側に現れる。
 8月14日の月齢は25.9で新月(18日)の4日前。三日月​よりやや太り気味で逆向き。まだ暗い時刻で月もあまり明るくない​ので肉眼でもよく見えるが、双眼鏡があればより詳しく見ることが​出来る。望遠鏡で見るとほぼ半分にかけた金星が細い月に隠れる様​子がよく分かる筈。
 ただし月の位置は星食の始まりが7度,終わりが15度とかなり低い。
 ※腕をいっぱいに伸ばして指を広げた時の親指から小指までの​角度が約15度。指を揃えた時の親指~小指間の幅が約7度

 一方,12日3時頃には木星も月に大接近する。場所はおうし座​,ヒアデス星団・アルデバランのすぐ近く。

 その他、夜の星空では、おとめ座のスピカと土星,火星が接近し​、8月14日には3者がほぼ一直線上に並ぶ。

 8月16日の日の出30分前には水星が西方最大離隔で、細い月​と接近する。月齢は27.9でかろうじて見えるほど細く、水星を​見る数少ないチャンス。

 8月12日~13日にはペルセウス流星群が極大。乞うご期待



 今夜は快晴,おとめ座の中で1等星のスピカと火星,土星の3明星が直角三角形を成しているが、まもなく西に没する。

土用干し

2012-08-02 09:13:15 | 山のあしおと小学校




 やっとここまで来た。

 3日間天日出干しし、夜露にも当てる。








 梅酢​も紫蘇も干す。

 3昼夜,雨が降らないことを祈るのみ! .






 2日目  しわしわ・・・,一昼夜無事!

 無事に一昼夜が経過。皺がよって色が黄色から赤色に少し変わってきた。
 
 昨日は夕立が来ないかと1日中心配だった。松本への出荷の帰り道,大町方面を見ると真っ黒な雲でいつ夕立が来てもおかしくない状況にハラハラで、雨に合せてなるものか・・、と大急ぎで帰って来て無事を確認。
 
 幸い夜も晴れ、夜露にしっとりぬれていた梅が乾き始めた2日目。干した梅がザルにくっついているのを破らないように1個1個ひっくり返す。






 かさぶたをそっと剥すように慎重にやったがやっぱり破れてしまい、2級品から3級品に格落ち。まぁ,味には関係ないので意には介さず。

 今日も朝からギラギラと暑い。もう2昼夜,好天が続いて欲しいものだ!