遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

アイゼン改造~赤岳へGO!

2011-12-31 13:18:26 | 山行

 前こばに乗らないのですぐに外れる/かろうじて引っかかっているが、これでもすぐに外れる

 かかりが浅くてダメ


 先日の京ヶ倉登山は、雪山に備えてのアイゼントレーニングのつもりだったが、アイゼンの前側フックが靴の前こばに乗らず、フィットしないことが分かってただの里山ハイキングになった~,と書いた。

 その後,正月に赤岳へ~のお誘いがかかり、急遽,アイゼン探しに奔走して取りつけ方の違う2種類のアイゼンを借りてテストしたり、マイアイゼンが何とかフィットしないものかと色々やってみた。

 

 靴の長ささえ合えばどんな靴にもフィットする

 先端部の自由度が高い


 写真のタイプは靴の前こばの有無や形状,大きさに関係なく取りつけることができるので、靴の長ささえ合えば長靴にでもしっかり取りつけることができる。10本爪で軽いがアイゼン団子ができそう・・。



 テープで覆うタイプ


 先端部を上からテープで覆うタイプなので靴のサイズが合えばどの靴にもとりつけ可能。




 左右の靴のフックを入れ替えて見た/更にフックの凸部を逆さ(手前凸)にした


 フックをハンマーで叩いて無理やり靴に合わせて見た。うまく行ったと思ったらフックの取りつけ部分が外れてしまった。かなり強力なバネなので、ハンマーで叩いたくらいでは変形せず基部がはずれたのだ。
 バネの取りつけ部分を外せることが分かったので、靴に合わせて左右の靴のバネを入れ替えて見た。結果はあまり変わらなかったが・・,
 この時取りつけ方を間違えて、前方に凸状に取りつけるべきところを、凸部が手前になるように取りつけていた。結果的にこれがよかった。まさに怪我の功名・・。


 フックが前こばにフィット/フックの取りつけ部分も問題なし


 フックが手前に向けて凸になったために前こばにしっかり引っかかり、がっちりと抑えることができた。フックの基部も問題なく、外れる心配はなし。
 ただし、フックを前後裏返しに使っているので力点が本来でなく、体前屈は出来ても上体反らしはダメッと言うのと同じ理屈で、逆の力が働くために、フックがポキッと折れる可能性無しとしない。
 なので予備は持って行くし、針金とペンチは必携。

 かくしてマイアイゼン使用可となり、1月3日,赤岳に向けてGO・・,の前に明日,鉢伏山で実践テストだ!

今年最後の鹿島槍

2011-12-31 13:11:46 | アルプス

 鹿島槍ヶ岳/蓮華岳


 やっとアルプスが晴れた!

 今年最後の蓮華・鹿島槍・爺,その他・・・,



 爺ヶ岳/蓮華~扇沢~爺方面遠望


 アイゼンが靴に合わなくて年末年始の登山は里山しかないと諦めていたところに赤岳のお誘いがかかり、急遽,アイゼン探しに奔走する。

 タイプの違うアイゼンを借りてテストしたり、自分のアイゼンが本当に合わないのかどうか、何とか調整できないものかとペンチ,ハンマーを駆使して悪あがきしてみる。



 扇沢方面アップ/鹿島槍以北


 結果,マイアイゼンを何とかフィットさせることができてGOだ!

1斗缶牡蠣

2011-12-30 05:36:55 | 大町暮らし




 広島から殻つきの牡蠣が届いた。何と一斗缶にぎっしりだ。

 とても食べきれる量ではないのであっちこっちに配りまくって焼き牡蠣にするよう奨めたところ『超,美味ぃ~』『感動的美味しさ~』と電話やらメールが入り、こっちが驚いた。

 台所の水道は、その後も、夜間に凍って夕方近くに自然に融けて出るようになり~を繰り返しているが、反射式ストーブを使うようになってからは、1時間ほど部屋を暖めると出るようになり、今のところ何とか凌いでいる。






 このストーブは上にやかんや鍋を乗せて温めることができるのが利点で、殻つきの牡蠣を焼くのにもすこぶる具合がいい。

 2~3個づつ乗せておくとしばらくして殻がパカッと開くので焼き加減が分かり、焼きすぎることがない。
 潮の香のする液汁の中で牡蠣の身がぷっくりと丸まっているところにレモン汁をポトッと落として熱々を口に放り込むのだ!

 旨いものは小人数と言うが、これだけあると大勢でワイワイ言いながら楽しむことができるので、近々にも焼き牡蠣パーティーをやりたいところ・・。

 お近くの方,いらっしゃい~てもんだ!








 洗い桶に氷が張っているのを割って、茹でたホウレンソウを洗う。シャキッとして緑が美しく、寒さで甘さが一段と乗って今が食べごろ!」

ヒカゲツツジ3態

2011-12-29 00:52:41 | 山行

 京ヶ倉,稜線下の日陰で

 同


 12月24日(土) 生坂村の京ヶ倉に登る。
 京ヶ倉はヒカゲツツジでよく知られており、近年はバス仕立てのツアーが組まれるほどの人気らしい。
 そのヒカゲツツジが葉を落とさずに越冬する様子を見ることができた。

 上の2葉は文字通り日の当たらない寒い場所での様子で、葉を外側に反らせて針葉樹のように細くなっている。これが越冬の基本形と思われる。



 稜線の日当たりのいい場所で


 ところが日当たりのいい稜線に出ると、太陽の光を全身で受け止めようとするように赤茶けた葉をしっかり開いているものがあった。



 大城のピーク下(南側)

 さらに驚いたことには、1ヶ所だけ,日陰であるにも関わらず青々とした葉を広げているものがあり、3通りの姿に接することとなった。
 


 ヒカゲツツジの花~2007年4月21日

 同


 写真は2007年4月21日撮影のヒカゲツツジの花~ツツジと言うよりシャクナゲを思わせる



 イワカガミの越冬葉


 イワカガミも若干葉を外側に反らせ気味にして蒸散を少なくしており、両者の越冬の仕方に共通性を感じる。

凄いところだ大町! ・・・ 水のない生活

2011-12-27 03:39:00 | 大町暮らし




 水が乏しいと色んなことを考える。
 うどんは茹でるより煮込みにした方が水を無駄にしない。小松菜は茹でずに直接味噌汁や煮込みに入れればいい。
 鍋に残った煮汁,茶碗に飲み残したお茶。水が出ればすぐに流してしまうものも何かに使えないかと考える。
 煮汁はもう一度煮つけに使えるし、おでんに放り込んで出汁にしてもいい。飯にぶっかけてネコまんまってのもある。
 お茶の残りでいくつもの食器を洗い廻すことができる。コップに半分の水で念入りに歯磨きできる。紅茶バックは濡れ布巾になる。出がらしのお茶の葉をキッチンタオルでくるんでタワシ代わりにするのもいい、等々・・。
 こうして調理や洗い物に一定のパターンが出来上がると、排水やゴミをうんと減らすことができるようになる。日頃ないがしろにしている色んなことが見えて来て、それが面白くもある。
 がしかし、水道管は破裂に至る前に手を打たねばならない。難儀だ!





 長野に来て初めて心底「寒い」と思う大町の冬。
 ストーブ嫌いの上に隙間風が容赦なく吹き込む家のつくりともあいまって、冬山でしか着たことのないウールのセーターを着ることとなった。靴下まで履いている。
 明科では半袖シャツの上に薄物の長袖シャツ、その上に真冬ならウインドヤッケを着れば充分で、それ以上着ると暑いし肩が凝った。裸足に草履。それがこれまでの冬だった。
 大町から南に10分走ると今でもそうだから大町の寒さは尋常でない。それが言いたいことの第1だ。

 台所が冷蔵庫みたいなもので、ネズミは退治したので食材も出しっぱなしでよく、冷蔵庫には凍らせないために入れる・・。
 スゲェ所だが雪は決して多い方ではなく、もっと北寄りの白馬村や小谷村の方が豪雪地帯に近いが大町ほどに寒くはないようだ。
 それでも軽トラの屋根に雪を積んだまま隣町まで行くと『何、その雪!』と笑われてしまった。




 さて、問題は明科の我がハウスだ。いかほどの雪かと駆けつけて見るとうっすらと2cmばかりの雪が乗っているだけだったのでホッとする。室温は16時時点で0℃。外気温より3~4℃高い。
 穴が空いていた部分にやっとビニールを張り終えて一安心し、ホウレンソウは茹でなくてはならないので小松菜だけを持ち帰る。

 ところが・・だ,帰宅して見ると台所で雨垂れのような音。何と蛇口からの水滴の音だ!  捻ると勢いよく水が出る。さらに湯沸し器にも水が通ってお湯が出る。今日だって可なり寒かったからまさか自然解凍するとは思いもしなかったがこれぞ天祐! 

 で、最初に思ったのは『しまった! ホウレンソウ採って来るんだった!』だ。例え水が出なくても、野菜処理の水までけちってはいけないってことだネ!
 
 水が出れば殊勝な心がけも吹っ飛んで元の木阿弥。かくして3日ぶりにお湯をふんだんに使って洗い物をする。

 面白い所だ大町! .



 まぁ,しかし、昭和30年代~40年代はこんなものだった。

 反射式ストーブと湯たんぽあればへっちゃらなのでそれだけを何とかしようか・・。






まるで雪山テント生活・・・水が出ない!

2011-12-26 00:34:33 | 大町暮らし

 24日,7:27の鹿島槍ヶ岳/同蓮華岳


 24日(土),台所の水道管が凍って水が止まってしまった。水の汲み置きも忘れていて完全に水がない生活に陥る。
 あるのは前夜のお茶の残りと、洗い桶にわずかに残った水だけ・・。水なしの食事で何とか凌ぐ・・。
 その夜から降り始めた雪が30cmほど積もる。

 25日(日),朝も昼もわずかなパンを齧って過ごしたが、さすがに何とかしなくてはと穴蔵から這い出す感じで外に出る。

 先ずは4駆なのに力が出ず、雪道では使い物にならなかった軽トラだ。切り替えに不具合かあるのを修理屋のおやっさんが原因を突き止めて修理してくれたが、まだ実践で試してない。
 2駆ではまったく噛まずズルズルと滑るだけだが、4駆に切り替えると30cmの雪をものともせず走りだし、ツルツルの道路でのブレーキテストもOK! これで動けることが分かった

 水道の凍結は立ち上がった水道管に電熱線を巻きつけてその上を発泡スチロールで覆っているのが断線していたらしく、何とかしないとこのまま春まで使えないかも知れないと言う状況。厄介なことだ。

 取りあえずは水タンクを買ってお隣りさんから水10リットルを分けてもらい、お湯を沸かして2日分の洗い物。
 水の使用量を押さえるためにロールペーパーで拭き取ってから洗う。これって雪山のテント生活に似ている。そうだ、食器は洗わず拭くだけでいい。水が足りなくなれば雪を融かせばいいんだった。
 人心地ついて久々のお茶&コーヒー。まさに雪山だ!


 石油ストーブ嫌いだけど昔のストーブは上にやかんを置いて常にお湯を沸かすことができるのでそれで行こう。
 炊事も洗い物もこのお湯たより。湯タンポが役に立ちそうだ。

 こう言う生活は嫌ではないどころかむしろ面白い。 .


冬の移植・・・抜根~開墾~植えつけ

2011-12-03 01:02:54 | あまってら農園

 切り開いた畑に/キヌサヤ・グリーンピースを移植


 半月かかって再開墾した畑にようやくキヌサヤ,グリーンピース,スナックエンドウの苗を植えつけたが、明日にも霜が来れば全滅するかもしれない。 
 活着前に霜が来ると、植えた苗の根が霜柱で持ち上げられ手むき出しになり、枯れてしまう。
それはタマネギも同じだが、タマネギの方はうまく行った。、

 すでに何度か霜が来たこの時期に芽が出たばかりの苗を移植するなど、常軌を逸していると言われても仕方ないのだが・・,
 畑の開墾が間に合わなくて仮播きするしかなくやむを得なかった。


 深く伸びる根


 地上部はわずか3~4cmでも根はその数倍伸びており、全部は掘りきれなくて途中でプツンと切れるものが多い。
 明日,明後日,明々後日と、3日ほど霜が来ず、気温が上がってくれれば活着するかもしれない。ダメなら来春,播種し直すだけのことだ。



 再開墾前の草地/小型耕耘機で耕し

 
 長期間手つかずだった草地を耕耘機で遮二無二耕し、出てくる根を片っ端から掘る。これを何度も繰り返して耕地を徐々に広げる。



 徐々に拡張/大きな根と格闘


 大きな根にぶつかると作業が停滞するが、これをやっつけると一気に進むので達成感がある。


 1m×15m分と1m×10m分の2本を開墾


 まだまだ拡張の余地があるので頑張る。


 豆類三種の植えつけ完了。あとはお天道様まかせだ!