遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

ハウス損壊

2014-02-28 11:42:28 | あまってら農園









 2月14~15日の大雪で、明科矢の沢にある、我がビニールハウスが2つとも潰れて再建不能となり、2005年12月15日完成以来8年2ヶ月で使命を終えた。
 大雪の2日後(17日)にハウスの様子を見に行こうとしたが道路が通れず、運悪くワカンを積んでいなかったので長靴で歩きかけたものの100m程歩いてそれ以上は無理と解って引き返し、道路が開通するのを待って見に行ったところ、2つともあえなく潰れていたもの。
 ひん曲がっているパイプを延ばして使うのはおそらく無理で、使えなくなったパイプは新調したばかりのビニールと共に大きなゴミになる。 







 大雪による県内の農業生産施設被害は5239棟
 14日から続いた記録的な大雪は、長野県内各地で野菜や果樹を育てているビニールハウスが倒壊するなど、農業に打撃を与えている。
 県によると、21日現在、牛舎・鶏舎などの畜産施設を含む農業生産施設で被害が確認されたのは、県内64市町村で5239棟に上り、今後の調査でさらに増える見込みで。全ハウスの1/3が被害に遭ったと推察されるという。
 今後、施設を再建するため、資材の需要が急増することも予想され、農業関係者は不安を募らせている。







 大雪による全国の被害~ビニールハウス損壊は1万4503件~2月21日現在・農水省まとめ~
   毎日新聞 2月24日(月)21時38分配信

 農林水産省は24日、昨年11月以降の大雪による全国の農林水産関係の被害状況(21日現在)をまとめた。農作物の被害は21都府県の計977ヘクタールで、ビニールハウスの損壊は31都道府県で1万4503件に上った。畜産関係では、畜舎の損壊が8県で153件、死んだ家畜の数は7道県で1861羽・頭だった。


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八方尾根

2014-02-26 22:07:56 | 山のあしおと小学校

 八方山荘付近で/白馬三山


 前日に続いてmalmalさんとのスノーハイクに、今日はjun1さんが加わる。前夜nobou 宅に泊まり、今朝はゆっくり出て9時過ぎに八方尾根の駐車場に着き、ゴンドラとリフトを乗り継いで10時頃八方山荘着。




 リフトで1800m地点まで/五竜岳のカッコよさ



 高妻山・乙妻山/鹿島槍ヶ岳


 抜けるような碧空で白馬三山がくっきりと見え、五竜岳,鹿島槍ヶ岳もよく見えているだけでなく、北信の妙高山や高妻.乙妻山,戸隠山から四阿山・根子岳,浅間山から八ヶ岳,南アルプスまでの大展望が欲しいままで、しばらくは山々を眺めてからアイゼンをセットし、邪魔なワカンをデポして10:20発,目の前の八方山を目指して歩き始める。




 八方山を目指す/ボーダー達も


 大半のスキーヤーやボーダーはここから滑り降りて行くが、行く手には転々とスキーやボードを担いで登って行く人達の姿が見え、また後ろから追い越して行く人達も少なくない。ボーダーはスノーシューで、スキーヤーは踵を固定してどんどん登って行く。
 自分は昨日のラッセルの疲れからか体の切れが悪く次々と追い越され、仲間達にも置いて行かれる。まあしかし今日は展望を楽しむのが狙いで、八方池の先辺りまで行ければ充分なので、写真を撮りながらゆっくり追う。




 すり鉢の縁を行く/唐松岳・不帰の険方面はガス

 
 八方山荘(1830m)から上に向かって右手に大きなすり鉢状の窪地があり、中はきれいなカールのようになっている。そのすり鉢の縁を緩やかにカーブしながら登った頂点辺りが八方山(1974m)で、高度差は130m。約800mを30分弱で登って10:47,八方山ケルンに着く。




 五竜岳方面もガス/三山はくっきり

 
 行く手の右側は白馬三山がくっきりと見えており、左手の五竜岳,鹿島槍ヶ岳もよく見えているのだが、唐松岳以南は時々ガスに覆われ、また吹き降ろす強風で巻き上げられる雪煙とで視界が全く閉ざされることがある。
 自分は八方尾根を三山縦走の下山路として利用することはあっても、登りに使うのは40数年ぶりで殆ど記憶がないに等しいのだが、ガスが晴れた時に垣間見る五竜岳の稜線が馬の鬣を思わせて素晴らしいと思ったのを思い出す。
 が、しかしカメラが不調で、AFが使えなくなったりまったくシャッターが落ちなかったり,そして露出補正が効かなくなって肝心の雪山がオーバー気味で飛んでしまう等々,最高の条件に恵まれながらいい写真を望めないのが悔しい。




 天狗の大下り/八方池へ


 10:55,公衆トイレの横を通過し、八方池への登りにかかる辺りから風が一段と強くなる。一昨年2月に爺ヶ岳中央峰に登った時,稜線に出る前にセーターを着るべきだったのをそのまま吹き曝しに出てタイミングを失った苦い経験から、八方ケルンの影に入って風を避けながらヤッケを脱ぎ、素早くセーターを着てその後に備える。
 自分は余程寒いと感じないかぎり厚着しない傾向があるのでしばしば着込むタイミングを失ってしまう。猛烈な風の中で着替えるのは、衣類を持って行かれる恐れがあって反って危険なので、余裕のある時に着込むべきであるが、セーターを着るとやはり暑いし肩が凝る。




 八方池にて/鹿島槍


 再び歩き始めた時、すでに先頭を行く2人は八方池に到達して待っていてくれており、時間的にまだ余裕があったので次のポイントまで行くつもりだろうと思っていたが、展望は充分楽しんだし風は強くなる一方なのでその辺でよかろうと言うことになり、着こんだばかりで拍子抜けしたが、11:38から下山に転じる。




 俯瞰しつつ下山


 11:50~12:05,トイレ小屋の風裏に腰を下ろして昼食。12:11八方山ケルン通過。以下,八方山荘を俯瞰しながら下ってリフトとゴンドラを乗り継ぎ、13:51下山となる。
 ゴンドラとリフト2つを往復すると2800円もかかる。上のリフト2つ分くらいは悠々と歩いて降りられる時間帯ではあった。



 八方山をふり返る/見納めの鹿島槍・五竜
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今季初~黒沢尾根

2014-02-25 13:32:38 | 山行

 黒沢尾根1599mピークから爺・鹿島槍を望む/malmalさんの雪庇踊り


 今季初,遠来の友と黒沢尾根に登る



 林道から爺ヶ岳を仰ぐ/紺碧の空



 林道は広々と/シラカバ&ダケカンバ仲良く…


 近年にない降雪のため 上部リフトは動かず
 林道を歩きながら 秀峰を仰ぐ



 ブナ帯に入る/雪庇を避けて



 1599mピークを目指す/エナガの巡回


 踏み跡なく ワカンをつけてもなお 膝上まで埋まる
 湿った重い雪のラッセルを 小刻みに交代しながら
 1時間半でピークに到達 最も遅い記録となる



 爺ヶ岳中央峰と北峰/晴れぬ鹿島



 あのネズコの向こうまで帰るのだ



 心は残れどエールに留め/辿る雪道果さえ知れず


 爺ヶ岳北峰の 鋭さを凌ぐ 鹿島槍の岩峰は
 終日雲に覆われて 姿を見せず 心を残して下山す




 尾根を下って/渓に迷い込んだ


 ある時は 逆さ落としの斜面を滑り降り
 ある時は デブリの渓に迷い込み

 

妖しの樹影/渓から尾根へ


 長く伸びた木々の影を
 シュプールかと見紛う頃
 押し寄せる冷気

 再び斜面を攀じ登り
 再び滑り降りて
 ようやく見つけた一筋の踏み跡
 辿り着く山小屋に
 響く声の のどかさ



 黄昏迫る頃


 暮れるにはまだ
 幾分間があるようだ
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重連の滝 in 森くら

2014-02-18 22:29:53 | 森のくらしの郷&ぐるったネット

 初めてのかんじき体験で結氷した重連の滝に到達


 森くら(森のくらしの郷)にある重連の滝が結氷していると言うので、カンジキの足慣らしにと出かける。同行者はカンジキはおろか、雪のフィールド体験そのものが初めてと言う中年姉妹。(木偶)
 ※以下,木偶とMZがそれぞれの視点出書く




 ふるさとの山に似た雪道/谷底から見えてきた重連滝


 森くらの入り口に車を停めて森の支配人トモさんのワゴン車に乗り替え、たっぷり積もったガードレールも無い雪道を遊園地のアトラクションさながらに、ダンスのごとくお尻をくねくねと振りながら走って管理棟へ。(項MZ)




 林道を400mほど歩き‥


 初めての森くらはツリーハウスも全て雪の中。小屋の前でカンジキのつけ方の説明を受ける。木偶さんの説明に妹と2人ポカンとしていると、すぐにトモさんが詳しくフォローしてくれた。
 底に下駄の歯のようなものが2つ付いていて爪(ツマ)カンジキと言うらしい。(MZ)




 目的の渓に入る


 まずは軽い傾斜の広い林道を歩く。それでも慣れない私たちには難しい。片方のカンジキで反対のカンジキを踏んでしまうと即、雪の中に顔から突っ込む,先頭がラッセルで疲れたら脇に寄り、道を譲って最後尾に付く等々,基本を習いながら蟹股歩行を続け、少しばかり慣れた頃,目的の滝に向かっての沢歩きとなる。
 ここまで1km以上歩いたかと思ったが、わずか400mだと言う。これでも雪が新しくサラサラと軽いので『歩きやすい』のだそうだ。(MZ)




 左の滝は/ちょっと無理そう‥


 管理棟の200m先に渋沢と言う沢があり、重連の滝は林道を更に100m程歩いた地点からの入渓になる。左岸側を50m程登ると沢が2つに分かれるが、たっぷりとデブリが溜っている右手の沢を見送って左に屈曲し、底の石を越えながらしばらく登ると渓が徐々に右に屈曲しつつ大きく開けて来て、右手の奥に標柱のある滝らしいものが見てくる。(木偶) 

 何処を歩いているのか分からない。所々雪がシャーベット状態になっているので沢そのものを歩いているのだろう。大きな石に積もった雪の上をとにかく進む。(夏場はどうなっているのだろう?)
 登る時はカンジキのワッカの前を付き立て雪を踏み込み、下る時は後ろに重心をかけて歩く‥等と、だんだんに要領を覚える。(MZ) 




 見えてきた2段滝~この上にも沢山の滝があるそうな‥


 遠めに滝らしいものが見えてから滝まで、距離はいくらもないのだが傾斜がきつくて容易には滝下に辿りつけそうにない。時折右手の斜面からパウダーに近い新雪がサラサラッと滑るように落ちてくるのが不気味で、チラリと見えた所でやめてしまいたい気持ちを奮い立たせて徐々に高度を稼ぐ。
 滝の両側の斜面は急傾斜だが、滝下一帯は左右に広く安定しており、その位置にいる限りは安全なので右手に寄りすぎないように高度を詰める。
 正面に大きな一枚岩があって、その左側と右側に氷瀑と言うほどではないが結氷した滝があった。
 右奥のそれは手前に張り出した岩が滝の右半分を隠しており、その岩の下を廻りこまないと滝の全体像を見ることが出来ない。その張り出した岩と山肌の間から雪が滑り落ちてくるのを横目に見ながら、素早く廻りこんで滝の直下に出る。 滝つぼのある面まではなお数mの高度を残すがそこでやめて早々に写真を撮り、後続の2人に早く登って来るよう促す(木偶)







 目的の凍った滝の前まで辿り着いたがなかなか直下までは近寄れない。やっと撮影スポットに近づいた時には『早く降りろ』のコールだ。
 急いで滝だけ携帯に納め、次ぎにカメラを取り出そうにもリュックの中で取り出せず、手袋はずぶぬれ,手は悴んで動作もままならない。(MZ)

 モタモタしている2人を早く降ろしたかったのでサッサと先に降りて振り返るも動きがなく、やきもきしているとやっと動き始めたが遅々として進まない。その時、滝の右奥からかなりの量の雪が落ちて来て雪煙が上がり、一瞬,姉の姿が見えなくなった。
 大声で呼びかけたが返事がなく、『返事をしろッ』と怒鳴ると『ハァーイ』とのんびりした答えが返って来てホッとする。肝を冷やした。(木偶)

 妹のスマートフォンで撮り合いをして,そそくさと下り始めた頃、妹の『あっ雪崩!!』という声。振り返る間もなく最初に軽い雪が降りかかって来てだんだん量が増す。まるで雪の滝の中に居る気分だ。棒立ちになったままなすすべが無い。(MZ) 



 早く降りてくれぇ~


 足場が悪く深い雪の中、カンジキをつけて素早く横に飛び出すことなど不可能だ。時間にして僅か数秒だと思うが自分が考えたことは‥,
 このまま雪が止まらなかったら自分はどうなる? この場合、立ってかわすべきか座るべきか、自分の体が埋もれることを考えて少しでも上に体を出しておくべきだろう‥等々と、覚悟とも言えない観念をしたが幸い雪はすぐに止まってくれホッとする。
 下から見ていた2人にどう見えたのかは分からないが写真でも撮ってくれたら良かったのに~って、まず無理だよね。(MZ)

 何んとノー天気なことを! (木偶)




 ツリーハウスでポーズ



 管理棟で一休み/森くらの主人=森の支配人のトモさん


 森くらに帰る最後の坂を滑って下りてツリーハウスで記念写真を撮り、小屋の中に入って暖をとる。小屋なのか何なのか分からないが中は真っ暗、ランタンがあってもほとんど見えない。
 ロフトらしい場所があって、台所があって、そこいら中にランプやヤッケがぶら下がっている。ここがトモさんの活動拠点なのだろうか‥。(MZ)




 ランタンの灯りの下で 温かいコーヒーが何よりのご馳走/ストーブが暖かい

 

 牡蠣を焼いてくれる木偶さん/『紅茶はまだか~』とたぶん言っている。

 
 子ども1人を含め数人の人がいたがすぐに帰ってしまった。座って妹と2人コーヒーを飲みながら、昔、父の炭焼き小屋にいた頃を思い出す。木偶さんが焼いてくれた牡蠣2つを美味しくいただく。(MZ)
 
 長靴にワカン,防水性のない薄物のヤッケを着てスパッツをつけずに歩いたので長靴に雪が入り中が水びたし。ヤッケもぐしょぬれて下着代わりのシャツまでぬれてしまったので、セーターを直接着る。靴下ナシで少々寒い。
 姉妹が土産に持って来てくれた殻つきのでっかい牡蠣を焼いて食べてもらっているうちに乾き、暖まって候(木偶)




 17:17 仲良く記念撮影

  
 最後に小屋の前で他のお客さんと一緒に記念撮影し、あの尻振りダンスみたいな走りで、今雪崩れたばかりと言う1m程のデブリをラッセル車のごとく突き抜けて無事帰還。(MZ)

 当初の予定では、明日黒沢尾根に案内する予定だったが、前日に降った雪が大量で、初心者を伴って1人でラッセルするのは難儀なので『おひさま』の舞台にもなった中山高原のワカンハイクに切り替える。(木偶)

コメント (2)
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久々の大雪

2014-02-15 17:01:48 | 大町暮らし

 大町転居後,3シーズン目にして初の大雪/愛車『鞍馬天狗』もすっぽり埋まった


 前日昼過ぎから降り始めた雪は、夜半から朝まで降り続き、大町に移住して以来最高の積雪となった。積雪量は先週土曜日の2倍ほどで、雪かきしなければ1歩も進めない状態。まずは水道栓を開栓するための除雪から‥。




 1人分の通路をつくる/水道栓発見!



 開栓~水が出た!


 幅広の雪かき用スコップで1人通れるほどの通路をつくり、水道栓を掘り出して開栓。今朝は-3℃と大雪の割には気温が高く、台所でストーブを点けて炊事をしている間に-2℃となり、勢いよく水が出た。




 30m先の町道に向かって通路をつくる


 次いで30m先の町道まで通路をつくる。積雪は60cmあまりで、1ヶ所の雪を4回掘ってようやく地面に到達する深さ。これを数十回繰り返して何とか道路までの通路を確保。




 お隣さんのブルが助っ人



 アッと言う間に除雪完了/車周りを除雪


 1本の通路を広げて軽トラが通れるほどに広げる作業に取りかかった矢先、見かねたお隣さんのブルが助っ人に! 3時間の作業を覚悟していたのがわずか10分足らずで終って大助かり。




 積雪約60cm/蒼い雪


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アッと言う間の3時間~鹿島・大谷原かんじきハイク

2014-02-02 15:54:25 | 山のあしおと小学校

 30mを一気滑り降り/雪原出旗奪い


 大町ぐるったネットワークのカンジキハイキング




 鹿島・大谷原駐車場/カンジキをつける


 生憎の雨模様にもめげず
 30名が鹿島・大谷原駐車場に集結



 出発/どこを歩くも自由ナノダ


 全員が初体験となるカンジキをつけ
 鹿島川沿いの林道や疎林の中を
 自由に歩くスノーハイクを楽しむ




 リスがいたッ!/サルの食痕


 樹木の冬の姿や
 動物たちの生活痕を観察しながら




 広い河原で雪遊び/宝探し



 鹿島明神旗争奪戦


 ゆっくり歩いて河原の広い雪原へ
 宝探しや旗奪いに興じて折り返し




 河川公園は/鹿島槍ヶ岳の登山口





 尻セード体験



 豪快 爽快 もういっかい!


 最後は落差30mの斜面を
 一気に滑り降りる尻セード



 また来てネッ!


 アッという間の3時間・・・デシタ
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