遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

メロンじゃなく カボチャ

2017-01-28 11:27:17 | 喰う寝る○太

 メロンを思わせる色/ハート型


友人宅の庭木を手入れした時に 
お金じゃなく野菜を下さいと
頂いた大きなカボチャを1/4カット
一瞬メロンに見える色合い
こんなきれいなの 見たことない‼
残る側がハートの形になった



 煮つけ/朝食


一口大に切って 皮も一緒に煮る‥‥甘い‼
種を抜いた綿は味噌汁の具に~ちょっと苦みがある

今日の朝食は‥
ブリの照り焼き カボチャの煮つけ
ゴボウのキンピラ ダイコン皮の炒め煮
おでん カボチャの綿の味噌汁




 種を煎る/皮の色もきれい


種をフライパンで煎ってみたが
食べ方が分からん
一個一個 中の実を取りだすんじゃろか‥?
面倒くさいので 殻ごと食ってみた
ペッペッ だった

けれど この立派な種を捨てるの勿体ない
やっぱり 1粒づつ食べるのかな‥?

スモークサーモン完成

2016-12-17 07:59:10 | 喰う寝る○太

 ひとまず完成

 12月13日。
 電熱器をサケから遠ざけるためにスモーカー2号を改造し、夕方からブナのウッドで温燻開始。温度計を下の網の位置に差し込んで20℃をキープする。3時間後に25℃を越えて30℃近くなったのでそこで電熱器を切り、燻煙もストップ。ブナを使ったせいか、少し色が濃くなりすぎた。

12月14日
 燻製の仕上がり具合を見るために、砂糖使用の1本を切って見ると、皮の側に熱が入っていなくてやや生っぽかったが、身の方は熱の入りも塩加減も丁度よかった。皮を下にしてもう一度温度を空けるかどうか迷い、そのまま常温で1日寝かせる。



 燻製終了

12月15日
 一番大きなサケの仕上がり具合を確かめるため、切って味見して見ると生っぽいところはなく、ほぼうまくできていたのでこちらはこれで終了とし、生っぽさのあるものだけを、皮を下にして最後の温燻開始。20~25℃くらいの温度をかけ(約1時間半)、程ほどのところでやめて燻製は終了とする。
 味は上々。一部は冷凍保存し、他はラップをして冷蔵庫で保管する。

温燻再開

2016-12-12 07:52:42 | 喰う寝る○太

 上4枚,下3枚~皮と身をひっくり返して身を下にしてみた。

 12月12日
 2日間、桜とブナのウッドで冷燻し、3回目の今日は温度をかけながら燻すことにして、温燻用のスモーカーをつくる。 



 温燻用スモーカー/温度計(上の温度しか計れない)

 段ボール箱を2段重ねして間を切り取り、バーベキュー網(大)を挟む。更に上の箱の上部に網(中)を固定し、それぞれにサケを横たえる。下の部屋には300wの電熱器を置く。



 上の網に4枚/18時温燻開始

 上の箱に4枚並べたがちょっと狭い。下は3枚だがサケが大きくてこちらもギリギリ。電熱器の上に卵焼きの鍋を置き、その中でチップ(桜)を燻すつもりだったが、電熱器の熱では火がつかず、ウッドを使って燻す。
 台所の窓、玄関の戸を開け、換気扇を廻しっ放し。



 失敗‼

 早すぎた。一部の身が網にくっついて剥がれた。上の温度が低く、下が高いので上下を入れ替える。下の温度が高すぎて蒸し焼きになったかもしれない。
 温燻に入るのが早すぎたかも‥。





やっと燻煙開始

2016-12-10 18:56:03 | 喰う寝る○太

 12月10日16時,燻煙開始

 サケを吊るすフックをつくったり スモーカーをつくったりで
 1日空いて10日16時からやっと燻煙開始
 大き目の段ボール箱を調達したが 5㎏の大物にはギリギリの高さだった



 スモークの資材/フックをつくる

 ステンレスの番線でフックをつくろうとしたら ペンチでは切れず
 朝を待って 番線切りを買いに走る

 サケの皮は強いので
 鋭く尖らせた番線でも 容易には突き刺さらず
 代わりに 指を突きさしたり・・



 助手席に移動~窮屈

 燻煙1時間後
 キュルキュルっと鳴って『火事です‼ 火事です‼』
 そりゃあ鳴りますヮ もうもうの煙だもの

 慌てて外に運び出し 助手席に落ち着く



 燻煙は10時間だが スモークウッドは4時間しか持たない
 1回に2本も使ってられないから 燃え尽きたらストップだヮ

10年ぶり,スモークサーモン

2016-12-06 12:25:23 | 喰う寝る○太
 12月2日;燻製づくり1日目

 12月2日13時:これからサケ5尾を捌く/14時:3枚におろした一片

 12月1日に能生川の簗場で買ったサケを捌く。3㎏から5㎏のサケ5本を三枚に下ろすための俎板がなく、代わりのものを探すと、丁度シンクを覆う大きさの5mm厚ベニヤ板が見つかり、この上で捌く。
 頭を落として内臓を処理する度に血を洗い、ぬれた板を拭いて三枚に下ろす。相手が大きいので1本づつこれを繰り返すため、5枚の布巾と大量のペーパータオルを使う。
 飛び散る血や水で床がぬれたまま、出刃包丁を使うのは危険極まりないので、こまめに雑巾で拭き取りながらの作業で、4時間あまりかかって処理完了。10枚のサケの片身はラップで包んで、ひとまず冷蔵庫で締める。
 頭と中落ち、砂ずり(剥き身)は10%の塩水5ℓを沸騰させて冷めるのを待ち、夜半に漬けこむ。



 2日19時頃から一夜干しネットで風乾開始

 夕方まで冷蔵庫で締めたサケは、日が落ちるのを待って一夜干しネットに移し、朝まで風乾する。並行して塩漬け用のソミュール液5ℓ✕2(三温糖とラカント使用)をつくり、朝まで冷ます。
 ネコの襲撃に備えて不寝番するつもりで、時々ウトウトしながらも明け方まで書きものなどして頑張る。
 5時過ぎに最終チェックした時、満天の星空に春の大曲線,乙女座のスピカのすぐ近くにひときわ明るい木星を見る。



12月3日;燻製づくり2日目

 12月3日;部屋で乾燥約10時間/中落ち・砂ずりを干す

 頭も

 明け方、最後の点検で安心して眠り込み、起きると朝日が燦々とサケネットに降り注いでいた。急いて部屋に取り込み、1つはネットのまま部屋に吊るす~と言っても狭い家で吊るす場所が無い。もう1つの方はまな板に並べてそのまま乾燥を続ける。



 3日18時:塩漬け開始~段ボール箱に70ℓビニール袋使用

 18時から三温糖使用のソミュール液に2本分4枚を浸け込み開始。ピチットシートがあれば10時間だが、ないので18時間後、明日の12時まで。ラカント使用のソミュール液には3時間遅れで3本6枚を漬け込む。
 ゆったり浸ける大きさのパットがないので、70ℓのビニール袋を二重にして段ボール箱に入れ、その中に浸ける。



12月4日;燻製づくり3日目

 塩漬け18時間-塩抜き3~4時間-再浸け込み2時間-部屋(夜間)で常温乾燥(翌朝9時まで)

 昼まで待って塩漬けを止め、引き上げて味を見るとあまりにもしょっぱかったので塩抜きすることにして水に晒す(13時と14時から)。
 14時から仕事に出て18時前に帰り、味を見ると今度は塩が抜けすぎていた。長くても2時間以内に留めるべきだった。
 再度漬け込み、2時間後に引き上げて俎板の上に並べ、夜間常温で朝まで乾燥させる。



12月5日;燻製づくり4日目

 5日20時:部屋と冷蔵庫24時間乾燥した後/同,一夜干しネットで朝まで風乾

 5日9時まで部屋干しし、日中はペーパータオルで包んで冷蔵庫に収納。20時過ぎから一夜干しネットで夜間の風乾にかける。



12月6日;燻製づくり5日目

 12月6日9時過ぎ:雨のため、ネット干しから部屋干しに切り替える。

 昨夜も不寝番しながら半分はウトウトして過ごす。物音がよく聞こえるよう部屋の戸を開けていたがそれ程寒くはなかった。
 5時半にチェックに出ると2時間前の星空から一転して雨が降り始め、すぐに部屋に取り込む。塩漬けが終わっているので、このまま部屋干ししても構わないし、次の行程に進んでもいいのだが、もう1日乾燥させたい。
 冷蔵庫に収納してもいいのだが、ペーパータオルで覆うと、ペーパーを取る時にくっついた身を一緒に剥ぎ取ってしまうのが気に入らない。
 がしかし雨が上がって気温が上がって来た。どうしよう‥!?

 等と、一喜一憂しながら、その過程を楽しむのが燻製づくりである。簡単な燻製づくりなどつまらない。


 朝食に干していた砂ずりを焼いてみた。まだなま乾きでそのまま食べるには味わいがなく、焼いた方が美味しいが、捌いた時に焼いた生のものとは全然違う味になっていた。
 サケは生のままでは美味しくも何ともなく、塩漬けすることによってこそ味わいが出る。市販の塩サケと比べて見ると、自分がつくった10%の塩鮭に負けないくらいにしょっぱかった。10%は相当な辛さではある。

 一方、皮は焼いても噛み切れなかった。サケトバの皮も辛抱強く噛んでいれば食べられるが、焼くならもう少し焼いた方がいいだろう。

 サケの皮は鞣して靴にするくらい強靭である。サケトバの皮はスルメのようにくっちゃくちゃと噛んで噛んで味わう。塩鮭であっても、サケの皮を残すナンテ信じられない


 最後のネット風乾

 6日17時
 結局この日は部屋干しのみとしたが、夕方から急激に気温が下がり始めたので日没と同時にネットに移し、最後の風乾を始める。猫がうろついてはいるが手出しはできないようだ。




 13時からオイル漬け~大きなミスをした

12月7日;燻製づくり6日目
 時頃風乾を終え、部屋に移す。もう少々日が当たっても心配ないほどに乾き、表面があめ色になって来た。
 13時からオイル漬け。サケトバ用にラカント使用のメス枚と3枚を選び、ラカント使用のオス3枚と砂糖使用のオス4枚をオイル漬けする。別々にオイル漬けするかどうか散々迷ったが、油が足りないので砂糖使用の4枚の上にラカント使用の3枚を乗せて一緒にオイル漬けした。これが致命的なミスになった。



 サケトバづくり

 次いで14時からサケトバづくりにかかる。出刃包丁で縦に2㎝幅で切り、これを竹串にさして吊るす。これが結構手間を食い、大小2枚分を吊るすのに2時間かかって中断。残り1枚はネットで保管する。
 様子を見ながら1週間くらい干してみよう。


 2日から干しっぱなしの砂ずりを焼かずにそのまま食べてみると、やや生臭みがあるもののネットリとして深い味わいになっていた。ただ塩抜きしていないのでしょっぱい。
 ※塩分濃度:500÷5500✕100≒9.1%

3年ぶり ハバネロ ジョロキアのサルサソース

2016-09-25 11:18:01 | 喰う寝る○太



 3年ぶりにハバネロ ジョロキアが採れ サルサソースをつくる



 大玉トマト数個+ミニトマト100個超

 生トマトは大玉が数個しかなく ミニトマト100個でカバー





 ぐらぐらの湯に数分浸して湯剥きし 蔕を手でちぎり取る
 これを煮込んで大ザルに上げ 木べらで裏ごしするもうまく潰れず ジューサーを使う





 ほんの数秒で粉砕 改めて裏ごしし 滑らかなピューレができる ひとまず瓶に詰めて保冷








 次に赤タマネギのみじん切り 今年は赤タマネギの栽培に失敗して小玉ばかりだった
 スライスし 縦・横に包丁を送って切る
 辛コショウ2本も種を抜いて微塵切り







 最後にハバネロ・ジョロキア 手袋をせず 素手で作業してみた

 蔕を落として種を繰り抜こうとしたがうまくいかず 2つ割りにしてスライス後みじん切り
 刺激が鼻に来るが大したことはない。

 が、ジョロキアになると状況は一変 強い刺激が鼻を襲い しきりに水っ洟が出る
 それでも作業に支障はなかったが うっかり左手で瞼に触ったのがいけなかった
 瞼が焼けるように熱くなり 目が開けられない

 片目では距離感がつかめず 細かな作業ができる訳がない
 それを勘でカバーしながら何とか切ろうとしたが 無理な話しで
 左目はが明くまで30分以上の中断となる

 調理具を洗い 最後に石鹸で2回手を洗って 指先を舐めて見たらまだ辛かった
 目は開いたが すべての作業を終えた頃から 両手がひりひりし始める







 この後 ケチャップ 酢 塩・胡椒で味を調える 
 刻んだ赤タマネギ 辛コショウ ハバネロ・ジョロキアと
トマトピューレ ケチャップ 酢 塩・コショウを合わせる


 手の平に1滴乗せて舐めて見たが かなり強烈
 トマトピューレとケチャップを追加してやや辛さが緩和
 加熱していないので フルーティーでさわやかだ
 ハチミツを加えた方は さらに口当たりがソフトになる



 素手で処理したため まる一日経ってもまだ手指が痛いし 瞼をこすると 目が開かなくなる
 荒れた胃には 刺激が強すぎるかも知れないレベル・10 
 タバスコ等物の数ではないが ただ辛いのではなく 味のシンフォニーが楽しい

 生ものなので ジップロックに詰めて冷凍保存し終了

 まだまだいっぱいあるハバネロ・ジョロキアは 希望者に無料贈呈!!

 編集・未完

豪快に イノシシカレー・タコの卵入り

2016-01-24 17:53:20 | 喰う寝る○太


 このところ野菜が足りていないので、繊維たっぷりのサツマイモとジャガイモを茹でた。




 せっかくなのでカレーにしようと思いついてバリ辛カレーのルーを入れる。



 
 自作のトマト水煮と市販の水煮大豆を加え、ついでにタコの卵を入れる等々、手あたり次第だ。




 やっぱり肉が欲しいので、スープをつくったイノシシの骨+肉をぶっこんで、豪快なシシカレー🍛となった。

カチグリをつくって見る

2015-10-08 14:58:57 | 喰う寝る○太

 シバグリを糸に通して/軒下に吊るす


 大峰高原で拾ったシバグリ約250個を茹でて糸を通し、数珠つなぎにして軒下に吊るす。



 ツール/一連に50個のシバグリ


 太目の縫い針に1.5号ラインをつけて栗の実を貫き、次々と重ねて50個で1連とした。縫い針を突き通すのには指ぬきが欲しいところ。針を引き抜くにはニッパーが要る。

 ゆでたてなら楽に糸を通すことが出来るかもしれない。






 日光に当てて干すのがよいのか陰干しヶいいのかわからないが、風通しがよくないと黴が湧くのではないかと思う。外観は乾いていても中は黴‥では徒労に終わる。

 こんなやり方でいいのかどうか‥,如何‥?

ゴンピラ

2015-10-08 14:32:24 | 喰う寝る○太

 ゴンピラ完成/ナラタケの味噌汁


 野菜が高騰していると言う割にはハスが安かったので少量買い、ついでにゴボウ少々とニンジンを買う。ここまで来ればコンニャクを買い、平郡で頂いたサツマイモを加えて5根のキンピラである。



 ゴボウはささがき~太さ色々/ハスはスライサー



 ニンジン3本・ムラサキイモ2個は千切り~不均一もお構いなし



 板コンニャクを切る~細目・中太・太め様々/シメジ
 


 別々に炒める/ニンジンたっぷり



 ムラサキイモ鮮やか/ハス・サツマイモの皮も利用



 コンニャクは乾煎り/鶏皮を炒める



 ゴボウ、ハス、ニンジン、サツマイモ、コンニャクとシメジそれぞれをゴマ油で炒める。ゴマ油が切れたので途中からオリーブオイル。更に鶏皮を炒める~と言うより鶏皮から出るたっぷりの脂で鶏皮を揚げる。
 これら全部を合わせて、ゴマ油、オリーブ油、鶏脂たっぷりの5根のキンピラとなる。




 フライパンに入りきらず/中鍋に変更



 小分けしてさらに炒める


 それぞれを合わせるとフライパンに入りきらず、中鍋に移してラカント少々と醤油で味つけ。これを小分けしてフライパンで炒め直し、なじませて再び合わせ完成。

 食感・味ともになじまずバラバラでハーモニー無し。まぁはじめはこんなものだろう。何度か炒め直したり味を調えているうちになじんでくればよし。なじまなくてもよし。
 ギットギトと言うほどではないが脂たっぷりで体にいいのか悪いのか、そんなことは知らん。ただ5~6食分の総菜をつくりおきして植物繊維をたっぷり摂りたいだけである。

ハモの骨切り・ウリボウ解体・ナメロウづくり~包丁な一日

2015-09-15 19:15:04 | 喰う寝る○太

 ハモの骨切り~割とうまく行った/イノシシ解体



 朝っぱらからイノシシの仔が持ち込まれて解体を任された。出来なければゴミとして廃棄する~と言うのでは死んだウリボウも浮かばれないだろうと思って初挑戦。
鹿の解体に一度参加した経験とアイガモ・鶏の体験しかなくイノシシは初めて。鹿の時と同じく皮に包丁を入れ、前肢の関節周りから始めて関節を切り離したが、アイガモのように手羽をもって剥ぎ取ると言う訳には行かず、筋肉のつき方がよく分からないので切り取るしかなく、無駄肉を出したがやむを得ない。同じ要領で四肢を全部外し、次に背骨に沿って長い肉を切り取る。これで主な肉は終わり。




 背ロース?と肋骨/ウリボウ君


 丸太になったところで全部の皮を剥がし、首の辺りから腹腔に包丁を入れて内臓を傷つけないようにそっくり引っ張り出す。特に消化器を破らないように細心の注意を払い、肛門周辺の筋肉を切り取って腹腔を空にする。うまく行ったが内臓の量がものすごい。子どもだけに標本にしたいようなきれいな内臓が解剖図の通りにきちんと詰まっていた。
肋骨は背骨とのつけ根を手で強く押して折り、包丁で切り放す。肋骨についている肉を削いで焼いてみたが美味しくなかった。
剥ぎ取った皮、頭、四肢の足先は指示通り穴を掘って埋める。




 包丁の管理悪い/


 午後、Kojiさんから『ハモの骨切りをするなら生簀に3尾いる』から好きに使えと言われて一挙に3尾捌く。
1尾目は内臓をそのままに目打ちして長いままで3枚に下ろす。80㎝くらいあるのでまな板からはみ出て扱いにくく、しかも切った後で内臓を取り除くのに苦労した。
2尾目は頭と内臓を先に処理し、長い体を4つに切って1つづつを3枚に下ろす。目打ちしないのでぬめりで滑るが、よくよくぬめりを拭き取って下ろせばこちらの方がやりやすいので3尾目も同じにする。
1つ分からないのは内臓に接している部分とあばら骨をどう取るかと言う点。普通の魚はあばらごと背骨から切り放した片身のあばらに沿って出来るだけ薄く削ぎ取るが、何しろ長いのと柔らかいので難しく、小刻みに骨を削いで行くしかない。
3枚に下ろす時にあばら骨の根っこを切るのでなく骨に沿って下ろして行く方法があるのだろうか‥? しかしこれは難しくて肉を無駄にしてしまいそうだ。一つの行程としてでなく、別々の行程として1つ1つ決まりをつけて行くのが本来であろう。
次に骨切り‥。前回は柳葉を持ってきていなかったので出刃で骨切りまでやったが、出刃は刃の肉が厚いので3mm間隔とはいかず、しかも重いので肉を潰してしまった。その点柳葉は刃が薄くてスッとよく通り、きれいに切れる。







皮のすぐ内側にある骨を切る時、重い出刃では力の加減が難しくて皮まで切ってしまうのを怖れるため、逆に骨が完全には切れないことがある。この点、細くて長く刃の薄い柳葉では軽く押して皮だけを残して切ることが出来る。
ハモは首に近い方は身が厚く、骨も少なくて切りやすいが、尻尾の方に行くと身が薄くて骨が多く難しい。その割に味が落ちる。
3尾のうちの小1尾の半分を湯ぶきして酢味噌で、半分はかば焼きにして食べる。どちらも美味。長いまま裂いたハモは骨切りがやや甘かった。









 夜は前夜釣ったアジ4尾の3枚下ろしをたたいてナメロウをつくる。下ろしたアジは大葉と一緒に細く切り刻み、味噌を加えて包丁で叩いてとろみを出す。これを大葉に乗せて上からも大葉で覆って挟む。うまく行った。絶品である。焼けばサンガ焼きである。

キツネの美味しい食べ方

2015-04-14 07:13:29 | 喰う寝る○太

キツネの頭の骨を捌いて素揚げにし/骨についている肉を外す


キツネを捌いて頭を兜割りし、いくつかに分けて素揚げ。その兜割りした頭の片側を食す。

魚の肉で一番おいしいのは刺身になる部分だと思われているかもしれないが、それは違う。
一番美味しいのは骨周り~特に頭の骨の周辺なのだ。




まず目の周辺の皮をめくり、ほっぺたに当たる鰓蓋の肉を外す。頭(顔)の中では一番大きな肉である。


次いで目のすぐ後ろにある肉を外すと眼窩と思われる位置にある大きな肉が現れる。


その肉を取り外すとポッカリと大きな空洞ができる。キツネは目が小さいのでこれは眼窩ではないかもしれない。
かといって脳室でもないようで本当のところは分からない。
脳室は鼻腔のすぐ後ろにあって柔らかい豆腐のような脳を取り出すことが出来るが、キツネは脳が小さいので無視。

これで顔面側の大きな肉はほぼ取り終える。




原型をとどめなくなった


V字型になっている下顎の骨の間の肉を外す等、細かなせせり肉を取ると頭はバラバラになる。
骨に着いているコラーゲンたっぷりの皮も美味しい。



骨までしゃぶって/残さずつくす


 残さず食べつくすのがもらった命に対する礼儀・・.と言うより、本当はここが一番おいしいのだ。

 この骨に熱いお茶をかけてお茶漬け~骨スープ。
 残った骨はもう一度揚げるなり、レンジチンして骨せんべいにする等々‥。



キツネ:北陸~北越地方の日本海で捕れる底生魚で、正式名称はタナカゲンゲ。
北陸~越後辺りではキツネだが山陰ではババアと呼ばれる。知る人ぞ知る珍魚で市場に出ることはなかったのが、近年人気が出て一般の人にも知られるようになり、名前もばばちゃんと改められたと言う経緯もある。

目 : スズキ目 Perciformes
亜目 : ゲンゲ亜目 Zoarcoidei
科 : ゲンゲ科 Zoarcidae
属 : マユガジ属 Lycodes
種 : タナカゲンゲ L. tanakae
学名:Lycodes tanakae Jordan & Thompson, 1914


タクアン漬け込み

2014-12-16 11:38:26 | 喰う寝る○太

 ダイコン75㎏漬けこみ


 『く』の字に曲がる程度に干した八州ダイコン約59kgと、カタダイコン10kg、ビタミン大根約6kg、合せて75㎏の漬けこみ完了。10kgの糠に対して1kgの塩はやや塩甘かも知れないので冷蔵庫に保存しておいた去年の糠床を混ぜる。
 去年より2週間遅れの漬けこみで、1か月後には食べられる見通し。



 米ぬかを調合/角樽にぴっちり並べる


 米糠10kgに塩1kg、ザラメ糖1kg、黒糖600g、昆布、柿の皮、タカノツメを調合し、75ℓの角樽にきっちり並べて糠を掛け、これを繰り返す。
 45kg漬けたところで角樽が満杯になり、一番上に米糠を乗せられないので、20ℓタンク満タン×2=40kgの重石をして沈み込むのを待つことにする。




 2つ目の樽~八州・カタダイコン・ビタミン大根/下漬けカタダイコン~塩6%


 残った八州14㎏と干したカタダイコン10kg、ビタミン大根約6kgは2つ目の樽に漬けこみ、20kgの重石。糠が足りなくなったので5kgを追加調合(塩1kg、ザラメ糖1kg、黒糖500g、昆布,タカノツメ)し、20kgの重石をかける。

 これとは別にカタダイコンの漬け方をFBのお仲間に教わって甘酢づけと粕漬けにする。甘酢漬けは数日のうちにも食べられそう。

 これでダイコン約90kgの漬け込みがすべて終了。



山頂ブイヤベース&ポトフ

2014-11-04 11:45:11 | 喰う寝る○太

 2年ぶり,山頂ブイヤベース/大鍋担いで出発~まるまるさん


 山頂に大鍋を担ぎ上げ 年に一度だけ開店 
 キッチン・ノメル・デク・エルデ
 新潟MX山岳会恒例の米山鍋合宿は
 2年ぶりブイヤベース&初登場ポトフ



 大タラ2尾 カナガシラ10尾 アサリ30粒,赤エビ10尾‥/ニンニク タマネギトマト ジャガイモ ブロッコリー   


 能生で買い求めた 大タラ2尾 カナガシラ10尾 アサリ30粒,赤エビ10尾
 あまってら農園の ニンニク タマネギ 
 安曇野産の トマト ジャガイモ ブロッコリー




 ニンニク・玉枝義&魚のアラ・エビの頭ヲ炒めて/スープを取る


 たっぷりのオリーブオイルで ニンニク タマネギ 
 魚のアラ エビの頭 炒めてスープ







 ニンニク タマネギ セロリ 炒めてスープ 塩 コショウを投入
 タラ カナガシラ サフラン ローリエ フェンネル ブーケガルニ タカノツメ




 ニンニク タマネギ セロリ‥炒め/魚のアラのスープを投入


 込むこと二十数分 ぐつぐつがぐちゃぐちゃになったら
 アサリの白ワイン蒸し 赤エビ パセリ‥




 こちらはポトフ!/こっちポトフ、あっちブイヤベ


 並行してポトフも完成 
 ブイヤベースとポトフ~2大鍋の競演
 7人で食べきれるや!?




 外は風雨、中はポカポカ/MX山岳会のパフォーマンス


 強風 濃霧 雨 アラレ 嵐の夜ながら
 心・体ポカポカ 米山の一夜 デシタ
 



 頂上へ残り600m/久々に担いだ25㎏



 新潟MX山岳会の面々/雨・アラレの中,下山へ

ぎりぎりセーフの土用干し

2014-08-06 11:05:59 | 喰う寝る○太

 上:6月11日漬け込みの梅/下:7月6日漬け込みの梅


 6月8日・11日(上)と7月6日(下)に漬けこんだ梅の土用干し。
 今年の土用の入りは7月20日で、夏の土用の期間は平均して18.82日なので、今日8月6日までが土用で、ギリギリセーフの土用干しと言うことになる。


 写真は6月11日漬け込みの梅と7月6日漬け込みの梅で、両者に約1ヶ月の差があるのが梅の色に現れているものと思われる。食べてみると先に漬けた方が塩が馴染んで甘味があるのに比して、後の方は塩っぱさが際立つ。








 前者ははじめ5%で漬けたが、カビが浮いてきたてたので途中で1%追加。それでも梅酢が濁って来たので更にもう1%追加して結果的には7%となった上にホワイトリカーを少量投入した。
 梅10㎏に対して30㎏の重石をかけて一気に梅酢を上げ(その後は10㎏に落とす)たので、はじめの荷重で潰れウメが出るのもやむなしとする。


 後者は5%を諦めてはじめから8%にしたところ、カビはごくわずかだった。荷重を2倍程度にした分梅酢がやや少なく、梅自体も塩気が勝ってねっとり感が少ない感じがする。

 前者の梅酢は5ℓほど採れた。出来れば加熱は避けたいところだが、濁ってしまったので水きりネットで数回濾して煮沸し、梅酒用の8ℓ瓶で時間をかけて沈殿させることにした。
 後者(5ℓ)はカビの影響は殆どなかったので、塩もみして置いた紫蘇を入れてそのまま梅酒用の瓶に保存。
 土用干しが終った時点で梅と合わせるが、梅はヒタヒタに浸かる程度でいいので、残りは柴漬け等の調味液として使う。

 梅酢は何にでも使える最高の調味液ナノダ!!

煮梅完成~、梅干し、ブランデー漬け、梅サワーも・・

2014-07-14 02:59:47 | 喰う寝る○太

 煮梅完成~上はラカント,下はテンサイ糖を使用



 同瓶詰/完成時


 梅1kgをゆっくり時間をかけてとろりと煮る煮梅が完成
 
 ラカント500gとテンサイ糖500gで2通りつくって見た。テンサイ糖は砂糖そのものにアクがあってねっとりした仕上がりになる。一方、ラカントは精製してあるのかアクは殆どなく透明できれいなシロップになった。

                                                                                                                                                                  
 竹串で穴を空けてアク抜き/とろ火でじっくり煮る


 竹串で20個くらい穴を空け、たっぷりの水に数時間浸してアクを抜た後、とろ火でじっくり煮る。沸騰させると破れるので静かに煮る(2~3時間)。~うっかり煮すぎて少し破れてしまった…。





 煮汁を切ってラカントと砂糖をかけ、一晩置くと/こうなる


 細い水流を加えながら更に数時間アク抜きした後、水を切って砂糖(orラカント)をかけ、一晩置くと砂糖(ラカント)が融けてシロップになる。これを火にかけて沸騰させないよう静かに2~3時間煮る…,シロップが半量くらいになるまで煮詰めたら火を止めて煮沸消毒した保存瓶にシロップと一緒に詰める。

 今回は黄色く柔らかくなった梅を使ったが、煮梅は皮が破れやすいので本来は青梅を使う。沸騰させないように慎重の上にも慎重を重ねて扱っても何割かは破れるが、破れても味は絶品で、煮物と言うより梅を使ったお菓子である。




 不思議な結晶


 梅の料理はホーロー鍋を使うのが決まり事だが1つしかないのでやむなくステンレスの鍋を使ったところ、シロップを保存瓶に移した後のステンレス鍋に奇妙な結晶の模様ができた。多分、ラカントの成分の何かとステンレスが反応して出来たのものでホーロー鍋だと起こらなかった現象だろうと思う。




 梅の量は全部で約4kg



 梅干しに使ったのは18kgで塩は8%の1440g。重石は20ℓ+10ℓ+5ℓのタンクに満水



 梅ブランデーは、梅2kgにラカント1kg,ブランデー3.6ℓ 
 梅サワーは、傷を取り除いた約梅2kgに酢1.9ℓ。ラカントはこれから。