もう1つ,これは人によって考え方は違うものだと言う見本だが、自分は押して進めることを想定していたのに対して、Yanさんは引っ張る方がいいのではないかと仰る。他にも引っ張る方がいいのではと言う声が上がった。
押すか引くか,意見が分かれるところだが、これも曲がり方との関連で考える必要がある。
1号機のように曲がらないスキーの場合,引っ張る方向と進む方向が乖離すると力が無駄になるだけでなく引っ張る支点の位置によっては横に倒してしまう危険性がある。また後ろが見えないので絶えず後ろを気にしなければならず、ロープが短いとトップが足に絡む危険性がある。ロープが長いと力が伝わりにくく操作もしにくい。
押す方は常に前を見ているのでその心配がないということもあるが、何より重要なのは泥田なのでスキーは埋まらないが押し手の足は埋まるということ。後ろにいれば荷台にもたれかかることが出来るので押し手が安定した姿勢で足を引き抜きながら歩くことが出来る。引っ張る場合は多分よろよろするはずだ。
方向転換の場合,前にいるとトップ側を浮かせ気味にしなくてはならないが引っ張りながらこの操作は難しいだろう。後ろにいればテール側を押さえ込んでトップを浮かせるか、逆にテール側を持ち上げるかだが、それは荷の重さによって異なるだろう。動かない場合は取っ手を持って横にずらさなくてはならない場面もあるだろうから後ろにいた方がよいと思う。
まあ、これもやってみればどちらが楽かおのずと答えが出てくる問題だが、経験では押すと引くでは引っ張るほうが腹が減る。
いずれにしても脱穀は1週間後なので、当面は何とか強引に曲げる等して対応することになりそう・・。それでも役に立てば万々歳である。
実に楽しい!