ポケットパークの朝/穴水駅
四手網漁をする人/川べりに四手網の台座があった
5月3日(祝)
夜半,寒くて目覚め、セーターを着て暖気する。充分眠ったが4:30まで待って朝食の準備を始める。朝食は各自,お湯を沸かしてお茶をつくる。快晴。雨具,医療パック,ポイズンリムーバー,昼食と行動食,熱い茶と覚ましたお茶等,最小限の荷物で穴水駅に移動。
穴水駅6:13発。駅の隣の穴水大社に寄る。信心深いお日様は神社に旅の安全祈願,信心深くない自分は3本株立ちの杉を撮る。
前夜ウロウロしたおかげで駅周辺の地理が分かってきて難なく消防署のある川べりに到達したが、その川の右岸で珍しい『四手網漁』を見る。
堤防から突き出た台座から1本の太い竿を延ばし、その先に吊るした四角い網を水中に落してじっと蹲っている人影・・,はじめはそれはポケットPにもある『ボラ待ち櫓』と同じ展示用の模型だと思い『人形まで置いてある・・』と言ったらお日様が『違いますよ。人が座ってるんですよ』と言い、声が聞こえたのか、人影がこっちを振り向いた。
気がつくと川の両岸に一定間隔を置いてそのような台座が点々と設けられ、また川底を覗き込むと、まるでその漁法に合わせたように水深が浅くて均一で普通の川とはまったく様子が違っていた。ボラ待ち櫓と言い、四手網漁と言い、これがこの地域の人達の楽しみなんだ・・,と妙に納得させられ嬉しくなった。狙っているのは多分イサザ(シロウオに似たハゼ科の魚)だろう・・。
穴水は星空の町~射手座/蟹座
川岸の壁には、『星空の街』を謳う穴水町を象徴するかのように牡牛座,双子座,獅子座,蟹座,射手座等,星座を模したプレートが埋め込まれ、川面と川底,川岸のそれぞれを楽しみながらゆっくりと海に向かって下って行くと、河口が広がった先に『遊歩道・潮騒の道』と書かれた案内標識があって、長谷部神社と言う大鳥居の前を通ってインターロッキングを張った遊歩道に至る。
潮騒の道へ/シュンラン
アメフラシ(orウミウシ・)/スイレン
潮騒の道は左手の由比ケ丘公園と言う高さ40mほどの丘と海辺との境に設けられた道で、その海際の斜面にはツバキやクスノキ,ヤブニッケイなどの照葉樹が繁茂し、イワカガミやシュンラン,キランソウ(地獄の釜の蓋),ハマダイコン等の花が見られた。
一方,何処までも浅い海の中にはアメフラシ(ウミウシ?)が無数に見られ、ウニやナマコもいた。時おり小魚が泳ぐ姿も見られる。岸壁にくっついた牡蠣を叩き割って塩水で洗い、食べてみた。美味いがしょっぱい。
潮騒の道を行く/田圃があった
イワカガミ/ヤブニッケイ
潮騒の道はここまで/金沢工大穴水湾自然苑
7:05,潮騒の道の終点到達。そこからは岬の山道を50mあまり登ると広いグランドがあって道が左右に分かれる。左回りに海岸線を行くと言うことは右へ右へと行くことなのでためらわず右折すること5分で『金沢工大・穴水湾自然学苑』と書かれた看板と鉄筋の建物に行き当たる。
ヨットハーバー/対岸の麦ヶ浦はすぐそこ
海岸線突破ならず/タラの芽ゲット
車止めを越えて下り切った所はヨットハーバーで、2~3人の学生がヨットの手入れをしていたので断って通らせてもらい、海岸の縁を突破できないか探る。対岸の麦ヶ浦と言う地区がすぐそこに見えており、突破できればコースを大幅に短縮できるのだが無理と判り、引き返して建物のある庭で休憩し軽く行動食を摂る。
町営陸上競技場(3種公認グランドか)/穴水高校
8:00発,先刻のグランドに戻って進むともう1つ大きな道に合流し、そこに町営の立派な陸上競技場があった。競技場に沿って右に進むと穴水高校の正門を通過して今度は町営の野球場に突き当たる。折しも中学生達の試合が行われていて元気な声が響く中,T字に交わる道を右に曲がると急坂の下りで、もう1つ大きい道に合流してゆるゆる進むとやがて行く手に広い田んぼが見えてくる。
ツツジ咲く/七海川を越えて麦ヶ浦へ
目の前の田んぼとの間には七海川があってそれを渡るにはさらに国道まで進まなくてはならない。その七海は前日,バスを停めてダイヤを聞いた所で、ここまで来て由比ケ丘と言う小さな突起を先端から縦断して越えたことになる。
穴水駅6:13-6:17穴水大社-6:24小又川橋(四手網漁)-6:38潮騒の道始点-7:05同終点-7:44金沢工大穴水湾自然園-8:34バス停穴水高校-8:56七海-9:35麦の浦-10:11トンネル-10:54中居農村公園P(昼食)11:46-12:26中居鋳物館12:52-13:01中居ふれあいP13:08-13:34比良分岐点-14:28岩車〒局-15:56バス停鹿波16:25-(バス)-16:50ふれあいP~以下略