遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

ゴーキョピーク&ニレカピーク遠征隊無事~ネパール大地震

2015-04-27 05:08:35 | Xトレイン


 ネパールヒマラヤ・ゴーキョピーク(5380m)とニレカピーク(6159m) を目指していた大町労山所属の2隊員を含む長野県連有志ニレカピーク登山隊6名は、4月25日、ナムチェバザール(3.440m)~モン・ラ(3.970m)を経て宿泊地のポルチェタンガ(3.680m)に向かう途上でネパール隊地震に遭遇したが、全員無事であることが判明した。
 一行は21日からキャラバンをスタートし、22日にナムチェバザール入りして高度順応を繰り返しながらボルチェタンガ(3680m9~マッチェルモ(4470m)と高度を上げ、4月29日にゴーキョピーク、5月11日にニレカピークをアタックする予定だった。

 無事は確認できたものの今後の行程等詳細はまったく不明。カトマンズまで歩くことにでもなればそれだけでも10日はかかり、帰国すること自体に多大な困難が伴うのは必至と思われる。
 周到な準備を重ね、満を持して臨んだ遠征が大地震によって阻まれるとすれば不運としかいいようがないが、怪我でもしていれば命取りになりかねない状況であるだけに、まずは無事の報を幸いとすべきであろう。
 




軽トラ・キャビンづくり

2013-09-21 00:40:50 | Xトレイン




 軽トラ荷台のキャビンづくりに着手。雨風を凌ぎ、収納力を高めるとともに、軽トラツーリングの生活空間として、寝泊りや炊事だけでなく、雨の日の釣りにも対応できるようにする等、機能面での充実を図るべく・・。

 農業用ハウスのパイプ,ヤザキのイレクター等、外骨格の素材を何にするかで散々悩んだが、作業しやすく、様々な改良を加える点でも有利と考えて木材(ツー・バイ・フォ-)を使うことにした。 
 2×4材(基本),1×4材,5mm厚のベニヤ板、12mmコンパネ等を使用。



 材料調達/今夜は十五夜(19日)


 1日目は材料調達と骨組みづくり。2×4材を半割にして2×2にしようと思ったが、弱々しい感じがしたので2×4材をそのまま使い、荷台に合わせてがっしりしたものをつくる。
 何とか外枠が完成した頃、十五夜の月が出た(19日)。






 2日目は側面と天井に5mm厚のベニヤ板を貼り、シートをかける作業。天井のカーブをどうするかが一番の悩みだったが、中央に2×4材を1本入れて真ん中を持ち上げると言う単純な方法を採用。超簡単だった。
 597円の軽トラ用シートを3枚使用して、側面と天井を覆うところまで進んで終了。次は後面をどうするかの工夫と内装。



 幌かけほぼ完了・前から/後斜め上から
>

 ベッドと事務机,食卓等をつくる予定だが、当面は27日から広島・山口へ行くためのベッド兼用の長机を急ぐだけ。
 いずれはバッテリー&ソーラーを導入してキャビンでデスクワークが出来るようにする。
 冬の暖房は反射式の石油ストーブで充分。隙間たっぷりでCO中毒の危険はない。これは旬平さんが実証済み。
 

快速みすず・潮騒号~日本海廻りで大町へ

2011-09-05 11:18:17 | Xトレイン


潮騒号発車!
五日市から下関まで乗り換えなしで下関着は9:58。ここから幡生まで戻り山陰線に入る。仙崎までの電車は2輌編成の快速みすず・潮騒号。先頭車輛は座席が窓を向いた指定席で海側の席は完売だそうだ。

柳井港以西の山陽線のに乗ったのは修学旅行の引率以来で、多分35年ぶりくらいか・・。また、前回下関駅に降りたのは若干21才の教育実習の時で、対象の高校生達が九州へ修学旅行に行ってしまい、実習が休みになって暇だったので生徒達を驚かせてやろうと自転車でR2を180km(だったような)を走り、帰ってくる途上の彼らを下関駅まで迎え(?)に行った時以来。トンボ返りで往復360kmを1日で走った。帰りは夜で、ちゃんと走るのは走ったが途中のことは何も思い出せず、眠りながら走ったのかな・・?と、当時思った記憶がある。
当時から放浪癖があったようだ。

1109分。電車が突然止まり、「この電車は景観を楽しんでもらうために停車しています。目の前に広がるのは響灘、左手に突き出た岬は~」とアナウンスが流れた。

14:55頃から戸田小浜駅にて停車中。山口線が大雨で運転見合わせ中のため益田駅が満線で入れずの説明。次の浜田行き方面行きに接続のリミットは、当駅発1508とか。丁度その時刻に動いて間に合いそう。

遅れた特急を待つので遅れが増幅され、江津で16分遅れ。米子までは保証されたがその先は不透明。東海道線や山陽本線と違って、列車の総数が少ないので多分不接はないとは思うが・・。
まあ何とかなるだろうと思うが、次の列車が待ってくれているのでお茶を買う暇がない。

浜田で乗り継いですぐに運転士に米子での接続を確かめると「米子までは3時間以上かかるので大丈夫ですよ」と言う。
米子に着いた時、一時は最大20分もあった遅れが0になっていて、初めてその「大丈夫」の意味が分かった。JRは遅れを取り戻す運転はやらないと思っていたが、やるんだ!

かくして米子で無事に乗り継ぐことができ、定刻に鳥取着。予定はここまでだがもう1本終電があった。せっかくなので終点の浜坂まで延長して23:30着。

浜坂の駅の売店や周辺の店はとっくに閉まっており、またコンビニもなく、待ち合い室で始発を待つこととなる。」



各駅停車旅・後半

2011-08-31 12:00:44 | Xトレイン
 相生と言う地名は面倒な地名である。何故なら全部ア行の字ばかりだからだ。PCならどうと言うことは無いが、携帯で入力する場合は一字入力する度に入力点を送らなくてはならない。『青井君』とか『手伝って!』『入れられる?』等も同じだが地名では珍しいかも・・。

 そんなことはどうでもよく・・,
 相生で乗り換えると、時間的にはまだまだだが乗り換えは残り2回だけとなる。終点の糸崎まで3時間35分と行程中最も長く、早朝の出発と長旅の疲れに午後の気だるさが加わってウトウトと寝込んでしまうこともしばしばだが、乗り越す心配もなく最も寛げる区間である。

 行程中で一番好きなのが尾道水道付近の景色で、傾いた太陽に向かってまっしぐらに走る列車の前方に光るレールと赤く染まった窓,指差確認する運転士~最近は女性運転士が増えた~の横顔が1つの枠におさまる絵のようで、時折,列車が左にカーブすると、水道を隔てた向かいの島=向島が現れるのを飽かずに眺める。最近では島並み街道の橋がそれに加わる。冬ならばこの辺りで日暮れとなり、帰心を誘われもする。
 それが自分にとってのハイライトで、ウトウトしていても目が覚める・・。
 だが、今回は考えごとをしていてハッと気づくと尾道駅を発車していた。傾いたとは言え夏の陽はまだ高く、冬場のように光の矢が直接目を射るほどではなかったからだろう。
 
 糸崎で広島行きに乗り換える時,呉線廻りの電車が出発を待っているのに気づく。その電車だったら五日市に何時頃着くのか運転士に聞いてみると『さぁ~,広島が21時頃だからネェ・・』,後は自分で考えてくれ~,と言わんばかりに首を捻る。多分21:40頃だろう。
 呉線を全線乗り通すと言うことは普通はないから、翌朝早発ちでなければ乗り換えたいところだ。
 後刻調べてみると、糸崎発18:28分のその電車は五日市駅着が21:38,岩国には22:10着となっていて、2時間ほど長くはなるががそれほど遅い到着ではなかった。

 自分が帰る電車にそのまま乗り続けると、岩国で乗り継いで23:48着で下関まで行けることもわかった。
 以前,1日でどこまで行けるかを時刻表で調べたことがあるが、どうやっても下関までは無理で、午前0時を過ぎて最初の駅となる新山口が限界だった。限界点が短くなることはあっても延びることは無いと思っていたが、そうでもない場合もあるようだ。

 18切符で旅をしている人は何となく雰囲気で分かるもので、例年であればこの時期は同じような中高年で溢れているのだが、今年はなぜか同族をあまり見かけなかった。
 長野~広島間の各駅停車旅は、ここ7~8年の間に十数回繰り返してきたもので今年はこれが2度目。13時間40分の長旅だが、片道2300円で帰省できると言う破格さはほかになく、帰省の機会を得る貴重な手段となっている。
 余った切符は9月10日までに自分で使うか知人に廻して使ってもらう。
 ゴールデンウイークや秋のまとまった連休時に同様の切符があれば嬉しいのだが・・。



 余った切符は・・

 18切符の譲渡を予定していた人が勤務の関係で辞退され、3日(人)分余ってしまったので次のような計画を立ててみた。

 9月5日(月) 
五日市駅6:08 ⇒ 9:48新下関9:59 ⇒ 10:08下関10:21 ⇒ 10:25幡生19:26 ⇒ 12:38仙崎12:45 ⇒ 12:48長門13:16 ⇒ 15:06益田16:09 ⇒ 16:40津和野 ⇒ 18:42新山口19:08 ⇒ 21:43五日市

 あるいは津和野でテン泊して
 9月6日(火)
津和野6:47 ⇒ 7:27益田7:44 ⇒ 8:52江津 ⇒ 10:15宍道11:21 ⇒ 14:09備後落合14:36 ⇒ 15:50三次16:02 ⇒ 17:28広島17:35 ⇒ 17:49五日市
 と言うのが当初の計画なのだが・・。

 せっかくそこまで行くなら
 9月6日(火)
益田7:44 ⇒ 11:06米子 ⇒ 12:46倉吉13:01 ⇒ 13:51鳥取14:17 ⇒ 15:04 浜坂16:02 ⇒ 17:18豊岡17:33 ⇒ 18:49福知山19:11 ⇒ 19:53東舞鶴19:55 ⇒ 22:27敦賀
 となる。
 舞鶴辺りでもう1泊すれば7日の早い時刻に大町に帰れそうだ。

 それならば、5日の津和野行きをやめて東進すれば
 9月5日(月)
15:06益田15:11 ⇒ 16:01浜田16:03 ⇒ 19:44米子19:47 ⇒ 22:29鳥取
 と、鳥取inが半日早くなり、6日中に大町に着けるかもしれない。

 調べているうちに可能性が広がり、目標がどんどん変わって行って・・,そこが面白い。

 実行するかどうかは別として・・。


 続~鳥取以東~

 9月6日(火)
 鳥取6:19 ⇒ 7:03浜坂7:05 ⇒ 8:13豊岡8:28 ⇒ 9:35福知山10:18 ⇒ 10:55西舞鶴10:56 ⇒ 13:05敦賀13:39 ⇒ 14:30福井14:46 ⇒ 16:10金沢16:32 ⇒ 19:12糸魚川19:13 ⇒ 19:50直江津19:59 ⇒ 21:30長野21:46 ⇒ 22:48明科22:48 ⇒ 23:02松本23:06 ⇒ 23:31穂高23:32 ⇒ 23:57大町

 これで山口県から新潟県までの海岸線を総なめして6日中に穂高・大町に帰れ、海岸線歩きの下見にもなる!

 
 一応保険もかけておこうか・・。
敦賀13:23 ⇒ 13:39近江塩津14:05 ⇒ 14:42米原14:59 ⇒ 15:32大垣16:11 ⇒ 16:43名古屋17:00 ⇒ 18:05中津川18:16 ⇒ 20:21松本20:59 ⇒ 21:24穂高21:24 ⇒ 21:50大町
 ・・・いつも帰る時に乗る電車だ!


 なおかつ2回分余る。

 余った切符,差し上げます! . . .

とびしま海道を走る

2010-07-04 20:35:19 | Xトレイン
 №1,安芸灘大橋(仁方⇔下蒲刈島)
 飛島海道図
 平郡島からの帰途,かねてから気になっていた飛島海道を走って見た。広島から社会実験初日の広島呉道路を通って呉市仁方へ。仁方から最初の橋である安芸灘大橋⇔蒲刈島⇔蒲刈大橋⇔上蒲刈島

 №2,蒲刈大橋(下蒲刈島⇔上蒲刈島)
 №3,豊島大橋(上蒲刈島⇔豊島)
 上蒲刈島⇔豊島大橋⇔豊島

 NO4,豊島大橋(豊島⇔大崎下島)
 御手洗の灯台
 豊島⇔大崎下島へと進み、江戸時代の港町として栄えた御手洗へ。

 みたらいの街並み
 
 御手洗では保存されている美しい街並みを見る。

 NO5,平羅橋(大崎下島⇔平羅島)
 NO6,中ノ瀬戸大橋(平羅島⇔中ノ島)
 更に平羅橋⇒平羅島⇒中ノ瀬戸大橋⇒中ノ島と進み、

 NO7,岡村橋(中ノ島⇔岡村島)
 岡村港
 最後は中ノ島⇔岡村大橋と、島をつなぐ7つの橋を進んで愛媛県岡村島へ渡り、終点の港まで行く。岡村大橋には満潮時に橋の下を航行する船に注意を喚起するための信号があった。

 岡村にて
 突然の雷雨
 岡村島から戻る途中で突然の雷雨に襲われる。おりしも傘をさして歩く婦人に遭遇。何しろ頭上で雷公が暴れまわっているので思わず声をかけ、ずぶぬれの婦人を乗せて岡村に引き返す。
 大崎下島の中学校でかつての同僚が校長をしていると聞いて訪ねてみたが、今春退職したばかりだと言う。ほんの数ヶ月遅かった。
 そんなこんなで印象深い飛島海道,島めぐりの旅・・。

 みどりの子
 島なみ海道を望む
 気違いじみた雷雨が去った後の、雨に洗われてみどりみどりしたみかんの実と、はるか沖合いに連なる島なみ海道の美しさが忘れられない。

子ども貧困率・子どもへの貧困の連鎖

2009-02-20 23:44:00 | Xトレイン

 日本の子どもの貧困率は13.7%・・・OECD平均を上回る(05年OECD値)
※貧困率とは・・平均所得の半分以下の家庭で暮らす子どもの割合

 通常,親が働いていると貧困率は大きく減少するが、日本では親が働いているにも関わらず高いのが特徴で、特に1人親家庭の貧困率が高い。
 さらに、所得再配分後の貧困率が再分配前より高くなる。つまり、負担が重過ぎて給付が少なすぎる。貧困を減らす目的のはずの再配分が、逆に貧困を増やしている・・・日本だけ。
※所得再配分後の貧困率=税・社会保障に対する負担-福祉・教育・医療に対する給付

 貧困の状態にある子育て世帯に対しても負担を強いているので生活水準が保てない。ために子ども達は健全な生活を送ることが出来ないでいる。
⇒少なくとも自己負担なしに最低限必要な教育や医療を充分に受けられる社会であるべき。非課税の世帯に対しては、税制でこれ以上負担を減らすことは出来ないので給付を増やすことが必要である。
 具体的には
 児童手当の拡充,児童税額控除,有子世帯の社会保険料軽減,母子家庭への手厚い援助(ただし貧困状態にある子どもの過半数は両親がいるのでそれだけでは不充分)

 親の責任だからと言って子どもが貧困であっていいのか!
 義務教育の中で自立していける学力をどうつけるか,すべての子ども達にそれだけの教育水準をどう保障するか,希望者が学費を心配せずに進学することをどう保障するか,子どもの貧困に対する最初のとりでとして保育園がどう役割を果たすか・・,等々。
 少子化対策は、親の都合や国の都合でなく、子ども達がしあわせであるために社会は何をすべきかを考えるべきで、『子どもが増える』だけでなく『しあわせな子どもが増える』こととこそ重要!
     国立社会保障・人口問題研究所,国際関係部第2室長 安部 彩


丸太の会,年納めの集い

2008-12-26 00:51:12 | Xトレイン
 年収めの集い
 毎月第2,第4月曜日に開いている不登校を考えるサークル『丸太の会』の年収めの集いは、手づくり料理や果物,菓子などを持ち寄ってのささやかな茶話会。

 
 丸太の会は不登校の親の会として有志の発起人さんが5年前に立ち上げ、地域の主任児童委員さん等が支えて今日に至っている。会では、お母さん方の話しを『聞く』ことに徹して他所では言えない悩みや想いを存分に語ってもらい、それを共感的に受け止めることに努めてきた。
 重い課題で沈みがちになる場面もあるが決して否定的・批判的な指摘や見解をさしはさまず、また、具体的な対処法を提起したり他の例をもってモデルとして押しつけるのでなく、お母さん方自らが現状の中から肯定的な部分を見出し、自力で課題に立ち向かって行かれるよう励ますことを任務としてきた。

 最近では子どもの話題よりも、もっぱらよもやま話しに終始することも多く、特に持ち寄りの惣菜や漬物のことから始まって食べ物の話題になると大いに盛り上がる。
 もちろんよもやま話しから子どものこと,家庭のこと,地域のこと,学校のこと,社会のことへと発展もするが、そう言う話しの中でお母さん方が、決して社会から孤立しているのではないことを客観的に感じ取って欲しいと願っている。

 お母さん方が毎回欠かさず参加するのはなかなか難しいようで、2ヶ月ぶり,3ヶ月ぶりと言うことも珍しくなく、時には1年ぶりに突然やって来られる方もあったりする。なので発起人さんや児童委員さんだけの参加に終わることもあるが、会が存続していることがお母さん方の拠りどころになってさえいればいいので今後も細々ながら続けて行きたいと願っている。

鉄路

2008-09-14 12:02:43 | Xトレイン
 子どもの頃,鉄路はどこまでも無限に続いていて、それを辿れば必ず日本のすべてを見ることができると信じ、地図を見ながら見知らぬ町や村に思いを馳せていた。
 鉄道のない地域もまだ敷かれていないだけで、いずれはどんな辺鄙なところにも網の目のようにレールが張り巡らされて、いつかそこへ行けるんだと思ったりもしていた。
 どこまでも繋がっていると言うことが、子ども達や若者達の夢を支えていた。
 成熟した社会と言うものは 、そんな風に都市であれ田舎であれ、人口の多少に関わりなく公平に機会をつくるものだと思ってもいた。
 時を経てローカル線が次々と廃止されたり、新幹線と引き換えに本線さえもが廃止され、繋がっていたレールはズタズタにされて夢も砕け散った。
 だが諦めたくはない。線路がなければ歩いてそこを繋いでやろう・・。

 窓の外に広がる景色や人々の暮らし・・,青々とした海や緑いっぱいの野山,丘や小川,小さな町や村の田んぼや畑やそこで働く人々,街の活気と雑踏,踏み切りで待つ人々・・,そう言うものを見ながら人は旅をする。時には窓を開けてその町の空気に触れたり、わずかな停車時間であっても何気にホームに下りて見たくなったりもする。
 眺めたり触れたり、話したり考えたり、物思いに耽ったりしながら人は旅をする。それにはそれにふさわしいスピードがある。
 新幹線や高速道路で日本中が繋がって高速で走りぬけたところで、子ども達や若者達や人々の夢は育たない。

 鉄路の旅を追い続ける一方で、廃止されたローカル線を執拗に歩いて見ようと思っている。


丸太の会&Xトレイン in 森くら

2008-05-28 00:04:18 | Xトレイン
 
 2年ぶり,森くらでの丸太の会とXトレイン共催お散歩会。森くらの林を1時間あまり歩いてフィトンチッドを浴びながら季節の花を見たり、食べられる山菜・野草を集めたり・・。
 散歩の後は焚き火を囲んで山菜・野草料理のつどい。メニューはウコギご飯,アザミの蒸しパン,天ぷら,ミズナのトロロ,各自持ち寄りの手づくり料理等々。


 てんぶらネタは・・
ウド、タラ、クサギの芽、コゴミ、ミツバ、ユキザサ、リョウブの芽、ヤマブドウの芽、タラの芽,ウド,クサギの新芽,リョウブの新芽,ミツバ,ハンゴンソウ等々。


 大好評! アザミの蒸しパン
材料;サワアザミの若葉:適量/牛乳:適量/薄力粉:500g/バター:80g/砂糖:100g/卵:2個/ベーキング・パウダー:大さじ2
つくり方;
(1)あざみを下処理する。
①:サワアザミの柔らかい葉を適量採集しきれいに洗う
②:沸騰した湯に塩をひとつまみ入れてあざみをゆでる。色が鮮やかな緑になり、茎が柔らかなる程度(再沸騰前に引き上げる)。
③:素早く水にとって冷やし、しぼって水気をとる。
④:適当な大きさに切って牛乳を加えながらジューサーにかけ、どろどろの状態にする。

(2)小麦粉でパンの素をつくる。
1:小麦粉(薄力粉)500gにベーキングパウダー,大さじ2を混ぜる。(ホットケーキの素でもよい)
2:①に、バターまたはマーガリン80g,砂糖100g,卵,2個,塩ひとつまみを混ぜ合わせる。(好みでレーズンやチーズを入れてもよい)
3:アザミを下処理したものを適量加えて混ぜ合わせる。

(3)蒸し器で蒸す。
1:適当な容器やアルミホイルの型にパンの素を盛り、湯気の上がった蒸し器で蒸す。
2:ふっくらと蒸し上がったら出来上がり。
※サワアザミに限らず、柔らかければ普通ののアザミでもよい。

燻煙

2007-12-22 19:02:46 | Xトレイン

                  
 10時から燻製づくり開始。はじめの2時間は煙をかけずに熱する。300~600wの電熱器2個を並べて50~60℃に保つ。
 2段式なので1時間ごとに上下を入れ替える。また網の上の位置も30分ごとに左右,前後を並べ替える。
 

 2時間後から桜のスモークウッドで燻煙開始。煙をかけながら徐々に温度を上げて70℃に調整する。電熱器の上にトレイかフライパンを置き、点火したスモークウッドを置いて燻す。
 1本のウッドを2つに折って同時に燻すと煙の量が多くなるが早く燃え尽きる。普通,1本の端に点火すると1時間くらい持つ。
 同じように並べ替えをして5時間目からリンゴのウッドに切り替えた。


 電熱器の上に置くトレイが厚いと熱が伝わりにくくてスモーカーの中の温度がなかなか上がらない。木製のスモーカーは隙間だらけなのでよけい上がりにくい。
 去年は卵焼き器を使ったので温度を上げるのに苦労した。おまけに長時間連続加熱で卵焼き器に穴が空いたので餃子焼き専用のフライパンを使ったら鉄板が厚いので益々温度が上がりにくくなった。
 今回はトレイを忘れたので魚を焼く網を使った。網と言っても鉄製のトレイの上に魚を挟む網が乗ったもので、トレイに火を通す穴が切ってある。これだと歩の通りがよくて容易に50℃から70℃まで上げることが出来た。
 焦がした
            味は上々 

 だがこれが失敗の元だった。バラ肉から滴る脂がトレイの隙間から電熱器の上に落ちで燃えてしまうのだ。脂が燃えるとススが出て肉の表面が黒くなってしまう。いつもながら、いかに脂を燃やさず温度を上げるかに悩まされる。木製スモーカーの限界と言えそうだ。

 野焼き

豚バラ肉塩抜き・・・ベーコンづくり

2007-12-21 14:43:43 | Xトレイン
 
        
                

 冷蔵庫で1週間熟成させた豚バラ肉,8kg。これから塩抜き作業。

 水洗いして
塩・胡椒を落す 
            脂肪側も 

 細い流水で3時間洗い流す。
 細い流れをつくって
           3時間流す 
 上の槽を左に傾けて溢れる水が下の鍋に落ち、鍋から溢れて流れるようにした。この細い流水で3時間塩抜きする。途中で上下の槽の肉を入れ替え、また、同じ槽の中の肉塊の位置も時々変える。

 3時間後

                  
 塩抜き完了。これから冷蔵庫で一晩乾燥。 

過ぎたるは猶・・

2007-12-16 12:13:59 | Xトレイン


 12月7日の忘年会でのキムチづくりは失敗だったのでやり直した。
 キムチづくりでは下漬けの塩と本漬けの塩の量がいつも問題になる。と言うのは、下漬けの際の塩が弱いと充分に水が上がらず、本漬け後タレが馴染まなくてパリパリと食感はいいが美味しくないのである程度しっかり塩をしておかなければならず、そうすると本漬けの際の
 『ハクサイの量の3%の塩+アミの塩辛100g+イワシの塩からエキス150g』
では塩が強すぎないかと言う問題である。

 これはしごく尤もなことなので、本漬けのタレの塩を加減するためにリンゴ3個とタマネギ4個のすりおろしを加えてみた。結果的にこれが大失敗の素。
 5割り増しとか多くても倍くらいまでならまだしも、3つ,4つものリンゴやタマネギのすりおろしから大量の水分が出てタレの旨味もすっかり薄くなりちっとも美味しくなかったのだ。
 そこで今回はレシピ通りの分量でつくり直し、前回漬け込んだハクサイのタレを全部しぼり落として漬けなおしてみた。すでに染み込んだ分だけ塩が強いのはやむを得ないが、旨味は充分戻って一件落着。
 過ぎたるは猶,及ばざるが如しの図・・。

Xトレイン,・・・挑戦!『食の研究会・ベーコン・キムチ・松前漬けづくり』のご案内

2007-11-27 16:47:06 | Xトレイン

                 
 12月15日(土)と12月22日(土)の2日間,生協池田センターに於いて、恒例のXトレイン『燻製研究会・ベーコンづくり、およびキムチ・松前漬けづくり』を行います。
 初回の15日(土)は、午前から午後にかけてベーコン用のスパイスの調合と肉の塩漬けを行います。ベーコン用の豚肉は塩漬けをした後、各自家に持ち帰って熟成させ、1週間後の12月22日(土)に煙をかけます。
 並行して予めお申し込み頂いた、ホタテ,タコ,イカ,ゆで卵,タクアン等、ご希望の燻製づくりを行います。
 午後からは1回目のキムチ・松前漬けづくりを行います。

 
 12月22日は、ベーコンの燻煙を行います。並行して、キムチ,松前漬けづくりを行います。初回同様,燻煙中に、ホタテ,タコ,ゆで卵,タクアン,ビーフジャーキー等,お好みの燻製をつくることが出来ます。
 事前にお申し込み頂ければ材料の調達(実費)、塩漬け、塩抜き等の用意をしますので、ご希望の方は早めにご連絡下さい。

 なお、燻製づくりは材料や資材の調達に時間がかかりますので、参加ご希望の方は12月10日(月)までにお申し込み下さい。

                  

1;日程
12月15日(土) 9:30~16:00
10:00~16:00・・・ベーコン用のスパイスの調合・塩漬け
並行して、ホタテ,タコ,ゆで卵,タクアン等の燻煙⇒完成/かたづけ
12:00~13:00・・・昼食・休憩
13:00~16:00・・・キムチづくり,松前漬けづくり/かたづけ

12月22日(日) 9:30~16:00
9:00~16:00・・・ベーコン等の燻煙・温度管理⇒完成 
  並行して、キムチづくり,松前漬けづくり⇒完成/かたづけ
  並行して、ホタテ,タコ,ゆで卵,タクアン等の燻煙⇒完成/かたづけ
12:00~13:00・・・昼食・休憩
14:00~16:00・・・試食パーティー/かたづけ

A:ベーコンづくり

               
1;;材料,および費用; (①+②)  ※参加は各家庭単位とします。
(1)材料費(実費)
豚バラ肉1kg,約1300円・・・全体で10個,1家庭で2個までとします。(500gも可)
その他,魚介類、ゆで卵、タクアン、チーズ、他・・・実費、または各自が調達
(2)参加費;1500円
内訳:スモークチップ,ウッド,調味液用のスパイス各種,試食用食材(費、燃料費、他 
※材料費(①)は別途
2;つくり方・・・別記
3;その他
①ベーコンのスモーク中に、空いた場所で魚介類やゆで卵,タクアン、ビーフジャーキー等をスモークすることが出来ます。事前にお申し込み頂ければ材料の調達(実費)、塩漬け、塩抜き等の用意をしますので、ご希望の方は早めにご連絡下さい。

B:キムチづくり

                
1;;材料
(1)漬け材料 A白菜L玉3個 B大根千切り300g Cニンジン千切り200g Dニラ半束
(2)タレ材料 Eトウガラシ(中辛中引き) Fすりおろしニンニク100g Gすりおろしリンゴ150g 
Hすりおろしタマネギ100g Jすりおろし生姜 Kアミエビ塩辛100g L砂糖200g 
Mカタクチイワシ塩辛エキス150g N塩(白菜の重さの3%) 
Oだし汁250c(昆布,煮干,鰹節等で濃目のだしを取る)
⇒各自用意するもの・・・ABCDFGHJLNO
⇒共同購入するもの・・・EKM

                 

2;材料の調達について
(1)漬け材料の調達と準備
 塩漬けした白菜および、ニンニク,リンゴ,ダイコン,ニンジン,生姜,タマネギ,砂糖,塩,だし汁(予めつくっ   
て置く)は、分量分を各家庭で用意して持って来て下さい。
※千切り,すりおろしは当日,会場で。
※あまってら農園の無農薬白菜,大根をお求めの方は予めご連絡下さい。1セット(白菜3玉,大根,1本,玉葱3個セット)600円程度(9日までにお申し込みあれば10日の丸太の会の際にお渡しできます)


(2)タレ材料の調達と準備
 トウガラシ(300g,約1100円),アミエビ塩辛(500g,約600円),カタクチイワシ塩辛エキス(約  
 700円=3人分)は、事前に申し込みされた方の分を共同購入しますので、必要量をお知らせ下さい。
※ご自分で調達できる方,手持ちがある方はこの限りではありません。
※トウガラシ,アミエビ塩辛,カタクチイワシエキスはこれより安価な店があるようです。


3;道具の用意
 まな板,包丁,采はし,ボール,または鍋,パット等の容器(3個),保存容器(タッパー,ジップロック等),   
おろし金,キッチンタオルペーパー,ラップ,布巾・タオル,
※使い捨てビニール手袋は用意しておきます。
※混ぜあわせ用のボールは大きい方が作業しやすい。大なべでも(の方が)よい。
※保存容器は4分の1の株が12個できるので、それに対応する大きさと量が必要。大き目のタッパーに複数保
存する、あるいはジップロックで1個づつ小分けして保存するなど。

4;別記
5;費用
  費用は実費(1個口あたり1000~2000円程度)+500円(会場費,見本づくり用の費用等)
 ※1家庭何個口でも可。ただし時間内にやり切れる量で。


6;昼食,試食交流会について
  昼食は、各自で弁当,お茶を用意していただきますが、大根、白菜,ニンジンなど、野菜中心の温かい鍋物をつく  
ることができます。
また、つくったキムチを試食し、交流(親睦)会を行います。食の研究会の一環ですので、参考になる伝統食や手  
料理などありましたら負担のない範囲でお持ちより下さい。(人数分は不要、少量で結構です。)
※少し多めにつくった作りおきの料理とか平素の漬け物などで充分です。わざわざつくらないで下さい。
 ※食器類は各自でご用意下さい。(汁椀は大きめで)

7;申し込み
Xトレイン代表:木偶宛て 松本市七嵐379 携帯090-1661-7327
   TEL・FAX:0263(64)4080  
材料調達の関係で12月10日(月)の丸太の会までに森田宛申し込んで下さい。
※参加は各ご家庭単位とします。
 ※あまってら農園の無農薬野菜の申し込みは9日まで。⇒10日丸太の会渡し