今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

振り子運動で自民圧勝?

2012年12月07日 | 時事
自民党が圧勝すると予想されているらしい(アナウンス効果もあるかも)。
つまり前回、「自民にお灸をすえる」つもりで、
ろくにマニフェストも読まずに民主党に入れた人たちが、
今度はこぞって自民に入れるようだ。
お灸をすえた原因が解決したということなのか?

こういう人たちが”大衆”なんだろう。
小選挙区制は”大衆”の右往左往(振り子運動)がそのまま政権を左右する。
大衆は仕方ないが、政権を担いうる政党はせめて地に足がついた政策能力をもってほしい。

民主党は未熟だったので、私は成熟に期待していたのだが、
成熟する前に政権を担わされてしまった結果、シロウト的なボロを出しまくりで、
かえって今後の成熟の機会さえ奪われようとしている(壊滅の危機にある)。

石原慎太郎はその民主党に代る”第2極”を目指そうとしているが、
安倍自民党総裁との政治的距離が小さすぎて、
反民主はもちろん、反自民の受け皿にもなれそうもない。

ちなみに、マスコミが重視している、各党の脱原発度の差異は
問題の本質からズレている。
原発問題の(隠された)本質は、「エネルギー供給」ではなく「安全保障」であると明言しているのは、
石原慎太郎と社民・共産の両極だ。

すなわち、その本質によれば、原発で全国の電力をまかなう必要もなく、
逆に電力が足りれば原発が不要となるわけでもない。
反対の立場から言えば、原発は核技術の保持であるがゆえに絶対反対なのであり、
事故の危険性が根拠なのではない。

なので事故を受けての”卒”原発のみを旗印にしている党は、一部の大衆の共感を得るかもしれないが、
国家運営の能力は期待できない。

かように欠点しか見えてこないので、消去法で決めるしかないか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。