GW中はどこにも行かないというのはウソで、4日は高尾山にハイキングに行った。
高校の同期のメンバーが健康のためハイキングを始めるという報が流れ、
ワンゲル出身の1人として参加したのだ。
ところが、集合場所の高尾山口駅の改札外に、
集合時間に4分遅れて行ったら、誰もいない。
30分待ったものの、誰の姿も発見できなかった。
探していて気づいたのだが、正式メンバーを私は把握しておらず、
また半年前には忘年会であった連中だが、日頃顔を合わせていないので、
この人ごみの中で高校時代の顔の記憶を頼りにしても見つけるのが困難だ。
それに、自分では参加するつもりでいたが、
明確な参加の意思表示をしていなかったような気もしてきた(いや、確かにしていなかった)。
つまり私が来るものとは思われていないために、
集合時間になったのでさっさと出発してしまったのではないか。
そうなるとここで待っていてはダメで、さっさと追いついた方がいい。
彼らに追いつくべく出発。
数本ある登山ルートのどれを登っているのかは不明だが、
とりあえず最もメジャーな1号路を登ることにした。
といっても日頃はまったく運動もしていないこの体、
ぐんぐんと追い抜くわけにはいかず、へばらないようにゆっくり進む。
高尾山は、電車の駅から登れる便利な山で、
しかも「ミシュランガイド」に載ってから更に人気が増したという。
その人気を実感しながら登って、頂上に着いたら、そこは「ミシュランガイド」を怨む状態に。
山頂一帯は真夏の湘南海岸のように人で溢れている。
この群衆の中から顔の記憶が定かでない人を見つけるのは、絶望的だ。
おそらく、健康のためのハイキングをしにきた彼らとしては、家族向けの高尾山頂で満足できないだろう。
事前のメールで私自身が昼食の場所として、ずっと西側の「一丁平」を推奨し、
リーダーのメールではさらに西の「小仏城山」まで行きそうな雰囲気だった。
ひとしきり山頂の広場を一巡して、メンバーがいなさそうなのを確認して、
山頂を後にし、奥高尾の領域に足を踏み入れた。
うって変わって、人の姿が減り、道も山道らしくなった。
一丁平に着いたが、ここにもいない。
腹減ったのでここで昼食として、コンビニおにぎりを頬ばる。
ここまで来て会えなかったのだから、高尾山頂に引き返そうかとも思った。
でも彼らが足を運びそうな最遠点の城山まで行って、そこから引き返した方が確実だと思い、
高尾山より70m高い城山の頂に達した。
そこにも茶店があり、周囲のベンチには人が大勢休んでいる。
いちおうその中を一巡してみる。
すると、高校以来聞き覚えのある声が流れてきて、しかも私の名の発音をしている。
声のする方に向っていくと、懐かしのメンバーが5名ベンチに座っていた。
私が、のっそりと近づいて挨拶をすると、みんなびっくりして私を見、
「今お前の話をしていたところなんだよ」と言ってきた。
彼らは、まず私が集合時間に遅れるはずはない人間と思い、
その私が集合時間に来ないのだから、参加しないのだろうと思ったという。
私の方では、4分の遅刻程度は、他のメンバーもするだろうと思っていた。
お互いの人間観が事実と一致していなかったのが、まずかった。
それに携帯の番号を誰とも交換していなかったので、
まったく連絡がとれなかったのもまずかった。
でも、私があきらめずに彼らに追いついたことは、驚きをもって歓迎された。
というところで仲良く記念写真。
この後は、6人揃って下山し、下界で乾杯した。
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そういえば高校時代は時間厳守ができた自分だったかもしれない。そうでなくなったのは、その後の堕落した人生のせいだな。
いずれにせよ、この歳になっても、山に行く時は自然と青木リーダーになり、私はサブリーダーにおさまるのが心地よかった。これからもよろしく!
それにしても、貴兄は一分たりとも遅れるはずは無い人間と本当に同期の中では、尊敬されているのでした!!! 15日の放送は、都合がつかず、見れなかったので、谷口のところで見せてもらうことになってます。
これからも、ときどき貴兄のサイトにお邪魔しますね。青木拝