今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

2022年の元日を過す

2022年01月01日 | 歳時

新年明けましておめでとうございます
皆様とともに新年を迎えられたことを慶び、
皆様の更なる御多幸をお祈り申上げます

2022年壬寅(みずのえとら)の新年を迎えた。
東京は晴天ながら、明け方は氷点下の気温。
元日は例年通り、武家礼法を基準にして儀式的にすごす。

まず、起きたら、新湯にて湯垢離をし(水垢離はちょっときついので…)、羽織袴に着替え、腰に白扇を差して(腹に差すのではない)、近所の二社一寺に初詣。
参拝者は昨年より若干増えた感じ(といっても行列には隙間を空ける)。
神社の鈴を鳴らす紐は上にあがって使えなくしてあり、寺の小さな鐘(梵鐘ではない)も撞けなくしてある。

これらを見ても、今年こそはコロナ禍を克服したい(インフルエンザレベルに)と思うようになる。

帰ると母がお節料理の仕度にいそしんでいる。
昼過ぎに、弟一家5人(甥1,姪2)を加えての正月の宴。
私は烏帽子・直垂(ひたたれ)姿になっていて、雅楽・越天楽のBGMの中、式三献に則った屠蘇の儀を取り仕切る。
屠蘇には金箔入りの日本酒を入れて、各人の盃に金箔が入っていれば目出度いとした。
式三献の単調な儀式に幾分でも趣向を凝らしたつもりだが、いつのまにか金箔の有無が関心の主になってしまった。

それが終ると、まずは子供(甥1、姪2)たちにお年玉。
私は、市販のポチ袋ではなく、千代紙を「当座金子包み」にして折った袋に、表書きに氏名を記して渡す。

酒宴の日本酒(越乃寒梅、久保田)は、Amazonで買った瓢箪(ひょうたん)製の酒器に入れ、”瓢箪酒”としゃれ込む。
仕上げの雑煮用の餅は、オーブントースターで必ず焼いて入れる。
我が家では昔からこの方式で、こうすれば、高齢の母でも安心して餅を噛み切れる(逆に言えば、毎年死者を出す”餅を焼かないで煮込む雑煮”が、なぜ世間では平然と継続されるのか。細かくしてもそのまま呑み込めば気道に詰る)
かように正月三が日は、和服で過し、昼から家族で酒を飲み、夜は静かに歴史書を読む。


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