今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

住みやすさの微妙な差

2022年11月28日 | 生活

東京と名古屋の二重生活をしていて、どちらの都市でも、同じ地域内でも住みやすさに微妙な差が広がっているのを感じる。

居住地を選ぶとき、その差の変化傾向を考慮しないと、どんどん不便になっていくことになりそう。

その微妙な差とは、毎日の買い物先(スーパー、商店街)の盛衰。

例えば、名古屋の棲み家がある名東区の藤が丘は、以前は駅周辺にスーパーが3軒あったが、今は1軒だけになっている。
ただし、食料品を安く売っているドラッグストアが2軒できたので、不便は感じない(勤務先の近くにもスーパーがあってそちらを利用しているためでもある)。

むしろ、1駅先の本郷は駅前にスーパーが1軒あったが、ビルの建て替えでそれがなくなり、今は駅周辺はコンビニだけになってしまった。
※コンビニの用途は、公共料金の支払いとATMが中心で、買い物はスーパーが閉まっている深夜用で生鮮食料品は買えない。
すなわち、本郷駅周辺に住んでいたら不便になっていた。

東京の自宅付近は、徒歩圏内にスーパーが3軒、スーパーより小規模ながら使い勝手がいいマイバスケットが1軒、食料品もあるドラッグストアが2軒、100円ショップが1軒、スーパーより野菜が安い八百屋が1軒ある。
おかげで93歳の母も日々の買い物に苦労しない。

ただし、同じ近所でも、坂の上にはコンビニしかない。
なので坂の上※の住人は、坂の下のスーパーで買い物をした後は、重い荷物を持って坂を登って帰らなくてはならない(高齢者にはつらい)。
※坂の多い文京区とその周辺はたいてい、坂の上は(ちょっと高級な)住宅街で商店街は坂の下になっている。坂の上は静かだが…。

またちょっと離れた「田端銀座」と言われていた商店街が、今ではど真ん中にマンションが建って商店街が崩壊し
、スーパー1軒に縮小傾向になっている。
一方、同程度に離れた「谷中銀座」は、休日は外から観光客が集まるくらいに繁盛している。
言うなれば、近くにスーパーや商店街があっても、それらがそのまま続くとは限らないのだ。

こういう変化を目の当たりにしている私だが、結局、名古屋宅も東京宅も不便になっていない。
これって運がいいだけかもしれない。