今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

2018年の元日

2018年01月01日 | 歳時

2018年の元旦は腹痛で目が覚めた。
腹痛は腸内に排出したい異物がある場合だと大腸カメラ体験時で”痛感”したので、幾度かトイレを往復したら、なんとか納まった。

さて、元気を取り戻し、例年の元旦のように、まず湯垢離をして、絹の下帯をつけ、羽織袴姿になって、氏神の神社に初詣に行く。
第一氏神の天祖神社は人が少なめですぐに参拝できたが、第二氏神の八幡神社は階段まで行列。
氏子の数の差ではなく、こちらは谷中七福神の起点の寺に隣接しているためか。

参拝者たちが打つ柏手の中でいい響きを発するのは、その打ち方のコツを身に付けた私だけなようだ。
持参した小型のダウジングロッドを取りだし、富士講の”富士山”にかざすと、左右に開いた。

自宅に帰れば、母と姉がお節料理の盛り付け。
私は酒と屠蘇の準備。

3歳の姪が、着物姿を私に見せにきた。
近ごろ急に女の子ぽくなり(プリキュアにハマっているため)、私を「いちろーさん」と呼ぶ。

私は、屠蘇の儀のための、烏帽子・直垂(武家の正装)に着替える。
さて、今年は姉が来ているので総勢8名。 
和服なのは姉と姪と私。
例年のように、雅楽「越天楽」の調べが響くなか、烏帽子・直垂の私が厳粛に屠蘇の儀(家族全員での式三献)を執り行う。
姪も今年からは主体的に参加して、屠蘇に口を付ける(写真)。
一方、14歳の甥は、これが一番の楽しみだと。
姉がスマホでイタリアに生中継する。

全員の三献が済むと、一同で「あけましておめでとう」と挨拶。
これで儀式は終り。
子どもたちにお年玉が渡され(今年はくれる大人が一人多い)、
いよいよお節料理に舌鼓。
”かまぼこ”はわが家系出身地の山口の萩製を西武池袋店で買ってくる。
母が作った煮しめが私の大好物。
酒は「獺祭」と「越乃寒梅」。
獺祭のスパークリングが女性に好評。
私は寒梅が口に合う。

〆の雑煮の餅は必ず焼いて入れる。
そうすれば粘性がなくなり必ず噛み切るため、咽喉に詰ることがない。 

だらだら食べて、だらだらして終る。 

3階に帰った弟一家の中で一人居残っている3歳の姪と、日没後に鎮守の初詣(私は2回目)に行く。 
3歳児にとっては草履は歩きにくそう。 

昼をたっぶり食べたから、夜は餅の磯辺焼き2個ですむ。 

かくして、2018年の元日がすぎゆく。