今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

ハイルシュトレンのラジウム原石

2010年05月01日 | 計測

ラドンのホルミシス効果を期待して、実家の浴槽用に本物のハイルシュトレンラジウム原石を購入した。

おりしも、国民生活センターによると、「家の風呂をラドン温泉に!」と謳って
ネットで販売されている高額なラジウム(石、加工品)を実験したところ、
ラジウム温泉といえる濃度のラジウム・ラドンが検出されものはなかったとの報告。
なかには数十万以上の商品もあったという(4/21)。

まぁ、確かにラジウム関係のサイトは、「ガンが治った!」みたいな大げさな宣伝で、
かえって怪しげな雰囲気満載の所が多い。
たとえば、やたら縦に長く、情報量がない割りにもったいぶった表現が延々と続くページを見せられると、
それだけで誇大広告という印象をもってしまう。
(ちなみに玉川温泉側は「ガンに効く」とは一言も言っていない。周囲が騒いでいるだけ)。
特に、産地を明示しなかったり、しても中国の奥地だったりするのは怪しい(ラドン222と220の違いにも注意)。

私が選んだのは、もちろんそんな所ではなく、正式なオーストリアのハイルシュトレン鉱石を扱って証明書を発行しているE&Sという会社。
ここのラジウム原石は、へんに加工もせず、価格もかえって良心的(といってもセール中で3kgで5万円弱)。
他のサイト(会社)の入浴用としてすすめるラジウム石の重量は1kgであるが、ここは3倍の3kgが標準(推奨は5kg)。
そもそも家庭用の入浴剤は、成分濃度が天然温泉(温泉法の基準)の1/10しかなく、1袋では単なる温泉”気分”を味わうだけ(温泉法レベルの”温泉”として味わうには10袋入れるべし)。
3kgのラジウム原石でも、ここのサイトでは「家の風呂をラドン温泉に」とは謳っていない。
たぶんラドン温泉並の濃度にするには、浴槽そのものを本物のラジウム原石にする必要があろう。

ちなみに、ここのサイトでは、ラジウムの産地を詐称している他社を実名で公表している。
ラジウムの購入を考えている人は、まずはここのサイトを当って、他のサイトと見比べることをお勧めする。→E&S