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博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『那年花開月正圓』その2

2017年10月06日 | 中国近現代ドラマ
『那年花開月正圓』第7~12話まで見ました。


一夜明けて呉家東院の若奥様になってしまった周瑩。ということで髪型と服装もそれらしくなっています。あくまで儀式的な代理の嫁ということで放り出すかと思ったら、ちゃんと呉聘の正妻として認めるあたり呉家東院は誠実です。

しかし次期当主の正妻となったことで呉聘の母からはみっちり礼儀作法を仕込まれることになり、使用人のための東院内の学校にも通えなくなります。若奥様の立場になかなか馴染めず、舅の呉蔚文に叱られても「イヤだったら離縁すれば?私気にしないし」と暴言を吐いてしまう始末。

一方、呉聘襲撃の件で投獄されたままの沈星移ですが、杜明礼が県令・趙白石の師に当たる張大人と結託し、彼の指導により趙白石は星移を釈放せざるを得なくなります。沈家は杜明礼を恩人と仰ぎ、彼の力で月生の復讐を図ります。しかしその月生の死は、実は杜明礼の配下の仕業によるものでした。呉家東院の倉庫に不正な薬剤による膏薬を放置しようとしたところ、たまたま駆けつけた月生に目撃され、刺殺したという次第。


イヤな顔がよく似合う杜明礼。何かと呉家を目の敵にして色々画策しますが、その理由は不明。淳親王府の御用商人と言いつつも、主の貝勒からは奴隷同然の扱いのようですが?

呉聘は周瑩と連れだってお忍びで視察に出掛けます。その途中で宣教師が急病人を治療している所に出くわし、昏倒から復帰した後も後遺症に悩まされる呉聘のために、教会で西洋の薬を求めます。その間に呉聘は元の婚約者胡詠梅と密会し、彼女から復縁を迫られますが、もうそんなつもりはないと拒絶。しかし周瑩は密会の様子を見ていたことで、呉聘は彼女が教会に出入りしていたことで相手に対して不満を抱き、帰宅後に喧嘩となります。

そこで頭に血が上った呉聘が負傷の後遺症で再び昏倒。周瑩の西洋薬のお陰で事なきを得ますが、互いに相手の思いを知り、周瑩はようやく呉聘の妻としてふさわしい女性になることを決意したのでした。

そんな折り、呉聘と沈星移は趙白石の求めに応じて貧民街に流入した被災民のために炊き出しを行うことにしますが、そこで星移と周瑩が鉢合わせ。彼女の身売り契約書を盾に、趙白石のお裁きで彼女を自分のもとに取り戻そうとしますが、「呉聘は沈家に身売り金15両払い戻してやって、この件はそれで終わりにしなさい」と判決を下し、星移の思い通りにはなりません。


清官かつ硬骨漢の県令趙白石。

そんな星移のもとに、娘がまだ沈家で働いていると思った周老四が駆けつけ……というところで次回へ。毎回話がテンポよく進み、かつ内容が濃いです。


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