博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『花間提壺方大厨』その5

2017年09月12日 | 中華時代劇
『花間提壺方大厨』第二季第7~12話まで見ました。

方一勺は、今で言う拒食症のような症状に悩まされ、もう半年も食べ物を口に付けていないという黄老板の妻のために腕を振るうことになります。しかしこの黄老板の正体は皇太子、その妻というのはその愛妃なのでした。太子は第一季の最初で一勺に刺客を放った黒幕でもあるのですが、実は一勺の母は皇帝の寵姫雲清で、寵愛を彼女に奪われたことを苦にして太子の母である皇后が自害してしまい、太子は長年雲清とその身内を憎んでいたという過去があるのでした。一勺の父はどうやら雲清との密通を疑われた伝説の宮廷料理人のようなのですが?


そんな事情を知るよしもない彼女は、食べ物を見るだけで吐き気がするという太子妃のために、仲良くなった方瑶の手も借りつつ、見て楽しめる料理を披露して拒食症の克服に成功させます。

ひとつ解決したと思ったら、また次なる事件が…… いつもよく足を運ぶ市場の野菜売りの劉公子と仲良くなった一勺ですが、その劉公子が暮らす市場に天から火の球が降り落ちて全焼するという事件が発生。劉公子ら市場の人々は、もとは東巷府の近郊の巒村からの移住民で、彼らの故郷の巒村では三十年に一度天から火の球が降り注いで村が全焼するという怪事に見舞われていたのでした。

しかし今回は巒村ではなく東巷府に降り注ぎ、しかも人造の火球の残骸も発見されたことで、巒村の人々に怨みを持つ者の犯行ではないかと疑われますが、巒村と先祖代々の遺恨を持つ職人の跡を付けた一勺が彼の家に捉えられてしまい、棺桶に閉じ込められたうえに火を放たれますが、間一髪で沈勇が救出。この巒村の人々って、何となく少数民族ではないかと思わせる雰囲気があるんですよね。例によってそこらへんの事情はぼかされているんですが。

犯人が捕らえられ平和な日々が戻るかと思いきや、東巷府では一勺と劉公子がいい仲になっているという流言が…… その噂の出元は、いきなり闇落ちした方瑶とその侍女の京児なのでした。このまますんなり一勺の親友ポジに収まるかと思いきやそんな訳はありませんでした(´Д`;) 


更には沈勇を罠にかけて、彼が方瑶を襲おうとしたという濡れ衣を着せようとしますが、色々あって沈勇ではなく、彼の父・沈一博の義子で護衛でもある、この沈傑が入浴中の彼女の風呂場に飛び込むことになり、計画はご破算に……

そして沈家では、沈勇の提案で身内だけで一勺との結婚式をやり直そうということになりますが…… ということで何となく最終回みたいな雰囲気になってきましたが、一勺の出生の秘密という爆弾が残ってるんですよね。
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