『秀麗江山之長歌行』第46~最終50話まで見ました。
隴西の隗囂と蜀の公孫述の討伐、そして天下統一も、デモンストレーション的な戦争シーンを背景にしてほとんどナレーションで済まされ、功臣の馮異もナレ死を遂げます。このドラマ、割と史実イベントはリスペクトしている方なんですが、「隴を得て蜀を望む」の話は出てこなかったですね……
そうこうしているうちに過皇后所生の劉強、陰麗華所生の劉陽がともに成長し、過氏一党が自分たちの立場を守ろうと、色々良からぬことを企みます。まず中風に倒れて故郷南陽で療養していた劉秀の快気祝いとして行われた狩猟で、劉陽が過氏側の刺客に襲われます。ついでにCGの虎にも襲われます。猛獣のCGは昆陽大戦で打ち止めかと思いましたが (^_^;)
そして陰麗華所生の幼い劉衡が事故死。これも過氏側の陰謀であると悟った劉秀は、遂に過珊彤の廃后を決定。かわって陰麗華が皇后に冊立されます。
陰謀を突き止める過程で、陰家の女護衛・琥珀が過珊彤の兄・過康らに崖っぷちに追い詰められ、飛び降り死しています。あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!琥珀が敵の目の前で崖から飛び降りたと思ったら死んでいた。な、何を言っているのかわからねーと思うが(以下ry このドラマ、崖から落ちて死ぬ率が高くないですか!?(; ・`д・´)
しかし劉秀が過珊彤に廃后を言い渡す時に「お前の伯父が私を助けてくれたことを思って今まで我慢してきたが……」みたいなことを言ってますけど、このドラマで真定王がどう劉秀を助けたというのでしょうか。むしろ劉秀が頑張った成果に思い切りフリーライドしようとしてましたよね?劉秀と過珊彤との関係は政略結婚による悲劇……と言いたいところですが、このドラマの場合、少なくとも劉秀にとっては政略結婚の意味すらなしていないんですよね。そういう「リアリズム」を描いたのはある意味凄いと思いますが。
その後も過康は劉強を利用して劉秀の毒殺を図ったりしますが、その劉強も太子の位を劉陽に譲ることを決意し……
【総括】
ということで割と武侠チックな雰囲気を醸し出しつつ幕を開けた本作ですが、気がつけばベタな後宮物になっていました…… 今回冒頭で書いたように、この手のライト史劇には珍しく史実へのリスペクトが見られた本作ですが、それも終盤あたりで力尽きてしまったように見えるのは残念。胭脂こと許美人と、彼女の生んだ楚王英について、最終回までに何かエピソードが挿入されるのかなと期待していましたが、それもありませんでしたね。しかし最終回近くになっても武侠アクションが挿入されていたところを見ると、本当に戦争シーンをやるより予算的にも労力的にもお手軽にできるんだなと。(逆に戦争シーンがどれだけ資金と労力を食うのかという話になるわけですが)
隴西の隗囂と蜀の公孫述の討伐、そして天下統一も、デモンストレーション的な戦争シーンを背景にしてほとんどナレーションで済まされ、功臣の馮異もナレ死を遂げます。このドラマ、割と史実イベントはリスペクトしている方なんですが、「隴を得て蜀を望む」の話は出てこなかったですね……
そうこうしているうちに過皇后所生の劉強、陰麗華所生の劉陽がともに成長し、過氏一党が自分たちの立場を守ろうと、色々良からぬことを企みます。まず中風に倒れて故郷南陽で療養していた劉秀の快気祝いとして行われた狩猟で、劉陽が過氏側の刺客に襲われます。ついでにCGの虎にも襲われます。猛獣のCGは昆陽大戦で打ち止めかと思いましたが (^_^;)
そして陰麗華所生の幼い劉衡が事故死。これも過氏側の陰謀であると悟った劉秀は、遂に過珊彤の廃后を決定。かわって陰麗華が皇后に冊立されます。
陰謀を突き止める過程で、陰家の女護衛・琥珀が過珊彤の兄・過康らに崖っぷちに追い詰められ、飛び降り死しています。あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!琥珀が敵の目の前で崖から飛び降りたと思ったら死んでいた。な、何を言っているのかわからねーと思うが(以下ry このドラマ、崖から落ちて死ぬ率が高くないですか!?(; ・`д・´)
しかし劉秀が過珊彤に廃后を言い渡す時に「お前の伯父が私を助けてくれたことを思って今まで我慢してきたが……」みたいなことを言ってますけど、このドラマで真定王がどう劉秀を助けたというのでしょうか。むしろ劉秀が頑張った成果に思い切りフリーライドしようとしてましたよね?劉秀と過珊彤との関係は政略結婚による悲劇……と言いたいところですが、このドラマの場合、少なくとも劉秀にとっては政略結婚の意味すらなしていないんですよね。そういう「リアリズム」を描いたのはある意味凄いと思いますが。
その後も過康は劉強を利用して劉秀の毒殺を図ったりしますが、その劉強も太子の位を劉陽に譲ることを決意し……
【総括】
ということで割と武侠チックな雰囲気を醸し出しつつ幕を開けた本作ですが、気がつけばベタな後宮物になっていました…… 今回冒頭で書いたように、この手のライト史劇には珍しく史実へのリスペクトが見られた本作ですが、それも終盤あたりで力尽きてしまったように見えるのは残念。胭脂こと許美人と、彼女の生んだ楚王英について、最終回までに何かエピソードが挿入されるのかなと期待していましたが、それもありませんでしたね。しかし最終回近くになっても武侠アクションが挿入されていたところを見ると、本当に戦争シーンをやるより予算的にも労力的にもお手軽にできるんだなと。(逆に戦争シーンがどれだけ資金と労力を食うのかという話になるわけですが)