『秀麗江山之長歌行』第40~45話まで見ました。
彭寵の反乱の鎮圧のため、北方へと親征する劉秀ですが、同時多発的に今度は故郷南陽で董訢が反乱をおこします。劉秀が「よし、呉漢に鎮圧させよう!」と言い出したあたりで大方の視聴者は何となくその後の展開が予想できるでしょう。果たして予想に違わず現地で呉漢配下の兵が劫掠を行い、鄧奉の婚約者もその犠牲に…… 彼は「姐姐」と慕う陰麗華の説得も聞かず、劉秀への反逆を決意し、呉漢の軍を打ち破ります。反乱の鎮圧が新たな反乱を招くという構図は、今でも似たようなことがおこっているだけになかなか辛いものがありますが……
鄧奉を演じるのは秦俊傑は、『青雲志』の曾書書の俳優さんでもあります。正直セットで行動することが多い陰興と見分けが付きません (^_^;) 董訢とも結んで反乱の手を広げる鄧奉ですが、最後は劉秀自らが鎮圧に乗り出し、このドラマでは何かと因縁の小長安聚で、陰麗華と劉秀の目の前で自害。
さて、その頃洛陽の後宮では、胭脂が男児を出産。しかしこれが劉秀の種ではなく、実は過珊彤の兄の過康の種であることが発覚。胭脂の姓が許氏ということで、ひょっとしてこの赤ん坊が中国での早期の仏教信者として知られる楚王英なんでしょうか。
鄧奉の死の件もあってますますこじれてしまった劉秀と陰麗華の仲ですが、劉秀が新野の陰家に逗留することで和解を果たし、麗華は洛陽の宮廷に戻ることを承諾。で、戻ったら戻ったでまた過氏一党が麗華と鄧禹とのスキャンダルをでっち上げたりしております。当然のごとくそんな噂は劉秀に一蹴され、更に麗華の懐妊が発覚。この手の後宮物で妊娠は地獄展開の始まり……と思いきや、案外とあっさり男児劉陽(後の明帝)を出産します。ここらへんの後宮バトルは、麗華が南陽閥代表、過珊彤が河北閥代表という具合に朝廷の派閥争いが絡んでいることが作中で提示されていますが、それがあんまりうまく描写されていないんですよね……
このあたりから時間の流れが速くなり、隴西の隗囂や蜀の公孫述との絡みもすっ飛ばし気味に描かれます。はなっからやる気がないのか、あるいは本格的に合戦シーンをやる予算がもう尽きているのでしょうか。ちなみに隗囂と公孫述の二人は台詞の中でのみの登場となります。隗囂の使者として馬援が登場するのが、唯一歴史ファンへのサービスと言えるでしょうか。
そして後宮バトルもとい過珊彤の嫌がらせはまだまだ続きます。こちらは三人目を妊娠した陰麗華に対して、劉強・劉陽ら子供達に麗華が昔作った羽根を持ち出させて、宮殿の屋根から空を飛ばせようとするの図。その羽根、確か第1話の冒頭で出てきたやつじゃ…… 初回の伏線がこんなところで回収されるとは(白目)
今回は過氏一党が黒覆面の刺客集団を後宮の陰麗華と新野の陰家に送り込み、それぞれで大激闘が繰り広げられたあたりまで。武侠チックなアクションシーンは合戦シーンより予算がかからないしお手軽ということなのか、終盤になってもまだこうやってちょこちょこと挿入されますね。『武神趙子龍』もそうでしたけど、この手のドラマは合戦シーンはやる気がなくても、武侠的アクションは割とやる気満々だったりするんですよね。とかく予算が不足しがちな日本の大河の参考になるかもしれません (^_^;)
彭寵の反乱の鎮圧のため、北方へと親征する劉秀ですが、同時多発的に今度は故郷南陽で董訢が反乱をおこします。劉秀が「よし、呉漢に鎮圧させよう!」と言い出したあたりで大方の視聴者は何となくその後の展開が予想できるでしょう。果たして予想に違わず現地で呉漢配下の兵が劫掠を行い、鄧奉の婚約者もその犠牲に…… 彼は「姐姐」と慕う陰麗華の説得も聞かず、劉秀への反逆を決意し、呉漢の軍を打ち破ります。反乱の鎮圧が新たな反乱を招くという構図は、今でも似たようなことがおこっているだけになかなか辛いものがありますが……
鄧奉を演じるのは秦俊傑は、『青雲志』の曾書書の俳優さんでもあります。正直セットで行動することが多い陰興と見分けが付きません (^_^;) 董訢とも結んで反乱の手を広げる鄧奉ですが、最後は劉秀自らが鎮圧に乗り出し、このドラマでは何かと因縁の小長安聚で、陰麗華と劉秀の目の前で自害。
さて、その頃洛陽の後宮では、胭脂が男児を出産。しかしこれが劉秀の種ではなく、実は過珊彤の兄の過康の種であることが発覚。胭脂の姓が許氏ということで、ひょっとしてこの赤ん坊が中国での早期の仏教信者として知られる楚王英なんでしょうか。
鄧奉の死の件もあってますますこじれてしまった劉秀と陰麗華の仲ですが、劉秀が新野の陰家に逗留することで和解を果たし、麗華は洛陽の宮廷に戻ることを承諾。で、戻ったら戻ったでまた過氏一党が麗華と鄧禹とのスキャンダルをでっち上げたりしております。当然のごとくそんな噂は劉秀に一蹴され、更に麗華の懐妊が発覚。この手の後宮物で妊娠は地獄展開の始まり……と思いきや、案外とあっさり男児劉陽(後の明帝)を出産します。ここらへんの後宮バトルは、麗華が南陽閥代表、過珊彤が河北閥代表という具合に朝廷の派閥争いが絡んでいることが作中で提示されていますが、それがあんまりうまく描写されていないんですよね……
このあたりから時間の流れが速くなり、隴西の隗囂や蜀の公孫述との絡みもすっ飛ばし気味に描かれます。はなっからやる気がないのか、あるいは本格的に合戦シーンをやる予算がもう尽きているのでしょうか。ちなみに隗囂と公孫述の二人は台詞の中でのみの登場となります。隗囂の使者として馬援が登場するのが、唯一歴史ファンへのサービスと言えるでしょうか。
そして後宮バトルもとい過珊彤の嫌がらせはまだまだ続きます。こちらは三人目を妊娠した陰麗華に対して、劉強・劉陽ら子供達に麗華が昔作った羽根を持ち出させて、宮殿の屋根から空を飛ばせようとするの図。その羽根、確か第1話の冒頭で出てきたやつじゃ…… 初回の伏線がこんなところで回収されるとは(白目)
今回は過氏一党が黒覆面の刺客集団を後宮の陰麗華と新野の陰家に送り込み、それぞれで大激闘が繰り広げられたあたりまで。武侠チックなアクションシーンは合戦シーンより予算がかからないしお手軽ということなのか、終盤になってもまだこうやってちょこちょこと挿入されますね。『武神趙子龍』もそうでしたけど、この手のドラマは合戦シーンはやる気がなくても、武侠的アクションは割とやる気満々だったりするんですよね。とかく予算が不足しがちな日本の大河の参考になるかもしれません (^_^;)