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博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『秀麗江山之長歌行』その1

2016年12月05日 | 中国歴史ドラマ
日本語版の放映が決定したということで、『秀麗江山之長歌行』を見始めました。今回は第1~3話まで鑑賞。

時は王莽の新王朝の時代。南陽新野の豪族・陰家のお嬢様である陰麗華は、墨家の術に長じ、自らハングライダーを制作して実験を試みるお転婆娘として知られておりました。


ヒロイン陰麗華を演じるのは古装ではお馴染みルビー・リン(林心如)。同じく南陽の豪族である鄧禹と婚約しておりますが、結婚に乗り気ではありません。というのは、彼女には気になる人がいるからなのですが……


それが後の後漢の光武帝劉秀。演じているのはこれまた古装でお馴染みの袁弘。ジャクギで十三阿哥を演じた人ですね。

劉秀はかつて鄧禹と、男装した陰麗華とともに3人で太学で勉学に励んだ仲です。劉秀も彼女のことを憎からず思っておりますが、どういうわけか彼女はその頃の記憶が曖昧で(今のところ、その頃に大病にかかって記憶が一部失われたと説明されています)、彼の面影がおぼろげにしか思い出せません。陰麗華の長兄陰識も、劉秀とは鄧氏を通じて親戚同士になるのですが(彼らの母親が鄧氏出身で、また劉秀の姉妹が鄧晨の妻となっている)、劉秀のことを快く思っていない様子。

そんなある日、従姉の鄧嬋とともに外出していた陰麗華が山賊に誘拐され、そのことを知った劉秀は居ても立ってもいられず、兄の劉縯とともに救出に向かいます。この事件がきっかけで陰麗華と劉秀は再会を果たしますが……

ということで、陰麗華の誘拐犯の一人が後の雲台二十八将の一人馬武だったり、別の場面で出てくる別の山賊が呉漢だったり(南陽はちょっと山賊多すぎですね)、陰麗華とともに逃亡した・丁柔が馮異に保護されたりと、ちょこちょこと後の建国の功臣たちが顔見せをしております。しかし劉秀以下、鄧禹・呉漢・馮異と、イケメンが目立ちますね (^_^;)

劉秀と学友同士だったのに記憶がおぼろげであるとか陰麗華の設定がどうも不自然なのは、もともとは現代人が王莽の時代にタイムスリップして陰麗華となるという設定だったのが改変されたためかもしれません……

コメント (2)
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