博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『天涯明月刀』その2

2012年10月04日 | 武侠ドラマ
前回のその1に画像を加えてみました。で、今回は『天涯明月刀』第5~10話まで鑑賞。

燕南飛の陰謀により、点蒼派幇主の殺害犯に仕立て上げられてしまった傅紅雪。少林派の「少林羅漢陣」に取り囲まれたところを武林盟主の向応天によって救出されますが、六大門派の面々は傅紅雪を討伐する「鏟雪大会」の実行を求めて向応天の侠客山荘へと押しかけます。

父の義弟にあたる向応天には迷惑はかけられないと、山荘内に匿われていた傅紅雪も六大門派の面々の前に姿を現し、明月心によって点蒼派幇主殺害の件が濡れ衣であったことが明らかにされます。しかし同時に六大門派の領袖たちが謎の「梅花令主」の命を受けて父の楊常風の殺害に関与していたこと、そして楊常風が正妻のほかに元峨眉派の華白雲ら複数の女性と関係を持ち、母親の「魔教公主」花白鳳も正妻ではなく妾にすぎなかったことが明らかにされ、衝撃を受ける傅紅雪。

「鏟雪大会」が解散となった後、侠客山荘から帰還していた六大門派の面々が突如として姿を消してしまいます。実は彼らは「雲天之顛」(「天下第一刀」など武林の侠客ランキングを発表したりしてる謎の組織。)の幹部である明月心と燕南飛によって攫われたのですが、葉開や傅紅雪によって救出されたことで、今まで殺人鬼のように見なしていた傅紅雪を見直すようになります。

その後、傅紅雪は向応天に心開いてともに父の残した「滅絶十字刀」を修練しますが、実はこの向応天こそが傅紅雪を陥れた謎の覆面の正体なのでした。そして『辺城浪子』の展開通りなら、彼こそが楊常風殺害の黒幕であるはずですが…… 彼の目的は「滅絶十字刀譜」の奪取であるようで、その最終段階である第九層が不完全であると知るや覆面をして刀譜を持つ花白鳳を襲撃する一方、傅紅雪らの目の前で別人が扮装した覆面に襲撃される様子を見せつけて、謎の覆面の正体が自分ではないことをアピールしたりしておりますw この向応天を演じているのは武侠映画やドラマではお馴染みの大物俳優の姜大衛(デビッド・チャン)です。



そしてこの前後に、葉開に惚れて行動をともにするようになった南宮翎は、うっかり葉開こそが楊常風と花白鳳との間の子であるという事実を知ってしまいます。一方、傅紅雪は明月心とともに華白雲を尋ね、父親とのことや「梅花令主」が誰なのかを聞き出そうとしますが……
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