大きな犠牲者を出した御嶽山噴火、今回の噴火予知は本当に不可能であったか大きな疑問が残ります。
当然噴火は行き成り即噴火ではなく、普通は事前に小さな微震等々を得て噴火すると思いますが、、、気象庁は噴火前の異常を否定していますが、報道等々見ると明らかに小さな異常等が起きていたようです。
予知連等は明確な予兆等?が見つからない、、、判断等に迷った?のでとりあえず平常のレベル1のまま、、、登山には何ら問題等ありません、と言うことだったと思います。
吃驚したのは、御嶽山の山頂付近の地震計が昨年8月から壊れたまま、、、
昨今日本では想定外等の多くの諸災害が発生しています、過去のデータも重要ですが、過去のデータばかりに頼ることは危険すぎるし、判断を謝らないためにも、今後はどんな些細な事象でも注意深く観察する必要性は極めて高いと思います。判断を迷う時は当然最悪を想定すべきでしょう。レベル2が発令されていたら被害の程度がかなり変わっていた可能性があります。
多くの犠牲者が出たあとで、あれこれ言ったところで遅いでしょうが、これは8月の広島の豪雨災害にも言えると思います。
産経新聞(10月1日)
長野県が御嶽山の山頂近くに設置していた地震計が昨年8月に老朽化のため壊れ、地震を観測できていなかったことが30日、長野県への取材で分かった。機器の調達や予算の関係で、10月中旬ごろに更新する予定だったという。
気象庁によると、御嶽山では同庁や長野、岐阜両県などが計12カ所に地震計を設置。データは同庁に提供され、長野県のものは火口に最も近い。気象庁の担当者は「正常なら山麓などの観測点で捉えられない微少な地震が分かった可能性はあるが、噴火は規模が小さく、事前に警戒レベルを上げられたかどうかは分からない」と話している。
長野県によると、土砂災害対策として平成9~12年度、3カ所に地震計を設置。風雨や雷の影響で壊れやすく、修理して使ってきたが、昨年6~8月、山頂を含む2カ所の機器が壊れた。県の担当者は「雨量計や監視カメラもあるので問題ないと考えていた」と説明している。
地震予知等に対する責任も、諸外国等は極めて大きく、イタリアの例を見ると、、、
2009年1月から4月にかけてイタリア アブルッツォ州 ラクイラ県のラクイラ付近で発生した群発地震、およびその終盤の4月6日3時32分に発生したマグニチュード6.3の地震、309人以上の死亡が確認されており、6万人以上が家を失って避難しました。
このイタリア中部地震で、「大地震の兆候がないと判断し被害拡大につながった!」として、「過失致死傷罪」に問われた同国防災庁付属委員会メンバーの学者ら7人の判決公判が、最大被災地ラクイラの地裁で開かれ、同地裁は全員に求刑の禁錮4年を上回る禁錮6年の厳しい実刑判決を言い渡しました。
地震予知の失敗で刑事責任が争われる世界的にも異例と言われましたが、同地震ではあまりにも大きな犠牲が出てしまい、309人が死亡、6万人以上が被災等々を考慮しての刑事責任だったと言われております。
防災庁幹部だったベルナルド・デベルナルディニス被告(64)は閉廷後、記者団に「私は自分の務めを果たしただけで間違いは犯していない」とあらためて無実を主張しましたが、結果は厳しい判決が言い渡されました。
大学教授や地震学の専門家らで構成される同委員会は、数カ月にわたり群発地震が続いていたイタリア中部の状況について、2009年3月31日にラクイラで開いた会議で「大地震に結び付く可能性は低い」と報告、これが報道され、安心して避難しなかった多くの住民が6日後の4月6日に起きた中部地震で死傷したとして、7人が2011年5月に起訴されました。公判で、検察側は「委員会の報告がなければ犠牲者は用心深く行動したはずだ」と主張しました。
遺族会のビットリーニ会長は「ラクイラでは大きな過ちが犯された。これからは各自が自分の行動に責任を負うことを学ばなければならない」と、学者らを批判しました。
これを日本の御嶽山噴火と比較すると、、、
犠牲になられた方々の冥福をお祈りします。
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