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尖閣問題等とオスプレイ

2020-06-24 14:33:57 | オスプレイ等

以下文は、昨今のやられっぱなしの尖閣、竹島等問題に対する素人の思いを記しています。雑日記とします。

 

尖閣問題と孫子の兵法

孫氏の兵法・第1章 始計の篇

*善く守る者は九地の下に蔵れ、善く攻むる者は九天の上に動く

(戦が上手い者は、守りのときには兵力を隠蔽、敵につけこむ隙を与えないし、攻めの時はスピード感をもって攻め、敵に守りの余裕を与えない。)

孫氏の兵法・第4章 軍形の篇

*勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝ちを求む。

(前もって勝利する態勢を整えてから戦う者が勝利する、戦いを始めてからあわてて勝利を得ようとする者は敗北に追いやられる。)

日本は憲法上の制約等から、平時から即戦時体制に移行することは他国と違い、時間を要すると思います。憲法にも防衛義務が記されていませんので、始計の篇のようにすんなりと他、隣国等のように行かないと思います。

 

私達は平和、秩序は常に存在するものと思ってきましたが世界の現実を見た場合、平和、秩序は弛(たゆ)まない外交、防衛力整備等努力により得られるものであることが分かります。

今後、大きな問題となるであろう尖閣問題の現実は、特に憲法上制約があり厳しく薄情なものですが、外交努力意外にも日本に出来ることもあるはずだと思います。

日本には多くの島嶼(海岸線の長さが100m以上の島が6852存在していますが、特に島嶼を日本領土として守るには大変な防衛努力、特に私達の強い意思等が必要だと思います。

尖閣の場合、距離的にも日本本土から1000km以上離れており、島嶼防衛には迅速なスピード等対応が必要だと言われています。日本の主権が侵された場合、これらに迅速に隊員を運ぶ対応可能航空機はオスプレイ以外無いと思います。

日本は米国以外で初めてのオスプレイ運用国で、日米の信頼関係等があるからこそ売却等したでしょう。今後、日本は高い飛行、整備力等で運用すると予想され事故率は更に低くなると思います。現在の事故率も過酷な運用が要求される軍事運用部分を除けば、民間旅客機と何ら変わらないと思います。

 

オスプレイの歴史は、開発契約が米政府とメーカーとの間で調印されたのは今からちょうど20年以上前で、ボーイング社のフィラデルフィア工場でオスプレイの機体が製造され、隣接するフィラデルフィア国際空港からC-5、C-17大型輸送機に数機ずつ搭載され、テキサス州のアマリロのベル社の工場へ送り出されています。製造はベル社とボーイング社で、作業は半々の分担のようです。ベル社は翼、ローター、ナセル、トランスミッション等を製造

エンジンは、ロールスロイス・アリソン社のインディアナ工場で作られています。他の組み立て部品類も全てアマリロ工場へ集まります。最終組立と完成飛行試験もベル社が行っているようです。

製造機数は海兵隊向けのMV-22が360機以上、空軍向けCV-22が50機以上、海軍向けHV-22が48機以上で、合計458機以上程度が予定されています。自衛隊のオスプレイ17機もここで製造されています。

このオスプレイに対し、日本の多くのマスコミ、評論家等が酷評するような機体ではなく、過酷な軍事任務に就ける信頼される航空機であるからこそ軍は採用すると思います。日本が導入したオスプレイは、今後、島嶼等防衛任務、大災害時等々で活躍すると思います。

 

特に問題とされる、過去の沖縄でのオスプレイ事故は米軍の軍事任務の錬度要求は厳しく、難しいパイロットの夜間空中給油訓練時間の最低時間が決められており、この夜間訓練間に給油ホースの一部がプロペラに当たり事故を起こしたもので、何も機体に問題があったわけではありません。事故機の若いパイロットは判断、決断は凄いと思います。米国内等のように、ところ構わず搭乗員優先で不時着脱出することなく、何よりも普天間基地周辺の地上の日本人に犠牲を出さないような判断をし辺野古沖の海兵隊キャンプ・シュワーブを目指し、基地目前の所で不時着、脱出しています。これは自衛隊のパイロットと同じ、地上の民間人の犠牲を避けると言う考えを持っていることを意味すると思います。

 

日本のオスプレイは暫定的に5年間千葉県・木更津市に配備、運用するようですが、この千葉・木更津配備した時点で大きな国益等を失っていると思います。何故なら単純に考えた場合、尖閣、島嶼等対応部隊は長崎県佐世保市にあり、あまりにも遠隔地にあると思います。

昨今の中国の目に余る尖閣での行動等々は外交努力だけでは難しいと思います。数年前から佐賀空港にオスプレイが配備開始されていたら戦術的位置等から、中国側の対応はかなり違っていた可能性があると思います。

日本には憲法に防衛義務が記されていませんし、オスプレイ配備も千葉県と言う遠隔地、中国は堂々と今後も尖閣で目に余る諸活動等を行うでしょうが、日本は憲法上の制約で対応が難しいと思います。これらの事実に対しても、メディア等に反オスプレイ等策報道に大きく影響された多くの国民は、他人事のように思っているかも知れませんが、主権侵害等極めて大きな国益、強いては身近な漁業への直接影響を受けていると思います。

佐賀空港にオスプレイ配備等が佐賀県にお願いされていますが日本の安全保障、国益、国民益等々を考え、速やかに受け入れてほしいものです。私益のためには、声高々に多くの最もな主張をしますが日本の安全保障、国益、国民益を考えた場合、これまでのうように反対ばかりでいいのでしょうか・・・尖閣問題を無視していいものでしょうか・・・ネットで調べた限りでは、問題になっていると言われる公害防止協定、地方管理・3種・佐賀空港は自衛隊とは共用しない旨の協定等が漁協等々とあるようですが、協定の全文を見れば自衛隊と共用する場合は事前協議と記されており、協議すれば、全く問題ないでしょう。マスコミは全文を載せず、自衛隊との共用はしない箇所のみを記載しているようです。オスプレイに関するメディア報道は反対者ばかりの意見が極めて多く、メディア等の偏向報道に多くの佐賀県民は迷っているでしょう。

 

日本列島は世界最大の地震地帯で、巨大地震発生は時間の問題とも言われています。もう待った無しで起きるとも言われる南海トラフ地震等、未曾有の大災害は何時全国、何処で発生するか分かりません。

3・11等でもヘリ等は被害極限のため、迅速な対応を行っていますが如何に迅速な移動、輸送が大切であったかを公開資料等で知ることが出来ます。更なる迅速な対応を可能とするのは空中給油可能、高速な航空機はオスプレイ以外無いように思います。

佐賀空港の地理的位置は、先の熊本地震(震度7)の際でも安定した地盤(震度5強)を示しています。防災、備蓄、訓練等拠点として佐賀空港が本格的に整備された場合、本格的な自衛隊、消防、警察、国交省等の航空隊等の一元的運用ができる可能性があると思います。

オスプレイは高速であり、空中給油等を行えば沖縄から北海道まで日本列島をカバーするでしょう。防災の観点からも計り知れない活躍が期待出来ると思います。佐賀空港は過去の地震発生状況を調べた場合、極めて被害が少なく安定していることが分かります。このような場所を日本で見つけることは難しいと思います。防災航空等拠点として資、器材等を最大集中集積しても自然災害のリスクは極めて少ないと思います。

防災拠点の航空基地が佐賀空港に出来ることは、迅速性を生かし多くの人達の人命を救えますし、私達に計り知れない安心感、期待、希望を与え、防災拠点として大きな使命、誇りを持つことが出来ると言っても過言ではないと思います。一部のオスプレイ配備反対を叫ぶ人達は特殊なイデオロギー、利己主義者でしょうか・・・自分さえよければ他はどうでもいい、恵まれた平和、秩序ある社会であるからこのような考えが出てくるでしょう。

この恵まれた平和、秩序ある社会は、国の安全保障策等の努力により確保されていると思います。私達はもっと、佐賀空港オスプレイ配備問題に関心を持つべきで、オスプレイ問題は佐賀県だけの問題ではなく安全保障、防災上でも私達一人々の身近な問題でもあると思います。

私達は平和・秩序の確保、国益、国民益を得るために孫氏の兵法に徹するべきですが、特に尖閣問題を考えた場合、自身に相応の力があってのみ孫氏の兵法は結果を出すことが出来ると思います。尖閣、竹島等問題にとって相応の力の一助となる佐賀空港への早急なオスプレイ配備は切り離せないように思う昨今です。

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