想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

自民党に過半数を与えて良いのか?

2012-12-14 16:43:46 | 社会・経済

世論調査の新聞報道によると、自民党が過半数を制する勢いだと云う。

小選挙区制の場合、前回民主党が圧勝したように、一方的になる可能性がある。

民主党のマニフェストに賛同したわけでもないのに、自民党がダメだったというだけで、あのような結果になった。

今度は、民主党がダメだったからと、振り子が元へ振られようとしている。

果たして、それで良いのだろうか。

自民党が長年政権を維持して、あの程度だったものを、民主党が政権を取ってすぐに、何もかもうまくいくと期待する方がおかしいのだろう。

民主党の政権獲得に小沢の貢献が大きかったことは事実だが、やはり両刃の刃であったようだ。

128日は太平洋戦争の開戦記念日であったが、だんだん忘れられようとしている。

全体的に右傾化が進み、良識のあるハト派が少なくなっているのが気がかりだ。

今度の選挙は、景気回復、財政再建、消費増税、社会保障、原発、TPP等、重要な課題が多く、党も個人も入り交えているので、選択が難しいが、戦争の悲惨さを知らない無責任な人間に白紙委任することは避けねばならない。


早すぎる勘三郎の死。祈冥福。

2012-12-10 11:18:13 | アート・文化

 

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中村勘三郎が急逝した。あまりにも若すぎる残念な死である。

 

私は熱心な歌舞伎ファンではないが、勘三郎と坂東玉三郎の活動には興味をそそられ、機会があれば見守ってきた。

 

今年の浅草の「平成中村座」の公演は、見過ごし、次の機会に是非訪れたいと思っていたところだ。

 

森光子や新藤兼人の場合は、年齢を考えると天寿を全うしたといえるが、勘三郎の場合は、円熟の57歳で、後20年、少なくとも、あと10年は、活躍してほしかった。

 

追悼番組がいろいろと組まれているが、改めて、惜しい人を失ったと云う感を強くする。

 

12月になると、喪中の葉書が来るが、最近は90歳以上というのは珍しくない。

 

先日、ジャズ・ピアニストのデイヴ・ブルーベック、経済学者の篠原三代平の訃報の記事が掲載されていた。

 

篠原三代平氏は、大学時代、「景気循環論」で売れっ子の経済学者で、近代経済学を学ぶ学生の多くは、彼の著書を読んだであろう。

 

現在の経済状況をどのように思っておられたであろうか。

 

自分が、このような年齢なったのだから、当たり前かもしれないが、訃報を見るたび、一つの時代が過ぎ去った気がする。

 
 

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想定外でない高速道トンネル事故

2012-12-09 10:57:55 | 社会・経済

 

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中央高速道の笹子トンネルで天井の崩落事故が発生した。

 

良くこの程度の死傷者数で済んだものだ。

 

それにしても、長年にわたり、点検もしていないとはあきれたものだ。

 

垂直にボルトを打ち込み、接着剤で止めているとは知らなかったが、それなら、尚更、定期点検が必要だろう。

 

高速道路会社を民営化し改善されたと云うが、形だけで、東電と体質が似ているような気がする。

 

社長は老朽化が原因と思われると云っていたが、老朽化で済ます問題ではない。

 

これは、明らかに人災であり、想定外ではない。

 

一昨日、又、東北で大きな地震があった。

 

高度成長期に作った建造物は老朽化しており、大きな地震が来るとたちまち事故につながる恐れがある。

 

すべてをスクラップ・アンド・ビルトすることはほとんど不可能なので、新しい技術を取り入れた維持補修が肝要になる。

 

現役時代に、会社の設備投資管理の職務をしたことがあるが、維持投資の割合をどうするかに悩まされた。

 

新規投資や拡大投資には陽が当たり易く、社内で評価されるが、維持補修は地味な仕事で見過ごされやすい。

 

道路も新規建設ばかりに目が向けられた結果がこうである。

 

自民党の進めた政策のひずみがいろいろな所に出ているといえる。

 


プロムス2012・ラストナイト・コンサート

2012-12-03 14:17:53 | 音楽

 

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早や12月。最近は、月日が経つのがとても速い気がする。

 

今年は12月に入ったばかりなのにとても寒い。秋が短く、あまり散策もせずに、冬になってしまった。

 

寒くなるとどうしても出かけるのが億劫になる。

 

2012.9.8.のプロムス2012・ラストナイト・コンサートが放映されていた。

 

ヨーロッパでは、ウイーンその他で夏の夜のコンサートが各地で開催され賑わっている。

 

テレビで、いつも羨ましく思いながら見ているが、残念ながら、日本にはこの種のコンサートはない。

 

今回は、チェコ人のイルジー・ビエロフラーヴェクの最後の指揮となったが、ゲストのテノール、ジョセフ・カレヤが素晴らしい声を聴かせてくれた。

 

ラスト・ナイト恒例の、エルガーの行進曲「威風堂々第1番」、英国国歌の合唱では、国旗が揺れ大いに盛り上がっていたが、日本では考えられない。

 

もし日本で、皆が揃って歌える歌となればなんだろうと考えると、「ふるさと」だろうか。

 

押しつけでなく、自然発生的に皆で歌える「第二の国歌」が欲しいものだ。