想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

想定外でない高速道トンネル事故

2012-12-09 10:57:55 | 社会・経済

 

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中央高速道の笹子トンネルで天井の崩落事故が発生した。

 

良くこの程度の死傷者数で済んだものだ。

 

それにしても、長年にわたり、点検もしていないとはあきれたものだ。

 

垂直にボルトを打ち込み、接着剤で止めているとは知らなかったが、それなら、尚更、定期点検が必要だろう。

 

高速道路会社を民営化し改善されたと云うが、形だけで、東電と体質が似ているような気がする。

 

社長は老朽化が原因と思われると云っていたが、老朽化で済ます問題ではない。

 

これは、明らかに人災であり、想定外ではない。

 

一昨日、又、東北で大きな地震があった。

 

高度成長期に作った建造物は老朽化しており、大きな地震が来るとたちまち事故につながる恐れがある。

 

すべてをスクラップ・アンド・ビルトすることはほとんど不可能なので、新しい技術を取り入れた維持補修が肝要になる。

 

現役時代に、会社の設備投資管理の職務をしたことがあるが、維持投資の割合をどうするかに悩まされた。

 

新規投資や拡大投資には陽が当たり易く、社内で評価されるが、維持補修は地味な仕事で見過ごされやすい。

 

道路も新規建設ばかりに目が向けられた結果がこうである。

 

自民党の進めた政策のひずみがいろいろな所に出ているといえる。