残念、あっぱれ 高尾

ＮＨＫ杯囲碁トーナメントで、初めて決勝に進んだ高尾が半目差で敗れ、準決勝に終わった。
２２回出場で初めての決勝進出であるが、許十段、井山棋聖、余と現在最も打てている棋士を撃破しての決勝進出だけに高尾に勝たせてやりたいと応援した。
ＮＨＫ杯に優勝の名がないのは、山下と高尾で、できれば、準決勝戦で山下と高尾の対局を見たかったが・・・
一方の一力は、ＮＨＫ杯はめっぽう強く、比較的楽な相手に恵まれ、順調に決勝に駒を進め、２連覇を目指した。
最近の碁は、ＡＩが薦める手を打つ確率が高い棋士が勝つケースが多く、若手の勝率が高い。
その中で、山下はユニークな布石を打ちながら成績も残しており、応援しているが、高尾が四天王健在を見せてくれた。
四天王が頑張れば、囲碁界は益々面白くなる。
棋聖戦の７番勝負は、第７局にもつれ込んだ。
井山対一力、さてどうなるか。こちらも楽しみだ。

坊主憎くけりゃ袈裟まで憎い

最近のロシア憎しの言動は度が過ぎており、危険だ。
米国での黒人差別の暴挙はこのような状況下で起ったのだ。
とうとう、文化、芸術まで敵視する言動が出てきた。
ロシアのすべてが悪で、欧米はすべてが善などあり得ない。
死の商人は、全世界で虎視眈々と狙っている。
太平洋戦時下、日本ではジャズを敵国の音楽として聴くことができなくなった。
チャイコフスキーの音楽まで悪にするつもりか。
もっと冷静になろう。
ＴＶの出演者の多くは憎悪を煽る発言が多いが、実態を経験せずに特定の情報で憎悪を扇動する発言に終始すべきではない。