折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

バラの一番花が咲き始めて ~ 立夏 ~

2013年05月06日 21時55分10秒 | 立夏

◇ テレビのチャンネルを回すと(テレビに回すようなチャンネルは、今はどこにもないのですが…)、懐かしい「夏は来ぬ」の一節が流れていました。 

                         ♪ 橘の薫るのきばの 窓近く蛍飛びかい おこたり諌むる 夏は来ぬ ♪

  橘の花ってどんな花だったか、ミカンの親戚らしいから、きっとあんな白い花なんだろうなと勝手に想像していますが、ミカンの花咲き新茶のおいしい季節となりました。

  昨日が二十四節気の立夏、暦の上ではもう「夏は来ぬ」、当地では最高気温24.6度で、吹き渡る風にも春を通過していくような、この時季らしさを感じる一日でした。

  立夏と言えば、うちの庭ではバラの花が咲き始めるまさに「節気」で、これまで色づいていたのに足踏み状態だった蕾が、そこかしこで目に見えて緩み始めました。

 

□ エグランタイン (Eglantyne S 1994 D.Austin England)

狭い庭でも南側の中心を占めている株です。

一番花は、この時季には珍しく食害が全くありません。

 

                                  2013年5月5日

□ せっかくの一番花、昨日からの変遷を追ってみました。

 

□ 5月6日の朝、午前6時過ぎです。

 

□ 5月6日午前8時40分頃、日が射して来ました。 

 

□ 5月6日正午過ぎ、上の画像から3時間余り経過しています。

明日には、ふわふわな(!?)咲き姿に変化しているはずです。

 

□ 同じように、昨日から追いかけてみたバラです(5月5日)。

 

                                     5月6日8時40分頃

□ チャイコフスキー (Tchaikovski S 2000 Meilland France)

 

□ 5月6日15時過ぎ、今日はここまで、明日の開花でしょう。

 

□ こちらはちょっと食害に遭っていますが、挿し木苗3年目です。

 

□ アンブリッジ・ローズ (Ambridge Rose S 1990 D.Austin England)

 

□ 親株はわかりにくいですがまだ蕾です(左上)。

 

□ カルディナル・ドゥ・リシュリュー

(Cardinal de Richelieu G before 1840 J.Laffay France)

こちらも挿し木苗で2年目、初開花です。

猫はリシュリュー枢機卿ではなくて、名はクロッチ(♂ 5歳)です。

 

□ 親株の方は、2、3日後の開花となるでしょう。

 

□ 一昨日開花の始まったブルボン系オールド・ローズ、この花の「らしさ」が表れています。

 

□ ゼフィリーヌ・ドルーアン (Zéphirine Drouhin B 1868 Bizot France)

 

                                        5月5日

□ ハゴロモジャスミンのそばでは、待ちかねた一番花。

 

                                                     5月5日

□ 夕日が逆光になってしまいましたが、いい感じの一番花です。

 

                                                     5月6日

□ ウィリアム・シェイクスピア2000

(William Shakespeare 2000 S 2000 D.Austin England)

 

□ ハゴロモジャスミンのそばで、コーネリア(HMsk)の開花が少しずつ増えています。

 

□ 朝日の射し始めた頃(5月6日午前6時20分)、雪化粧のようにも見えました。

 

□ 最も高いところで、コーネリアが咲いています。

 

□ 5月6日正午頃、コーネリアのしべがチャーミングです。

 

□ ヒメウツギの花、こちらは少しずつ散り始めました。

 

□ 白く清楚な小花、癒しの花の代表だと思います。

 

□ 早咲き大輪系のクレマチス「ダッチェス・オブ・エジンバラ」

(Clematis 'Duchess of Edinburgh')

この花も風薫る季節にお似合いです。

 

□ 玄関内に、いつの間にか…。

 


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4 コメント

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こんばんは~! (Haru)
2013-05-08 22:48:45
折節さんのお庭では素敵なバラが咲いてきましたね~♪
エグランタイン、なんて可愛い素敵なバラなんでしょう!
この咲き始めて進むバラの開花の写真、なかなか撮れませんよね~~
このバラの可愛さを十分に味わいました~
さらにチャイコフスキーの魅力的な色合い!
そしてそしてアンブリッジローズも咲きだしたんですね~^
今日はさらに咲き進んであの姿が・・・って想像しています~♪

ウチの庭でも朝晩の冷え込みにちょっと足踏みしたバラもこれからどんどん咲いてきそうです~♪
シェイクスピアは今日が咲き始め、コーネリアも咲いてきましたよ~^
もうバラの進み方にはついていけません・・・
忙しいうれしい時期になりましたね~♪

最後の奥様のアレンジ、素敵ですね~
センスが光ってお洒落ですね♪
良い香りがいっぱいでしょうね~♪
返信する
傷みのない花でしたから (折節)
2013-05-08 23:44:39
Haruさん、こんばんは。

連休中はバラの開花が遅れていて、とてもじれったい気分でしたが、ようやく開花が始まりました。
いつもは朝6時過ぎにぐずぐずして起床するのですが、ここ数日ガバッと起きてはデジカメ片手に庭の見回りです。
そんな中で見つけたエグランタインの透き通るようなピンクの花びらでした。
これは「追っかけ」てみようと、全然傷みのない花を時間を置いて撮影してみたものです。
日当たりのよいところの株ですから、いったん開花したら次々に花が続いています。
明日の朝辺りは、いろんな段階の開花が楽しめるかなと期待しています。

チャイコフスキーは時季によって様々な花の色が楽しめるのですが、これまで見たことのないような彩りの一番花。
このバラは、常に庭で目を惹く存在だと思います。
アンブリッジ・ローズもびっくりするような大輪が咲きました。
まだまだ樹高50cmに満たない挿し木苗なので、もう切り花にして玄関を飾ってくれています。

このブログにアップしたバラのその後の姿も最新版に載せてますから、よろしかったらご覧下さいね。

ウィリアム・シェイクスピア2000が咲き始めたのですね。
この花が咲くと本格的なバラの季節だなあといつも思います。

返信する
クロッチちゃん 可愛いですね。 (亜麻)
2013-05-09 15:09:33
折節さん こんにちは。

ハゴロモジャスミン、見事に咲き揃ってきましたね。
ウイリアムシェイクスピア2000の美麗なお花とのコラボ、素敵です♪
コーネリアの花数が増えてくるのが、これまた楽しみですね。
実は、先日ジャクリーヌ・デュ・プレの調子が思わしくないので、拳骨剪定してみたとお話しましたが、あれはエスカペードという薔薇でした。
両方とも鉢植えで、どちらも弱っていたので、冬に葉が落ちてから取り違えておりました。
最近エスカペードと思っていた株についた蕾は紛れも無いジャクリーヌ・デュ・プレのものでした。
また、開花したらUPしたいと思いますので、見ていただけると嬉しいです。

バカラちゃんのお名前は、格調高く素敵だと思いましたが、クロッチちゃんのお名前は可愛いらしいですね^^
毛並がビロードのようで美しいですね。

折節さんがお庭でお花を育て、奥様がお部屋に飾られるなんて羨ましいです。
上品で優しい素敵なアレンジですね。
返信する
気のやさしい猫です。 (折節)
2013-05-09 23:21:50
亜麻さん、こんばんは。

今日はおそらく夏日となったのではないでしょうか。
久しぶりにとても暑く感じる一日、バラの花も一気に咲き上がったと思います。
ハゴロモジャスミンが、これでほぼ満開となりました。
最初に咲いた部分はしおれてきましたが、全体的に真っ白になりましたよ。
ウィリアム・シェイクスピア2000の深い赤紫色とのコラボがよくお似合いだと思っています。
バラの方がもう少し早く咲いてほしかったのですが、今年はやや遅れ気味みたいです。
ハゴロモジャスミンの花の時季がとても短いので、なかなか思い通りにはなりませんよね。
それでもこの花の復活を素直に喜んでいるところでした。

ジャクリーヌ・デュ・プレ、本当によかったですね。
しべの愛らしい半八重の花がとてもなつかしい感じがします。
結局枯らしてしまったのがとても残念でなりません。
少し話がそれますが、ジャクリーヌ・デュ・プレの命日が私の誕生日と重なってましてね。
だから、その名を冠したバラを見つけたときは小躍りして迎えたのでした。
もちろん、半八重のバラがお気に入りでしたので、どうしても庭に咲いてほしいと思ったものですからね。
亜麻さんの花のブログ更新を楽しみに待つことにしましょう。

クロッチはパカラより一つ年下になります。
とても心根のやさしい性格で、孫が赤ん坊のときに泣いてたりしたら、必ずいつの間にかじっと寄り添ってました。
外から帰ってきたら、必ず私に挨拶に来るんですよ。

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