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女性の活躍というが

2017年07月31日 06時06分13秒 | 時事

 先週の7月27日、防衛大臣の稲田朋美と民進党代表の蓮舫が辞任した。この二人が同日付けで辞任すること自体は偶然かもしれないが、現在の日本で最も影響力のある女性政治家のツートップであった、という点では共通している。そして、稲田も蓮舫も、女性の地位向上を図っていこうとする世の流れに沿って、大臣や党代表に担ぎ出されたという点でも一致していると思われる。
 特に稲田については、安倍首相個人の思いが強く出た人事のようで、今に至るまで辞めさせなかったのは異様としか言えない。「初の女性首相候補」などと言われたらしいが、冗談ではない。こんなのを首相にすれば、民主党時代と同じで政府が機能不全に陥り、日本がまた世界に恥をさらすことは目に見えている。ある評者によれば、稲田などは「自治会の役員も務まらない」のだそうだ。私もそう思う。
 今は政府及び自治体に女性の社会進出、活躍を促進しようとする動きが顕著だ。これからの日本は人手不足になることが必至であり、女性にどんどん社会で働いていただく必要があるわけなので、これはいいことだと思う。だからなのか、女性の管理職比率(日本は先進国の中で圧倒的に低い)を何としてでも高めようとする動きも目立つ。例えば日本で女性首相が誕生すれば、その比率を大いに高めていく効果が見込まれる。稲田が防衛大臣になれたのも、そういう狙いがあってのことだと思われる。
 しかし物事には限度がある。女性だからというだけで上に担ぎ上げると、能力のない者が指導的立場に立つことになり、稲田や蓮舫のような例を生んでしまうこともある。男性であれ女性であれ、能力のある者が平等に評価される社会こそが、正当な社会といえる。日本はまだそこまでに至っていないということか。

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1 Comments

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Unknown (odakyu01)
2017-08-12 13:24:02
同感です。今のところ、今年爪痕を残したと言える女性と言えばブルゾンちえみ、自民の豊田ぐらいでしょう。
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