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産経新聞を止めて岐阜新聞を購読

2019年07月16日 06時23分03秒 | 時事

 我が家は現在の家に引っ越して来て以来、10年近くに渡って産経新聞を購読してきた。私の住む地域では大多数の世帯が中日新聞を購読しているにもかかわらず、産経新聞を読み続けた理由は、この10年前の記事にあるとおりである。
 ところが、今月から岐阜新聞に乗り換えた。なぜかといえば、理由は三つある。
 第1に、産経新聞では県内や地域の記事がほとんど掲載されていないため、私の職業上、ローカルな情報を手に入れないと都合が悪い、ということがある。産経は国際ニュースには明るいが、地域版コーナーというものを持っていない。その点、岐阜新聞なら、少なくとも岐阜県内の情報であれば最も詳しく知ることができる。
 第2に、岐阜県で配布される産経新聞では、情報が遅すぎるのである。産経新聞を印刷、発行している地点は大阪と東京だけなので、それ以外の地域ではほぼ1日遅れの版を手に入れるしかない、というのが現状だ。そのため、私が新聞で知ることのできるニュースは、常にほぼ1日遅れとなってしまう。これが10年も続くと、さすがに気になってきた。
 第3に、産経新聞に独特の、親米保守の論調には飽きてきた、ということがある。私もナショナリスティックな人間なので、そういう点が当初は気に入っていたのだが、あまりにもそれが一本調子であり、記事の書き方にも色眼鏡が濃すぎると感じられるため、最近はあえて読みたいとは思わなくなった。記事の記述には、あまり思想を交えるべきではないと思われる。
 その点、岐阜新聞であれば、全国ニュースや国際ニュースは共同通信の記事を載せているだけである。記事の記述は、共同通信のように淡々と事実を述べるのみに留めておくのがよい。発生した事象ををどのように考えるか、は基本的に読者の判断に委ねるべきだ。
 以上が、岐阜新聞を選んだ理由である。ローカルな情報を得るだけなら中日新聞でもいいのだが、中日新聞の記事から滲み出る左翼的な臭いがどうしても気に食わないため、対象から外した。